Googleキーワードプランナーとは、Google広告(旧Googleアドワーズ)に付随するキーワード調査・キーワード選定を支援する無料運用ツールです。SEOのリサーチにも大変便利です。今回は登録方法や使い方について解説します。
解説する順番は以下のとおりです。
最適なキーワード選定を行うことができれば、最小限の労力でアクセスアップや成約を見込むことも可能です。さっそくキーワードプランナーの登録方法から見ていきましょう。
目次
1.キーワードプランナーの登録方法
無料・有料に関わらずキーワードプランナーを使うためには、まずGoogle広告にユーザー情報を登録する必要があります。「Google広告」と検索してログイン画面までいってください。
・ 1.1.ビジネスの概要 ・ 1.2.キャンペーンの作成 ・ 1.3.お支払い
1.1.ビジネスの概要を入力する
1.2.キャンペーンを作成する
ビジネスの概要を入力後、以下の画面へと遷移します。
もし広告を実際に出稿するつもりがない方でも、キーワードプランナーを使うためにはこちらの設定が必要となりますのでご注意ください。ちなみに、具体的な金額を入力することにはなりますが、「キャンペーンの停止」をしておけば料金が発生することはありませんのでご安心ください。 ですがもし、キャンペーンの停止設定をし忘れてしまった場合のことを考慮し、こちらで入力する金額はなるべく少なくしておいたほうが安全でしょう。
筆者の調べでは、1円では金額が小さすぎるため拒否されましたが2円からは設定ができる(2019年3月現在)ので、コンテンツ制作目的でなるべくリスクを無くしたいという方はお試しください。
「2.広告の掲載対象(ターゲット)を選択します」では、広告のターゲットとなる地域やネットワークを設定します。
1.3.お支払い情報を入力する
クリックすると「最初のキャンペーン」→「お支払い」情報ページへと遷移します。ここからは支払いに関する個人情報について入力していきます。
注意!作成したキャンペーンは停止すべし
コンテンツ作成で必要なキーワード調査でGoogle広告に登録した場合、まず広告(キャンペーン)の運用設定を停止にしましょう。ここで設定をしておかないと、設定金額が消費されてしまいます。
Google広告のメイン画面に入ったら、キャンペーンをクリックして、設定中のすべてのキャンペーンを表示させてください。
2.キーワードプランナーの使い方
さてここからはキーワードプランナーのメインの使い方です。以下の2点について見ていきましょう。
・ 2-1.新しいキーワードを調べる方法 ・ 2-2.キーワードの検索ボリューム(月間検索回数)を調べる方法
各設定が完了したら、キーワードプランナーの画面を開いてください。
2.1.新しいキーワードを調べる方法
「新しいキーワードを見つける」機能を使うことで、アクセスを集めたいキーワードと関連したキーワードを見つけることが可能です。先ほどの画面の左側を押します。
すると次のような画面が表示されます。
こちらに任意のキーワードを入力してください。筆者はアプリ開発業界にいたので、「アプリ開発」と入力してみます。すると、指定したキーワードの検索結果が表示されます。
ついでに、画面の見方についても少し触れておきましょう。 ①は、自身で入力した検索キーワードのボリューム結果が表示されています。 ②は、一ヶ月間にどれだけその語句が検索されているのかを表します。
ボリューム(月間検索回数)の分類目安 100〜1000以下が「スモールキーワード」 1000〜1万以上が「ミドルキーワード」 1万〜10万以上が「ビッグキーワード」 であると考えられています。
ただし、こちらに表示されている数字は、正確なものではなく、おおよその数字ですので、参考程度に見ておくと良いでしょう。 ③は、競合性を表す項目です。競合性とは、広告出稿のライバルの多さを指します。こちらの項目が「高」だと競合が多く、「低」だと逆に少なくなります。つまり競合が多ければ多いほど、 CV(コンバージョン)が見込めるキーワードである(=その分広告費が高くなる傾向)、と言えます。 ④は、推奨されている入札単価が示されています。こちらも③同様に、入札金額が高ければ高いほどCVニーズも高いキーワードであることが分かります。
2.2.キーワードの検索ボリュームを調べる方法
次に、キーワードの検索ボリュームを調べる方法をご紹介します。検索ボリュームを調べることができれば、そのキーワードがどれほど世の中に需要があるのかを知ることができます。 今後は、画面右側をクリックします。
※サジェストキーワードの抽出や取得方法についてはこちらの記事を参照
入力したら、「開始する」ボタンをクリックしましょう。
月間平均検索ボリュームを調べてみる
月間平均検索ボリュームとは、一ヶ月の間にどれだけの人が、そのキーワードを検索したのかを測る指標です。先ほどの画面の中央付近にある、「過去の指標」をクリックすると調査することができます。
また、どうしても広告を出したくないということであれば、1日のみで広告を停止することも可能ですのでぜひご自身に合った設定で試してみてください。
事実データを活用してユーザーニーズを把握しよう
今回の記事では、主にGoogleキーワードプランナーの初回登録方法と使い方について解説しました。世の中のユーザーニーズに寄り添ったキーワードを見つけ出し、それに合わせたコンテンツをつくることができれば、SEOとしてのパフォーマンスは後からついてくるはずです。 そのためには、やみくもにコンテンツを作るのではなく、検索キーワードという事実データでユーザーニーズを把握することが重要です。Googleキーワードプランナーも有効に活用して、キーワード選定からコンテンツ制作につなげてください。
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著者PROFILE


平成3年生まれ。アプリ開発会社を経て、フリーランスのライター、マーケターとして活動中。BtoBマーケティングや広報・ブランディグ支援などに携わる。最近のマイブームはいちごジャム。
編集者PROFILE


SFA導入コンサルからCRMベンダーのセールスに転身し、営業マネージャーに。その後Faber Company営業部長を経て、マーケティングを担うIMC部を設立。現在は執行役員として、営業・マーケティング部の統括やセミナー登壇などの活動をメインに行っている。
■ 講演実績:マーケティングアジェンダ/日経クロストレンドForum 他■Twitter:@tsuuky09