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「業界の第一人者から学ぶ SEO の基礎 ISM Women 2018」に弊社白砂が登壇しました

公開日:2018.09.03

2018年8月3日、ISM(Inhouse SEO Meetup)主催「業界の第一人者から学ぶ SEO の基礎 ISM Women 2018」が開催され、当社の白砂ゆき子が登壇いたしました。

 
こんにちは。Faber Companyの作田です。
SEOの分野で第一線に輝く女性マーケターがスピーカーとなり、「SEOの基礎」を考えるという当イベント。私も女性マーケターの一人として興味があり、取材に行ってきました。
「検索エンジンにもユーザーにも評価されるウェブサイトをつくるには、どうすればいいの?」。そんなSEO初心者やWebサイト運営者にとって「今日から役立つノウハウ」がみっちり詰まった、非常に濃い時間となりました!
白砂の講演のテーマは「キーワードの背景まで考えろ!「本当の検索意図」に寄りそうコンテンツ設計法」。検索クエリの種類や、検索意図(ユーザーがその検索を通じて知りたがっていること)の深掘りの方法、コンテンツのUXという3つのトピックをお伝えしました。

前提として、SEOには向き不向きのキーワードがあります。白砂が「なんでもかんでもSEOで流入を…って言われてもねぇ」と、悩めるマーケターの気持ちを代弁すると、会場からも「わかるわかる(笑)」と同調の声が上がっていました。
コンテンツで狙える検索クエリには「とは」「HOWTO」「比較検討」「感情」の大きく4つの種類があるということ。

それを踏まえて、「検索意図の背景」とは何か?わかりやすくご説明するために、「反抗期 ない」というキーワードを題材にしました。
まずは悩める検索ユーザーをリアルにイメージしてみます。「反抗期 ない」と検索するユーザーは、

  1. 自分の子供に反抗期がないことを気にする親
  2. 自身に反抗期がなかったことを不安に思う大人

という、2つのペルソナが浮かんできます。これらのペルソナが疑問や悩みを解消できるコンテンツを制作するとなると、どうやって構成を考えればいいのでしょう?

そこで白砂は、「検索意図」を深掘りする方法をご説明しました。

1.サジェストキーワード調査&検索結果で関連ワードの確認、
2.Q&Aサイトや掲示板で悩んでいる人の背景を把握、
3.検索結果の上位サイトを分析し、ユーザーに寄り添った内容は何かをひたすら考え抜く!

という3ステップです。その結果、「反抗期がなくて大丈夫なの?」という意図が見えてきました。

実際の画面や、具体例を交えながらコンテンツの構成を組み立てていく熟練技の披露には、多くの方々が熱心に撮影したり、メモを走らせていたりました。

そして最後に白砂は、今後コンテンツを上位表示させるためには、UIの最適化が必須であり、ユーザー体験の向上が肝になってくるとお話ししました。
ユーザーの興味・行動がありありと可視化されるヒートマップの活用は、コンテンツ改善に有効です。白砂はSEO的にも効果があり、コストもかけずに簡単に改善できた事例を解説。講演後のネットワーキングでも、Web担当者の方々から「ヒートマップを活用できてないとまずいと気づきました」と生の声を聞けたことは、個人的にも印象的でした。
今回はそのほかにもアユダンテ株式会社の江沢真紀さん、BuzzFeed Japan株式会社の日西愛さん、株式会社リクルート SUUMO担当の楊暁(よう ぎょう)さんがご登壇されました。業界をけん引する女性マーケターの皆様のお話からは、今やるべき重要なSEO施策、ロングテールでの流入対策、記事タイトルと導入文を変えるだけで検索流入が倍になった事例(!)などなど、明日から役立つ最新のノウハウが満載でした。
最後のネットワーキングでは、お酒とお菓子、ご飯をいただきながらマーケターの方々同士が楽しく交流を深める様子が見られました。私自身、こういった活気あるイベントには積極的に参加して、現場の方々の知恵を吸収し、仕事に活かしていきたいと思います。
以上、簡単ではありますがISM Women 2018の参加レポートでした。
おわり
 

著者PROFILE

作田 耀子(さくた ようこ)

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)修士課程修了。 2017年4月新卒入社。 大学院では「サブカルチャーイベントにおける情報共有による活動支援」をテーマに研究していた。

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