流入数439%にアップ!利用者拡大に悩んでいたdショッピングが選んだ起死回生の方策とは
株式会社NTTドコモ 2020.02.05 2022/5/13- 自然検索からの流入数が施策開始前と比較して439%に
- 「梅酒」などのビックワードで検索1位を獲得
ミエルカ導入時の課題
ドコモのスマートフォンユーザーの方がdポイントが何に使えるかを知らない方が多く、そもそもdショッピングのユーザーになってもらうことができない、という点です。
以前のポイントプログラムからdポイントにリブランディングして使い道も増えたのに、そもそも「dポイントは機種変更の時にしか使わない」という認知が大きかったのが課題のひとつでした。
システム上の問題もあり、サイト構造を見直すこともできずSEOとして手詰まりになっていました。そんな時にFaber CompanyさんにSEOを伸ばす相談と全体の分析をお願いしたところ、それではコンテンツを作っていこうということになりました。
ミエルカの活用方法とその効果
最初は弊社から流入を強化したいカテゴリーや新しくなったdポイントの魅力について訴求できるようなものを作ってほしい、と丸投げしました(笑)。
選定したキーワードからテーマを作成(Faber)→確認(ドコモ)→構成案作成(Faber)→確認(ドコモ)→記事作成(Faber)→確認(ドコモ)という形だったので、コンテンツ制作の全体像を把握することもできたました。
やはり最初はなかなか順位が上がりませんでしたし、検索結果上で上位には全然出てきませんでした。ですが施策開始3ヵ月後ぐらいに、関連するキーワードが一気にサーチコンソールに出てくるようになって、Googleも認識し始めたなと感じました。
SEOは大きく成長し、自然検索流入数は2016年2月のミエルカ導入前と比べて、2018年4月は439%に上がりました。元々サイト名以外は商品名でしか上位に上がってこないようなサイトだったのですが、今だとビッグワードも上位に表示されるようになりました。自然検索流入からの売上もROI(コンテンツ施策への投資コストに対する利益)ベースで651%になっています。
今後の目標
今後は「dショッピングの加盟店を何万店舗にする」という数のアプローチではなく、ドコモの携帯電話を使っている方、もしくはドコモの携帯電話回線契約をお持ちでないdポイントクラブ会員の方も含めて、「使いやすさ」の面からリーチしていきたいと考えています。携帯電話を使っていなくても会員に登録するとどんどんポイントが貯まっていくので、その使い先としてdショッピングを活用してもらえるような仕組みを作っていきたいですね。
企業プロフィール
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- 社名
- 株式会社NTTドコモ
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- 事業内容
- 動画配信・音楽配信・電子書籍サービス等のdマーケットを通じたサービス、金融・決済サービス、ショッピングサービス、生活関連サービスなど
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- 担当
- コンシューマービジネス推進部 コマースサービス 第一コマース担当課長 山田 俊之 様、同社 同部 コマースサービス コマース企画担当 豊田 澄 様