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サジェストキーワードとは?SEOでの活用方法・調査ツールも紹介(動画あり)

更新日: 2024.5.30   公開日:2017.09.29

今回は「サジェストキーワード」を活用して、ユーザーニーズを把握する方法についてお伝えします。Googleサジェストキーワードの活用方法と、一括でキーワードを取得できるツールなど便利サービスもまとめました。

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月岡 克博
著者:月岡 克博

SFA導入コンサルからCRMベンダーのセールスに転身し、営業マネージャーに。その後Faber Company営業部長を経て、マーケティングを担うIMC部を設立。現在は執行役員に就任。■講演実績:マーケティングアジェンダ/日経クロストレンドForum 他  ◎キーワード選定の無料相談を受付中です。お気軽にご相談ください。

サジェストキーワードとは

サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入れたときに表示される「候補キーワード」のことです。 基本的には、ユーザーの”検索頻度“や”起点キーワードとの関連度合い”に応じて表示されていると言われています。

Googleでは「オートコンプリート機能」とも呼ばれており、検索キーワードを最後まで入力しなくても、ユーザーが入力するであろうキーワードを先読みして候補を提案してくれます。スマートフォンでは文字入力が面倒なので、ユーザーが検索するときにはサジェストキーワードをタップする傾向があると思います。

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「コンテンツマーケティング」の後にスペースを入力すると
表示されるサジェストキーワード(2021年9月時点)

サジェストキーワードで「ユーザーの知りたいこと」を把握

サジェストキーワードが「ユーザーの検索しているであろうキーワード」である以上、そこにはユーザーの知りたいこと(=検索意図)が隠れていると考えています。ユーザーの知りたいことを基準にコンテンツを制作する際に参考にしない手はありません。

たとえば、いま「お歳暮」についてのコンテンツを作ろうとした時、あなたは何をテーマにするでしょうか?
いつ送る?」「どれくらいの金額感?」などいくつかは思いつきますが、それであらゆるユーザーニーズを網羅できるかというと難しいとは思いませんか??そこで「お歳暮」のサジェストキーワードを見てみましょう。

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「お歳暮」のサジェストキーワード

サジェストキーワードをみると、ユーザーの知りたいことが見えてきますね!「お歳暮 お中元」はお中元との違いを知りたいのでしょうか。「お歳暮 お返し」はお歳暮をもらった後のお返しを気にしているようです。

どうでしょう?思いつきでやるより簡単だし、効率的じゃないですか??
サジェストキーワードを活用することで、コンテンツの企画・制作はユーザーニーズに沿ったものになり、企画の時短にも繋がります。ちなみに、サジェストキーワードはひらがな(カタカナ)であ~んまで、アルファベットのA~Zまで、数字の0~9まで、あるものは1,000を超える場合もあります。

ではどうやってサジェストキーワードを取得するのか?   「 【●●● あ…】【●●● い…】と全部調べなきゃいけないのか」「どんだけ時間がかかるんだ…」と落胆したそこのあなた!そんなことをしなくても大丈夫です(笑)一括で取得できるサービスがありますよ。いくつかサービスを紹介しましょう。

▼検索意図とはなにか?こちらもご確認ください。
検索意図(インテント)とは?SEOに大切な考え方と調べ方

サジェストキーワードを一括取得できるツール・サービス

サジェストキーワードの調査・取得に使えるツールはいくかあるのですが、下記のようなツールがおすすめです。

1.関連キーワード取得ツール →ラッコキーワード

2020年7月に「関連キーワード取得ツール」は「ラッコキーワード」という名称に変更になりました。

下記で紹介しているグッドキーワードも同11月には統合したようです。色々と機能も拡張しているようで、色々なサジェストキーワードが取れます。全キーワードコピーという超絶便利なボタンまであって、Excelやメモ帳に貼り付ければすぐにキーワード整理ができます。

※ラッコキーワードで「お歳暮」を検索した結果(2020年12月)

2.Good keyword(グッドキーワード) →統合

Google/Bingだけでなく、Amazon、Yahoo!ショッピング、YouTube、NAVERまとめ、など、多様な情報元からサジェストキーワードを一括取得できるツールです。キーワードをさらに深堀りして調べることもできます。

上記にも書きましたが、2020年11月にラッコキーワードに統合されたようです。

3.Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

サジェストキーワードが取得できるのは上記2つと変わりません。表示されたサジェストキーワードの一覧が見やすいように、アルファベットとひらがなでソートできるようになっています。

画面もしばらく見ないうちにだいぶアップデートされてました。無料で使える機能も限られてしまったようですね。。

実はこちらのツール、もともとは日本語に対応してなかったのですが、弊社役員の鈴木謙一がツールの作者に日本語対応を依頼したところ、30分後には日本語対応してもらえたという逸話もあります(笑)※参考記事

他にもあるとは思いますが、ほとんど機能は変わりませんので使いやすいものを使ってもらえればいいと思います。

サジェストキーワードの検索ボリュームを知るためには?

次に、そのキーワード(=ユーザーニーズ)が「どれくらい検索されるものなのか」ということが知りたくなりますよね。ただ、上記のツールではどれくらいの検索がされているのかは確認できません。(ウーバーサジェストは一部見れたかと) 検索ボリュームを確認できるのはGoogle広告の運用ツール「キーワードプランナー」です。

▼キーワードプランナーの使い方まとめました。
5分で分かる「Googleキーワードプランナー」活用解説

Googleキーワードプランナー

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「検索ボリュームと傾向を取得」というメニューでキーワードをいれると
上記のような画面になり検索ボリュームが確認できる

ただし、キーワード毎の検索ボリュームを知るためには、Google広告出稿をしていることが前提です。
アカウントがあれば広告出稿がなくても確認できなくはないのですが、「1万~10万」といったような大雑把な検索ボリュームしか見れなくなってしまいました。アカウント管理をしている担当者が別にいるようであれば、お願いして確認してもらいましょう。

ちなみに、コンテンツSEOプラットフォーム「ミエルカ(MIERUCA)ではサジェストキーワードを取得し、ネットワーク状に色分けして表示することでキーワードの分類をしてくれる機能があります。

サジェストキーワードネットワーク
▲「お歳暮」のサジェストキーワードネットワーク。
丸が大きく、矢印の太いところがニーズの集中するキーワード。

\検索ニーズ調査から競合分析・アクセス解析まで!/

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サジェストキーワードでユーザーニーズを網羅しよう

サジェストキーワードを抽出したら、ユーザーの知りたいことが似ている、同じキーワードだと思ったものをまとめていきます。意味の分からないキーワードがあったら、実際に検索してみるのが手っ取り早いです。どんなコンテンツがヒットするかで「何を知りたいと思っているのか」を推察します。

そうすると、該当キーワードの周りに存在するニーズのカタマリが見えてきます。そのカタマリごとにコンテンツに落としていくと、そのキーワードの周りで何本くらいのコンテンツが必要かが分かり、さらにユーザーニーズを抜け漏れなく押さえられたコンテンツになるのではないでしょうか。

ユーザーの知りたいことを考えられれば、質の高いコンテンツ企画・制作への第一歩になります!ぜひサジェストキーワードを活用してユーザーニーズを分析してみてください。

▼サジェストキーワードを整理して検索意図ごとのキーワードマップを作る方法はこちらで解説
【無料】キーワードマップの作り方を解説 ~ツールに頼らず検索意図ごとに整理しよう~

サジェストキーワードと似たようなキーワードで「関連キーワード」というものがあります。何かのキーワードで検索した後、「他の人はこれも検索」「他のキーワード」などの表記で検索結果下部に表示されるキーワード群のことです。これもヒントになる可能性が高いですので、参考にしてください。

関連キーワードにもヒントが満載
▼関連キーワードの活用の仕方はこちらで解説
関連キーワードとは?SEO活用とサジェストキーワードとの違い

キーワードの整理には…

キーワードの整理・分類には、マインドマップツールもおすすめです。キーワード分類作業のときに、グループ間移動やコメントもつけられるので便利ですよ!マインドマップもXmindのような無料で使えるツールもあったりするので、活用してみてください。
また、ミエルカではSEO観点からの無料サイト診断を受け付けています。「取りこぼしている重要キーワードがないか」など分かるので、是非お気軽に診断してみてくださいね。

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