建設業界では、多くの取引が発生したり、複雑な請求書作成が必要となったりすることが多く、業務効率化が課題となっています。そこで注目されているのが、請求書ソフトです。
請求書ソフトの導入により、請求書業務の負担を大幅に軽減できます。
本記事では、建設業向けの請求書ソフトを導入するメリットや選び方、具体的なおすすめの製品を詳しく解説します。
請求書にまつわる業務を効率化したい建設業の企業は、ぜひ参考にしてください。
請求書ソフトとは?

請求書ソフトとは、請求書の作成・送付・管理を効率化するためのソフトウェアの総称です。従来手書きやExcelなどで手作業で発行していた請求書を、ソフトを使って簡単に作成・送付・保管できるようになります。
請求書を電子化することで、従来の請求書業務と比較して大幅な業務効率化が期待できます。また、手作業が減るため、ヒューマンエラーの防止にもつながるでしょう。
請求書ソフトの導入により、顧客や取引が増えても、スムーズに対応できるようになります。
建設業で請求書ソフトを導入するメリット

以下では、建設業で請求書ソフトを導入するメリットを紹介します。
- 業務を大幅に効率化できる
- 場所を問わず発行できる
- ミスやリスクを軽減できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
業務を大幅に効率化できる
請求書ソフトの導入により、手作業による請求書作成の時間を大幅に削減できます。
請求書ソフトではテンプレート機能や自動計算機能が備わっていることが多く、手作業による入力を大幅に削減できます。また、よく使う請求データを登録して再利用すれば、定期的に発生する請求業務をより効率化できます。
場所を問わず発行できる
クラウド型の請求書ソフトを利用することで、インターネット環境さえあればどこからでも請求書の作成・管理を行えるようになります。
特に建設業では、現場から直接請求書を発行したり、外出先から状況を確認したりするシーンが多いでしょう。クラウド型の請求書ソフトなら場所を問わず、スマホやタブレットから操作できます。アプリをリリースしているサービスを選べば、さらに使い勝手が良くおすすめです。
ミスやリスクを軽減できる
請求書業務のミスが減り、紛失・盗難のリスクを防げることも大きなメリットです。
請求書業務の自動化により、ヒューマンエラーを大幅に軽減できます。出戻りや再発行にかかるリソースを他の業務へ充てられるようになれば、企業全体の生産性も向上できるでしょう。自動計算機能やチェック機能により、金額の誤りや記入漏れを防ぐこともできます。
また、請求書を紙で保管している場合、紛失や盗難の可能性があります。請求書ソフトを使えばデータをクラウド上で管理できるようになるため、このようなリスクも軽減できます。
建設業向けの請求書ソフト14選!

ここでは、建設業向けの請求書ソフトを14選ご紹介します。
- アイピア
- monect
- リモデラ事務
- Misoca
- Jimuu
- ツカエル見積・請求書オンライン
- freee請求書
- スマホで請求書
- Square 請求書
- SmartForm
- Zoho Invoice
- Estilynx
- 楽楽明細
- BtoBプラットフォーム請求書
それぞれの特徴や魅力について、詳しく解説していきます。
Aippear

Aippear(アイピア)は、リフォームや工務店などの建設業で広く支持されている、クラウド型の請求書ソフトです。請求書管理だけでなく、顧客管理や見積作成、発注、原価管理、入金管理など、建設業に特化した多機能を完備。現場管理から経理業務まで、業務効率の大幅な向上が期待できます。
クラウド型のため、外出先でも見積書の作成や顧客情報の確認が可能です。また、操作は直感的で、PC操作が苦手な人でも簡単に使いこなせる設計が魅力。ボタン配置や画面レイアウトが工夫されており、誰でもスムーズに利用できます。
導入時のリモート研修や電話・メールサポートを無償で提供しているため、システム導入に不安がある方も安心して使い始められることもメリット。要望に沿ったカスタマイズにも対応しており、顧客の声を反映したバージョンアップや修正も行っています。
「建築業に特化したソフトを選びたい」という場合におすすめです。
monect

monect(マネクト)は、建築業界の経理業務全般を効率化できる請求書ソフトです。膨大な経理書類の管理や請求書の突合作業を自動化することができ、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しています。
協力会社とのデータ連携で書類作成や承認フローがスムーズになり、消費税の請求可否も自動で管理可能です。また、外出先でもスマホで操作できるため、急ぎの申請や承認にも困りません。
料金は1ユーザーあたり1月550円(税込)から利用できるため、手軽に導入しやすいことも大きなメリット。協力会社向けの説明会も実施されており、「使いやすいようにしっかりサポートしてほしい」といった企業にもおすすめです。
リモデラ事務

リモデラ事務は、見積書や請求書、発注書などをスマホで簡単に作成・送信できる、建築職向けの請求書アプリです。
アプリから必要な書類をすぐに作成でき、撮影した写真をそのまま貼り付けることも可能。ワンクリックで簡単に送付できるので、業務負担を大幅に軽減できます。郵送やFAXの手間が省けるため、作成から送信までの一連の流れを効率化できます。
無料プランと月額980円のプレミアムプランがあり、必要に応じてコインを購入してサービスを利用する仕組みです。月額料金に合わせて可能な書類作成件数や送信方法が変わるので、利用状況に応じてプランを選びましょう。
Misoca

Misoca(ミソカ)は「情報入力」「保存」「送付」の簡単なステップで帳票を作成できるクラウド型の請求書ソフト。見積書から請求書への変換だけでなく、請求書から領収書への変換もワンクリックで行えます。14種類の豊富なテンプレートが用意されており、さまざまな業界で広く対応できます。
また、弥生株式会社が提供する会計ソフトはもちろん、freeeやMFクラウドなどの外部システムとの高い連携性も特長です。請求書作成から記帳、仕訳まで自動化でき、経理業務をより効率化してくれます。
Misocaは、月に10件までの請求書発行であれば無料で利用できることも大きなメリット。基本機能はすべて利用できるため、まず試してみてから決めたい方にもおすすめです。
Jimuu

Jimuu(ジムー)はスマホ1台で簡単に請求書を発行できるアプリで、建設現場からもスムーズに請求業務をこなせます。また、建築・土木・電気工事向けの帳票テンプレートが提供されているため、現場仕事の多い建設業の企業には特におすすめです。
請求書発行機能に加えて仕事一覧や商品登録機能も搭載されており、商品情報を登録しておくことで、自動で見積書や請求書が作成可能。一度顧客情報を登録すれば、依頼案件や入金状況を一目で把握できるようになります。
なお、無料プランでは見積書と請求書以外の帳票は作成できないものの、月15通までの請求書発行が可能です。
ツカエル見積・請求書オンライン

ツカエル見積・請求書オンラインは、株式会社ジョブカンが提供するクラウド型のサービス。誰でも簡単に見積書、請求書、納品書、領収書などの帳票を作成できる請求書ソフトです。ビジネスシーンに最適な印刷テンプレートを活用でき、適格請求書(インボイス)にも対応しています。帳票のカスタマイズ機能が充実しているため、会社ロゴや社判の位置変更にも対応できます。
見積書から請求書への変換もスムーズで、メールで帳票を直接送信したり、送付先の閲覧状況の確認を行ったりすることも可能です。また、申請・承認ワークフローにも対応しており、業務のステータス管理が視覚的に分かりやすくなっています。
月額550円(税込)から利用でき、30日間の無料トライアルも提供しています。実際に使用感を確認したうえで導入を決めたい場合は、ぜひチェックしてみてください。
freee請求書

フリー株式会社が提供するfreee請求書は、請求書や見積書、納品書などの帳票を簡単に作成できる請求書ソフトです。
金額や必要事項を入力するだけで、インボイス対応の請求書を自動で作成できます。作成後のデータは適切な形でクラウドに電子保存され、改正電子帳簿保存法にも対応しています。
また、自社の基幹システムと連携可能で、CSVやPDFデータをアップロードするだけで簡単に請求書を送付できます。アドバンスプランに登録すると、債権管理や入金消込、会計連携もスムーズに行えるようになるでしょう。特に既存の会計ソフトとの連携により、面倒な仕訳作業も自動化できます。
スマホやタブレットからの操作にも対応しているため、現場での業務が多い建設業でも使いやすいでしょう。
スマホで請求書

「スマホで請求書」は、シンプルで使いやすい請求書作成アプリ。他の請求書ソフトと比べると使える機能は限られるものの、シンプルな請求書作成ソフトを探している場合におすすめです。
スマホ一台で簡単に請求書、納品書、見積書、領収書などを簡単に作成できるのが特長。インボイス制度にも対応しており、手書きや複雑な会計ソフトを使うことなく、すぐに業務を始められます。
商品管理や取引先情報の登録が可能なほか、集計機能や印鑑イメージの追加にも対応しています。また、作成したデータはエクスポートできるため、必要なデータを他のシステムに連携させることも可能です。
Square 請求書

Square(スクエア)請求書は、請求書の発行から入金確認まで、経理業務を一括で効率化できる請求書ソフトです。定期的な請求書の自動発行機能に加え、請求状況を一目で把握できるレポートや、顧客リスト管理、入金漏れを防ぐリマインダーなどの豊富な機能が揃っています。
また、支払いは24時間体制で受け付けているため、入金管理もスムーズです。入金依頼や支払い受付は、メールやSMSでリンクを送るだけで簡単に行えます。
SmartForm

SmartForm(スマートフォーム)は、見積書や請求書、納品書などを簡単に作成できるアプリ。特にスマホやタブレットから効率的に書類を作成したい方に向いています。
インターネット接続がなくても書類作成が可能なので、電波の届きにくい場所でも業務を進められます。
直感的な操作で書類を作成できるため、ITに詳しくない方でも困りません。また、顧客情報を事前に登録しておくことで、書類作成時に自動的に情報が入力される機能も便利です。
印影の作成機能や、送付状の作成、収入印紙の自動表示機能などが搭載されており、実務に必要な機能を幅広くカバーしています。テンプレート編集や、税設定、顧客ごとの書類作成など、カスタマイズの幅も広いこともメリットです。
Zoho Invoice

Zoho Invoice(ゾーホー・インボイス)は、中小企業向けに設計されたクラウド型の請求書管理ソフトです。請求書の発行だけでなく、支払期日の自動通知やオンライン入金処理機能を通じて、売上金の回収をサポートしてくれます。
フリーランスや個人事業主、小規模な法人にも使いやすいツールで、手軽に請求業務を効率化できるところがメリット。モバイルアプリも提供されており、建設現場でもスマホを使って請求書の作成や管理が可能です。
また、企業のロゴを追加してブランドに合わせた請求書を作成することが可能なほか、複数通貨や複数言語にも対応しており、国際的な取引にも対応できます。
Estilynx

Estilynx(エスティリンクス)は、外出先や移動中でも簡単に見積書や請求書、納品書などの書類を作成できるアプリ。スマホ一台で、手軽に作業を進められます。インターネット接続がなくても使用できるため、オフライン環境でも書類作成が可能なところもポイント。
月額費用がかからず、購入後は追加料金なしですべての機能を利用できるため、コストパフォーマンスも高いです。
260種類以上の帳票を提供しており、見積書や請求書、領収書、発注書など、さまざまな書類に対応しています。作成した書類はPDFファイルとして出力でき、すぐにメールで送信したり、クラウドに保存したりすることができます。また、iCloudやDropboxへのバックアップ機能もあるため、データ移行や端末の故障時にも安心です。
楽楽明細

楽楽明細は、株式会社ラクスが提供する請求書ソフトです。請求書や支払明細はもちろん、タイムシートや発注書、出入荷明細書など、さまざまな帳票発行に対応しています。
PDFやCSV形式の請求データをアップロードして発行方法を選択するだけで、簡単に請求書が発行できます。印刷や封入作業が不要になることで、導入により請求書発行にかかる時間を約96%削減できます(月の発行件数500件の場合の月間導入効果(ラクス調べ))。
また、機能性と充実したサポート体制にも定評があり、2024年4月時点で導入企業数は10,000社を超え、市場シェアでトップの実績を誇ります。(※)導入する請求書ソフトに悩んだ際には、まずチェックしておきたいサービスです。
※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド帳票発行サービスの市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)における「売上シェア」、「導入社数シェア」第1位
BtoBプラットフォーム請求書

BtoBプラットフォーム請求書は、請求業務のペーパーレス化を実現してくれる請求書ソフトです。国内での利用者数はNo.1(※2024年6月 東京商工リサーチ調べ)で、業種を問わず広く使われていることが特長です。受取も発行も両方使えるオールインワンパッケージなので、最大で約90%の業務時間削減が可能なところも魅力のひとつ。
出典:電子請求書発行・受取システムのBtoBプラットフォーム 請求書
基本的には電子による請求書の発行・受取を行いますが、取引先のニーズに応じて紙の請求書の郵送代行やAI-OCRによるデータ化保存もサポートしています。クラウド上で請求書を一元管理するため、検索の効率化や原本の紛失リスクの低減も期待できます。
また、社内の会計・販売管理ソフトとの連携により、請求データを自動で一括処理することができるのもポイント。受領した請求書の自動仕訳も可能です。
建設業向け請求書ソフトの選び方
ここからは、建設業向け請求書ソフトの選び方について解説します。以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 自社に必要な機能があるかどうかチェック
- サポート体制が整っているかチェック
- 費用対効果が見合っているかチェック
自社に必要な機能があるかどうかチェック
まず、自社に必要な機能が備わっているかどうかを必ず確認しましょう。建設業では、工事案件ごとの進捗管理機能や、原価管理機能などがあると便利です。また、現場利用の多い企業であれば、モバイルやタブレットへの対応も重要です。
請求書ソフトを導入する目的を明確にして、必要な機能を備えているか確認しましょう。
「使い心地が気になる」という場合は、無料のトライアル版を利用できるサービスをためしてみましょう。実際に利用してみることで、サービスの良し悪しがわかります。
サポート体制が整っているかチェック
サポート体制が整っているかどうかも重要なポイントです。請求書ソフトの利用中に困ったことがあったり、急なトラブルが発生したりした場合でも、迅速かつ適切なサポートを受けられれば安心です。
サポート内容や対応時間、お問い合わせ方法などはサービスごとに異なるため、事前にチェックしておくことをおすすめします。
費用対効果が見合っているかチェック
初期費用だけでなく、毎月のランニングコストや追加機能の料金、保守費用なども含めて総合的なコストを算出しましょう。
また、導入費用は高く見えても、業務効率が大幅に改善されれば長期的には人的コストをカットできる場合があります。単に価格の安い・高いだけでなく、トータルコストが実際に得られる効果に見合っているかを評価することが大切です。
建設業でも請求書ソフトの導入がおすすめ
建設業向けの請求書ソフトについて解説しました。請求書ソフトの導入により、業務効率化や多様な働き方への対応、ミス・リスクの軽減など、多くのメリットを得られます。
ただし、一口に請求書ソフトといっても、サービスによって特徴や強み、導入メリットはさまざまです。また、企業によって課題や請求書の管理状況は異なるため、自社の規模や業務形態に合ったサービスを見つけることがポイントです。
「複数のサービスをまとめて比較したい」「自社に合った請求書ソフトが分からない」など、請求書ソフトの導入でお悩みの建設業のご担当者の方は、以下よりお問い合わせください。