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キラーコンテンツはプロに。コンテンツ施策で認知拡大を目指し、アクセス2倍、重要キーワードで検索上位表示を実現。内製と外注のハイブリッド運営の秘訣とは?

株式会社コラボスタイル 2023.12.06 2024/1/26

  • 重要キーワードでの上位表示、ユーザー数などが約2倍に
  • 学習コンテンツの充実で、SEO初心者でも施策を実施
  • キラー(重要)コンテンツはプロの手も借りて、ハイブリッド体制で

SEOコンテンツを内製しているが、「思ったよりも順位が上がらない」「コンテンツの内容がこれでいいのか不安」など課題を抱える企業は少なくない。BtoB企業にとっては、自社サービスに関わるキーワードで上位を確保することは非常に重要ながら、社内に知見がないことも多い。

株式会社コラボスタイル(以下、コラボスタイル)は当初、ミエルカSEOを活用しながら社内でコンテンツを制作していたが、上記のような課題を感じてFaber Companyにコンテンツ制作を依頼。約1年でオーガニック流入が2倍超に成長した。今回は、同社マーケティング・広報チームのお2人に、依頼背景や成果について聞いた。

ミエルカSEO導入の決め手は「自社にナレッジが蓄積できること」

コラボスタイルは「ワークスタイルの未来を切り拓く」という理念をもとに、ワークフローシステム『コラボフロー』を提供、ワークスタイル事業としてオフィスのデザイン・設計・施工なども手掛け、デジタルとリアルの両面から、ワークスタイルの改善を目指している。

『コラボフロー』は社内申請・承認をつかさどるワークフローのプロセスを効率化し、最適化するためのクラウドサービス。「ワークフローはコラボフロー」というスローガンで、ワークフロー効率化における筆頭サービスとしてのブランディングを図っている。

コラボスタイルは、マーケティング・広報チームのマネージャーとして水野雅元氏がジョインしてすぐに、ミエルカSEOを導入し、SEO対策を講じてきた。導入の狙いは、マーケティング領域に会社として注力すること、ノウハウやナレッジを社内に溜めていくことだった。水野氏は言う。

水野氏

「それまでは営業がマーケを兼務していたところもあり、小手先の手法に終始したり、力をかけきれなかったりしてSEOが機能していませんでした。『ワークフローといえばコラボフロー』という認知を取るために、運用型広告の活用だけでなくSEOもしっかり押さえておきたいと考え、ツールを探しました。その中でも、使いやすさとノウハウやナレッジの蓄積に重点を置いた結果、ミエルカSEOの導入に踏み切ったのです」(水野氏)

水野氏がミエルカのサービスで評価しているのは、ミエルカ大学をはじめとする基礎コンテンツの充実だ。予算上、SEO専任の人材を採用することはできない中で、SEOの基本からツールの使い方まで動画で学ぶことができる点は同社にとって魅力だった。「競合分析のしやすさ、自社の検索順位の出しやすさも大きな強みだと感じた」とも語っている。

主にミエルカSEOの運用を行う小林豪氏は、Web制作会社での経験はあった一方でSEOは初心者に近いところから、徐々にSEOの勘所を得ていっているという。

「まず、市場感をつかむ意味でミエルカSEOの検索ボリュームを中心に見ました。大方ワークフロー関連のキーワードを押さえた後、執筆を進めています。今一番活用しているのがサイトレポートです。先日カスタマーサクセスの方に相談し、カスタムダッシュボードを使って効果的にウォッチする方法を教えていただいたので、最近はよくチェックしています。

小林氏

ユーザー会にも参加した際にも、ミエルカはどんどん進化していて、こちらから新機能案が思いつかないレベルにはSEOをする上で重要な機能が網羅されていると感じました。使いこなせれば確実に成果が出せるものだと思います」(小林氏)

自社サービスの知見は山ほどあれど、取捨選択の基準がわからず、検索順位が上がらなかった

ミエルカSEOの活用においては一定満足していたコラボスタイル。だが一方で、導入から約1年後に、Faber Companyにコンテンツ制作も依頼することになる。そこにはどんな背景があったのだろうか。

「ミエルカを導入して、まずは弊社にとって最重要の『ワークフロー』というキーワードで上位を取っていくため、計4記事を内製で作りました。しかし、検索順位が思うように上がらず、『本当にこれでいいのか』と悩みました。やはり自社が絶対的に取らないといけない重要キーワードについては、きちんとプロにお願いしたほうがいいのではないかと考えて、Faber Companyさんの力を借りることにしました」(水野氏)

コンテンツ制作においては、外注先の比較検討はしなかったという。ミエルカSEOを活用して内製していたこと、担当者から制作実績を聞いていたことなどを踏まえ、そのままFaber Companyのリソースを活用しようと考えた。

依頼を受けてFaber Companyの山田明裕は、ある提案を行った。

「ピンポイントで、『ワークフロー』と『ワークフローシステム』というキーワードを狙っていきたいというご相談をいただきました。既に複数、これらのキーワードを狙ったコンテンツは作っていらっしゃったので、①これらをリライトするのか、②筋のいいものを1本ピックアップしてそこにコンテンツを統合するのか、という2つの選択肢を考えた上で、②の統合する方向でご提案しました」(山田)

この提案について、水野氏は「非常に納得感があった」と振り返る。

「弊社はワークフローシステムのベンダーなので、ワークフローの知識だけはものすごい量あります。コンテンツは量産しようと思ったらいくらでも作れるわけです。しかし、SEOを取るためには、いらない情報もたくさんあるはずですよね。それを断捨離していくプロセスは得意ではありませんでした。そこで山田さんから、このくらいのコンテンツ量でも上位は取れますというお話を伺えたことは非常にありがたかったなと思います」(水野氏)

水野氏、小林氏

重要キーワードで上位表示を実現し、約1年半でアクセスは2倍以上に。BtoB記事でも安心して任せられた

4本を1本に統合して「ワークフロー」の上位表示を狙うことに加えて、Faber Companyでは別のキーワードで新たに4本のコンテンツを制作していった。

水野氏がコンテンツ制作を外注する上で危惧していたのは、「外部のリソースで、質の高いBtoB記事をきちんと作れるのか」という点。「SEOに強い」と謳うライターでも、その多くはBtoC領域であり、BtoB領域で専門性の高い記事を書ける人材は少ない。

「BtoBのSaaS、しかもワークフローというバックオフィス寄りの内容を把握して書けるようなライターさんの選出とそのディレクション業務は、弊社で1からやるには工数がかかりすぎるので、Faber Companyさんに頼んで良かったです。他にも、コンテンツ制作における0→1の組み立て部分や記事構成案の作り方などの細部も非常に参考になりました」(水野氏)

提案に続きコンテンツ制作も担当した山田は、水野氏の丁寧なフィードバックに助けられたと語る。

「当然お客様はお忙しいので、上がってきた記事をさっとご一読されて、『これで進めてください』という方も多いのです。ですが水野さんは手を抜かず、かなりしっかり読んで赤入れしてくださいました。私たちは、そのビジネスのプロではないので、プロであるお客様から丁寧なフィードバックをいただけると、記事がさらにいいものになっていくということを肌で感じています。また、その熱量に触れて、僕らももっと本気でやろうという想いが増したので、その点でも非常にありがたかったですね」(山田)

これに対して水野氏は「認識の齟齬が生まれないように、なるべく自分の意図を伝えるようにした」と話す。コラボスタイルとFaber Company、両者がそれぞれの知見を生かし合ったコンテンツ制作が進められた様子がうかがえる。

コラボスタイルによれば、コンテンツ制作の結果、「ワークフロー」「ワークフローシステム」のキーワードについては記事公開後、検索順位は常時上位をキープ。狙い通りの結果となっている。さらに、サイトへのオーガニック流入も圧倒的に増加している

Faber Companyにコンテンツ制作を依頼する前(2022年4月)と直近(2023年9月)を比較して、下記の結果が出た。

アクセスの推移グラフ

◆ ユーザー数 128%UP=約2.3倍
◆ セッション数 106%UP=約2倍

今後はコンバージョンへの期待も。営業との連携の強さも生かしたマーケ施策を

より良いコンテンツを適切な場所に出していくためには、マーケチームだけでなく、他チームにも協力を得る場面も出てくる。「営業とマーケの溝」は多くの企業で課題として挙げられるが、同社が社内の理解や協力を得るために工夫していることはあるのだろうか。

「まず組織構造として、弊社のマーケチームは営業部管轄なのが他社とは違う点です。我々マーケはリード獲得数が最終的なKPIではありますが、当然ながら最終的な売上や受注数もウォッチしていますし、それ自体が評価対象になっています。

もう1つは、営業とマーケのコミュニケーション量です。私はインサイドセールス、フィールドセールスのマネージャー陣とよく話をしますし、小林のような現場メンバーも直接話す機会を設けています」(水野氏)

「毎月インサイドセールスチームと定例会をして、リードの傾向や商談化率について話しています。営業側からのフィードバックを受けて、マーケ施策の方向性を変えることもありますね。

例えば、明らかに商談化率の低い掲載媒体をどうしていくかについてはよく議題に上がるところですし、コラボフローと連携機能があるLINEWorksに関して、お客さまから連携相談が続いたときは、LINEWorks連携に関連するコンテンツを作った方がいいのではないかと考えます。話をしながらすぐに対応できる体制と関係性を築けているのは大きいですね」(小林氏)

サイトへのアクセス増、「ワークフロー」の認知拡大の先には、やはりコンバージョンの増加も見据えるはずだ。このような結果を受け、コラボスタイルは今後、どのような展望を抱いているのか。Faber Companyへの期待も合わせて聞いた。

「今後も引き続き、SEOには力を入れて、きちんと順位を取っていきたいと思います。コンテンツを拡充し、外堀が埋まった感覚はあるので、今度はまた『ワークフロー』というコアの部分に情報を足して、強化していく必要性があるかなと考えています。

今後ミエルカやFaber Companyさんに期待したいところは、テクニカルSEO部分です。『この記事のこういう部分をこう改修するとより順位が上がる』といった改善提案が出してもらえるようになると嬉しいなと思っています」(水野氏)

水野氏、小林氏

「今、精力的にCTAポイントの展開をしているところです。PV数は上がってきていますから、記事のサイテーションが増えていけば、今後コンバージョンは見込めると思っています。実績としてはこれからですが、かなり期待できるところです。

今後は展開した記事をより良く運用し、各キーワードで上位を獲得していくフェーズに入ると思います。ユーザー会やCSの方に教えてもらったミエルカの機能もいろいろ使いつつ、さらにコンテンツを強化していきたいと思います」(小林氏)

コラボスタイルはSEOコンテンツ制作において、重要キーワードはプロに任せ、自社でできる部分はツールを活用して内製・運用するというハイブリッドな体制で進めている。適材適所で自社の知見と外部の知見を掛け合わせた好事例だと言えるだろう。

企業プロフィール

  • 社名
    株式会社コラボスタイル
  • 事業内容
    ワークフローシステム「コラボフロー」の開発・運営・販売
    Webフォームサービス「コラボフォーム」の開発・運営・販売
  • サイト
    https://www.collabo-style.co.jp/
  • 担当
    水野 雅元 様、小林 豪 様

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