YouTube で動画を作るときは、ユーザーのニーズを知る必要があります。記事コンテンツ同様に、ユーザーの「知りたい」に応えることで集客効果UPを期待できるからです。
しかし、何の「検索キーワードで上位表示させたいか」決まらないと、施策の打ちようがありません。そのためにまず、You Tubeにおける検索キーワードのヒントを得る調査方法について理解する必要があります。本記事ではYouTubeチャンネル「ミエルカチャンネル」を運用する、YouTubeコンサルタント中山順司が5つのキーワード選定方法を紹介します。
5つのキーワード選定方法
1.オートコンプリート機能を使う
YouTubeの検索ボックスを使って調べる、もっともシンプルなキーワード調査方法です。
こちらは、〝中古マンション〟というワードの後ろにスペースをいれたときの、オートコンプリートの表示です。
(一般的に「サジェストワード」とも呼ばれます。入力中の文字列から推測されたキーワード の入力候補のこと)
〝中古マンション〟を起点として検索している人が、何を知りたいのか垣間見ることができます。
「貸したい人」「探したい人」「購入の流れを知りたい人」「投資したい人」「リフォームしたい人」「購入者の声を聞きたい人」「物件を見極めたい人」などがいるようですね。
次は、YouTubeの検索ボックスに「_(アンダースコア)」を入れてからキーワードを入力する方法でも調べてみましょう。
この方法では〝中古マンション〟が関連となる元キーワードを見つけられます。
一部、かぶっている部分もありますが、以下の人たちもYouTubeに解を求めていることがわかります。
- (中古マンション購入時の)住宅ローン控除の申請法を知りたい人
- (中古マンションの)新築と中古で迷っている人
- (中古マンションを)エリア別に探している人
- (中古マンションを購入したいので)値引き方法を知りたい人
- (中古マンションの)リフォーム工事をしたい人
- (中古マンションを得意とする)リフォーム工事業者を探している人
2.ahrefsのKeywords Explorerを見る
お次は、有名な有料ツール「ahrefs(エイチレフス)」を使う方法です。
Keywords Explorerという機能を使うと、関連ワードを簡単に見つけられます。
数は少ないですが、関連するキーワードが表示されます。
オートコンプリート機能では見えなかった、「購入時の注意点」を知りたい層が一定数いるとイメージできました。
▶︎ ahrefs
3.YouTubeアナリティクスのトラフィックソース
次に、自社のYouTubeチャンネルの流入キーワードからもヒントを得ます。
「YouTube Studio」のアナリティクス機能を使うと、視聴者がどんなキーワードから流入してくれているか分かります。
トラフィックソース内の「YouTube検索」から確認してみましょう。
上記の[詳細]をクリックすると、キーワード毎に視聴回数や平均視聴時間も確認できます。
まれに「なぜ、こんなキーワードで流入しているの?」と首をかしげることもありますが、新たな発見や気づきを与えてくれることもあり、需要を知るためにもトラフィックソースは見ておくことをオススメします。
4.Keyword Tool を利用する
SEOに取り組んだことのある方は、「Keyword Tool」は聞いたことがあるかもしれませんね。
実はGoogleやAmazon、Bing以外に「YouTube」のタブもあります。
無料版でも関連キーワードの取得までは可能です。
ただし、肝心の「検索ボリューム」「トレンド」「CPC(クリック単価)」「競合度」は有料版でないとわかりません。
まずは「どんなワードで検索されているのかな?」というアタリをつける初期調査としてなら、無料版でも活用できると思うので紹介しておきます。
※5つめ以降はマスクがかかっていて見られません(画面は無料版)
▶︎ Keyword Tool
5.競合チャンネルで使われているキーワードを探る
ベンチマークしている競合チャンネルも、キーワードのヒントを得る観点から見てみましょう。
例えば、YouTube動画には、管理者がハッシュタグとタグを付けられます。
これらの目的は「より多くの人に検索経由でリーチするため」と「YouTubeのAIに認識してもらうため」なのですが、実は情報の宝庫だったりします。
ハッシュタグを見る方法
動画の概要欄に「#」が付いたキーワードを見ることがあると思いますが、これがハッシュタグ。ハッシュタグは検索結果に関係する部分です。
ここのワードは、イコール「この単語で検索されたい」という意思表示の表れでもあります。チェックしない理由はありません。
タグを見る方法
タグは関連動画の表示に影響します。競合がどんなタグを付けているのか、チェックしてください。
ただし、ハッシュタグは画面上で見られますが、タグは非表示なので概要欄には表示されません。
無料のchrome拡張機能「YouTube Tags」を使って見てみましょう。これを使えば一発でタグが可視化されます。
▶︎ YouTube Tags
ただ、ときどきバグるのか、エラー表示されることもしばしばあります。
そんなときの【対処法】は、タグを調べたいYoutube動画のページ上で右クリック→「ページのソースを表示」をクリックすればOK。
ソースが出ますので、「Ctrlt + F」で「keyword」を検索するとチェックできます。
上記はとある日曜大工動画のソースなのですが、「keyword」で検索すると、こんなかんじで見つかります。
→「大工仕事」「木ダボ」「棚を作る」がタグです。
木ダボってなんだろう?と調べてみたら、「木材にあけたダボ穴に入りやすいように先端の角がつぶされている短い丸棒のこと」で、6mm~10mmのサイズがあって、接合する木材の大きさに合わせて選ぶのだそうです。
タグは関連動画の表示に影響しますし、キーワードの発見に役立つのでチェックをお忘れなく。
以上が、YouTube動画のキーワードを決めるときのヒントとなる方法です。
どれもやっておきたい調査方法ですが、正直あちこちのデータを見に行かないといけないので面倒です。「キーワードのヒントを得て」「流入キーワードもチェックし」「競合チャンネルの分析まで」一挙に調べたい方は、You Tube動画集客支援ツール「DOUGA MIERUCA(動画 ミエルカ)」をオススメします。
DOUGA MIERUCA(動画 ミエルカ)でくわしく調べる
「DOUGA MIERUCA(動画 ミエルカ)は、YouTubeチャンネルを運営する企業にオススメのツールです。動画コンテンツの制作・分析に必要なデータを、一気に調査できるので便利です。
特に便利な機能
- 自社チャンネル分析
- 閲覧ユーザーの属性情報や流入キーワード、視聴時間など、自社のYouTubeチャンネルを分析できる機能があります。企画のヒントを得られるので、僕は好きです。
- 競合チャンネル比較調査
- 登録者数、動画数、再生回数などを競合と比較する機能は、上長へのレポート作成にも便利。これは自社チャンネルの弱点や、伸ばすべき改善ポイントをつかめます。
- 動画企画のネタ探し
- YouTube内のサジェストキーワードや、よく利用されているテーマを確認できます。 合わせて平均再生回数や影響力の強いチャンネル一覧なども表示されるので、どのような企画で動画を作成していけば反響が出やすいか、トレンド調査も可能です。
無料相談を利用してプロの知恵を使う
困っているなら、一人で悩む時間がもったいないです。企業のYouTubeチャンネルを運用している、僕の知恵を気軽に利用してください。コンサルティングサービスを始めたばかりなので、無料相談(30分程度)を積極的に承っています。
キーワード選定はもちろん、コンセプト策定や市場分析までご相談にのれます。 このタイミングにぜひ、貴社のYouTubeチャンネルを伸ばしてくださいね。