方向性に悩むメディアを再生しCV数11倍!新しい働き方を提案する「nomad journal」の運営戦略
サーキュレーション株式会社 2018.10.20 2022/7/22- キーワード分析時間を短縮し、手動と比べて1/4~1/5に削減
- チームに新しいメンバーが加わったら、「ミエルカ大学」でコンテンツ制作の基礎を習得
- サイト全体の月間UUは15倍、サービスサイト送客からの月間登録者数約11倍
ビジネスパーソンの副業支援を中心に、いま話題の「新しい働き方」を提案する株式会社サーキュレーションは2015年にリリースしたオウンドメディアの方向性で悩んでいました。そんな中、2017年8月、編集長として再生を任されたのが赤羽宏之氏。
彼の采配により生まれ変わった「nomad journal(以下、ノマドジャーナル)」は、約8カ月でサービスサイトへの送客数が約11倍にも成長しました。弊社からSEOプラットフォーム「MIERUCA(ミエルカ)」でコンテンツ施策を支援したFaber Companyの副島啓一、大森和博とともに、新しい働き方メディアの成長戦略を伺いました。
ミエルカ導入時の課題
当時はデザインコンセプトがはっきりせず、登録ユーザーからも「何のサイトかわかりづらい」との声があり、アクセスは低迷。ビジネスパーソンに向けて副業など新しい働き方を提案するメディアなのに、検索上位に来ていたのは「ストックオプション(自社株購入権)」の知識コンテンツでした。つまり、重要なチャネルとしていた検索において「働き方」に関するコンテンツは評価されていなかったのです。
ミエルカの効果
効果①
ユーザーの検索意図を手動で分析してコンテンツの企画を立てようとすると結構時間がかかります。れがミエルカだと数分待てば、分かりやすくバブルチャートで出てくるのです。分析時間は手動と比べて1/4~1/5に削減できている印象ですね。
効果②
特に注力した副業関連ワードでは、約80本投稿したコンテンツのうち70本が1ページ内にランクインしています。「副業」単ワードでも上位に表示されるようになりました。
新規コンテンツ投稿前に比べると、サイト全体の月間UUは15倍に成長。サービスサイトへの送客も好調で、「X-book」では「ノマドジャーナル」経由で約11倍の月間登録者数を確保できるようになりました。キーワード広告ベースのCPC/CPAベースでも、月次で100万円以上の広告効果があると思います。
認知という資産を、MAなども使って成約に誘導する仕組みを強化していきたい
コンテンツマーケティングが全盛ですが、今回改めて1記事をしっかり書くことの重要性についての理解が深まりました。サーキュレーションは急速に複数の事業立ち上げている会社なので、社内では「各サービスでしっかり検索面を取っていければ…」という夢が大きく広がったと思います。
2018年から来年にかけては、「ノマドジャーナル」で築いた認知という資産を、MAなども使って成約に誘導する仕組みを強化する予定です。ミエルカもその仕組みの一環として活用し続けたいと思います。
企業プロフィール
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- 社名
- サーキュレーション株式会社
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- 事業内容
- 副業/複業時代の新しい働き方メディア「nomad journal」
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- 担当
- 編集長 赤羽 宏之 様