【徹底比較】請求書受領サービスおすすめ13選!受取から電子化まで効率化

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請求書の受領業務の煩雑さは、請求書受領サービスの導入で劇的に改善します。

取引先によって異なる形式の請求書を1枚1枚確認する作業はミスが起こりやすく、時間も手間もかかります。

また、インボイス制度導入にともない、請求書の保存方法にも法的な規定が定められ、請求書の受領業務はこれまで以上に手間のかかる業務になっています。

そこで本記事では、請求書受領作業のミスを回避と効率化を一挙に実現できる、おすすめのサービスを13個厳選しました。

数あるサービスの選び方や特徴に加え、数あるサービスを比べられるように比較表も掲載しています。

請求書受領サービス選びの参考になれば幸いです。

目次

請求書受領サービスとは請求書の電子化システムのこと

請求書受領サービスは、その名のとおり請求書受領を効率化できるサービスです。

請求書の受領から代行してくれるサービスや、自社で受領したあとにサービスへ送付するタイプがあります。クラウドを活用し、電子システム上で簡単に導入できるものが多いです。

請求書の受領は、単に書類を受領して終わりではありません。記載要件を満たしているかや、記載事項に漏れや誤りがないかの確認が必要です。

また記入漏れや誤りがあった場合は取引先に連絡し、内容の修正を依頼しなければなりません。インボイス制度の開始にともない、受領した請求書には電子化データとして適切に保管する義務も生じました。

多忙ゆえに請求書の記載ミスを見過ごしたり保管方法を誤ったりすれば、税控除を受けられないだけでなく、罰則を受ける可能性もあります。

法的なリスクを回避する意味でも、請求書受領サービスの導入は効果的です。

【選び方】請求書受領サービスは3タイプから選べる

請求書受領サービスは、作業範囲ごとに大きく3つのタイプに分かれます。請求書受領サービスを選択する際は、まず自社にはどのタイプが向いているかを整理しましょう。

▼請求書受領サービスの3タイプ

1.受取から電子化まで代行してくれるタイプ
2.自社スキャンした請求書を電子化するタイプ
3.取引先に直接入力してもらうタイプ

3つのタイプの違いを理解しておくことで、自社に合ったサービスの絞り込みがしやすくなります。

1.受取から電子化まで代行してくれるタイプ

とにかく手間を減らしたい企業向けの請求書受領サービスは、受取から電子化まで代行してくれるタイプです。請求書の受取からデータ化まで代行するため、3つのタイプのなかでもっとも手間がかかりません。

ただし機能性が高い分、費用が高くなりやすい弱点があります。

自社のニーズと予算を考慮しながら選ぶと良いでしょう。

2.自社スキャンした請求書を電子化するタイプ

なるべく費用を抑えたい企業向けにおすすめの請求書受領サービスは、自社スキャンした請求書を電子化するタイプです。

送付された請求書を自社でスキャン・PDF化し、システムにアップロードすることでデータ化します。電子データとして請求書を一括管理・保管できるので紙の資料を探す手間がなく、紛失のリスクも回避できるメリットがあります。

スキャンなどの手間がかかる弱点はあるものの、多少の手間がかかってもコストを抑えたい場合にはおすすめな請求書受領サービスです。

3.取引先に直接入力してもらうタイプ

取引先に直接入力してもらうタイプの請求書受領サービスは、取引先が少ない、もしくはすでに関係性ができている取引先が多い企業向けです。

取引先にも同じ受領サービスを使ってもらい、請求内容をシステム上で直接入力してもらいます。自社でデータ化する手間を大幅に省けるのがメリットです。

しかし、取引先に負担がかかる可能性があります。導入前にあらかじめ取引先に打診し、意向を確認しながら慎重に検討しましょう。

請求書受領サービスの導入メリット5つ

請求書受領サービスの導入には、次の5つのメリットが期待できます。

請求書受領サービスの導入メリット5つ

1. 請求書受領にかかる作業工数が削減できる
2. ヒューマンエラーを低減できる
3. 受取請求書の処理フローが可視化できる
4. 他システムとの連携で経理業務全体が効率化できる
5. 電子帳簿保存法など法改正への対応がしやすくなる

自社が期待するメリットはどれなのかなど、優先順位を付けておくとサービス選定の基準になるでしょう。

1.請求書受領にかかる作業工数が削減できる

請求書受領サービスを導入すると、請求書の確認や入力作業などが自動化でき、作業工数が減ります。

また、請求書のデータを電子化して保管できるので、紙媒体の保管による管理の手間がかかりません。

過去の請求書を検索したい場合は、クラウドで検索すればスムーズにデータを照会できます。手間を削減できるのは請求書受領サービスを導入する醍醐味です。

2.ヒューマンエラーを低減できる

中小企業など、請求書業務を手作業で行なっている企業が請求書受領サービスを導入すると、ヒューマンエラーの減少によるメリットを享受できるでしょう。

人が携わる作業では、どれほど注意を払っていても、完璧にミスをなくすのはほぼ不可能です。

そのためミスが許されない現場では機械を導入し、ヒューマンエラーが発生しやすい単純作業は機械に任せ、判断が必要な業務には人間が取り組むといった分業体制が推奨されています。この流れは行政にも広がっており、国土交通省をはじめとする各省庁での取り組みも開始されました。

請求書の受領を担当する経理部門では、多くの数字や書類を扱わなければなりません。請求書受領業務のなかでも、業務は機械に任せられるものは任せることが正確かつ効率的な業務遂行の要でしょう。

3.受取請求書の処理フローが可視化できる

請求書受領サービスを導入すると、受け取った請求書を誰がどう処理しているかがシステム内で一目瞭然になり、社内の連携に役立ちます。

また請求書受領サービスを導入すれば、個別の担当者や作業者への依存が低減されるでしょう。人事異動や離職・退職にともなう担当者の変更の影響を受けないのもメリットです。

4.他システムとの連携で経理業務全体が効率化できる

会計ソフトなどと連携できる請求書受領サービスを使えば、請求書記載内容の転記の手間が軽減され、経理業務全体を効率化できます。一元化されたデータを集計して、経営戦略の構築に役立てることもできるでしょう。

5.電子帳簿保存法など法改正への対応がしやすくなる

請求書受領サービスのなかには、インボイス制度や電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿の保存方法等の特例に関する法律(電帳法)などの法改正に自動で対応できるものがあります。

法令を遵守してペナルティを回避しながら効率的な経理業務を遂行できるため、忙しい中小企業の心強いサポーターとして請求書受領サービスを取り入れると良いでしょう。

請求書受領サービスの導入デメリット4つ

メリットだらけに見える請求書受領サービスですが、デメリットも存在します。

請求書受領サービスの導入デメリット4つ

1. コストがかかる
2. 受領代行の場合は処理に時間がかかる
3. 業務フローの見直しが必要になる
4. サービスが終了する可能性がある

「こんなはずじゃなかった」という状態にならないよう、これらのデメリットを事前に頭に入れておきましょう。

1.コストがかかる

当然ですが、請求書受領サービスを導入するにはコストがかかります。

一部無料のサービスもありますが、無料の場合機能が限定されます。自社が期待する機能と予算の兼ね合いを考慮しながら、慎重に検討しましょう。無料でデモ体験できるサービスを利用して、使い勝手を試してから選択する方法もあります。

2.受領代行の場合は処理に時間がかかる

請求書受領サービスには、請求書の受領代行を依頼できるものもあります。請求書の受領からデータの取込みまで依頼できるので請求書受領に関する大半の業務の自動化が可能です。

しかし請求書の受領代行を依頼すると、受領の確認やデータの反映に時間がかかることがあります。とはいえ、社内ですべての対応をするには手間がかかるので、悩ましいところでしょう。

3.業務フローの見直しが必要になる

請求書受領サービスを導入する場合、従来の業務フローを見直し、従業員への周知や研修が必要になります。新しいシステムに順応するまで、混乱が生じる可能性もあるでしょう。

しかし事務作業のIT化、デジタル化は、もはや時代の潮流です。また今後一層の労働力不足が叫ばれる日本において、業務効率化は急務ともいえます。

今後ますますDX化が進むことを考えると、今のうちに古いルールを一新する選択肢を持っておくのも良いでしょう。

4.サービスが終了する可能性がある

請求書受領サービスのような外部のシステムを利用する場合に避けられないリスクが、サービス終了です。万が一にも利用していた請求書受領サービスが終了した場合、確立したフローを見直したり、別のサービスを検討する必要が発生します。

請求書受領サービスの導入を検討する際は、提供元企業の経営状態やサービスのシェア率などをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

【必見】請求書受領サービス比較時の5つの着眼点

請求書受領サービスと一言でいっても、価格帯や提供しているサービス内容はさまざまです。具体的なサービスを比較し始める前に、請求書受領サービスを選ぶ際に特に着目したい点について紹介します。

請求書受領サービス比較時の着眼点5つ

1. 価格
2. データ化の精度・項目
3. セキュリティ対策
4. サポート体制
5. 請求書受領以外の機能

1.価格

請求書受領サービスは価格帯に幅があります。機能が多いほど価格が高くなる傾向です。しかしいくら多機能でも、機能を十分に使い切れず持て余していてはコストパフォーマンスが良いとはいえません。自社の予算の範囲と比較し、必要十分な機能を搭載しているかよく考えて選びましょう。

また、発生する費用に対して求める価値が得られるかも検討の余地があります。

2.データ化の精度・項目

請求書受領サービスはそれぞれ異なるシステムを採用しており、データ化の精度や項目が異なります。

たとえば、A社の請求書受領サービスは、データの読み取りの正確さに優れており、B社の請求書受領サービスは正確さでは劣るものの、幅広い項目の読み取りに強い、といった具合です。

自社が取り扱う請求書において必須のデータはどの程度まであるか、事前に洗い出しておきましょう。

3.セキュリティ対策

請求書受領サービスを導入する際は、情報流出を防ぐため、セキュリティ体制の充実度をチェックしましょう。

ただセキュリティシステムの具体的な銘柄は分かりにくく、システムの優劣を把握しにくいこともあるでしょう。そういった場合は、有名企業が導入しているかどうかも一つの指針になります。

4.サポート体制

請求書受領サービスを導入する場合、サポートが必要か、また自社が必要なサポートが受けられるかを確認しましょう。

特に初めて請求書受領サービスを導入する場合は、不意の誤操作で想定外のトラブルにつながる可能性も考えられます。十分なフォロー体制がある請求書受領サービスを選べば、万が一の際にも業務への支障を最小限に留められます。

またサポート体制が、電話やメール、チャットなど、どういった方法で提供されるかも確認してください。

5.請求書受領以外の機能

請求書受領サービスを選ぶ際は、請求書受領以外の機能に過不足がないかチェックしましょう。求める機能の不足と同時に、不必要な機能がないか確認することも重要です。

請求書受領サービスは、機能が増えるほど価格が高くなる傾向にあります。不要な機能に対して余分なコストがかかることのないよう、自社に必要な機能を洗い出して確実に判断しましょう。

また会計システムをはじめとしたその他の経理業務システムと連携できるかも、確認したい項目です。外部システムとの連携ができれば、業務効率化がより一層捗ります。

【比較表】請求書受領サービスおすすめ13選!

本項で紹介する13の請求書受領サービスを、比較表にまとめています。ご自身のニーズに合致する請求書受領サービス探しに、ご活用ください。

スクロールできます
サービス名提供企業主な機能特徴費用目安サポート体制インボイス・電子帳簿保護法対応
invox受取請求書株式会社invox・請求書の受取
・請求書のデータ化
・入力支払
・計上業務ほか
・請求書の受取から入力・支払・計上業務を自動化
・インボイス制度と電子帳簿保存法に対応
無料トライアル有り
初期費用0円+月額基本料金1,078円+データ処理料金・データ化時間ほか
3ヶ月間伴走する導入サポートパック
既存システムとの連携サポート独自カスタマイズ可能
有り
マネーフォワードクラウドインボイス株式会社マネーフォワード・各種の請求書
・受領請求書
・フォーマット発行
・インボイス登録番号の自動照合
・請求書の受領から支払いまでの業務プロセスをデジタル化
・確定申告書の作成ほか
・既存の業務フローシステムに合わせて、部分的にサービスを導入可能
・確定申告にも対応
990円~/月(個人プランで年払いの場合)
1ヶ月無料体験有り
公式サイトより問い合わせ可能有り
バクラク請求書受取株式会社LayerX・請求書自動読み取り
・請求書の一元管理
・会計ソフトと連携ほか
請求書の受領から保管までワンストップで自動化2週間トライアル有り
個別に見積り
オンラインで30分程度の個別相談可能問い合わせサポート有り
TOKIUMインボイス株式会社TOKIUM・請求書受領代行
・自動でデータ化
・支払申請・承認
・仕訳のオンライン化
・会計ソフトとの連携全銀データ出力ほか
クラウド請求書受領サービス請求書を受取からペーパーレス化初期費用+基本料金10,000円~+請求書の件数による従量課金経理業務を理解した専門のスタッフによる、導入~運用までのサポート有り
楽楽精算株式会社ラクス・請求書
・受領請求書の電子化
・支払依頼申請自動仕訳
・データの会計ソフトへの取込みほか
複数の請求書の一括アップロードに対応指定メールアドレスに送付された請求書を自動で電子化初期費用110,000円+月額費用33,000円~
(個別の料金は要問合せ)
経理業務を理解した専任スタッフが、電話やメール、Webミーティングで伴走有り
リコー受領請求書サービス(旧:RICOHCloudOCRfor請求書)株式会社リコー・請求書の受領処理
・保存業務ほか
・請求書の受領、処理、保存業務をトータルに支援
・リコー独自のAI-OCR技術により即時にデータ化
初期料金5,500円+3,300円/月(30通まで・最小料金)
+超過分・オプション料金~(ライトプランの場合)
無料トライアル有り
(請求書100枚、または申し込み月の翌月末までのいずれかの条件が先に到達するまで利用可能)
有り
スマートOCR請求書株式会社インフォディオ・請求書受領
・基幹システムとのデータ連携
・マスターデータとの連携
・モバイルデバイスからの読み取り
請求書に関する機能に特化非定型帳票の変換・データ読込みに対応料金詳細は要問合せ0円トライアル(5日間・帳票100枚まで)
有料トライアル(5日間・33,000円・200枚まで)
クラウドトライアル(1ヶ月間・107,800円・すべての機能+300枚までOCR変換)
奉行Edge支払管理電子化クラウド株式会社オービックビジネスコンサルタント・請求書受領
・デジタルインボイスの受信
・タイムスタンプ機能適格請求書の記載
・要件チェック
・社内承認
・差戻ほか
・請求書の受領から支払までの業務をデジタル化
・受領した請求書にはタイムスタンプを付与して自動保存
・デジタルインボイスPeppolの受信に標準対応
月額利用料 14,300円~+年間利用料 171,600円~
(年間受領請求書枚数600枚・管理者ユーザー各1ライセンス)
Webオンライン、電話、リモートサポート、FAXでの個別相談
導入サポート動画
コミュニティサイト
有り
freee支出管理受取請求書キャビネット(旧sweeep)freee株式会社・請求書のオンライン受領
・郵送の請求書のアウトソース
・freee会計への仕訳の自動入力
・請求書の口座情報の自動で読み取りほか
書類をアップロードもしくはメール受信するだけで、受取請求書の処理や、あらゆる書類の電子保存を自動化有り
BConnectionデジタルトレードNTTコミュニケーションズ株式会社・請求書一括作成
・請求情報ダウンロード仕訳
・情報管理商奉行®クラウド連携ほか
デジタルトレードアプリ請求書受領にかかる基本機能は無料で利用可能無料(一分機能は有償)問い合わせフォームより対応有り
BtoBプラットフォーム請求書株式会社インフォマート・請求書の受領と発行会計システムへの自動データ取込み
・承認リレーのシステム化
・公共料金のWeb請求明細書を自動取込み
請求書の受取・発行のいずれにも対応紙で受け取った請求書を電子保存し、電子請求書として一元管理が可能初期費用110,000円~+月額料金(保守・サポート費含む)
25,300円~+オプション料金等(受取・発行ともに取引先は無料で利用可能)
導入時の設定から登録までサポート導入後は有人チャット・メールからのお問い合わせ
操作講習会
会員専用FAQ有り
有り
BillOneSansan株式会社・請求書の受取り帳票の保管
・受領通知
・リマインド
・各種会計システムとの連携
・請求書代理受領帳票のスキャン代行
受領したすべての請求書の一元管理に対応取引先への連絡テンプレートや一括連絡システム有り要問合せ初期費用+年額費用年額
無料プラン有り(1ヶ月当たりの請求書受領件数が100件まで)
有り
freee業務委託管理(旧pasture)freee株式会社・契約発注請求管理
・支払明細書発行
・タレントマネジメントほか
・クラウド型のサービスフリーランスとの契約
・発注・請求・支払を一元管理
35,200円〜/月無料体験可能(要問合せ)導入から活用までサポート有り

※:要問合せ

請求書の受領から代行できるサービス4選

請求書の受領から記載事項のチェックまで代行するサービスを4つ紹介します。

  1. invox受取請求書|株式会社invox
  2. マネーフォワードクラウドインボイス|株式会社マネーフォワード
  3. バクラク請求書受取|株式会社LayerX
  4. TOKIUMインボイス|株式会社TOKIUM

1. invox受取請求書|株式会社invox

(出典:invox受取請求書

invox受取請求書はあらゆる形式の請求書を高精度でデータ化し、さらに受取請求書の支払・計上に必要な経理の入力作業を自動化できるクラウド型請求書受領サービスです。AIとオペレーターによるハイブリッドOCRにより、紙、PDF、デジタルインボイスといった形式の異なる請求書のデータを正確に取り込めます。

また多様な会計ソフトとデータ連携が可能です。経理業務の大幅な効率化が期待できるでしょう。

どんな形式の請求書が届いても正確にデータ化し、一連の請求書の受領業務を効率化したいなら、invox受取請求書がおすすめです。

主な機能・請求書の受取
・請求書のデータ化
・入力
・支払
・計上業務ほか
費用目安無料トライアル有り
初期費用0円

月額基本料金1,078円
+データ処理料金・データ化時間ほか
サポート体制・3ヶ月間伴走する導入サポートパック
・既存システムとの連携サポート
・独自カスタマイズ可能
インボイス・電子帳簿保護法対応有り

2. マネーフォワードクラウドインボイス|株式会社マネーフォワード

(出典:マネーフォワードクラウドインボイス

マネーフォワードクラウドインボイスは、請求書データの受領と管理に特化したシンプルなシステムです。簡単な操作で、電子帳簿保存法に準拠しているかをシステム上でチェックしてから保存できます。

また承認機能があるので、社内の承認手続きをシステム上で完了させることも可能です。

電子帳簿保存法やインボイス制度、ペーパーレス化への対応機能だけを導入したいときは、シンプルな機能性のマネーフォワードクラウドインボイスはかなり有力な候補でしょう。

主な機能・各種の請求書受領・請求書フォーマット発行
・インボイス登録番号の自動照合
・請求書の受領から支払いまでの業務プロセスをデジタル化
・確定申告書の作成ほか
費用目安990円~/月(個人プランで年払いの場合)
1ヶ月無料体験有り
サポート体制公式サイトより問い合わせ可能
インボイス・電子帳簿保護法対応有り

3. バクラク請求書受取|株式会社LayerX

(出典:バクラク請求書受取

バクラク請求書受取は、直感的な動作で簡単に操作できるよう設計された、請求書受領サービスです。完了している処理は一目で分かるので、対応漏れや重複対応の予防につながります。

バクラク請求書受取は、freee会計やマネーフォワードクラウド会計をはじめとする会計ソフトとの連携が可能です。またAIが自動で仕訳候補を提示するので、経理業務の迅速化・効率化が期待できます。

シンプルなUIで感覚的に使える請求書受領サービスをお探しなら、バクラク請求書受取はおすすめです。

主な機能・請求書自動読み取り
・請求書の一元管理
・会計ソフトと連携ほか
費用目安2週間トライアル有り
個別に見積り(要問合せ)
サポート体制オンラインで30分程度の個別相談可能問い合わせサポート
インボイス・電子帳簿保護法対応有り

4. TOKIUMインボイス|株式会社TOKIUM

(出典:TOKIUMインボイス

TOKIUMインボイスは、会社に届く請求書を届かなくできるクラウド請求書受領サービスです。請求書の形式を問わず受領し、データで管理します。

取引先への送付先変更の依頼もTOKIUMが代行してくれるため、取引先への個別連絡の手間がかかりません。

36種類以上の会計ソフト(2024年5月現在)との連携が可能で、仕分けデータを会計システムに連携できます。さまざまな自社開発の会計システムとの連携や、全銀データの出力も可能です。

TOKIUMインボイスは、請求書の受領業務自体を会社からなくしたい方におすすめです。

主な機能・請求書受領代行
・自動でデータ化
・支払申請・承認・仕訳のオンライン化
・会計ソフトとの連携
・全銀データ出力ほか
費用目安初期費用

基本料金10,000円~(消費税については要問合せ)

請求書の件数による従量課金
サポート体制経理業務を理解した専門のスタッフによる、導入~運用までのサポート
インボイス・電子帳簿保護法対応有り

受領した請求書を電子化できるサービス5選

受領した請求書を手軽に電子化できるので、電子帳簿保存法に準拠した形式で請求書保存がスムーズなサービス5選を紹介します。

  1. 楽楽精算|株式会社ラクス
  2. リコー受領請求書サービス(旧:RICOHCloudOCRfor請求書)|株式会社リコー
  3. スマートOCR請求書|株式会社インフォディオ
  4. 奉行Edge支払管理電子化クラウド|株式会社オービックビジネスコンサルタント
  5. freee支出管理受取請求書キャビネット(旧sweeep)|freee株式会社

1. 楽楽精算|株式会社ラクス

(出典:楽楽精算

楽楽精算は請求書受領のほか交通費、出張旅費、交際費精算などの経費清算業務をまとめて効率化できるシステムです。

このような各種精算処理の効率化に強みを持っているため、社内での経費精算に課題を抱えている企業におすすめです。

申請時に選択する項目に勘定科目を紐づけて自動で仕訳する機能もあります。これによって精算完了と同時に仕訳も完了します。

請求書受領だけでなく社内の経費精算業務も効率化したいなら、楽楽精算を選ぶとよいでしょう。

主な機能・請求書受領
・請求書の電子化
・支払依頼申請
・自動仕訳
・データの会計ソフトへの取込み
費用目安初期費用110,000円

月額費用33,000円~(個別の料金は要問合せ)
サポート体制経理業務を理解した専任スタッフが、電話やメール、Webミーティングで伴走
インボイス・電子帳簿保護法対応有り

2. リコー受領請求書サービス(旧:RICOHCloudOCRfor請求書)|株式会社リコー

(出典:リコー受領請求書サービス(旧:RICOHCloudOCRfor請求書)

リコー受領請求書サービス(旧:RICOHCloudOCRfor請求書)は、事務機器、光学機器などの製造メーカーであるリコージャパンのサービスです。

リコー独自のAI-OCR技術により、受領した請求書を即時にデータ化します。活字の請求書はもちろんのこと、手書き請求書の読み取りにも対応しています。

紙の請求書の取り扱いや紛失のリスクが無くなるので、コンプライアンスの確保につながるでしょう。

リコー製品との連携により、さらにシステム導入効果を発揮するため、リコー製の複合機を利用している企業であれば積極的に検討したいサービスです。

主な機能・請求書の受領
・処理
・保存業務
費用目安初期料金5,500円

3,300円/月(30通まで・最小料金)
+超過分・オプション料金~(ライトプランの場合)
無料トライアル有り(請求書100枚、または申し込み月の翌月末までのいずれかの条件が先に到達するまで利用可能)
サポート体制
インボイス・電子帳簿保護法対応有り
※:要問合せ

3. スマートOCR請求書|株式会社インフォディオ

(出典:スマートOCR請求書

スマートOCR請求書は、搭載されたAIによるディープランニングにより、使うほど精度の向上が期待できる請求書受領システムです。手書きの文字や斜め文字など、レイアウトがバラバラな非定型帳票も、高い精度で読み取れます。

デスクトップアプリとスマホアプリの両方があるため、パソコンだけでなくスマホからのアクセス、利用も可能です。

スマートOCR請求書は手書きや紙の請求書などを受領する機会がある事業所に、おすすめです。

主な機能・請求書受領
・基幹システムとのデータ連携
・マスターデータとの連携
・モバイルデバイスからの読み取り
費用目安料金詳細は要問合せ
0円トライアル(5日間・帳票100枚まで)
有料トライアル(5日間・33,000円・200枚まで)
クラウドトライアル(1ヶ月間・07,800円・すべての機能+300枚までOCR変換)
サポート体制
インボイス・電子帳簿保護法対応
※:要問合せ

4. 奉行Edge支払管理電子化クラウド|株式会社オービックビジネスコンサルタント

(出典:奉行Edge支払管理電子化クラウド

奉行Edge支払管理電子化クラウドは、紙や電子のほか、デジタルインボイスの受信にも標準対応した請求書受領サービスです。

あらゆる形式の請求書に対応できるため、取引先毎に別の請求書受領システムを利用する手間もコストもかかりません。

アップロードした請求書をAI-OCRが読み取り、自動でデータ化するため、入力作業が不要です。

提出された請求書と申請内容はデータで保管するため、テレワークを取り入れている企業にもおすすめです。

主な機能・請求書受領
・デジタルインボイスの受信
・タイムスタンプ機能
・適格請求書の記載要件チェック
・社内承認・差戻
費用目安月額利用料 14,300円~

年間利用料 171,600円~
(年間受領請求書枚数600枚・管理者ユーザー各1ライセンス)
サポート体制・Webオンライン、電話、リモートサポート、FAXでの個別相談
・導入サポート動画
・コミュニティサイト
インボイス・電子帳簿保護法対応有り
※:要問合せ

5. freee支出管理受取請求書キャビネット(旧sweeep)|freee株式会社

(出典:freee支出管理受取請求書キャビネット(旧sweeep)

freee支出管理受取請求書キャビネット(旧sweeep)は、高精度のAI OCRで請求書データを読み取り、自動で振り分けできます。手入力で転記していた工数が、大幅に削減できるでしょう。

支払予定表の自動作成、さらに支払対象にチェックを入れるだけで消込を完了する機能や未払・買掛計上の仕訳を自動作成する機能などを搭載しています。

取引先からの受領状況を可視化できるため、支払漏れなどの入金業務のミス防止が可能です。

同社提供のサービス「freee会計」と連携すれば、請求書内容を解析し、日付や金額などを元に自動で仕訳を起票します。仕訳入力も効率化できるでしょう。

主な機能・請求書のオンライン受領
・郵送の請求書のアウトソース
・freee会計への仕訳の自動入力
・請求書の口座情報の自動で読み取りほか
費用目安
サポート体制
インボイス・電子帳簿保護法対応有り
※:要問合せ

取引先に直接入力してもらえるサービス3選

ここで紹介する3つは、取引先に入力してもらうタイプの請求書受領サービスです。

  1. BConnectionデジタルトレード|NTTコミュニケーションズ株式会社
  2. BtoBプラットフォーム請求書|株式会社インフォマート
  3. freee業務委託管理(旧pasture)|freee株式会社

1. BConnectionデジタルトレード|NTTコミュニケーションズ株式会社

(出典:BConnectionデジタルトレード

BConnectionデジタルトレードは、標準機能が無料のクラウド型請求書電子化サービスです。NTTコミュニケーションズがサービスを提供しています。

BConnectionデジタルトレードは100以上の通貨と20以上の言語に対応しています。そのため、海外取引先にも対応しやすいことが特徴です。

またプラットフォームの「Tradeshift」には請求データの保持期間は設定されていません。企業アカウントを削除しない限り、請求データは半永久的に保存されるので、データ紛失のリスクが低減するうえ、インボイス制度にも対応できます。

国内外の企業との請求書のやり取りがある企業なら、BConnectionデジタルトレードを試す価値は十分にあるでしょう。

主な機能・請求書一括作成・
・請求情報ダウンロード
・仕訳情報管理
・商奉行®クラウド連携ほか
費用目安無料(一分機能は有償)
サポート体制問い合わせフォームより対応
インボイス・電子帳簿保護法対応有り

2. BtoBプラットフォーム請求書|株式会社インフォマート

(出典:BtoBプラットフォーム請求書

BtoBプラットフォーム請求書は、請求書の受取と発行、両方の機能を備えた請求書受領サービスです。請求書の発行、受領ともに取引先は無料で使えるため、料金負担の心配がありません。取引先との協力体制が構築できれば、システム導入によって経理業務の時短とコスト削減を目指せます。

BtoBプラットフォーム請求書には、請求書の発行と受領以外にも、入金消込・入金催促・支払通知書発行など、幅広い機能が搭載されています。

会計システムや販売管理システムなど、各種サービスとの連携も充実しており、請求書や支払通知書を一括管理したい方に最適です。

主な機能・請求書の受領と発行
・会計システムへの自動データ取込み
・承認リレーのシステム化
・公共料金のWeb請求明細書を自動取込み
費用目安初期費用110,000円~

月額料金(保守・サポート費含む)25,300円~

オプション料金等
(受取・発行ともに取引先は無料で利用可能)
サポート体制・導入時の設定から登録までサポート
・導入後は有人チャット・メールからのお問い合わせ、操作講習会、会員専用FAQ有り
インボイス・電子帳簿保護法対応有り

3. freee業務委託管理(旧pasture)|freee株式会社

(出典:freee業務委託管理(旧pasture)

freee業務委託管理(旧pasture)は、煩雑になりがちなフリーランスへの発注管理を一元管理できる、クラウド型のサービスです。ユーザー登録、発注管理、ワークフロー、請求管理、支払管理、他サービスとの連携(クラウドサイン、Slack)など、発注管理に必要な機能が過不足なく搭載されています。

またフリーランスと取引をするにあたってネックになるのが、下請法の遵守です。freee業務委託管理(旧pasture)なら、専門的な知識がなくても最新のルールに準じた運用が実現します。

フリーランスとの取引が多い企業であれば、freee業務委託管理(旧pasture)を導入すると有意義でしょう。

主な機能・契約
・発注
・請求管理
・支払明細書発行
・タレントマネジメントほか
費用目安(税込)35,200円〜/月
無料体験可能(要問合せ)
サポート体制導入から活用までサポート
インボイス・電子帳簿保護法対応有り

無料で使える!請求書受領サービス

最後に、できるだけコストを抑えて請求書の受領システムを導入したいニーズに応える請求書受領サービスとして「BillOne|Sansan株式会社」を紹介します。

BillOne|Sansan株式会社

(出典:BillOne

BillOneは、シンプルな操作画面で、請求書の受取状況を見える化できる請求書受領サービスです。AI-OCR機能とオペレーターの方の手入力により、各種の請求書データの受領をサポートします。システム上で請求書を受領し、印刷せずそのまま処理できるので、ペーパーレスの促進や転記ミスの削減が期待できるでしょう。

BillOneなら、社内の申請、承認も、サービス内での処理が可能です。

ひとまず無料で導入したいなら、BillOneを選ぶと良いでしょう。

主な機能・請求書の受取り
・帳票の保管
・受領通知・リマインド
・各種会計システムとの連携
・請求書代理受領
・帳票のスキャン代行
費用目安要問合せ
初期費用

年額費用年額
無料プラン有り(1ヶ月当たりの請求書受領件数が100件まで)
サポート体制要問合せ
インボイス・電子帳簿保護法対応有り
※:要問合せ

受領したインボイス請求書の処理は複雑

インボイス請求書を受け取った場合、適切な処理が必須です。ただしチェック項目が多く複雑なため、手作業で処理する際は細心の注意を払わなければなりません。

しかし請求書受領ツールを使えば、簡略かつ正確な処理が実現します。さらに、ヒューマンエラーによる想定外のリスクの回避も可能です。

ここでは、請求書の受領作業を手作業で行う場合の主な業務を時系列で追いながら、請求書受領ツールを導入した場合にどの程度まで効率化できるのかをご説明します。

受領のお礼メールを送る必要がある

請求書を受領したら、まずは無事に届いていることを相手に伝えるためにメールでお礼の連絡をします。

お礼のメッセージに特別な決まりはありません。以下の例文を参考に、無事に請求書を受領したことを簡潔に伝えましょう。

一方請求書受領サービスには、自動でお礼のメールを送れるものが多くあります。メールの文章を考える手間がなくメールの送信を忘れる心配もありません。

請求書の内容の確認項目が多い

インボイス請求書は、従来の請求書よりも確認事項が増えています。記載ミスや漏れが合った場合、取引先に修正を依頼しなければならないため丁寧なチェックが欠かせません。

ただし、インボイス制度でこれまでの請求書の書き方が根本から変更になったわけではありません。従来の請求書に記載事項が追加されたイメージです。

インボイス請求書では、次の点をチェックします。

・インボイス発行事業者の氏名または名称および登録番号
・取引年月日
・取引内容(軽減税率の対象品目である旨も記載)
・税率ごとに区分して合計した対価の額および適用税率
・消費税額等
・書類の交付を受ける事業者の氏名または名称

一方、請求書受領サービスなら、適格請求書発行事業者番号の照会はAIが自動で行います。他の業務に追われながら人が目視で確認するより、精度の高いチェックが期待できるでしょう。またAIと人によるダブルチェックで、記載内容のチェックを依頼できるサービスもあります。

請求書の種類ごとに処理を分ける必要がある

インボイスによる仕入れ税額控除を受けるためには、請求書を種類ごとに分けて処理しなければなりません。また、紙媒体と電子データの請求書では保存方法が異なります。

要件に従ったデータ保存がされていない場合には、税法上保存義務がある帳簿書類として取り扱われません。さらに青色申告承認取消や、連結納税承認取消のリスクが発生します。

紙の請求書の場合は、紙のまま保存するか、スキャナ保存のいずれかで保存しましょう。なお請求書の原本には、原則7年間の保管義務があります。

請求書受領サービスでケアレスミスを回避しながら業務効率化を目指そう!

この記事では、経理業務の効率化に欠かせない請求書受領サービスについて紹介しました。毎月の経理作業の負担を軽減し、さらに完全には取り除けないヒューマンエラーによる想定外のミスがもたらすリスクを回避するために、請求書受領サービスの果たす役割は大きいでしょう。

ただ請求書受領サービスと一言でいっても、対応する機能はさまざまです。また、機能性が高いほど価格が上昇する傾向があります。オーバースペックにならない範囲で、必要十分な機能を備えた請求書受領サービスを選ぶことが大切です。

初めて請求書受領サービスを導入するなら、複数サービスの見積りをとり、価格や機能、操作性のバランスを比べたうえで選ぶと良いでしょう。

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