こんにちは!ミエルカ マーケティング担当の清水です。
2025年9月17日(水)、TODA HALL & CONFERENCE TOKYOにて、「ミエルカユーザー会」を開催しました!今年3月にミエルカはサービスリリースから10周年を迎え、節目の年をユーザーの皆さまと一緒にお祝いしたいという想いから、「10th Anniversary」をテーマに掲げました。
本レポートでは、当日の様子や各セッションの内容、そしてイベントに込めた想いをお届けします。
>>ミエルカユーザー会のダイジェスト動画もぜひご覧ください!
https://youtu.be/t9AjJ_UHB4A
ミエルカユーザー会とは
ミエルカユーザー会は、ミエルカSEOやミエルカヒートマップなど当社サービスをご利用いただいているユーザー様をお招きし、機能活用や施策事例を共有するだけなく、マーケティングに関わる新たな視点を提供する毎年恒例のイベントです。
多くの企業のマーケティング担当者は、同じ業務を担う仲間が社内に少なく、施策の悩みを相談できる相手も限られています。そこで「ミエルカユーザー」としてつながれる場をつくりたいと考え、この会をスタートしました。
今回のテーマは「感謝と進化」。10周年を迎えたことへの感謝と、次の10年に向けた進化の意味を込めています。
今年も100名を超えるユーザー様にご参加いただき、大盛況となりました!

セッションレポート
10周年の今回は、SEOにとどまらず幅広いテーマを扱い、ユーザー事例セッションやワークショップなど多彩なプログラムをお届けしました。
基調講演は、資生堂などでブランドマネージャーとして活躍された北原氏にお願いしました。SEOの領域でも「ブランド」と改めて言われるようにもなっているので、ブランド作りの最前線にいた方のお話が有用だと考えての企画です。
ユーザーさまのご登壇は1つの事例を深堀りするスタイルにし、2社さまにご協力をいただきました。直前のご依頼にも関わらず、ご快諾いただいたユーザーさまに感謝しかありません!
第1部:“じゃないほう”からヒントを得る新価値創造ブランディング
基調講演では、MICHI inc. 代表取締役CEOである北原 規稚⼦氏にブランディングについてお話いただきました。
北原氏は、ブランドを「意味=ベネフィット(価値)=相手に起こる良い変化」と定義したうえで、私たち生活者がお金を払うのは機能ではなくベネフィットだと語りました。
多くのWebサイトではサービスや商品の機能ばかりを訴求し、ベネフィットが十分に伝わっていないことが多いとのこと。自社サイトをチェックする際には、主語を「人」に置き換えて違和感があるかどうかで判断できるという話は、とても印象的でした。
さらに新しいベネフィットを生み出すには、常に見ている市場ではなく「じゃないほう」の市場を見ることも大切だと提言。データだけでなく異なる市場のインサイトを捉え、ベネフィットで応えることで新しい変化を社会にもたらすと強調されました。ご参加の皆さまが深く頷いていたように思います。
講演後にはグループディスカッションも行われ、学びのシェアや北原氏との交流で大いに盛り上がりました。
第2部:ミエルカユーザーセッション:ユーザー体験から考える、nobitel流CRO改善のリアル
ストレッチ専門店「Dr.stretch」で知られる株式会社nobitel 中島 涼子氏と、当社カスタマーサクセス 板橋 孝平によるセッションです。
CRO改善では「どこから手をつけるべきか」「数値の基準が分からない」といった課題があったとのこと。実際に「ミエルカヒートマップ」を使い、新店舗LPを改善。CTAの文言・位置の見直しやFAQ設置などを行い、成果につなげた事例をお話しいただきました。
またMEO対策ツール「ローカルミエルカ」を活用したGoogleマップ経由の予約件数向上施策についても共有をいただきました。複数プロダクトを通じて成果を出せている素晴らしい事例を聞くことができました!
中島さまが最後に施策を進めるポイントとして、「ミエルカさんのカスタマーサクセスの方にたくさん相談しましょう」と当社サポートも高くご評価いただけたのもとても嬉しかったです。
第3部:SEOは終わる?いま必要なGEO施策
当社 執行役員 月岡 克博が登壇し、2025年9月9日、日本語導入が正式に発表された「AI Mode」の話を交えつつ、話題のGEO(Generative Engine Optimization:生成AI検索最適化)について解説しました。
進化の早いAI領域は不確定要素が多く、特別な施策も明日も有効かどうかわかりません。そしてSEOで良いとされている多くのことは、AI検索にも有効である可能性が高い。そのような現状を見るに、基本的に、今できるGEO施策はSEOの延長線上にあります。
SEO以外でできることがあるとすれば、「現状を把握し、競合他社との差分に気づくこと」。生成AIの応答内容の中で、自社のブランド名が露出するか、自社のサイトが引用されるか、などの計測環境整備から始めるのがよいのでは、というのが月岡の提案。
ミエルカSEOでは、そうした計測環境を新機能として提供開始しています。GPTやGeminiなどの生成AIだけでなく、AI Overviewsでの露出状況やブランド名の表示・引用状況もモニタリング可能です。また利用されていない方はぜひ無料トライアルをお試しください。
>> ミエルカSEOの無料トライアルは こちら
さらに、講演の途中で、スペシャルゲストが登場!
まさにGEO施策を支援している 八代目儀兵衛 取締役CMO 神徳氏を壇上にお迎えして、AI検索時代におけるブランド露出のビジネスインパクトについても語っていただきました。
第4部:コクーが実践するBtoB×ミエルカSEO活用術
「人財×デジタル」で社会のDXを推進するコクー株式会社から、熊倉 幸子氏・檜田 詩菜氏が登壇。当社 竹口が聞き手となって、BtoB領域におけるミエルカSEO活用事例のセッションです。
コクーさまは「ミエルカSEO」の分析機能を中心に活用。
- GA4連携による「サイトレポート>ページ分析」
- Search Console連携による「サチコミエルカ>CTR改善ページ発掘」
などの機能を活用し、ページごとの成果やキーワード流入状況を確認して施策に活かしているそうです。個人的にですが、檜田さんがとても楽しそうに施策についてお話いただける姿が、嬉しかったです!
第5部:ブランド第一想起を獲得しよう!ミエルカユーザー会のワークショップ
最後はワークショップ。テーマは 「自社ブランドの第一想起を獲得するには?」。
題材として、先ほどご登壇いただいた、八代目儀兵衛さんのブランド第一想起を獲得するために、各グループで議論していただきました。
どうすれば八代目儀兵衛さんの商品が「結婚内祝い」の贈り物として選ばれるようになるのか。グループごとに意見を出し合い、SEO・SNS・式場とのタイアップなど、多様なアプローチが生まれました。異なる業種のユーザー同士だからこその視点交換ができ、大変盛り上がったのではないでしょうか!
懇親会&アンケート結果
懇親会でも交流は続き、参加者の中には関西、四国地方からお越しいただいた方も…!地域を超えたつながりが生まれる場となり終始濃い時間を過ごせました。
アンケート結果は以下の通りです。
- 満足度:8.7/10点
- おすすめ度:9/10点
【参加者コメント(一部抜粋)】
- 参加者にとって有意義な時間にしようという気持ちが感じられて楽しく参加できた
- どの登壇者様のお話も大変参考になり、なによりミエルカユーザーであるという親近感が良かった
- 施策から機能活用の事例まで幅広く学べた
次回開催に向けて
10周年という大きな節目を、ミエルカユーザーの皆さまと一緒に迎えられたことを心より嬉しく思います。
今回のユーザー会は、登壇者の皆さまのご協力はもちろん、参加者一人ひとりの交流によって、非常に実りある時間となりました。次の10年も、変化の激しいマーケティング環境の中で「ともに学び、ともに成長する場」としてミエルカシリーズ、ミエルカユーザー会を進化させていきたいと考えています。
引き続き、Faber Companyと「ミエルカシリーズ」をどうぞよろしくお願いいたします!
※参加できなかったユーザーの皆さまへ※
一部講演内容はアーカイブ動画の公開を予定しています。そちらの用意ができるまで、今しばらくお待ちください。また少人数で実施するミニユーザー会の開催も検討しています。ぜひお誘いさせてくださいませ。