Googleでは、アップデートや変更が発生した際に、ドキュメントを通してユーザーに伝えられることがほとんどです。それらのドキュメントは、基本的に、Google Search Teamのライターたちによって書かれています。今回、そのライターの一人であるGoogleのLizzi Sassman(リズィ・サースマン)氏に、イギリス、ブライトンで開催された brightonSEO 2022 Autumn にて、弊社のWeb/ソフトウェア開発PMである市川莉緒がインタビューしました。
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Google検索セントラルの仕事のやりがいは?
市川:Lizzi、あなたはGoogle検索セントラルで、すべてのドキュメントを作成されているのですよね?
Lizzi Sassman:はい、その通りです。私はGoogle検索チームのテクニカルライターです。私たちがドキュメントを投稿しているポータルは、Google検索セントラルとも呼ばれています。
市川:この仕事のどんなところが好きですか?
Lizzi Sassman:とても楽しい仕事ですよ!このようなイベントに参加して、あなたのような方々に会うことができますし、Google検索の変化に合わせて仕事をしていくので、常に新しいチャレンジがあります。ライティングの良いところは、物事が発展するにつれて成長できる点、そして常に新しいことを学べる点だと思います。
市川:以前、SEOの専門家ではないとおっしゃっていましたが…
Lizzi Sassman:そうですね。私は自分自身をSEOの専門家だとは決して言えません。専門家だと断言するには、SEOはあまりにも奥が深すぎると思います(笑)。いつも、勉強中だと言っています。
ドキュメント改善のために、ユーザーは何ができる?
市川:ドキュメントを改善してほしい点があった場合、どのように連絡すれば良いですか?
Lizzi Sassman:各ページの上部に「フィードバックを送信」というボタンがあります。ページが良かったか、役に立たなかったかを親指を立てたり下げたりして評価できます。詳細情報も記入できますし、特定のセクションのスクリーンショットを撮るオプションもあります。誤訳や分かりにくい点、もっと知りたい情報があれば、そこに書き込んでください。それらのフィードバックは私のメールに届くようになっていて、私も毎日チェックしています。改善できる点があれば、できるだけ早く対応します。毎週木曜日には、その週に修正したバグについてメールでお知らせしているので、改修されたかどうかはメールで確認できると思います。
市川:日本語のフィードバックも読んでいるのですか?
Lizzi Sassman:はい、翻訳機能を使って読んでいます。日本語の読み書きや会話はできませんが、日本語で書いていただいても、フィードバックツールが翻訳するので、内容を確認することは可能です。「この用語は日本語ではこの方が良い」「これは分かりにくい」「これは間違っている」といったご意見も、日本語チームにフィードバックできます。
どういうフィードバックが一番ありがたい?
市川:どんなフィードバックを一番求めていますか?
Lizzi Sassman:私が知らないことを教えていただけるとありがたいです。例えば、詳細に書くべきなのに書いていないこと、分かりにくい点、間違っている用語などです。他の言語では、どうしても見落としがちになってしまうので、そういう点を教えてもらえると非常に嬉しいです。
Lizzi氏の最大のチャレンジは?
市川:では最後の質問です。ドキュメント作成や検索セントラル全体において、今のLizzさんにとっての最大の課題は何ですか?
Lizzi Sassman:今一番考えているのは、先ほどKenichi(弊社取締役の鈴木謙一)から指摘された点でもありますが、変更があった場合に、どうすればよりわかりやすく翻訳できるかということです。この問題に関しては、今もずっと考え続けています。
市川:チームには何人メンバーがいるのですか?
Lizzi Sassman:私と、皆さんがご存知のジョン・ミューラー、それからマーティン・スプリット、ダニエル・ワイズバーグ、ゲイリー、シンガポールオフィスにはアラン・ケントとチェリーがいます。私を含めて7人ですね。
市川:7人でいつもドキュメントを書いているのですか?
Lizzi Sassman:いえ、彼らはDeveloper Advocateという別の役割を担っています。皆さんとカンファレンスで話したりする人たちです。私は彼らと協力してドキュメントを作成しています。
市川:本日はありがとうございました。
Lizzi Sassman:こちらこそ、ありがとうございました。さようなら。
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