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BtoBオウンドメディアでCV1.6倍!SEO&ヒートマップとサポートで実現する、ユーザーファーストなコンテンツSEOとは

ソーシャルデータバンク株式会社 2024.03.29 2024/4/4

  • 検索順位の定点観測、新規キーワードの発見を効率化
  • 公開後の改善施策もスピードアップ、アクセス&CV増の成果に
  • ユーザーファーストなコンテンツを作るための余裕が生まれる

オウンドメディア運用において、限られたリソースのなかでの成果を最大化したいと考える企業は決して少なくありません。「制作する記事の本数を担保したい」「すでに公開されている記事のメンテナンスも行いたい」「コンテンツあたりのクオリティの底上げもしたい」など、メディアによって解決したい課題はさまざまなのではないでしょうか。

LINEマーケティングツール「Liny」を展開するソーシャルデータバンク株式会社でも、オウンドメディアによる集客・サービスの認知拡大施策の中で同様の課題を抱えていました。「取り組みたい施策は数多くあるが、人員、時間の兼ね合いなどでなかなか思うような運用ができていない」といった課題が存在していたのだそう。

そんな折、「ミエルカSEO」「ミエルカヒートマップ」を導入したことで、これまで時間がかかっていたコンテンツ企画やSEOに関する分析作業が大幅に短縮され、実施できていなかった施策に挑戦することができるように。より効率的な運用を開始し、CV数も1.6倍に向上しました。今回は、カスタマーサクセス担当者とも二人三脚で歩んだという導入から活用までの軌跡を伺います。

サービスの認知拡大を目的にオウンドメディアをスタート

── まず、貴社の事業内容について教えていただけますか?

加藤様:
弊社は、LINE公式アカウントの配信・運用・管理をサポートするマーケティングツール「Liny」の開発・販売を行なっている企業です。「LINE」の企業向けアカウントである「LINE公式アカウント」と連携し、より密なコミュニケーションを効率よく実現することで、企業の広報・宣伝・採用など、さまざまな場面における顧客の“ファン化”を目指しています。サービスリリースは2017年。同業他社のなかではいち早くこのビジネスモデルを確立してきました。

加藤様
ソーシャルデータバンク株式会社 広報部 加藤様

我々のチーム(広報部)では、社内エンゲージメントを高めるための社内報制作のようなブランディング施策のほか、Linyのサービスサイト・オウンドメディアなどの運用管理、デジタル広告やCMなどの広告施策の企画実行も行なっています。リード獲得数の最大化を目指すというミッションのもとで、クリエイティブを伴う取り組みを幅広く実行しています。

Liny

今回お話するオウンドメディア「LINE活用ブログ」が立ち上がったのは、Linyのサービスリリースから1年後の2018年。

当時から現在まで、サービスの認知拡大を目指して運用を行なっています。運用開始段階からコンテンツSEOを意識した記事制作を実施。基本的なキーワード設計を行い、それに基づいた制作、掲載を行なってきました。

オウンドメディアの運用においては、ディレクション兼ライターが1名おり、広報部長としてわたしが全体統括を、稲葉がメディア内のメンテナンスや分析などの細かな業務を担当しています。

「オウンドメディアの現状がわからない」に終止符を打ちたかった

── 今回、まず「ミエルカSEO」を導入いただき、約1年後に「ミエルカヒートマップ」を追加導入いただきました。各サービス導入の背景にあったきっかけや課題について伺えますか?

稲葉様:
一番大きな課題だったのは、メディアの現状を定点観測する効率的な手法がないことでした。

「ミエルカSEO」を導入した2022年当時、オウンドメディアには150本以上の記事が存在しており、それらの記事の検索順位やアクセス数を定点観測しながら、さらに記事制作に注力していこうとしていたタイミングでした。

稲葉様
ソーシャルデータバンク株式会社 広報部 稲葉様

そこで、サービスの認知拡大に向けて、今後どういったキーワードに基づいて記事制作を進めていくのかを検討していきたいと考えていました。また、これまで制作した記事についても、検索順位変動や記事自体のセッション数、滞在時間をしっかりと確認してメンテナンスをしたいとも思案していたのです。

ところが、これらを実施するための現状把握や定点観測が足りていない、というのが課題でした。当時はこれといったマーケティングツールを導入していなかったので、Googleサーチコンソールで1記事ずつ分析して、他記事と比較して……、という進め方だったんです。ただ、その手法だとあまりに時間がかかってしまいますし、記事同士での比較検討も非常に困難。

そこで、まずは「ミエルカSEO」を活用して、現状を把握しながら、以後制作していく記事のキーワード選定も同時に進行していこうと決断しました。ツール選定については、ディレクションの鈴木が主に検討・提案をしてくれました。

鈴木様:
私自身、前職でWebコンテンツを中心とした制作会社に在籍していた経験があり、クライアント向けのコンテンツマーケティングツールの比較検討やサービス選定をしていたことがありました。その際に「ミエルカSEO」がとてもいいサービスだなと思っていたので、弊社での取り組みでも迷わず導入したいなと。

それと、以前にFaber Companyのコンサルタントの方から、コンテンツSEOについて学ぶ機会がありました。そのときに教えていただいたのが、小手先の技術やテクニックに頼らない本質的なコンテンツSEOの考え方。“ユーザーファーストであれ” というお話でしたが、それがとても印象に残っています。

コンテンツSEOを実施していくうえで、いまだに私の考え方の礎になっているものを学んだということもあり、Faber Companyという企業そのものへの信頼感も厚かったのだと思います。

── 弊社に対するポジティブなご意見、嬉しいです。「ミエルカヒートマップ」をその後に導入いただいたのも、同様の理由からということでしょうか?

稲葉様:
そうですね。ヒートマップツールについては、もともと他社のサービスを活用していました。ただ、ログインエラーを起こしやすかったり、動作の点で少し不便な印象があったため、いずれ代替ツールを探さなければと感じていたんです。

「ミエルカSEO」を活用していくなかで、不便さを感じていなかったため、ヒートマップツールにおいても「ミエルカヒートマップ」に乗り換えようという話になりました。

より魅力的なコンテンツ制作へと、一歩踏み出せるように

── それぞれのサービスを導入いただいたあと、具体的には、どのような施策を実施されていたのでしょうか?

稲葉様:
導入前に実施したいと考えていた、基本的な定点観測を中心とした分析を行いました。具体的には、コンテンツそれぞれにおける検索順位の変動把握、キーワードの検索回数調査、新しい検索キーワードの発掘などです。

これらを週次で確認しながら、既存のコンテンツ改善や新規記事の制作を進めていきました。「ミエルカヒートマップ」でも、ユーザー行動を中心にページ分析を行なっています。

検索順位変動がわかりやすくなったのはもちろん嬉しかったですが、メディアとして大きく躍進できたと感じたのは、新たなテーマキーワードを発掘しながらコンテンツ制作を進められたこと。

というのも、目に見えている範疇のキーワードを制作したあと、どういった形でメディア運用を進めていくのか悩んでしまうメディア担当者は多いと思います。

加藤さま

その際に「ミエルカSEO」のサジェスト抽出機能を活用することで、本丸のやや外側にあるキーワードを見つけることができたり、より検索ボリュームの大きいキーワードに対するコンテンツ制作を実行できたりするようになりました。

実際に、キーワード選定の幅を広げてコンテンツ制作を行なったところ、ボリュームとしては大きな「LINE マーケティング」というキーワードにおいて最高1位(2024年3月時点)を獲得できるまでに成長しました。

KW「LINE マーケティング」の推移
記事公開後、着々と順位を上げていき「LINE マーケティング」キーワードで1位を獲得

鈴木様:
タイムリーなものでは、2023年10月にLINE社・ヤフー社が経営統合したタイミングで行ったCRO施策が印象に残っています。

経営統合によって、LINE公式アカウント関連の公式サイトのドメインが変更になりました。それまで、LINE公式アカウント関連のキーワードではLINE社の公式サイトが複数ランクインしていたのですが、ドメイン変更に伴って当社のブログ記事が一時的に「LINE公式アカウント」で3位にランクインしました。(1位・2位は「LINE公式アカウント」のスマホアプリのダウンロードページ)

一時的な変化ではあるものの、この機会を最大限に活かしたいと思い、ヒートマップを使って上位表示された記事を分析して、記事内のよく読まれている部分(高熟読エリア)のそばにCTAを設置したところ、月平均と比べて数倍のコンバージョンを獲得することができました。

ヒートマップCTAイメージ図

通常の業務と同時並行でこのような対応ができたのは、改善点を見つけやすいヒートマップのおかげだったと思います。

── サービスを導入したことで得られている成果や、導入前後での変化についても教えていただけますか?

加藤様:
定量的、定性的、それぞれにおいて成果があるので、まずは定量的な成果からお話します。

「ミエルカSEO」を導入してからの1年間で、コンバージョン数が1.6倍に成長し、CVRも1.5倍に増加しました。しっかりとユーザー獲得できるコンテンツを作れるようになったことも理由ですが、「ミエルカSEO」を導入したことで、記事制作後の改善スピードも大幅にアップしているのでメンテナンスが進めやすかったと実感しています。

また、定性的な成果としては、ユーザーファーストな記事制作を実現できる体制が整ってきたことが挙げられます。今までは分析や制作で手一杯という状況でしたが、「ミエルカSEO」が分析の多くを担ってくれるので、時間に余裕が生まれました。その時間を通して、記事内の挿絵をデザインしたり、テキストの表現などをより丁寧に推敲できるようになっています。

クイズイベント
記事内の挿絵の例。実際のトーク画面を用いて、活用イメージをわかりやすく伝えている

鈴木様:
LINE公式アカウントにまつわるトピックスや活用事例を記事にすることが多いのですが、こういった情報は文章だけよりも、画像を入れて解説したほうがわかりやすいですし、読者にとっても自社のLINE運営にすぐに活かせると思っています。

ただ、今までは「作りたくても時間がないから……」と諦めるしかありませんでした。ユーザーファーストなコンテンツSEOの考え方に則した制作を進められるようになって、喜びも大きいですし、その結果として成果も生まれてホッとしています。

学びの場と丁寧なサポートがメディア成長の一助に

── 「ミエルカSEO」「ミエルカヒートマップ」というツール自体だけではない、弊社のサポートについても感じていることがあれば教えてください。

稲葉様:
カスタマーサクセスのみなさんが丁寧にサポートしてくださること、勉強会やユーザー会などを通して学ぶ機会をいただけること。この二点が、サービスを導入したことと同じくらい有意義ですごく助かっています。

稲葉様、加藤様

コンサルタントというと対話や相談に乗ってくれる印象が強いですが、Faber Companyのカスタマーサクセスのみなさんは手を動かして一緒に施策を考えてくれるんです。

記事の構成案に煮詰まっていたら「こういったものはどうですか?」と検討した構成案を提示してくれますし、分析を一緒に進めてくれて順位変動の理由を考察してくれたり。

メディア運用における多種多様な知見を持っている方の声をもらえて、手厚くサポートいただけるのは本当に心強いです。社内でも「Faber Companyの社員さんみたいな人を採用したいよね」って声が挙がるくらいに頼りにしています(笑)。

マーケティングツールは、もちろん使い勝手がいいことが最重要。ですが、ただ導入するだけではそのポテンシャルを精一杯発揮することがむずかしいです。使い方、アプローチを熟知している人がサポートしてくれるからこそ、真価を発揮できるのかなと思っています。

── お褒めの言葉をいただけて嬉しい限りです。では、最後に今後の貴社の取り組みや展望についても教えていただけますか?

加藤様:
メディアとしてのCV数向上は達成できつつありますが、もっと伸ばしていきたい。なので、今後はコンバージョン率の最大化(CRO)にさらに注力したいと考えています。

今、オウンドメディアの評判が社内的にもすごくポジティブなもので、営業さんからの評判もいいんです。だからこそ、営業さんへのヒアリングができて、一次情報を受け取れる。それらを記事に反映することができるような取り組みもできてきました。

社内メンバーが協力してくれる体制も生まれつつあるので、今までよりも手厚く、わかりやすく、信頼性の高い記事をコツコツと制作できるよう、引き続き頑張りたいと思います。Faber Companyのみなさんからもたくさん学びをいただきたいので、これからもよろしくお願いします!

── こちらこそよろしくお願いいたします。今後も、さらなる躍進を目指して頑張っていきましょう!

企業プロフィール

  • 社名
    ソーシャルデータバンク株式会社
  • 事業内容
    クラウドサービスの開発、運用、提供
    マーケティングツールLinyの開発、運用、提供
  • サイト
    https://social-db.co.jp/
  • 導入時期
    2022年5月
  • 担当
    鈴木 様、加藤 様、稲葉 様

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