「勤怠管理システムを導入したいけど、どれが自社に合っているのか分からない」
「コストを抑えつつ、最適な勤怠管理システムを見つけたい」
上記のようなお悩みを抱えている中小企業の担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、中小企業向けにおすすめの勤怠管理システムを13選ピックアップしています。
無料で利用できるものや、クラウド型で導入しやすいシステムを幅広くご紹介しますので、
自社に合ったシステムを見つける際の参考にしてください。
勤怠管理で中小企業が抱えやすい課題
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中小企業において、勤怠管理はさまざまな課題を抱えやすい業務のひとつです。まずは、中小企業が抱えやすい勤怠管理の課題について見てみましょう。
- 法改正への対応の難しさ
- リソース不足による業務の属人化
- 正確な労働時間の把握と管理が難しい
それぞれ解説していきます。
法改正への対応の難しさ
労働法の改正は頻繁に行われており、中小企業においても適切に対応することが必要です。例えば2019年から施行された働き方改革関連法では、残業時間の上限規制や年次有給休暇の取得義務化が強化されました。
このような法改正にともない、企業は新たな勤怠管理のルールを定め、従業員の勤怠状況を正確に把握しなければなりません。しかし、独自のエクセルシートなどで勤怠を管理している場合、法改正に対応し切れず、誤った処理が行われてしまうリスクがあります。
リソース不足による業務の属人化
勤怠管理業務が特定の社員に依存してしまう業務の属人化も、中小企業においてよく見られる課題のひとつです。
リソースが限られている中小企業では、勤怠管理業務が担当者一人に集中しやすくなる点に注意が必要です。担当者が急に休暇を取ったり、離職したりすると、他の社員が対応できずに業務が滞ってしまうリスクがあります。
正確な労働時間の把握と管理が難しい
正確な労働時間の把握と管理も、抱えやすい課題のひとつです。
特に、労働時間に関するルールや記録方法が統一されていない中小企業では、違法リスクや計算ミスのリスクは増大します。万が一支払いミスが起これば、従業員からの不満を招く原因にもなりかねません。
勤怠管理システム導入のメリット
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前述した課題は、勤怠管理システムを導入することで解決できる可能性があります。ここでは、勤怠管理システム導入のメリットを解説します。
- 業務効率化
- 人的コストの削減
- 法令遵守とコンプライアンスの強化
- 多様な働き方への対応
- 勤怠管理の正確性の向上
それぞれ解説していきます。
業務効率化
勤怠管理システムを導入するもっとも大きなメリットは、業務の効率化です。手作業で勤怠データを集計する場合、チェックや集計に多くの手間がかかります。
勤怠管理システムを導入すれば、シフト作成や勤怠申請、残業申請などのプロセスを簡単に管理できるようになります。その結果、業務効率が大幅に向上し、経理担当者や管理職の負担を大きく軽減できるでしょう。
人的コストの削減
勤怠管理システムにより業務の効率化が進めば、人的コストを削減できます。
業務の効率化によってリソースが空くことで、社員は他の重要な業務に注力できるようになります。つまり、企業全体の生産性向上にもつながります。また、システムによる自動化が進めば人的ミスのリスクが減り、作業をやり直す手間を省けることも大きなメリットです。
特に中小企業にとって、限られたリソースを最適化することはとても重要です。勤怠管理にかかる工数が削減されれば、業務改善や新たなプロジェクトに振り分けられるでしょう。
法令遵守とコンプライアンスの強化
勤怠管理システムを使用することで、法令やコンプライアンスの違反リスクを軽減できます。
労働基準法や最低賃金法、働き方改革関連法など、勤怠業務に関わる法律は幾度となく改正されており、今後も時代の流れに沿って変わっていくでしょう。しかし手作業による管理では、すぐに対応するのは大変です。
多くの勤怠管理システムでは、最新の法令に準拠したサービスが提供されており、必要に応じてアップデートしているため、違法リスクを最小限に抑えられます。
多様な働き方への対応
多様な働き方に対応できることも、勤怠管理システムを導入する大きなメリットです。
特にクラウド型の勤怠管理システムなら、Webを通じてどこからでも使用できます。スマホやPCから簡単に勤怠を登録できるため、外出の多い営業担当者や、リモートワークをしている社員も困りません。また、企業側も社員のデータをリアルタイムで管理できるようになり、一人ひとりの稼働状況を把握しやすくなります。
勤怠管理の正確性の向上
勤怠管理システムの導入により、勤怠管理の正確性も向上できます。
手作業での勤怠管理は、どうしてもミスやチェック漏れが起きやすいものです。そこで勤怠管理システムによって集計やチェックが自動化されれば、より正確な勤怠管理を実現できるようになります。
「知らない間に残業時間が規定を超えていた」「集計ミスにより支払い漏れがあった」といったトラブルを防げることは、大きなメリットといえるでしょう。
中小企業向けの勤怠管理システムの選び方
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ここからは、中小企業向けの勤怠管理システムの選び方について解説します。以下の5つのポイントを押さえましょう。
- 自社の規模と業種に適したシステムを選ぶ
- 必要な機能を見極める
- 導入・運用コストを考慮する
- 使いやすさを確認する
- 他システムとの連携性を確認する
自社の規模と業種に適したシステムを選ぶ
まずは、自社の規模や業種に適したシステムを選ぶことが大切です。一口に勤怠管理システムといっても、サービスによってプランや料金、対応機能は異なります。
大企業であれば、コストをかけてシステムをカスタマイズするメリットがあるかもしれません。しかし中小企業で同じことをしたとしても、大きなリターンは得られない場合が多いでしょう。従業員数やシステムの利用頻度、活用シーンを考慮したうえで、運用コストに見合ったシステムを選ぶことが重要です。
また、規模だけでなく業種によっても必要機能は異なるため、自社の業種に合わせて適切なシステムを選びましょう。
必要な機能を見極める
自社での必要機能を見極めることも大切です。
例えば複数の拠点を持つ大企業であれば、拠点ごとの情報を一元管理できるような機能性の高いシステムが便利かもしれません。しかし小規模な企業にとっては、実際には使用しないような機能も含まれている可能性があります。
余計なコストをかけないようにするためにも、自社のニーズに合った機能やサービス、プランを選びましょう。
導入・運用コストを考慮する
勤怠管理システムの導入にあたっては、コストを正確に把握することも重要です。初期費用だけでなく月額利用料など、長期的な運用コストも把握した上で検討しましょう。
ただし、「安ければ良い」というものでもありません。例えば無料プランや安価なシステムのなかには、機能が限定されてるケースもあります。反対にどれだけ高額なシステムであっても、自社に必要な機能が備わっていなければ不便に感じてしまいます。
価格の安い・高いだけでなく、システムが提供する機能と照らし合わせて、コストパフォーマンスの優れたものを選びましょう。
使いやすさを確認する
使いやすさを重視して勤怠管理システムを選ぶことも大切です。
操作が複雑なシステムの場合、社員が使いこなせるようになるまでに時間がかかり、導入後の運用がスムーズにいかない可能性があります。シンプルで直感的に操作できるシステムを選べば、そのような心配がないでしょう。
システムによっては無料のトライアル期間を利用できるものもあるため、実際に使用感を確かめて検討することもおすすめです。
他システムとの連携性を確認する
人事管理システムや給与計算など、他システムとの連携性も確認しましょう。勤怠管理システムを他システムと連携させることで、さらに多くの業務を効率化できるようになります。
導入後にスムーズなデータのやり取りができるよう、既存のシステムとの互換性を事前にチェックしておきましょう。
おすすめの中小企業向け勤怠管理システム13選
サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 一人220円/月〜 | 30日間 |
HRMOS勤怠 | 0円 | 一人110円/月〜※30名以下は無料 | 1ヶ月間 |
マネーフォワードクラウド勤怠 | 要問合せ | 5,478円/月〜※中小企業向けプランの場合 | 1ヶ月間 |
KING OF TIME | 0円 | 一人330円/月〜 | 30日間 |
ジンジャー勤怠 | 要問合せ | 一人330円/月〜 | 1ヶ月間 |
One人事(勤怠) | 要問合せ | 要問合せ | 30日間 |
楽楽勤怠 | 要問合せ | 3万円程度〜※詳細は要問合せ | 要問合せ |
AKASHI | 0円 | 一人220円/月〜 | 30日間 |
freee勤怠管理Plus | 0円 | 一人330円/月〜 | 要問合せ |
スマレジ・タイムカード | 0円 | 2,420円/ 月〜※30名以下は無料 | 60日間 |
勤労の獅子 | 要問合せ | 要問合せ | 有(要問合せ) |
勤次郎Smart | 0円 | 一人275円/月〜 | 要問合せ |
VG Cloud | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
ここからは、中小企業におすすめの勤怠管理システムについて解説します。
- ジョブカン勤怠管理
- HRMOS勤怠
- マネーフォワードクラウド勤怠
- KING OF TIME
- ジンジャー勤怠
- One人事(勤怠)
- 楽楽勤怠
- AKASHI
- freee勤怠管理Plus
- スマレジ・タイムカード
- 勤労の獅子
- 勤次郎
- VG Cloud
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ジョブカン勤怠管理
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【おすすめポイント】
・必要な機能だけを選んで利用可能
・成長に合わせて他の機能を追加できる
・社労士・税理士によるサポートで担当者の負担を軽減
ジョブカン勤怠管理は、人事労務を支援するクラウドベースの勤怠管理システム。出勤管理、シフト管理、工数管理などの機能が充実しており、必要な機能だけを選んで単独から利用できます。
また、社労士や税理士によるサポートサービスを利用できるため、専門知識が必要なシーンでも心強いのがメリット。必要最低限の機能でスモールスタートしつつ、将来の拡張性も考慮したい中小企業におすすめです。
▼関連記事:ジョブカン勤怠管理とは?
HRMOS勤怠
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【おすすめポイント】
・30名まで無料で利用可能
・31名以上でも月額110円から使えて低コスト
・働き方に合わせた柔軟な打刻方法
HRMOS勤怠は、コストを抑えたい企業におすすめな勤怠管理システムです。30名以下の企業なら無料で利用できるため、創業間もない企業や小規模事業者も気軽に導入できます。また、31名以上でも一人あたり月額110円(税込)と、長期的な運用がしやすい価格帯であることもメリットです。
また、ICカードやSlack、LINEを使って打刻ができることもポイント。iOSやAndroidのスマホアプリも提供しており、外出やリモートワークの多い業務形態でも導入しやすいシステムです。
マネーフォワードクラウド勤怠
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【おすすめポイント】
・多様な雇用形態に対応
・シフト作成機能で人員配置の効率化を実現
・他のマネーフォワード製品との連携による業務効率化
マネーフォワード クラウド勤怠は、さまざまな雇用形態に広く対応しているのが特徴。裁量労働制やフレックスタイム制など、多様な働き方を取り入れている企業でもスムーズに導入できるでしょう。
また、マネーフォワード社が提供する製品との互換性が高く、導入によりバックオフィス業務全体の効率化が期待できます。人事・労務管理の負担を軽減したい方は、同シリーズの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
KING OF TIME
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【おすすめポイント】
・豊富な打刻方法
・低コストで導入可能な料金体系
・システムを理解できるセミナーが充実
KING OF TIMEは、さまざまな打刻方法のなかから選べる勤怠管理システム。スマホやパソコンからの打刻はもちろん、外出先でのGPS打刻、オフィスでの指紋認証・顔認証なども利用できます。
また、初期費用は0円、一人あたり月額330円から利用可能と、リーズナブルな料金設定も魅力のひとつ。勤怠管理以外に給与計算や年末調整なども含まれるため、予算の限られている中小企業にもおすすめです。定期的にセミナーを開催しているので、気になる方は参加してみると良いでしょう。
ジンジャー勤怠
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【おすすめポイント】
・操作がシンプルで使いやすい
・24時間365日のサポートで安心
・jinjerシリーズとの連携が便利
ジンジャー勤怠は、使いやすさ重視でシステムを選びたい中小企業におすすめです。直感的なUIを採用しているため、システムに不慣れな従業員も簡単に使いこなせるでしょう。
また、24時間365日のチャットサポートが用意されているため、自社にIT担当者がいない場合も困りません。
さらに、jinjer人事労務やjinjer給与などのサービスとも連携でき、同シリーズとの併用も便利です。
One人事(勤怠)
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【おすすめポイント】
・中小企業から大手企業まで導入実績720社以上
・多様な働き方に柔軟に対応
・リモートワークや直行直帰にも適応
One人事 勤怠は、導入実績720社以上の勤怠管理システム(※1 One人事シリーズ含む累計)。中小企業から大手企業まで幅広く使われているため、事業の拡大を目指している中小企業にもおすすめです。※参照|One人事 勤怠
出退勤、休暇・申請、シフトなどの管理が可能で、変形労働・裁量労働といった多様な働き方にも柔軟に対応できます。スマホによる打刻も可能なため、リモートワークや直行直帰の多い企業でも困りません。
One人事給与やOne人事労務との併用により、さらなる業務効率アップも実現できるでしょう。
楽楽勤怠
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出典:楽々勤怠
【おすすめポイント】
・使いやすさ重視のシンプルなデザイン
・自社のルールに沿って残業時間を自動集計
・自動アラートでミスを防止
楽楽勤怠は、面倒な勤怠管理を効率化してくれるクラウド型の勤怠管理システムです。誰もが使いやすいシンプルなデザインで、マニュアルなしでも運用を開始しやすいのが大きなメリット。
深夜残業のような割増時間も考慮して自動集計されるため、法律への対応もスムーズです。
利用料は月額3万円程度からで、利用ユーザー数に応じて変動します。詳細な見積もりを希望する場合は、問い合わせてみましょう。
AKASHI
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【おすすめポイント】
・一人あたり220円から利用できるリーズナブルな料金
・使いやすさ重視の設計
・ソニーグループが提供する高い技術と品質
AKASHIは、満足度の高さと使いやすさが強みのクラウド型勤怠管理システム。ソニーグループが提供しており、誰でも使える操作性の高さが魅力です。
ユーザー 一人あたり220円から利用可能で、リーズナブルに導入したい中小企業にもおすすめ。36協定設定や工数管理など豊富な機能がそろい、法改正にもスムーズに対応しています。
30日間の無料トライアルも利用できるため、スモールスタートしたい企業にぴったりです。
freee勤怠管理Plus
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【おすすめポイント】
・一人あたり330円で使える料金設定
・充実した打刻方法
・人事労務システムとの連携
freee勤怠管理Plusは基本料金0円で一人あたり330円と低コストで導入できるため、予算の限られた中小企業におすすめです。
PC・スマホからの打刻だけでなく、タブレットなどの共有端末やICカード、生体認証打刻など、さまざまな打刻方法に対応しています。
また、freee人事労務との連携により、給与計算業務の自動化も実現可能。中小企業における人事労務管理業務を、総合的にサポートしてくれます。
スマレジ・タイムカード
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【おすすめポイント】
・勤怠管理だけでなく労務管理も行える
・アプリによる出退勤管理で利便性が高い
・4つの中から選べる料金プラン
スマレジ・タイムカードは、勤怠管理から労務管理まで幅広くカバーしているクラウド型の勤怠管理システムです。
アプリによる出退勤管理が可能で、リモートワークやサテライトオフィスでの勤務にも対応。多様な働き方に対応できます。
料金形態は、必要な機能に応じて4つのプランのなかから選べる仕組みです。そのため、まずは勤怠管理機能だけを使ってみて、規模の拡大に合わせてグレードアップするといったスタートも可能です。
勤労の獅子
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【おすすめポイント】
・親身なサポート
・あらゆる業種・業態に対応
・弁当管理・食事管理などの便利機能を搭載
勤労の獅子は、複雑な勤怠管理にも対応できるクラウド型の勤怠管理システム。親身なサポートが強みで、導入から運用、保守にいたるまで、丁寧な支援を受けられます。
端末からの打刻はもちろん、専用打刻機やLINE WORKSでの打刻に対応しているため、勤務形態に合わせて使いやすいのが魅力。
さらに、弁当管理や食事管理など、独自の便利機能も搭載しています。気になる機能があれば、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
勤次郎Smart
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【おすすめポイント】
・1アカウント275円から利用OK
・従業員も管理者も簡単にスタートできる
・連携・乗り換えサポートにも対応
勤次郎Smartは、初期費用0円、1アカウント月額費用275円から使えるリーズナブルな勤怠管理システム。シンプルな操作性で必要な情報はトップページに表示されるため、不慣れな方でも使いやすいのが特徴です。
連携・乗り換えサポートにも対応しており、利用中の給与ソフトとの連携や他サービスからの乗り換えも相談できます。
VG Cloud
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【おすすめポイント】
・ハイエンドモデルのシステムを“導入しやすい”価格で提供
・多角的な労務アラート
・直感的に使いこなせる操作性
VG Cloudは、ワークスタイルの革新を支援するクラウド型の勤怠管理システム。ハイエンドモデルとして高い評価を受けている「TimePro-VG」の主要機能はそのままに、リーズナブルな価格で利用できます。
法令違反のチェックに加え、見込み残業時間のシミュレーションなど、労務アラートが豊富なところも特徴です。
直感的に使える操作性の高さも魅力で、システム本稼働までのコンサルティングにも対応しています。
勤怠管理システム導入時の注意点
中小企業が勤怠管理システムを導入する際の注意点は、以下のとおりです。
- 従業員への情報共有を徹底する
- セキュリティ対策について確認する
- カスタマイズ性と将来的な拡張性も考慮する
従業員への情報共有を徹底する
勤怠管理システムを導入する際、従業員への情報共有が欠かせません。新しいシステムを導入する際に最も多いのが、「使い方が分からない」「操作感に慣れない」といったトラブルです。
従業員の混乱を防ぐには、システムの導入前にしっかりと説明の機会を設けることが重要です。システムの使い方や目的の周知を徹底しましょう。
また、導入後も従業員がシステムをスムーズに使えるように、FAQやマニュアルを整備しておくとスムーズです。
セキュリティ対策について確認する
勤怠管理システムでは、従業員の個人情報を扱います。そのため、セキュリティ対策は非常に重要です。システムが適切に保護されていないと、不正アクセスを受けたり、データが漏洩したりするリスクがあります。
特にクラウド型の勤怠管理システムを導入する場合、ベンダー側がどのようなセキュリティ対策を講じているのか事前に確認しましょう。
データの暗号化やアクセス権限の設定など、セキュリティ対策の整ったサービスであれば安心して利用できます。
カスタマイズ性と将来的な拡張性も考慮する
勤怠管理システムを選ぶ際には、現在の企業規模や業務内容だけでなく、将来の拡張性も考慮することが必要です。
企業が成長するにつれて、従業員数が増えたり、新たな業務フローが発生したりする可能性があります。そうした場合にプランを変更したり、カスタマイズしたりできるのか確認しておきましょう。
中小企業向けの勤怠管理システムに関するよくある質問
最後に、中小企業向けの勤怠管理システムに関するよくある質問をまとめました。
- 無料で使える勤怠管理システムはありますか?
- クラウド型とオンプレミス型はどちらがおすすめですか?
それぞれ解説していきます。
無料で使える勤怠管理システムはありますか?
本記事でご紹介した勤怠管理システムのなかで、中小企業が無料で使えるシステムは以下のとおりです。
- HRMOS勤怠(30名以下の場合)
- スマレジ・タイムカード(30名以下の場合)
他にも無料のトライアル期間を設けているシステムがあるので、比較表も参考にしてみてください。
クラウド型とオンプレミス型はどちらがおすすめですか?
必要とする機能や今後の戦略によって、おすすめの形態は異なります。以下にクラウド型とオンプレミス型のメリット・デメリットをまとめました。
勤怠管理システムの形態 | メリット | デメリット |
---|---|---|
クラウド型 | ・カスタマイズ性は低い | ・運用の手間が少ない |
オンプレミス型 | ・手間と費用が発生しやすい | ・カスタマイズ性が高い |
クラウド型は法改正への対応をはじめ、運用の手間が少ないことが大きなメリットです。しかし一方で、カスタマイズ性は低くなります。オンプレミス型は柔軟に運用できますが、手間や費用がかかりやすい点がデメリットです。
スモールスタートで運用を開始したい場合、サーバー設置やインフラ構築の不要なクラウド型のシステムがおすすめです。
中小企業も勤怠管理システムの導入がおすすめ
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中小企業向けの勤怠管理システムについて解説しました。勤怠管理システムの導入により、業務効率化やコスト削減、法令遵守など、多くのメリットを得られます。
ただし、一口に勤怠管理システムといっても、特徴や強み、導入メリットはさまざまです。システムの導入を成功させるには、自社の規模や業務形態に合ったサービスを見つけることが重要です。
勤怠管理システムの導入でお悩みの方は、以下からお問い合わせください。