ユーザーインサイトで検索流入6倍!雑誌編集者たちがSEOへ挑戦
株式会社ベネッセコーポレーション 2020.05.29 2023/9/11- 施策開始1年で検索流入6倍を達成
- ストック型・フロー型コンテンツごとに内容を明確化し、検索流入だけでなく、外部配信からの流入増ができた
紙メディアの記事をそのままWebに投稿しても、検索にヒットせず、読まれない…。ベネッセコーポレーション様の人気ペットメディア『いぬのきもち』『ねこのきもち』も、2017年にWEB MAGAZINEを立ち上げ、その壁にぶつかりました。
編集室のメンバーは、基礎からコンテンツマーケティングを学び直そうと一念発起し、Faber Company白砂ゆき子のレクチャーのもと、3カ月でSEOの基礎を身につけ、大きなシステム構築を伴う「犬図鑑」「猫図鑑」にも取り組みました。編集室が “怒涛の形”で取り組んだという1年間を、振り返ります。
ミエルカ導入時の課題
SEO施策のメインになるストックコンテンツについては、当初は雑誌やムックの記事をそのままWeb化すればよいと思っていました。でも実際それでは読まれず、検索で調べてもヒットしてこない。
理由は決定的なSEOの知識不足でした。本気で、覚悟を持ってSEOに取り組む必要があると、Web編集室の共通認識として持つようになっていきました。
ミエルカの活用方法とその効果
記事の骨子となる構成案(ライターさんへの指示書)を作り、白砂さんからフィードバックをもらうを繰り返し、基礎を習得できました。初めてフィードバックをもらった時、「起承転結の『結』を最初に持ってくるのか!」と目からウロコでした。そして3カ月で自走できる体制になりました。
ミエルカ大学にも3回全部、学びに行きましたが、今までの雑誌編集とこのあたりが違うことを体感しました。
施策を始めて1年で、オーガニックセッションは約6倍となり、成果を実感しました。
ミエルカの活用を振り返って
私たち紙メディアの編集出身者はもともと、ターゲットはだれ?では、その人たちにはどんな情報をどんな切り口でいつ届ければいいだろう?と、ラフコンテを描いて記事を作ってきました。それはSEO対策のストックコンテンツづくりなどとまったく同じ作業です。アナログな人も多いので、Webの用語を知らなかったり、ツールも使えなかったり、構成へのこだわりが強い人もいます。でも意識を少し変えてきちんと学べば、Webでも喜ばれるメディアづくりはできる。むしろ、紙メディアの出身者はSEOが得意なのではないかとさえ思えるようになりました。
企業プロフィール
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- 社名
- 株式会社ベネッセコーポレーション
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- 事業内容
- 『いぬのきもち』『ねこのきもち』など、雑誌やウェブを通して、ペットと共に過ごす豊かなライフスタイルを支援。
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- 導入時期
- 2018年
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- 担当
- ペッツ事業部 持田 武資 様、有田 千歳 様、大沢 恭子様