SEO施策を進める上で、「Googleサーチコンソールを入れた方がいい」と聞いたものの、「何ができるのかよく分からない」「登録したけど使いこなせていない」と感じていませんか?
Googleサーチコンソールは、検索結果での表示やSEOにおける課題を把握できる重要なツールです。この記事では、初めての方でも迷わないように、設定方法・基本の使い方・実務での活用ポイント・最近実装されたAI機能までをわかりやすく解説します。

目次
- Googleサーチコンソールとは?
- AI機能の最新情報(2026年現在)
- Googleアナリティクスとの違い
- Googleサーチコンソールでわかる数字・できること
- 検索結果における表示回数・クリック・CTR・検索順位、キーワードとURL
- GoogleDiscoverにおける表示回数・クリック・CTR、URL
- ページ・動画のインデックス状況・リクエスト
- 拡張機能・セキュリティ関連の確認
- AIを活用した分析
- Googleサーチコンソールの登録と設定
- 1.プロパティを追加する
- 2.「ドメイン」か「URLプレフィックス」かを選ぶ
- 3.サイト所有権を確認する
- 4.Sitemap(サイトマップ)を送信 ※スキップ可能
- 使い方の基本
- 検索パフォーマンス
- インデックス登録状況の確認
- Googleサーチコンソールの共有・ユーザー権限の設定
- よくある質問と回答(小川卓が回答)
- Q. Yahoo!の検索データは入っていますか?
- Q. データはダウンロードできますか?
- Q. データはどれくらいの期間さかのぼって見られますか?
- Q. データは反映されるまでどれくらい時間がかかりますか?
- Q. サーチコンソールだけでSEO対策できますか?
- Q. 導入・設定すれば検索順位は上がりますか?
- サーチコンソールを使ってSEOの基本を押さえよう
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※関連YouTube:Googleサーチコンソールの教科書
Googleサーチコンソールとは?
Googleサーチコンソール(Google Search Console/略称 GSC)とは、Google社が無料で提供している「検索パフォーマンス分析ツール」です。自社のサイトが検索結果でどのように表示されているかを確認でき、検索結果における平均順位、クリック数、表示回数、流入キーワードなどを把握できます。
また、WebページがGoogleに正しく登録(インデックス)されているかの確認や、エラーの検知なども可能です。SEO施策において、検索上の現状を把握し、改善につなげるための基本ツールです。

AI機能の最新情報(2026年現在)
Googleサーチコンソールでは、AIを活用して自然な言葉からレポートを呼び出せる機能が試験的に提供されています。従来のようにメニューや条件を自分で設定するのではなく、質問形式で必要なデータにアクセスできるのが特徴です。例えば、
- 「先月と比較してトラフィックはどうなっているか?」
- 「表示回数は多いがCTRが低いページは?」
使い方は、[検索パフォーマンス>検索結果]画面でAI機能を立ち上げ、質問を入力するだけです。特に初心者にとって、「どの指標を見ればいいか分からない」という状態から、適切なレポートに素早くたどり着ける点が大きなメリットです。
なお、本機能は一部ユーザー向けに段階的に展開されている試験的な機能のため、アカウントによっては表示されない場合があります。
※参照:Google Search ConsoleにAI分析機能が導入される。自然言語でパフォーマンスレポートを自動設定
※関連記事:
・SEOの「インデックス」とは?検索エンジンの仕組みと登録方法(動画解説付き)
・サーチコンソールのインデックス登録方法
・CTR(クリック率)とは?平均・計算方法
Googleアナリティクスとの違い
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは、どちらも無料で使える分析ツールですが、役割が異なります。
- Googleサーチコンソール
- 「検索結果での行動」を把握するツール。検索キーワードや表示回数、クリックなど、検索エンジン上でのパフォーマンスを確認できます。
- Googleアナリティクス
- 「サイトに訪れた後の行動」を分析するツールで、ユーザーの流入経路やページ閲覧、滞在時間、コンバージョンなどを把握できます。

つまり、Googleサーチコンソールでは「検索前〜クリックまで」、Googleアナリティクスでは「クリック後〜サイト内行動」を確認します。両方を組み合わせることで、検索から成果までを一貫して分析できるようになります。
※関連記事:
・【初心者向け】GA4とは?導入・初期設定を画像付きでわかりやすく解説
・【小川卓が解説】GA4でよく寄せられる48の質問と回答
Googleサーチコンソールでわかる数字・できること
サーチコンソールでは、検索結果での見え方やサイトの状態に関するさまざまなデータを確認できます。この段落では、主な指標やできることをわかりやすく解説します。
検索結果における表示回数・クリック・CTR・検索順位、キーワードとURL
サーチコンソールでは、検索結果における「表示回数」「クリック数」「CTR(クリック率)」「掲載順位」と、それらに関するキーワードやURLといった基本指標を確認できます。これにより、「どのキーワードで表示されているか」「どのページがクリックされているか」といった検索パフォーマンスを把握できます。

例えば、表示回数は多いのにクリックが少ない場合はタイトルやディスクリプションの改善余地があり、順位が低い場合はコンテンツ強化が必要といった判断が可能です。キーワード(クエリ)とURLを紐づけて分析することで、具体的な改善ポイントを見つけられます。
※関連記事:SEO観点で記事を改善する場合のリライト方法
GoogleDiscoverにおける表示回数・クリック・CTR、URL
Google Discoverとは、スマートフォンのGoogleアプリや、Android端末のホーム画面(左にスワイプしたフィード)などに表示される、ユーザーの興味関心に応じた記事やニュースの一覧のことです。検索をしなくてもコンテンツが表示されるのが特徴です。

Googleサーチコンソールでは、このDiscoverにおける「表示回数」「クリック数」「CTR(クリック率)」や、どのURLが表示・クリックされているかを確認できます。検索とは異なり、ユーザーの関心やトレンドの影響を受けやすいため、どのコンテンツが表示されて反応を得ているかを把握して、今後のテーマ選定に活用します。
ページ・動画のインデックス状況・リクエスト
Googleサーチコンソールでは、Webページや動画がGoogleに正しく登録(インデックス)されているかを確認できます。インデックスされていない場合、検索結果に表示されないため、SEOにおいてインデックス状況は重要なチェック項目です。

また、「URL検査」機能からインデックス状況を確認し、未登録のページはインデックス登録をリクエストすることも可能です。新しく公開したページや更新したページがなかなか検索に反映されない場合に活用します。エラーや問題がある場合も確認できるため、サイトの状態把握と改善に役立ちます。
拡張機能・セキュリティ関連の確認
サーチコンソールでは、構造化データなどの「拡張機能」の状態や、サイトのセキュリティに関する問題も確認できます。拡張機能では、パンくずリストやFAQなどの構造化データが正しく設定されているかをチェックでき、不具合を調整することで検索結果での表示強化(リッチリザルト)につながります。

また、「セキュリティと手動による対策」では、マルウェアや不正アクセス、ガイドライン違反などの問題がないか確認できます。問題がある場合は検索順位に影響する可能性があるため、定期的にチェックして早めに対応しましょう。
AIを活用した分析
「分析情報」では、検索パフォーマンスを要約で把握することができます。複数の指標や変化をまとめて確認できるため、「どのページやクエリが影響しているか」といった全体像を素早く理解できるのが特徴です。細かく数値を見る前に、まず大まかな傾向をつかむのに役立ちます。

また、AIを使ってパフォーマンスレポートをカスタマイズすることも可能。自然な言葉で条件を指定することで、見たい期間や指標、ページ・クエリ単位のデータを簡単に絞り込んだレポートを表示できます。
従来のように細かく設定を行わなくても、目的に合った分析画面に素早くたどり着けるので、初心者の方に積極的に使っていただきたい機能です。

GoogelサーチコンソールやGoogleアナリティクスでの分析が難しいと感じたら、連携できるツールを使うこともおすすめです。ミエルカSEOでは、SEO施策に必要な指標だけを見やすいレポートにしています。
Googleサーチコンソールの登録と設定
Googleサーチコンソールを活用するには、まずは登録と初期設定が必要です。ここでは、はじめての方でも迷わないように、導入から設定までの流れをステップごとに解説します。すでに導入済みの方は、次章からご覧ください。

1.プロパティを追加する
まずはGoogleサーチコンソールにGoogleアカウントでログインし、「プロパティを追加」から自分のサイトURLを入力して登録します。このとき、「ドメイン」と「URLプレフィックス」という2つの登録方法が表示されます。
2.「ドメイン」か「URLプレフィックス」かを選ぶ

- ドメイン
- サイト全体(httpsやwwwの有無、サブドメイン含む)をまとめて管理できる方法。より網羅的にデータを取得できますが、DNS設定(ドメイン管理画面での確認作業)が必要になります。
- URLプレフィックス
- 入力したURLのみを対象となり、DNSの確認が不要で、HTMLタグ設置などで比較的簡単に設定できます。
初心者の方はまず設定しやすい「URLプレフィックス」から始め、慣れてきたら「ドメイン」も追加するのがおすすめです。
3.サイト所有権を確認する
サイトを登録したあとは、そのサイトの管理者であることを確認する「所有権の確認」を行います。

- ドメインプロパティの場合
- DNS設定でTXTレコードを追加して確認するのが一般的です。
※TXTレコードとは:ドメイン名に対して自由な形式でテキスト情報(文字データ)を紐付けるためのDNSレコードの一種。「本当にあなたがこのドメインの持ち主ですか?」と確認するために使われる。
※例:google-site-verification=ABC123xyz… という独自の文字列をTXTレコードに設定することで、所有権を証明する。 - URLプレフィックスの場合
- HTMLファイルのアップロードやHTMLタグの設置、GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーとの連携など、複数の方法から選択できます。
DNS設定の場合は反映までに時間がかかることがあり、すぐに確認できない場合もある点に注意が必要です。
※関連記事:【入門】Googleタグマネージャー(GTM)とは?
4.Sitemap(サイトマップ)を送信 ※スキップ可能
サイトの登録と所有権確認が完了したら、必要に応じてSitemap(サイトマップ)を送信します。サーチコンソールの左メニュー「サイトマップ」から、sitemap.xml のURLを入力して登録します。サイトによっては複数のサイトマップを送信することも可能です。

送信後は、「検出」や「成功」といったステータスを確認し、正しく読み込まれているかをチェックしましょう。なお、サイトマップの送信は必須ではありませんが、ページの認識を早めるために設定しておくのがおすすめです。
※関連記事:XMLサイトマップとは? 設置推奨サイトの特徴・作り方・確認法
使い方の基本
サーチコンソールにはさまざまな機能がありますが、まずは日常的によく使う基本メニューを押さえましょう。ここでは、特によく使う以下2つの見方と活用法を解説します。
- 検索パフォーマンス
- インデックス登録状況
使い方の基本
検索パフォーマンスでは、各検索キーワード、URLごとの「表示回数」「クリック数」「CTR」「掲載順位」といった指標をもとに、検索結果での表示状況やユーザー行動を確認できます。まずは表示回数とクリック数の推移を見て、サイト全体の伸び・減少の傾向を把握しましょう。

表示回数は多いのにクリックが少ない場合はタイトルやディスクリプションの改善が有効です。また、クエリ(検索キーワード)とページを掛け合わせて見ることで、「どのページがどのキーワードで評価されているか」を把握できます。CTRが低いページや、検索順位が伸び悩んでいるページから優先的に改善するのが基本のアクションです。
インデックス登録状況の確認
インデックス登録状況では、ページがGoogleに正しく認識・登録されているかを確認できます。ここで「未登録」や「クロール済み – インデックス未登録」などのステータスが出ている場合、そのページは検索結果に表示されない可能性があります。
まず「インデックスされているページ数」と「除外されているページの理由」を確認することです。

問題がある場合は、該当ページの内容や内部リンク、noindex、robots.txt設定などを見直す必要があります。また、新しく公開したページが反映されていない場合は、URL検査からインデックス登録をリクエストを試みましょう。
※関連記事:
・noindexとは?タグの書き方や設定、活用法
・robots.txtの書き方・設定法(記述例のサンプル付き)
・サーチコンソールのインデックス登録方法・されない時の対処法と確認
Googleサーチコンソールの共有・ユーザー権限の設定
Googleサーチコンソールは代理店や制作会社、社内メンバーを追加して共同で管理・閲覧することが可能です。「設定」>「ユーザーと権限」からユーザーを追加できます。

権限には、所有者・フルユーザー・制限付きユーザーなどがあり、それぞれ操作できる範囲が異なります。所有者はすべての設定変更が可能、フルユーザーはデータの閲覧や一部操作が可能、制限付きユーザーは閲覧中心の権限となります。
外部パートナーにはフルユーザー、閲覧のみでよい場合は制限付きユーザーを付与するなど、目的に応じて適切に設定しましょう。
よくある質問と回答(小川卓が回答)
Googleサーチコンソールについてよくある質問をまとめました。初めて使う方がつまずきやすいポイントを中心に、基本的な疑問にわかりやすく回答します。
※回答者:Faber Company 執行役員 CAO(チーフ・アナリティクス・オフィサー)小川 卓
Q. Yahoo!の検索データは入っていますか?
A.
いいえ、Googleサーチコンソールで確認できるのはGoogle検索のデータのみです。
しかし、Yahoo! JAPANの検索エンジンはGoogleベースなので、同じSEO施策に効果が期待できます。
Yahoo!検索のデータを確認したい場合は、LINEヤフー株式会社が提供する「DS.ANALYSIS」などを利用する必要があります。
Q. データはダウンロードできますか?
A.
はい、可能です。検索パフォーマンス画面などからExcel、CSVやGoogleスプレッドシート形式でデータをエクスポートできます。定期的に保存して、手元の環境や生成AIサービスを利用して分析したい場合に便利です。
Q. データはどれくらいの期間さかのぼって見られますか?
A.
最大で過去16ヶ月分のデータを確認できます。長期的な傾向を見ることは可能ですが、それ以上の期間を分析したい場合は定期的にデータをダウンロードして保存しておく必要があります。またサーチコンソールは設定を行ってから計測が開始するため、まだ設定していない場合は真っ先に設定をしておきましょう。
Q. データは反映されるまでどれくらい時間がかかりますか?
A.
検索パフォーマンスのデータは通常、数日(2〜3日程度)遅れて反映されます。リアルタイムのデータではない点に注意が必要です。「昨日の数値が無い?何か問題が起きたのか?」とあわてるのではなく数日様子を見ましょう。
Q. サーチコンソールだけでSEO対策できますか?
A.
いいえ、サーチコンソールはあくまで「検索結果での状況を把握するツール」です。サイト内のユーザー行動分析(Googleアナリティクス)や、新しいキーワードを発掘するためのキーワード調査ツールなどと組み合わせて活用することが重要です。
Q. 導入・設定すれば検索順位は上がりますか?
いいえ、サーチコンソールは順位を上げるためのツールではなく、現状を把握し改善につなげるためのツールです。データをもとにコンテンツ改善などを行うことで、結果的に順位向上につながります。
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サーチコンソールを使ってSEOの基本を押さえよう
Googleサーチコンソールは、検索結果での見られ方や課題を把握し、SEO改善につなげるための基本ツールです。表示回数やクリック数、検索順位といったデータを確認することで、「どのページをどう改善すべきか」が見えてきます。
SEO施策を行うなら、数値を見るだけで終わらせず、改善アクションにつなげましょう。
CTRが低いページはタイトルやディスクリプションを見直す、順位が伸びないページは内容をリライトするなど、小さな改善を積み重ねることが成果につながります。
まずは検索パフォーマンスとインデックス状況の確認から始め、定期的にチェックする習慣をつけましょう。サーチコンソールを活用することで、SEOの基本を着実に押さえ、成果につなげていくことができます。当社のYouTubeでは、現役SEOコンサルタント小丸広海による解説動画も公開しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
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