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2019年5月31日

「転職nendo(ねんど)」編集長らが語るオウンドメディア運用術と平成世代の組織論|ミエルカ勉強会レポート

当社代表取締役Founder・古澤暢央が、webメディアから注目のゲストをお招きして対談する「ミエルカ勉強会」を開催しました。今回は、転職メディア転職nendoを運営する株式会社Jizaiの佐々木貴史氏と角谷優太氏をお招きし、記事企画の出し方やオウンドメディアの運営方針、平成世代が考える組織論などを伺いました。また、お二人は転職に関する情報をオウンドメディアで発信するだけでなく、SNS上でも積極的に発信しており、SNSの運用についても詳しくお話を伺いました。

佐々木貴史氏プロフィール

「ブラック企業でゴリゴリ働きたい」と新卒で人材系ベンチャーに入社、その後、海の家や海外転職事業の立ち上げを経験。チーム全員が活躍できる “やさしいギルド組織” を目指し、2019年に株式会社Jizaiを設立、代表取締役を務める。「転職nendo(ねんど)」 の編集長。同社では、 オウンドメディアの運用のほかwebコンサルなどを行っている。

角谷優太氏プロフィール

学生時代は哲学・心理学を学ぶ傍ら、SNSマーケ、YouTube、ガジェットブログの運営や世界史ブログの運営を行う。「社会に適合性がない」と自覚し、大学を卒業後はフリーランスでWebマーケティングに従事。一時的にお手伝いしていたITベンチャーで佐々木氏と出会う。Jizaiではマーケティング・コーディングなどを担当。

「転職nendo(ねんど)」立ち上げの経緯

古澤が「『転職nendo』の人に会いたい」と社内で話していたところ、弊社社員が知り合いだったことから今回の勉強会が実現しました。そんな経緯を紹介しつつ、勉強会が始まりました。

古澤「早速ですが、『転職nendo』を立ち上げた経緯やいきさつについて教えてください」

佐々木氏「元々僕らは同じところで働いていました。『何か一緒にできないかな』と考えて、始めたことがきっかけです。転職領域にした理由は、僕のこれまでの経験が活かせるからです。海外転職事業をやったことがあり、法人営業からキャリアアドバイザーまで全て行っていました。2018年3月にドメイン取ってサイトを始めました」

UXライティングは、文字だけにならないように意識しつつアウトラインを作る

古澤「事前にヒアリングさせてもらって、お二人の活動の特徴をあげるとしたらこの4つなんじゃないかと思いました。それぞれ伺っていきたいと思います。まずUXライティングについてですが、どんなことを心がけていますか?」

角谷氏「文字で画面が埋まらないようにすることを一番心がけています。図解を使ったり会話パーツを使ったり、ボックスパーツを使ったりして、文字だけにならないように気を配っています。会話調にすればユーザー側の意見を組み入れることができるので、対話調にすることで、リズムが生まれるので長くてもストレスなく下まで読んでくれるんじゃないかと考えています」

古澤「WEBサイト側から『俺が今からお前に教えてやる』とやるよりも、疑似的なキャラクターが登場してきて、ユーザー側の意見を入れることで共感を呼ぶんでしょうね。池上彰的な要素があるのでしょう。記事の構成はどのように考えるのですか?」

角谷氏「ユーザーの心理状況や悩み、どんな状況で検索するかなどを想像しながら考えて、流れだけを先に作ります。その段階では、会話やパーツはそこまでは意識しないで、ニーズに刺さるような記事全体の流れを考えます。」

古澤「角谷さんって転職活動の経験したことないわけですよね?想像ってどうやってするのですか?」

角谷氏「検索結果は上から順にニーズに近しいものじゃないですか。それだけで解決できないことは知恵袋使ったりして、自分で相手の立場に立てばプラスアルファの想像をしています。一人でそれをやるのではなくて、チームの人とフィードバックもらったりあげたりしながらやっていくというような形でやっています」

古澤「想像力があるのでしょうね。できない人はできないものですから。自分の中で他人とやり取りしたり、こんなことで困っていると想像したりするのが得意なんでしょうね。アウトライン作った後はどうされるのですか?」

角谷氏「それぞれの情報の概要を簡単にまとめておきます。見出しごとに伝えることやその理由、データなども書いて、最終的なアウトラインを作ります」

古澤「コンバージョンはその時に意識するのですか?」

角谷氏「売り上げを意識するのではなくて、適切なタイミングでユーザーが自分の課題が解決しそうだなというところにコンバージョンのポイントを置いています」

古澤「仮説を立てて記事を書き、その記事がどうなったかまで調べていくのですか?」

佐々木氏「優先度を高くして追ってはいないですね」

角谷氏「正直、ユーザーのニーズさえくみ取れていれば、(順位は)上がると思っていて、ガンガン作っています」

古澤「お二人の想像が消費者のニーズに近いんでしょう。そんな感じがしますね。キャラクターのアイコンとかバナーは誰が構成して考えているのですか」

佐々木氏「各メンバーに任せていますね。コンテンツ書く人は5人くらいいるので、それぞれやってもらっています」

古澤「なるほど、バナー係がいるとかではなくて、1人がそのページを自分でデザインして考えていくという形ですね。主にスマホで見ることを意識している?」

佐々木氏「絶対スマホですね」

古澤「ちなみに1記事書くのに1人何日くらいの期間をかけられている?」

角谷氏「構成とか含めると3日くらいですね」

古澤「中核になっているメンバーはどの位いらっしゃるのですか?」

佐々木氏「私と角谷がいて、あとは全員フラットという形ですね」

古澤「在宅であったり、インターンであったり様々な形でいて、そういう人たちがページを作っていき、佐々木さんと角谷さんがフィードバックしていくという形になる?」

佐々木氏「おっしゃる通りですね」

ユーザーニーズは読者を想像し、押しつけにならないよう気を配る

古澤「ユーザーのニーズを考える時は、どんなことに気をつけていますか?」

角谷氏「押しつけにならないように気をつけています。その人がどういう仕事や生活を送っていて、このページにたどり着くかを考えるようにはしていますね」

古澤「これは古いタイプの私たちみたいなおじさんには考えもつかないですね。アクセスしてくれる人を“慮る(おもんぱかる)”ということですね」

古澤「自分なりに他のサイトと比較したのですが、まさにその通りだなと思いました。図解・会話調がすごい頭の中に入ってくるし、ユーザーの中で『これどうなの』といった反論を先回りして出てきますよね。あと、判断基準がちゃんと作っているというのが面白かったですね。よくアフィリエイトサイトにありがちなのが、どうしてそれがおすすめなのかが分からない状態で、おすすめされるみたいなのがよくありますよね。『私たちはこういうポリシーで、だからおすすめします』というのがあると安心して読めますね。こうしたことは誰が考えるのですか?」

角谷氏「結構感覚ですね。コミュニケーションと一緒で、感覚で生まれてきたのでしょうね、幸運にも笑」

SNSで個人として活動することで、SEOにつなげる

古澤「佐々木さんのSNSを見ていると、『転職nendo(ねんど)』にはあんまり関係ないことをつぶやいていますよね。どういう意味・意図があるのか教えてください」

佐々木氏「最近趣味でやってしまっているのですが、個人感を出すことが重要だと考えています」

古澤「いいねとかリツイートが何気ない話に結構ついていますよね。たぶんそれだけファンというか読者がいるということだと思うのですが、それとSEOはどう紐づいているのですか?」

佐々木氏「『転職nendo(ねんど)』からは外れてしまいますが、『このサイトはどういう人が運営しているのだろう』というのはユーザーからしたら、重要なんじゃないかと考えています。あと企業アカウントの運営者や中の人ってころころ変わったりするじゃないですか。そういうことはやりたくないので」

古澤「会社のSNSを当番制でやると、主観が無くなってしまいますよね。人の意見やおすすめなど面白い話を聞きたいのに、そこが死んでしまう。そこを佐々木さんと角谷さんは、『運営者は私たちで、私たちはこう考えています』というのを発信していますね。『転職nendo(ねんど)』に繋がっている感じとかはありますか?」

角谷氏「WEB上に載せないと運営者の情報って拾えないじゃないですか。 運営会社とかをフッターに載せて住所とか色々書いている人多いで すが、あれって嘘つこうと思えばつけますし、そこまで( Googleは)重視してないのではないかと思っています。 Googleが拾える情報を考えたときに、 コーポレートサイトとか代表とか、 ただ代表の名前も嘘をつけちゃうから、 その人が各SNSで実際に活動しているのかを見ているではないか という仮説を僕は持っています」

古澤「去年、時間をかけてアフィリエイトサイトを分析したところ、会社として公式サイト持っているか、運営実態がある会社かなどで、明確な相関関係を見つけました。そこに今のお話は繋がりますね。運営者が活動しているかどうかをGoogleは拾っていて、それを評価しているというのは僕も考えています。ただ、それをできない人が結構多いですよね。古くからやっている我々同窓世代のアフィリエイターさんはできない。サソーシャル慣れしていないから、『Twitterで何言ったらいいか分からない』みたいな状態が散見されますね」

 

平成世代が考える組織「GUILD(ギルド)」のような関係性

古澤「最後に佐々木さんたちの組織がこれからの鍵になる気がしていて、深堀をしたいと思います。いくつかの媒体に、『どういう組織を作りたいか』という話を書かれていて、その中で『GUILD(ギルド)』という言葉が登場していました。これはどういう意味になるのですか?」

佐々木氏「『GUILD(ギルド)』とは、それぞれ独立した個人がチームになって案件ごとに仕事をするということです。中世ヨーロッパの職能ギルドみたいなものですね」

古澤「現代風に分かりやすく言うとどんなことをしたかったのですか?」

佐々木氏「好きな時に好きなだけ好きな人と働けるということです」

古澤「俺も参加したい笑 そう思うきっかけはなんだったのですか?」

佐々木氏「海の家や海外転職事業など、人と働く機会が多かったことがきっかけだと思います。人と一緒に働くことって当たり前のことではなく、ありがたいことだなと肌で感じたことが大きかったですね。それぞれ色々な背景の人がいて、そんな環境の中で人とできることって尊いし楽しいなと思ったのが一番大きかったです。それをちゃんとビジネスの世界でも、結果を出していけばやっていけると思っています」

古澤「それを聞くと我々おじさん世代は『そんな甘いものじゃねぇぞ』と心理的に反発してしまうんですよ笑 それに対してはどんな反論をされる?」

佐々木氏「『甘いこと言っているんじゃねぇ』と言われたこともありますし、実際おっしゃる通りだなとも思っています。ただ、行動が伴っていれば問題はないかなと思っていて、結果を出すのが前提でそういうことを言わせていただいています」

古澤「30歳の時に自宅で会社を立ち上げて、最初の頃は全く同じことを思っていました。好きなことをやりたい人とだけ働きたいなと思っていたんですが、昭和の脳みそだから間違った方向に来て今に至ってしまいました笑。昭和世代の強迫観念からか組織というものを作ってしまいましたが、皆さんならきっとできそうですよね」

佐々木氏「まだ結果出しきれていないですが、そこに向けて頑張りたいですね」

古澤「ギルドを作りたい理由として、①好きな人と好きなだけ好きなことを追求したい②一緒に働く人を一番大事にできる③優秀な人と一緒に働きたいから④ちょっと野望があるからと書かれていました。野望とはどんなことですか?」

佐々木氏「抽象的な話になってしまいますが、メンバー幸せになってほしいです。居場所になれるようなチームを作りたいなというのが、ちょっとした野望ですね」

古澤「物理的な場所ではなく?」

佐々木氏「物理的な場所ではなく、繋がりですね」

古澤「角谷さんもTwitterで『佐々木さんが作る居心地のいいチームが好きだ」とおっしゃっていて、いいなあと思いました。羨ましいですよね」

佐々木氏「ネットでいちゃいちゃしていてすみません笑」

 

どの領域でも結果を出せるチームにすることが今後の目標

古澤「最後に、僕も経営者なので、一経営者として佐々木さんにいくつか質問をさせていただきます。社長として不安になることはありませんか?」

佐々木氏「めっちゃあります」

古澤「角谷さんとても優秀じゃないですか。他のメンバーの方も優秀だと思うのですが、兼業・副業全部OKで好きな時だけ働いてというスタンスでやっていると、別の人や事業に恋をしてしまうこともありますよね?何かでモチベーション・エネルギーを失った時もありうるかと思うのですが、こういう時どう処理されるんですか?」

佐々木氏「そこに対しての不安は大きくはないのですが、もしそうなってしまったら僕の責任ですね。一番不安なのは、結果が出なくなったらどうしようというところですね」

古澤「そうなったらどうするんですか?」

佐々木氏「できることは全部やるというのは大前提ですが、結果が出なかったときを考えて、僕の所じゃなくても活躍できるような力をつけてもらうことを提供することが一番だと考えています。もし結果が出なくなったら、まず皆さんに謝って、その上で一緒にやっていくかを考えていくか、それとも別の関係で働くかを選択してもらおうかなと考えています」

古澤「謙虚におっしゃっていますけど、責任を一手に引き受ける覚悟があるのでしょう。何とかみんな必要な分は食べていけるようにすると思考がありますね。『GUILD(ギルド)』という形で、佐々木さん含めたメンバーが自己実現に向かっていたら本当にすごいですね。今後はどんな展望を持っているのか教えていただいてもよろしいですか?」

佐々木氏「組織面とサービス面の両方あります。組織論としては、僕の下でやってくださっているメンバーが全員自立できること、どこにでも働けるような人材になってもらうことです。あとは、今たまたまメディアの領域ですけど、どこの領域でも結果が出せるようなチームになっていきたいですね」

古澤「例えばどんなことですか?」

佐々木氏「今はWEBサービス全般で考えていますね。最悪、海の家をやろうかなと」

古澤「いいね~笑 そこに戻るのがいいね~笑」

佐々木氏「あと居場所づくりの話を先ほどさせていただきましたが、機会・チャンスがないだけで出し切れていない方って多くいると思っていて、マインドがしっかりしている方に対して、『僕の下でやってみる?』みたいなことを言えるようになっていたいと思っています。サービス面に関しては『転職nendo(ねんど)』でユーザーのことだけ考えてコツコツやっていくという感じです」

角谷氏「そもそも僕は人のことを好きにならないタイプだったのですが、佐々木さんはなんか好きです笑 佐々木さんは僕のコントロールをよく心得ていて、かつ佐々木さんが作るチームの雰囲気も好きです。他のメンバーの方々も温度感が高くて、部活とか高校の文化祭みたいな、皆で同じ目標に向かっているという状態を作るのが佐々木さんは得意っぽいので、佐々木さんと一緒に何かを作っていきたいですね」

古澤「今日は面白い話をたくさん聞けました。非常にエネルギーを貰いましたし、僕の中の経営のヒントを貰いました。面白いチームを作るヒントにさせてもらいます。今回はこれで終わりとさせていただきます」

 

編集後記:メディアの運営方針と組織論について

今回の勉強会では、①オウンドメディアの運用・方針②組織論の2つについて話が及びました。
オウンドメディアの運営に関して、記事を書く際の方針や狙い、そしてメディア運用とSNSの連携など非常に重要な話を伺うことができました。オウンドメディアの担当者様にぜひ参考にしてほしいお話でした。
組織論については、「好きな時に好きなだけ好きな人と働ける」ことを原点に、佐々木氏と角谷氏は「GUILD(ギルド)」という組織を作ろうとしていることが分かりました。新たな組織の考え方のカギになるかもしれません。
その中で個人的に印象に残ったのが、「人と働くことは当たり前のことではなく尊いものだ」という佐々木氏の言葉です。
佐々木氏とは同年代ですが、そんなことを考えたこともありませんでした。「人と働くことは当たり前ではなく、ありがたいことだ」という観点を忘れず、働いていきたいと思いました。

 

おわり

 

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著者プロフィール

写真 志賀友樹(しが ゆうき)
平成4年生まれ。大学卒業後、全国紙記者を経て、Faber Companyへ入社。4月よりメディア部に配属され、転職メディアの立ち上げに日々奮闘している。最近のマイブームは甘酒。キャリアの海編集長
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