
当社・Faber Company(ファベルカンパニー)では、マーケティング・SEOに関わる担当者120社を対象に、「AI×SEO(通称:AI検索・LLMO・AIO・GEO)」をテーマとしたアンケート調査を実施しました。
ChatGPTやGeminiなどの生成AIの普及に加え、Google検索ではAI Overviews(AIによる概要)やAIモードの提供が進み、ユーザーの情報取得行動は大きく変わり始めています。
こうした変化の中で、企業のWebサイトにおける自然検索流入やSEO施策には、実際にどのような影響が出ているのでしょうか。また、マーケティング担当者は今後どの領域に注力しようとしているのでしょうか。
本記事では、120社が回答したアンケートのなかでもAI Overviews出現後の自然検索流入の変化や、AI検索への最適化(LLMO・AIO・GEO)に関する取り組み状況、AIモード普及後のSEOに対する意識などの、一部調査結果にしぼってご紹介。
調査資料のフルver.はホワイトペーパーとして無料公開しています。こちらからダウンロードして活用ください。
アンケート調査の実施概要
■ 調査名:AI×SEO実態調査2025(FaberCompany/ミエルカSEO)
■ 調査対象:当社のメールマガジンを受信している方
■ 調査期間:2025年11月5日~11月17日
■ 回答サンプル数:120(社)

▼引用・出典に関するご案内
※本記事に掲載している範囲の調査結果は、ご自由に引用・転載してご利用いただけます。
ただし、その際は本記事へのリンク、調査名、実施会社名を出典として明記してください。
出典の記載がない形での流用・転載はお断りしております。
▼ 記載例
出典:株式会社Faber Company|マーケティング・SEOに取り組む120社に聞いた「AI×SEO実態調査」
※なお、ホワイトペーパー(フルバージョン資料)に掲載している調査結果については、引用・転載を禁止しております。
あらかじめご了承ください。
AI Overviews表示後も「自然検索流入は維持・増加」が4割超
AI Overviewsの表示開始以降、自然検索流入については「減っている」と感じている回答が34.2%と一定数存在する一方で、「変わらない」(35.0%)と「増えている」(7.5%)を合わせると、4割以上が流入の維持・増加を実感しているという結果となりました。
Q:AI Overviews(AIによる概要)出現後、サイトの自然検索セッションは減っていますか?

また、「わからない」と回答した層も23.3%存在しており、影響の有無をまだ判断しきれていない企業が少なくないこともうかがえます。これは、AI Overviewsの影響が業種・サイト構造・コンテンツの性質によって異なり、短期的には変化が可視化されにくいケースも多いことを示唆しています。
今回の結果から読み取れるのは、AI Overviewsの登場が一律に自然検索流入を押し下げているわけではなく、既存のSEO施策や情報設計のあり方によって、影響に差が生じている段階にあるという点です。
特に、検索意図への適合度が高いコンテンツや、専門性・一次性の高い情報を提供しているサイトでは、AI時代においても自然検索流入を維持、あるいは伸ばしている可能性が考えられます。
今後は、「AIに回答されるかどうか」を過度に恐れるのではなく、AIが参照しやすい構造や、引用され得る情報の質を高める取り組みが、結果としてSEO全体の底上げにつながる局面に入っていくと考えられます。
AI検索最適化は約3割弱が未着手!
一方で「構造化データ」「一次情報」から動き出す企業も
AI検索への最適化(GEO/LLMO/AIO)について、「まだ着手していない」と回答した割合が27.1%と最も高く、多くの企業が様子見や情報収集中の段階にあることが分かりました。AI検索が本格的に定着する前段階にあり、明確な正解が見えにくい状況であることが背景にあると考えられます。
Q:AI検索への最適化で、すでに着手している施策はありますか?(複数回答可)

一方で、すでに着手している施策を見ると、構造化データの拡充(16.1%)やコンテンツ鮮度の強化(13.6%)、一次情報の強化(12.6%)といった、既存のSEOの延長線上にある取り組みが上位に挙がりました。
これは、AI検索への対応がまったく新しい施策ではなく、従来のSEOを「より正確に・より分かりやすく」進化させる方向で捉えられていることを示しています。
今回の結果からは、AI検索最適化が「すでに完成された手法」ではなく、各社が手探りで優先度の高い施策から取り入れているフェーズにあることがうかがえます。
今後は、構造・鮮度・一次性といった基本要素を押さえた企業から、AI時代における検索露出の差別化が進んでいくと考えられます。
AIモード普及後もSEOは「重要性が高まる」と約6割が回答
AIモード普及後のSEOの重要性について、「これまで以上に重要になる」と回答した割合は59.2%にのぼり、「変わらない」(30.8%)を含めると、約9割がSEOの重要性は維持・向上すると捉えている結果となりました。

一方で、「やや低下する」「大きく低下する」といった回答は合計で10%にとどまり、SEOが不要になると考える層は少数派であることが分かります。
今回の結果からは、AIモードの普及によってSEOの役割や評価軸は変化するものの、検索流入や情報発信の基盤としての重要性はむしろ高まっているという認識が、現場のマーケターの間で広がっていることがうかがえます。
今後の AI 検索(GEO / LLMO / AIO)への対応予定(一部抜粋)
AI検索への対応については、すでに具体的な施策を検討・着手している企業もあれば、方向性を模索している段階の企業も見られました。マーケティング・SEO担当者が語った今後の取り組みや課題意識を、自由回答の中から一部抜粋してご紹介します。

記事ごとにFAQを実装する/NAP(社名・住所・電話番号)を入れる/タイトルタグは GoogleのPAA(People Also Ask)によく出てくるサイトの記事を参考にする。(BtoC企業)

今までどおりのSEOを続ける。これから明らかになっていくこと、変化していくことがあるだろうが、その都度、対応していくしかない。(BtoB企業)

現時点で会社の方針が公表されていない。Googleをはじめとするメガプラットフォーム(これもどのような位置づけになるのかわかりませんが)の情勢を見つつ対策を決めるしかないのでしょうね。(メディア会社)
※関連記事:
・LLMOとは? マーケに活かす5つの対策をわかりやすく解説
・GEOとは? AI検索時代のSEO戦略と実践4ステップ【有識者が解説】
・AIOとは?AI検索最適化とSEOの違い・やるべきこと
あとがき
今回の調査から、AI検索の普及によってSEOのあり方は変化しつつあるものの、現場ではその影響を冷静に受け止め、次の一手を模索している様子がうかがえました。
重要なのは、変化に振り回されることではなく、自社にとって何を優先すべきかを見極めながら、着実に取り組みを進めていくことです。
本記事では、調査結果の一部のみを掲載しています。
設問別の詳細データや自由回答を含む調査結果の全体像は、ホワイトペーパーにてご覧いただけます。


(ダウンロードはこちらから ※無料)