企業のWebマーケティングを支援する株式会社Faber Company(ファベルカンパニー/本社:東京都港区、取締役社長COO:稲次正樹)は8月1日、自社開発のWebマーケティングツール「MIERUCA(ミエルカ)」に、人工知能(AI)がWeb記事の改善点を提案する『AIで改善』機能を追加したことを発表します。
実装したビズリーチ社のコンテンツでは、流入数250%改善の例も
サイト改善にはデータ分析が必要ですが、時間やスキルの不足により、十分に取り組めていないWebメディア/サイト運営者は少なくありません。そこで同機能では、サイト内の各ページに対する流入キーワードの中から、検索ユーザーがより知りたいであろう「特徴的なトピック」をAIが推定、自動で提案。その提案に従って記事のタイトル、本文、構成を改善した後の「流入・CV数」までワンクリックで予測できるため、サイト運営における意思決定が容易になり、ページ改善の時短・コストダウンが実現できます。
新機能『AIで改善』でできること
事前にミエルカに登録しておいたサイトを『AIで改善』にかけると、1~3が表示されます。
- 対象サイトから「どのページを優先的に改善すべきか」を自動で分析・提案。
- 対象ページ内のタイトル、本文、構成のどこをどう改善すれば、検索ユーザーが知りたい内容になるかを具体的に提案。
- ミエルカが提案する改善を行った後の、対象ページの流入・CV数を自動で予測。
「AIで改善」開発の背景
Faber Comapany 取締役CRO/ミエルカ開発責任者 副島啓一
- サイト運営者のスキルによらず、「意思決定」と「アクション」をしやすくするため
世の中には流入数や順位といった「状況観測」ができるツールはたくさんあります。しかしそれらのデータ分析は非常に時間がかかる上、施策の決定は知識と経験がないと難しいものです。健康診断の数字だけ渡されても、日常生活をどう変えれば病気のリスクが減らせるのか、わからないのと似ています。そこで、サイト分析をできる限り自動化し、サイト運営者のスキルよらず「意思決定」と「アクション」ができるよう、ミエルカに『AIで改善』を実装しました。 『AIで改善』は、現在のページに欠けている材料を、AIが自動で分類して集める機能です。具体的な改善案に加え、改善後のCVや流入数まで予測できるので、サイト改善における優先順位、費用対効果を見極めやすくなります。
- 「今現在のユーザーの検索動向」に応えた情報を、ページに反映できるようにするため
特定の言葉が世の中に浸透する前は、「〇〇とは」など、言葉の意味を解説してもらいたいユーザーが多いものです。一方で、その言葉・概念が世の中の大多数に知れ渡った後では、Web上で求められる情報も細かく変化します。『AIで改善』があれば「今この瞬間に検索ユーザーが知りたがっている内容」に合わせてタイトル、本文、構成を改善できるので、的確にニーズに応えることができ、結果としてGoogleなどの検索エンジンにも評価されやすくなります。
ビズリーチ社のメディアで実証。『AIで改善』の提案を反映したページで、流入が250%改善した例も
2017年11月からミエルカを導入した株式会社ビズリーチの人事担当者向け専門メディア「BizHint HR」では、先行して『AIで改善』機能を実装しました。「リファラル採用」に関するページで、ミエルカのAIが提案した改善を実施した結果、検索順位が5位→1位(2017年7月現在)になり、セッション数が250%改善しました。
ビズリーチ社のメディアにおける「AIで改善」の成果について、詳しくはこちら(Web担当者Forum)
AIで流入を改善!? ビズリーチが初めて挑んだメディア事業が目標の430%に急成長した秘密
https://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/19/26212
MIERUCA(ミエルカ)とは
https://mieru-ca.com/ 人工知能(AI)の一分野である「自然言語処理」を応用し、検索ユーザーのニーズを抽出・分析、評価されやすいコンテンツづくりを的確に支援するWebマーケティングツール。クラウド上で「自社サイトの改善すべきページの抽出」「ライバルサイトとの差異の発掘」など、主にWebコンテンツ改善に活用できる機能が豊富。株式会社Faber Companyが10年以上経験を積んだSEO・コンテンツマーケティングのノウハウをシステム化し、2015年3月に産学共同でリリースした。導入企業は500社以上にのぼる。開発メンバーには、ウェブアナリストで当社CAO(Chief Analytics Officer)・小川卓に加え、国立大学豊橋技術科学大学情報・知能工学系の吉田光男助教、明治大学理工学部情報科学科・髙木友博教授、東京大学情報基盤センター・中川裕志教授ら、人工知能の権威が加わる。ソフトウェア特許を申請中。
Faber Company(ファベルカンパニー)とは
https://www.fabercompany.co.jp/ 「日本の職人技と先端テクノロジーの融合」をコンセプトに、企業のWebマーケティングを支援。2005年の創業以来、クライアント企業のSEO施策、PPC(リスティング)広告運用、コンテンツ制作などの事業を展開。2013年からWebマーケティングツール「ミエルカ」の自社開発を開始。国立大学法人豊橋技術科学大学との共同研究を皮切りに、明治大学、東京大学との産学連携で、Webマーケティング分野への人工知能の応用研究に力を注いでいる。 会社名: 株式会社Faber Company 所在地: 〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル4階 代表者: 取締役社長COO:稲次正樹 資本金: 1億円 設立: 2005年10月24日 事業内容: MIERUCA(ミエルカ)事業、コンサルティング事業、サイトM&A事業 URL: https://www.fabercompany.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先株式会社Faber Company(ファベルカンパニー) 広報担当:井田(いだ) TEL:03-5545-5230 FAX:03-5545-5231 pr@fabercompany.co.jp |