請求書の電子化におすすめのシステム14選!導入のメリット・デメリットや選び方も紹介

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「請求書を電子化して業務効率化したい」と考えている方は多いのではないでしょうか。請求書を電子化することで、請求業務全般が正確かつスムーズに進められるようになります

しかし電子請求書システムにはさまざまなものがあり、どのシステムを選べば良いか分からないという方もいるかもしれません。

そこで本記事では、請求書の電子化におすすめのシステムをピックアップして紹介します。自社に合ったシステム選びのポイントについても分かりやすくまとめたので、ぜひ参考にし

てみてください。

請求書の電子化とは、従来の紙の請求書を電子データへ移行する取り組みのことをいいます。電子請求書なら、PDFなどのデータで作成し、メールやクラウド経由でやり取りすることが可能です。


電子化された請求書のことを、「電子インボイス」「Web請求書」などと呼ぶこともあります。

なお、改正電子帳簿保存法の施行にともない、2024年1月1日以降は電子取引に関する書類をデータ形式で保存することが義務化されています。

2024年7月現在、電子取引データのシステム導入が間に合わない事業者に対して猶予措置が取られているものの、猶予期間がいつまで続くかは定められていません。

目次

請求書を電子化するメリット3つ

At Accounting office. Businessman calculating bills, tax and audit budget of company. statistics and credit analytic for mortgage payment concept

以下では、請求書を電子化するメリットを紹介します。

1. コスト削減につながる
2. データで検索・管理しやすい
3. 発行後すぐに送付できる

それぞれ見ていきましょう。

1. コスト削減につながる

請求書を電子化することで、請求書発行にかかる工数を大幅に削減できます。経理や請求書発行の担当者が他の業務に時間を割けるようになり、その分の人的コストを削減できるでしょう。

また、紙の請求書では印刷代や郵送代がかかりますが、電子請求書ではこのようなコストもかかりません。

2. データで検索・管理しやすい

電子請求書はファイルデータとして保存できるため、物理的な保管場所が必要ありません。電子請求書システムを活用すれば、発行した請求書をデータで一元管理できるようになります

書類のファイリングや仕分け作業も必要なく、過去の履歴をすぐに検索できる点は大きなメリットです。(※ただし検索機能の有無はサービスにより異なる)

再発行や書面の修正も簡単なので、請求業務にかかる工数削減にもつながるでしょう。

3. 発行後すぐに送付できる

電子請求書は、発行後すぐに送付できる点もメリットです。

従来の紙の請求書では発行後に郵送が必要なため、取引先の手元へ届くまでにタイムラグが発生します。しかし電子請求書なら、メールやクラウド経由で即座に送れます

請求書を電子化するデメリット3つ

電子請求書システムを導入する前に、デメリットも押さえておきましょう。以下では、請求書を電子化するデメリットを紹介します。

1. 取引先によっては電子化を断られる場合がある
2. 業務フローや体制変更が必要な場合がある
3. 初期費用・ランニングコストがかかる

それぞれについて解説していきます。

1. 取引先によっては電子化を断られる場合がある

取引のある業界や企業によっては、電子請求書に対応していない場合があります。「FAXで送って欲しい」「今後も郵送で送って欲しい」といった要望があれば、イレギュラーな業務が発生するかもしれません。

とはいえ電子化の流れが進む中、このような企業は減っていくと思われます。100%の電子化が難しかったとしても、工数やコスト削減をはじめ大きなメリットを享受できます。

2. 業務フローや体制変更が必要な場合がある

電子請求書システムの導入により、ほぼすべての企業で大なり小なり業務のフローや体制の見直しが必要となります。システムによって業務が簡略化されれば、チーム編成から見直す必要が出てくるかもしれません。

導入後、運用が安定すれば担当者の負担は減りますが、導入前から導入時までは手間が発生することも念頭に置いておきましょう。

3. 初期費用・ランニングコストがかかる

初期費用やランニングコストがかかる点も押さえておきましょう。電子請求書サービスを利用するには、初期費用がかかるほか、月額料金をはじめとしたランニングコストも発生します

また、請求書の電子化が進めば人件費や印刷代、紙代、切手代、封筒代などの諸経費を削減できますが、発行枚数や業務フローによってはメリットが少ない場合もあります。導入前に費用対効果を算出して、自社に合ったシステムを選ぶことがポイントです。

電子請求書システムの選び方

ここからは、電子請求書システムの選び方を紹介します。電子請求書システムを選ぶときのポイントは以下のとおりです。

  1. 料金形態・プラン
  2. 既存システムとの連携
  3. インボイス制度への対応
  4. 改正電子帳簿保存法への対応

それぞれ1つずつ解説していきます。

  1. 料金形態・プラン

まずは、検討しているシステムの料金形態やプランが自社に合っているか確認しましょう。一口に電子請求書システムといっても、費用感はサービスごとに異なります。

例えば電子請求書システムでは、「月額基本料金」に加えて、利用量に応じて金額が加算される「従量課金」を取り入れているサービスなどがあります。

自社で使用した場合の金額をシミュレーションして、費用対効果を算出してみてください。

  1. 既存システムとの連携

月に膨大な量の請求書を発行するような場合、既存システムとの連携も重要です。電子請求書を使用する際、既存システムなどの別データから金額を取り込むことになるためです。

毎月1〜2回程度の頻度であればCSV連携でも十分対応できますが、何度も発行が必要な場合はAPI連携が可能かどうかなども確認しておきましょう。

  1. インボイス制度への対応

2023年10月より、適格請求書等保存方式(インボイス制度)の運用が開始されています
電子請求書システムではインボイス制度に対応していることがほとんどですが、念の為導入前にチェックしておきましょう。

  1. 改正電子帳簿保存法への対応

改正電子帳簿保存法により、請求書をデータで保存する際の要件が緩和されています。
全般的な改正点は税務署長の事前承認制度が廃止されたことです。

これからシステムを導入する企業においても、改正後の電子帳簿保存法を遵守する必要があります。以下に改正内容をまとめます。

▼電子帳簿等保存について
・「システム関係書類などの備え付け・見読可能性の確保・税務職員による電子データのダウンロードへの対応」の最低限の要件を満たす電子帳簿も電磁的記録による保存が可能になった
・優良な電子帳簿に係る過少申告加算税の5%軽減措置が整備された

▼スキャナ保存について
・タイムスタンプの付与期間が延長された(最長約2ヶ月と概ね7営業日以内)
・受領者等の国税関係書類への自署が不要となった
・クラウド等での保存によりタイムスタンプ付与の代替が可能となった
・検索要件が緩和された(記録項目の限定、一部機能の不要化)
・適正事務処理要件が廃止された
・不正があった場合の重加算税10%加重措置が整備された

▼電子取引について
・タイムスタンプ要件と検索要件が緩和された
・小規模事業者(基準期間の売上高1,000万円以下)の検索要件が緩和された
・電磁的記録の出力書面等による保存の代替措置が廃止された(消費税を除く)
・不正があった場合の重加算税10%加重措置が整備された

【比較】電子請求書システムのおすすめ14選

ここからは、電子請求書システムのおすすめ製品を詳しく紹介します。全14製品の特徴や機能制限などを下記の表で比較したので、自社に合うツール探しにお役立てください。

スクロールできます
サービス名提供方法機能特長おすすめの人・企業費用目安アプリ対応
マネーフォワード クラウド請求書クラウド・帳票作成(適格請求書含む)
・請求書の送信
・売上レポート
・ステータス管理機能ほか
・初期費用0円ですぐ利用可能
・カード決済機能搭載
・マネーフォワードクラウド会計と連携すれば自動で仕訳計上が完了
・フリーランス
・自営業者
・中小企業
・大企業(上場企業)
<個人向け>
・年間プラン:月額990円〜、年額11,880円〜
・月額プラン:1,408円〜
※請求書郵送は1通あたり200円

<法人向け>
・年額プラン:月額3,270円〜、年額39,336円〜
・月額プラン:月額4,378円〜
※1ヶ月無料トライアル有り
非対応
BillOneクラウド・適格請求書の発行や保存
・請求書の代理受領やスキャン
・社内アナウンスやリマインド機能
・仕訳入力・請求書の申請や承認ほか
・あらゆる形式の請求書をクラウド上で受け取り可能
・法改正にも自動で対応
・充実したセキュリティ体制
・中小企業
・大企業
無料(スモールビジネスプラン)
※従業員数101名以上の場合は要問い合わせ
非対応
Misocaクラウド・帳票作成
・売上レポート機能
・売上管理機能
・代金回収サービス
・会計ソフト連携ほか
・クリック操作で簡単に帳票を作成可能
・14種類の豊富なテンプレート
・発行した請求書には売掛金の回収保証を付与可能
・フリーランス
・中小企業
・無料プラン:機能制限付きで永年無料
・プラン15:年額9,350円
・プラン100:年額36,850円
・プラン1000:年額125,400円
対応
boardクラウド・帳票作成
・営業管理
・支払管理
・売上見込の把握
・会計ソフトやストレージサービスとの連携ほか
・実用性とデザイン性を兼ね備えたテンプレート
・メールやSlackによるアラートで請求漏れや支払い漏れを防止
・2段階認証や暗号化キーなどセキュリティ性能が高い
・中小企業
・フリーランス
・Personal:月額1,078円
・Basic:月額2,178円
・Standard:月額4,378円
・Premium:月額6,578円

※30日間の無料トライアル有り
非対応
楽楽明細クラウド・請求書の即時発行
・API連携機能
・承認フロー設定
・請求書の差し替え発行ほか
・請求書の発行や印刷、封入などのコストを削減できる
・社内の販売管理システムや開発システムとも簡単に連携可能
・直感的に使えるシンプルな操作画面
・中小企業
・大企業
・初期費用:110,000円~
・月額料金:27,500円~(※ 初期費用は帳票デザインのカスタマイズが必要な場合、別途費用が必要)

※無料トライアル有り
非対応
バクラク請求書発行クラウド・帳票の作成、送付(一括含む)
・郵送代行
・ビジネス書類の申請や承認機能ほか
・あらゆる書類を電子化し、社内のペーパーレス化を叶える
・無料の各種サービスが充実
・電子対応できない取引先にも郵送代行可能
・中小企業
・大企業
対応(バクラク申請・経費精算)
ナビエクスプレスソリューション・請求書を含む帳票の電子化・現行の請求書や領収書、給与明細のデザインを変えずに配信可能・中堅企業
・大企業
非対応
ジョブカン見積/請求書クラウド・8種類の帳票作成
・帳票ステータス簡易
・CSV出力
・ユーザー権限機能ほか
・会社印の押印やロゴ挿入などオリジナルの請求書を作成可能
・取引先ごとにレポートを作成可能
・30日間の無料トライアル有り
・中小企業・スタンダード:月額2,200円
・プロフェッショナル:月額4,400円
※30日間無料トライアル有り
対応
Square請求書クラウド・請求書や見積書の発行
・決済機能
・プロジェクトボード
・顧客リスト管理
・リマインダー機能ほか
・請求書の一括作成で作業負担を軽減
・カスタムレイアウトが充実
・請求書の支払い状況をリアルタイムで確認可能
・24時間の支払い受付
・BtoC企業(小売業や飲食業)
・中小企業
基本利用無料(フリープラン)
※月額3,000円プラスでアップデート可能(機能無制限)
対応
BtoBプラットフォーム請求書クラウド・請求書の自動発行
・入金消込システム
・公共料金明細の自動取り込み
・支払通知書機能ほか
・請求書の発行にも受取にも対応
・社内システムとの連携がスムーズ
・紙で取引している顧客でも郵送代行サービスやAI-OCR利用で電子化保存が可能
・中小企業
・大企業
・初期費用:110,000円~
・月額料金:25,300円~
非対応
BConnectionデジタルトレードクラウド・請求書の発行や受取
・ステータス管理
・取引先とのメッセージ機能ほか
・オンラインで請求書の受取や承認が可能
・社内システムとの自動連携可能
・取引先への導入サポート有り
・中小企業
・大企業
無料(フリープラン)
※無料プラン以外の料金体系は要問い合わせ
非対応
freee請求書クラウド・ステータス管理
・販売管理システムや銀行口座との連携
・メール送信や郵送代行ほか
・請求や入金状況を一元管理
・40種類以上の豊富なテンプレート
・チャットやメールなどサポート体制が充実
・無料プランでも入金管理可能(手動)
・フリーランス
・中小企業
<スタンダード>
・月額2,178円
・送信料金(年払い)一括発行:5,225円〜

<アドバンス>
・月額11,000円
・送信料金(年払い)一括発行:5,225円〜
・無料プラン有り
対応
請求管理ロボクラウド・請求書発行
・送付
・決済連携
・入金消込
・催促ほか
・各取引先に合わせたフォーマット
・10万件以上の発行にも対応可能
・入金リマインドメールを自動送信できる
・中小企業非対応
invox発行請求書クラウド・請求書や見積書などの書類作成
・入金消込、督促機能
・会計システムとの連携ほか
・初期費用無用
・請求書発行から入金消込までを自動化
・取引先に応じて送付方法を選択可能
・会計システムとの連携で計上処理にも対応・高いセキュリティ性能
・フリーランス
・中小企業
・フリー:無料
・ミニマム:月額2,178円
・ベーシック:月額10,780円
・プロフェッショナル:月額32,780円

<ミニマム以上のプランについて>
・データ処理1通あたり55円(発行/消込それぞれ)
・郵送代行白黒1通あたり110円
・郵送代行カラー1通あたり165円
※郵送代行には代行費用+郵送料金が必要
※請求書が2ページ以上の場合、白黒1枚5.5円、カラー1枚55円の印刷料金が必要
※無料トライアル有り
非対応
※要問合わせ

手軽に導入しやすい電子請求書システム4選

はじめに、手軽に導入しやすい電子請求書システムを4つピックアップしました。いずれもスモールビジネスでも導入しやすい設計で、安価なプランやトライアルが充実しているサービスばかりです。

  1. マネーフォワードクラウド請求書
  2. BillOne
  3. Misoca
  4. board

それぞれの特徴を紹介します。

1. マネーフォワードクラウド請求書

出典:マネーフォワードクラウド請求書

「マネーフォワードクラウド請求書」は、請求書の作成を簡単に行える電子請求書システムです。請求書だけでなく見積書や納品書、領収書にも対応しています。

操作が分かりやすいため、複雑なシステムが苦手な方でも導入しやすいでしょう。

作成した請求書のメール送付はワンクリックで完了し、請求書の郵送代行を依頼することも可能です。「送付済み」や「入金済み」といった請求業務のステータスも確認できるので、売掛金の回収漏れや請求ミスを防ぎやすいのもポイント。

また、マネーフォワードシリーズはさまざまなサービスを展開しており、拡張性が高いのも魅力のひとつです。例えば同社サービスのマネーフォワードクラウド会計・確定申告と連携すれば、売掛金の仕訳を自動で作成できるようになります。請求から売掛金管理を一元化できるため、時間短縮やコスト削減も見込めます。

個人事業主や、中小企業で請求書を電子化したい方におすすめです。

2. BillOne

出典:BillOne

「Bill One」は、名刺管理サービスで知られるSanSan株式会社が提供する電子請求書システム。従業員数100名以下で請求書の受け取りが月間100通までであれば、初期費用・年額費用ともに無料のスモールビジネスプランを導入できます

適格請求書の発行や保存に加え、受領や申請、保管機能も搭載されています。

紙や電子などあらゆる形式の請求書をBillOneが代理で受領・データ化し、クラウド上で一元管理する仕組みです。各請求書は自動で経理部門に転送されるため、請求書紛失のリスクを減らせる点も大きな魅力。

データ入力では99.9%(Sansan株式会社が規定する条件を満たした場合のデータ化精度)の精度を誇り、入力ミスに悩まされることもありません。

3. Misoca

出典:Misoca

「Misoca」は、弥生株式会社が提供する電子請求書システムです。すべての機能が初期費用無料から使用できる(※)ので、トライアル感覚で手軽に導入しやすいのがメリット。

特に個人事業主や中小企業からの評価は高く、弥生シリーズ累計では登録ユーザー数310万人を突破しています。

情報入力・保存・送付という3ステップで帳票を作成でき、月10枚までなら無料で利用できます。テンプレートが14種類あるのに加え、会社のロゴや印影も自由に設定できるため、オリジナルの請求書を発行できるのがメリットです。

※請求書の作成は月間10通、1名まで利用可能

4. board

出典:board

「board」は、個人事業主や中小企業向けの電子請求書システムです。スモールビジネスでも使いやすい設計と料金形態が魅力で、安価にシステムを導入したい方や、一連の業務をミニマム機能で効率化したい方におすすめです。

個人利用であれば月額1,078円から、法人利用であれば月額2,178円から導入できます。

請求書に限らず見積もりや受発注、売上予測まで一元管理できるほか、会計ソフトやストレージサービスなど外部サービスとの連携性が高いのも魅力の1つ。特にSFA・CRMと連携させれば、案件獲得後の納品・請求までの流れを簡素化できます。

大量の請求書業務を効率化できる電子請求書システム5選

以下では、大量の請求書業務にも対応できる電子請求書システムをピックアップしています。「毎月の請求書発行業務を効率化したい」「人件コストを削減したい」という場合は参考にしてみてください。

  1. 楽楽明細
  2. バクラク請求書
  3. ナビエクスプレス
  4. ジョブカン見積/請求書
  5. Square請求書

それぞれの特徴を紹介します。

1. 楽楽明細

出典:楽楽明細

「楽楽明細」は、クラウド帳票発行サービスにおけるシェアNo1(※1)のシステムです。請求書や支払明細をはじめ、タイムシート・発注書・出入荷明細書などあらゆる帳票発行に対応しています

PDFやCSVの請求データをアップロードすれば、発行方法を選ぶだけで請求書が自動発行されます。複雑な操作は必要なく、発行側・受取側共にシンプルな操作画面で手順に迷うこともありません。

印刷や封入の作業が不要になるため、ソフトを導入すれば請求書発行のコストを約96%削減できます。(月の発行件数500件の場合の月間の導入効果(ラクス調べ))その機能性の高さとサポートの充実性に定評があり、2023年9月時点の導入実績は8,000社を突破しているサービスです。

操作性や機能性を知りたいという場合は、無料デモの利用もおすすめです。

(※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド帳票発行サービスの市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)における「売上シェア」、「導入社数シェア」第1位)

2. バクラク請求書発行

出典:バクラク請求書発行

「バクラク請求書発行」は、請求書をはじめ帳票の作成や送付、保存を電子化できるサービスです。請求書のほかに納品書、見積書、支払通知書などあらゆる書類に対応しており、担当者の作成負担を軽減できます。

支払期限がシステムに自動登録されるため、支払漏れを防止できるところもメリット。また、電子化対応していない取引先に対しても、紙による郵送代行が可能です。

また書類ごとに閲覧制限や操作権限を設定できるため、部署や事業所をまたぐような大企業にもおすすめ。大量の請求書を処理する際も、混在することなく適切に書類を管理できます。

2024年2月時点でバクラクシリーズの累計導入社数は10,000社に上り、大手企業や地方での導入が加速しています。(トライアルのみの企業を除く。プロダクト間で同一法人との契約がある場合は1社のカウント)

サポート体制も充実しており、お問い合わせやウェビナーを通じて迅速に対応してもらえるのが魅力です

3. ナビエクスプレス

出典:ナビエクスプレス

「ナビエクスプレス」は、NTTグループの子会社が運営する電子帳票ソリューションです。大手百貨店や電力会社、物流、メーカーなど、さまざまな業界で導入実績があります。

既存の請求書のデザインを保ちつつ、CSVデータを使って電子化できる点が大きな特長。自動予約配信により、大量の宛先にもスムーズにデータを送付できます。

「カスタマイズ性の高い電子請求書システムを探している」「実績豊富なサービスを利用したい」といった場合には、「ナビエクスプレス」をチェックしてみてはいかがでしょうか。

4. ジョブカン見積/請求書

出典:ジョブカン見積/請求書

「ジョブカン見積/請求書」は、ジョブカンシリーズが提供する電子請求書システムです。ジョブカンシリーズは、2024年7月時点で累計25万社以上の導入実績を誇るクラウドサービス群として知られています。(出典:ジョブカン起業支援プログラム

ジョブカン見積/請求書では、請求書や見積書の作成に加えて、作成済・送付済・受注済といった帳票ごとのステータス管理を行えるのも特長です。また会社印の印影やロゴを挿入でき、自由にレイアウトした帳票を作成できます。

直感的に操作しやすく、スマホアプリにも対応しています。また、レポート機能を使えば取引先ごとの入金データを自動集計でき、金額の入力ミスや工数の削減にも有効です。

5. Square請求書

出典:Square請求書

「Square請求書」は、請求書の作成から入金までの一連の流れを効率化したい方におすすめの電子請求書システム。

進捗請求機能が搭載されており、職種やプロジェクトごとに複数の支払いを設定できます。大量の請求書を発行する際も、スムーズに業務を効率化できるでしょう。

請求書には企業ロゴを載せられるほか、メールやSMSで手軽に送信できます。店舗情報や商品情報を登録できるレポート機能も搭載されており、小売業や飲食店などには特におすすめ。​​請求書の作成・送付に関しては無料かつ無制限で利用できるので、検討してみてはいかがでしょうか

入金管理に対応している電子請求書システム5選

以下では、入金管理に対応している電子請求書システムをまとめました。

  1. BtoBプラットフォーム 請求書
  2. BConnectionデジタルトレード
  3.  freee請求書
  4. 請求管理ロボ
  5. invox発行請求書

それぞれ解説していきます。

1. BtoBプラットフォーム 請求書

出典:BtoBプラットフォーム請求書

「BtoBプラットフォーム請求書」は、請求業務に付随する工程をすべてデジタル化できる電子請求書システムです。請求業務に付随する取引先とのやりとりや証跡管理、社内承認、入金・支払データの情報連携までを一元管理できます。

国内シェアNo.1(※2023年6月時点 東京商工リサーチ調べ)のシェアを誇っており、最大90%の業務時間削減につながります。

(出典:インフォマートの「BtoBプラットフォーム 請求書」が3年連続 国内シェアNo.1を獲得

電子での請求書発行・受取が基本ですが、取引先に応じて紙の請求書の郵送代行やAI-OCRによるデータ化保存にも対応しています。また、社内の会計ソフトと連携させることで、受領した請求書の自動仕訳もできるようになります。

さらに、24時間監視のデータセンターやIPアドレス制限、2段階認証などセキュリティ性能が非常に高いのも魅力。初期費用は高額ですが、セキュリティ対策が気になる企業にはおすすめのシステムです。

2. BConnectionデジタルトレード

出典:BConnectionデジタルトレード

「BCnnectionデジタルトレード」は、NTTグループが提供する請求書に特化した電子化請求書システムです。請求書の作成・送受信・管理などの基本機能は無料で利用できます

作成した作成書は自動でプラットフォーム上に保存され、社内のペーパーレス化につながります。

紙の請求書を作るようなシンプルなUI設計で、誰でも直感的に操作できるのが魅力です。英語や中国語など多言語に対応しているほか、各国の法制度にも準拠したソフトなので、海外との取引が多い企業にもおすすめです。

3. freee請求書

出典:freee請求書

「freee請求書」は、請求書・納品書・見積書などの帳票を無制限で作成できる電子請求書システムです。40種類以上のテンプレートが用意されており、記載項目は柔軟に変更できます

請求や入金のステータスを一覧画面で管理できるため、請求書の送り忘れや入金漏れを防ぐのに最適です。同シリーズであるfreee会計と連携させれば、売掛金や入金の業務を自動化することもできます。

またfreee請求書は、サポート体制が充実しているところも大きな魅力。24時間365日のメールサポートが設けられており、初めて請求書作成ソフトを使う企業にも向いています。

ユーザー数3名までであれば無料プランの利用も可能で、個人事業主や中小企業の方には特におすすめです。

4. 請求管理ロボ

出典:請求管理ロボ

「請求管理ロボ」は、請求書の発行・送付・消込を自動化できる電子請求書システムです10万件以上の発行にも対応できる実力を備えています。

各取引先に合わせたフォーマットで請求書作成を自動化できるのが特長。電子メールでの送付や郵送代行、マイページでの送付など、要望に合わせた使い分けが可能です。

金融機関の入金データの自動取得により、どの集金手段でも簡単に管理できます。入金確認作業が自動で行われるほか、入金期日の前に取引先へリマインドメールを自動送信できるので、未入金の削減にもつながるでしょう。

5. invox発行請求書

出典:invox発行請求書

「invox発行請求書」は、請求書の発行から入金消込までを自動化できる電子請求書システムです。請求書だけでなく見積書や納品書、支払通知書なども自由なレイアウトで発行できます。

請求データを読み込むだけで、インボイスに対応した請求書の発行や売上計上を自動化できるのが特長。仕訳方法は自社に合わせてカスタマイズでき、従来のワークフローを維持しながら導入しやすいのもメリットです。

またオンラインバンクと連携させることにより、入金消込も自動で処理できます。請求データと照合し、入金が確認できない場合は自動で督促メールを送付してくれます。

毎月15件までの発行ならフリープランでも利用できるため、トライアル感覚で試してみるのも良いでしょう。ただし一部機能制限があるので、請求書発行から入金消込まで自動化したい場合は有料版を検討してみてください。

請求書を電子化して業務効率化を目指そう

この記事では、業務効率化につながる電子請求書システムの選び方やおすすめ製品を紹介しました。電子請求書システムの導入により、請求業務の効率化や作業負担の軽減が期待できます。

システムごとにプランや搭載機能が異なるため、今回紹介した選び方やシステムを参考に、自社の規模や導入目的に応じて検討してみてください。

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