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コンテンツ構成案の不安を解消。制作会社がMIERUCA(ミエルカ)を活用するメリットとは?

株式会社はたらクリエイト 2020.05.22 2024/1/26

  • ミエルカを導入して、明確な根拠を持って構成案を制作できるようになった。またコンサルタントのフォローも手厚いため、より良い構成案につながった
  • 制作会社として、クライアントや受注できる仕事の幅が広がった
  • ツールだけなく、オンラインセミナーも充実しているので、最新の情報やノウハウを学べる

「株式会社はたらクリエイト」(本社:長野県上田市)は、コンテンツの受託制作のほか、同社のスタッフがクライアントへリモートで参画し業務をサポートする、リモートチームサービス「hatakuri.(ハタクリ)」というサービスを提供する企業です。

制作会社としてコンテンツ制作を行っていくなかで、「自分の推測を含んだ構成案が本当にベストなのかと悩み、ミエルカを導入した」と同社マーケティング部の柚木氏は話します。
構成案作成時に、「ミエルカをどう活用し、どのように構成案が変化したのか」などを柚木氏に伺いました。

ミエルカ導入時の課題

「ライティングに自信はあったが、構成案の根拠に確信がなく、不安があった」

―導入前の会社の状況についてお教えください

弊社は、3年前に会社を立ち上げ、初めての定期的な依頼がコンテンツ執筆の依頼でした。そこから、段々とコンテンツの受託制作をするようになりました。
今年からは、リード獲得と自社メディアを通じた知見をクライアントに還元することを目的とし、会社HP内の「お役立ち記事」という形で自社コンテンツの制作も行っています。

―当時の課題についてお教えください

これまでのクライアントワークを通じて、コンテンツを制作するためのノウハウは着実に溜まっていましたし、書けるとは自負していました。

しかし、コンテンツを書くための構成案作成が課題でした。
月間検索数やサジェストキーワード(検索エンジンが、ユーザーニーズが高いと判断し、予測変換に登録しているキーワード)など、構成案を作るために何を基準にどう作れば効果的なのかが曖昧で、「本当にこの構成案でベストなのか」と悩んでいました。

特にサジェストキーワードが多いときは迷いましたね。少なければ迷う必要はありませんが、多い時に「どのキーワードが重要なのか」「キーワード同士でどうつながっているのか」「なぜユーザーはこの言葉を調べているのか」が掴みにくい時もあります。
より質の高いコンテンツや構成案を作っていくために、有料ツールを入れていく必要があると感じていたことが導入の始まりです。

ミエルカを選んだ3つの理由

一つ目は、ミエルカを導入していたクライアントがいたからです。

クライアントが構成案を作成し、ライティングを我々が行う形式で仕事をした際、そのクライアントから送られてくる構成案が緻密で、質が非常に高かったのです。しかも、そのクライアントの構成案通りに執筆すると、きちんと検索上位に表示されていました。

二つ目は、操作性が良く、マニュアル動画もかなり分かりやすかったので、どんなスタッフでも使いこなせそうだと感じたことです。

自分以外のスタッフが担当になってもおそらく使いこなせると感じました。
現在は私しかこの業務を行っていませんが、今後スタッフに引き継いでいくときに、ミエルカなら他の人でも同じようにできると思いました。

ミエルカのマニュアル画面のスクリーンショット
ミエルカのマニュアル画面のスクリーンショット。
各機能に動画とスライドのマニュアルがあり、誰でも使いこなせる

三つ目は、クライアントのメディアにも使用可能な点です。

いくつか他の有料ツールのお話も伺っていましたが、自社メディアか自社サイト限定でした。質が高いかつ、クライアントからの依頼案件に使ってもいいツールは他には見当たらず、ミエルカの導入を決定しました。

ミエルカの活用方法

「検索意図の読み解き」や「上位サイト分析」で、構成案作成時の悩みを解決

―ミエルカをどのように使われていますか?

特にコンテンツの構成案を作る際に、活用しています。
まず、「サジェストインテンション機能(※1)」を使って、キーワードに対するユーザーの検索意図を大まかに掴み、コンテンツに「何をどこまで書くか」を考えていきます。

(※1)「サジェストインテンション機能」とは?
サジェストと自サイトや競合の順位を取得し、それらの「検索ボリューム」と「関係性」をバブルチャートで表示します。
当該テーマにおいて、一体どれくらいの検索意図のカタマリがあるか、つまりユーザーニーズを満たすために、何本のコンテンツを用いて網羅していくのかを検討するときなどに便利です。意図が近い(=円の距離が近いキーワード)は1つのコンテンツでまとめて紹介し、逆に距離が遠いキーワードは別のコンテンツをつくるというイメージです。

次に、「クエリタイプ分析機能(※2)」で、上位サイトがどのような方向性で記事を書いているかを分析し、自社のコンテンツの方向性を決定します。

(※2)「クエリタイプ分析」とは?
弊社では、5つのクエリタイプを定義しています。
コンテンツページで狙える4つのクエリタイプ(「とは」、「HOW TO」、「比較検討」、「感情」)、コンテンツページでは狙えない「取引」の計5つです。
クエリタイプ分析機能では、検索結果上でどのタイプが強い傾向にあるのかを把握し、「だれに向けて何を書けばいいか」の分析を短時間で行います。検索結果におけるユーザーニーズ読み解き、ターゲット設定のきっかけとなります。
調査キーワードが自サイトで狙えるかの判断や、何位の枠が狙えるかの見立てなどへの活用が可能です。

構成案作成のおおまかな流れ

今回、個人のキャリア概念として提唱されている「キャリアアンカー」(月間検索数約5,000)というキーワードをベースに、実際に制作した記事を例にして、使い方を説明します。
まず、サジェストインテンション機能を使って、検索意図を大まかに分類・グループ分けしていきます。

サジェストインテンション機能

上記の図から

・(キャリアアンカーを)受診したい
・(キャリアアンカーの)概念を知りたい
・(キャリアアンカーの)活かし方を知りたい

という大きく3つの意図に分類されることが分かりました。

細かく分析すると、これら以外にも

・キャリアアンカーの結果についての詳細が知りたい
・キャリアアンカーの書籍を探している

などの意図があることも分かります。

近い検索意図が近いところで固まっているので、「この辺りをまとめて書こう」「ここは分けた方がいい、一緒に書いた方がいい」などと、視覚的に理解でき、非常に役立ちます。

これまでは、ユーザーの情報ニーズを調べる手がかりのひとつとして、「サジェストキーワード」を使っていましたが、

・ユーザーは、なぜこの言葉を調べているのか?
・どういう関連性があるのか

などが分かりにくく、推測も含まれていたこともありましたが、ミエルカを導入したことで、明確に理解ができています。

大まかな意図を把握した後は、「クエリタイプ分析」という機能を使っていきます。

クエリタイプ分析の結果
構成案を作成するために、実際に使用しているエクセルのスクリーンショット。
クエリタイプ分析の結果やタイトルや小見出しなどをエクセルにまとめて分析をしている

「クエリタイプ分析」を使えば、上位サイトがどんな方向性で記事を書いているのかが一目で分かります。
今回の「キャリアアンカー」というキーワードの例で考えるなら、1位だけ「How to記事」になっていて、2~6位は「キャリアアンカーとは?」という記事になっています。

1位だけ少し異質です。
この結果を念頭に置きながら、上位サイトの分析を行っていくと、ユーザーは「キャリアアンカー」について知りたいだけでなく、「活用方法やどう生かすか?」という部分まで求めているのではないか?と思い至ります。だから「How to」記事が1位に来ていると私は感じました。

この分析から、「キャリアアンカーとは?」だけを説明するのではなく、それを「どう活用するか」まで書かないと、ユーザーの検索意図に答えられず、検索上位に来ないであろうと考えました。

実際の記事には、「キャリアアンカーとは?」を書き、さらに「それをどう活かすか?」まで入れました。(実際に制作した記事はこちら

「クエリタイプ分析」のおかげで、上位サイトの分析が、格段にやりやすくなりました。
今までは実際にサイトを見に行って、H1~H3までを丁寧に見ていき、どういう構成になっているかを自分で見ていくしかありません。結局、そのサイトが、何を言っているのかを把握するのに時間がかかっていました。
しかし、この機能を使えば、競合である上位サイトの傾向が簡単に分析できます。

上記の例のように、「1位のサイトと2位のサイトで書いている方向性が違う」ということがすぐに分かります。
弊社の場合はここまで分析を行い、構成案を作っています。
こうした分析を通じて作成した「キャリアアンカー」についての記事は、徐々に検索順位がつきはじめているので、今後が楽しみです。

ミエルカの効果①

「ミエルカは、ツール以外にもメリットがある」

―ミエルカを導入したことで、どのような効果を感じますか?

これまでお話してきたように、構成案が非常に緻密になりました。
検索意図の読み解きや上位サイトの分析を通して、これまでより検索意図を捉えた質の高い構成案を作れるようになったと感じています。

また、それ以外にも2点のメリットを感じています。

➀フォローが手厚く、構成案の添削まで行ってくれるので、自分自身の学びになる
➁ツールだけなく、オンラインセミナーも充実しているので、最新情報やノウハウを学べる

フォローが手厚く、構成案の添削が自分の学びに

弊社の場合、構成案を作成した後に、Faber Companyのコンサルタントから構成案についてのアドバイスをもらっています。

今回の「キャリアアンカー」の例でいけば、サジェストキーワードが多く、出てきたキーワードを記事の中にすべて盛り込もうとしていました。しかし、担当の方から、「それではすべて検索意図から遠くなってしまいます。1コンテンツにつき1ペルソナを徹底しましょう。検索意図に応じて、診断したい人や活用したい人向けに書いた方がいいです」とアドバイスをされました。

下記のようなExcelを使って、やり取りをしていますが、コンサルタントが改善例を具体的に作ってくれ、非常に分かりやすかったです。

構成案のスクリーンショット
コンサルタントとやり取りしていた構成案のスクリーンショット。
左側に作成いただいた構成案、右側にコンサルタントからの修正指示やアドバイスが書き込まれている

ユーザーの検索意図と向き合った構成案になっているか?を問われて、軌道修正をしてもらいながら、日々構成案を制作しています。
こうしたやり取りが、私にとって非常に勉強になっています。

オンラインセミナーも充実し、最新情報やノウハウを学べる

ミエルカを導入した企業向けのオンラインセミナーに積極的に参加していて、自分自身のスキル向上にもつながっています。基礎的なSEOの話から、構成案の作り方、リライトの仕方…などセミナーに参加しました。

セミナーでは、記事の内容だけでなく、サイトの作り方についての話もあり、E-A-T(コンテンツの専門性・権威性・信頼性)を高める方法やGoogleのアップデートなどの最新情報を逐一届けてしてくれているのも、ありがたいですし、勉強になっています。

地方にある会社だと、東京に行くだけでも時間もお金もかかりますし、なかなかセミナーに参加するのも難しい場合が多いです。
しかし、オンラインでも有意義なセミナーを開いてくれているので、地方の会社にとっては非常に価値があるセミナーだと思っています。

ミエルカの効果②

「制作会社がミエルカを導入すれば、仕事の幅が広がり、単価が上がることにつながるはず」

―制作会社としてミエルカを活用している意義や意味についてお教えください

「記事制作業務を一貫して請け負うことができる」というのが、制作会社が導入するメリットだと思います。記事制作において、最初から最後まで自分たちでできるようになると、クライアントの対象も広がりますし、単価も上がっていきます。ライティングのみを行う制作会社と差別化を図ることにもつながります。

クライアントが自社で構成案作り、その後、制作会社がライティングをして、原稿を戻すというパターンもありますが、ライティングのみの業務だと単価があまり上がらず、対象のクライアントも限られてきます

構成案から制作会社が自社でしっかりしたものを作れるようになれば、クライアントの幅が広がり、受注単価も上がります。

今は、「Webメディアを立ち上げたいけど、どうしたらいいか分からない」「リソースがなく、構成案すら社内で作りたくない」という会社は本当に多いと思います。そうした会社に対して、制作会社としてアプローチすることが可能になるはずです。

ミエルカを活用し、編集部機能ごと引き受ける方が制作会社として価値を出せると個人的に考えているので、制作会社にも導入を是非おすすめしたいですね。

今後の活用方法

自社メディアの記事を増やして流入を増やしつつ、そこで培ったノウハウをクライアント企業にも還元していきたいと考えています。自分たちのリソースをかけて得たノウハウは説得力もありますよね。
新規のWebメディアの立ち上げも企画していて、そちらでもミエルカを活用していきたいと思っています。

ミエルカの機能を見る

企業プロフィール

  • 社名
    株式会社はたらクリエイト
  • 事業内容
    オンラインによるオフィス業務代行、コンテンツ制作受託業務、人材育成業務など
  • サイト
    https://hatakuri.jp/
  • 導入時期
    2020年3月
  • 担当
    マーケティング部 柚木 真 様
  • 体制
    1名

導入担当よりひと言

クライアントはもちろん自身の業務にも熱心に向きあっている柚木さん。自社やクライアントの成長に尽力されていることが毎回のやりとりを通して伝わってきて、一緒に仕事をしていてとても楽しいです。構成案のやりとりなども、お伝えした内容をアレンジしてよりブラッシュアップされたアイディアをお戻しくださるので、私自身も日々とても勉強になっています。アップされた記事はじわじわと順位がつきはじめており、今後の成長がとても楽しみです!(担当:永井 宏佳)

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