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「職人」の暗黙知を形式知化して、より多くの人に届けたい。1,700社が導入したツール「ミエルカSEO」開発までのストーリー

更新日:2024.11.11 公開日:2023.11.10

株式会社Faber Companyは、初心者からプロまで誰でも使えるSEO・コンテンツ制作支援プラットフォーム「ミエルカ」を運営しています。自社のコンテンツをもっと多くの人に届けたいが、社内の知識やリソース不足でなかなかうまく進まないという悩みを持つ、約2000社ほどの企業に「ミエルカSEO」というツールと人の力で支援してきました。

ミエルカSEOロゴ

ミエルカSEOは、ただのコンテンツマーケティング支援ツールではありません。社内の「職人」と呼ばれるプロフェッショナルや産学連携による最先端の「知」を形式知化し、ただツールを販売するだけではなく人の力も加えて支援をしています。そんなこだわりが凝縮したミエルカSEO開発までのストーリーをお届けします。

「職人」の暗黙知を形式知化して、より多くの人に届けたい。 1,700社が導入したツール「ミエルカSEO」開発までのストーリー

メカ少年がSEOと出会い、仲間をつくる

株式会社Faber Companyを創業した古澤は幼い頃、ラジコンを分解したりラジオを作るのが好きなメカ少年でした。趣味が高じてアマチュア無線技士という国家資格も取得。ゲームも好きで、「信長の野望」など気に入ったゲームをとことん攻略したり、学校のテストもゲーム感覚で複数教科で満点を取ることに挑戦したりしていました。

初めてSEOに出会ったとき、アルゴリズムの解明や何かを組み立てることが好きな性格がピタッとハマったのでしょう。リストラされて生活費に困っていた2004年、本を参考にアフィリエイトを見よう見まねで始めてみてからは、睡眠時間も削り、ひたすらアフィリエイトとSEOの研究に明け暮れました。

3ヶ月ほどで生活に困らない程度の収入に達したときに思ったのは、「このまま個人アフィリエイターとして生きるという選択肢は、自分の中にはないな」ということ。もともと遊び仲間を作るのが好きで、「みんなで何か大きいことを成し遂げたい」という野望がありました。仲間を増やして、社会に影響力のある面白いことをやろうと考え、法人を設立したのが株式会社Faber Companyの前身です。

Faber Company代表・古澤

「職人」の暗黙知を形式知にして、より多くの人に届けたい

株式会社Faber Companyの「Faber」は、ラテン語で「職人」という意味。社内では、検索エンジン集客における各専門領域のエキスパートを独自に「職人」と呼んでいます。職人はそれぞれの専門領域について絶えず研究と実践を行い、毎月1回の「職人会議」で、全社員を前に研究・実践結果の発表をすることでそのノウハウを共有しています。

長くSEOに携わってきた古澤を始めとして、職人が持っている知識や経験は暗黙知。経験やそれに基づく勘に頼っている部分もあります。かつてはWebマーケティングの受託制作とコンサルティングが会社の事業でしたが、その事業形態では職人の暗黙知を提供できる企業数はどうしても限られてしまうことが課題でした。

そこで、職人が持つ暗黙知やノウハウを形式知できないかと考えたのが、ミエルカ開発のきっかけです。形式知化できれば機械化でき、機械化できればデジタルを介して多くの人に知識を届けられると考えました。

世の中の知見を味方につけて、難しい部分も解決

ミエルカSEOの開発で当時最も苦労したのは、特定の検索キーワードからユーザーの検索意図を探れるようにすること。職人は検索キーワードを見ただけでユーザーの検索意図を推測することができますが、それはかなり暗黙知的な能力で、デジタル化がもっとも難しい領域でした。

職人は経験やノウハウを持ってはいても、数学の達人というわけではなく、アルゴリズムを作る能力もありません。言語処理の知見を持った大学教授や研究者を探し、技術協力を依頼して大学との共同研究へとこぎつけました。世の中の知見も味方につけて、難しい部分を少しずつ突破していったのです。

辺境の知から”マーケティングゼロ”を実現する

こうして、ミエルカSEOは誰でも使えるツールとして完成し、これまでは職人の暗黙知でしかなかったものを多くの人に届けられるようになりました。実際に、導入アカウント数は約2,000にものぼります。

株式会社Faber Companyは新しく「辺境の知から”マーケティングゼロ”を実現する」という展望を掲げました。爆発的にヒットしたものや今世の中で当たり前となっている商品も、最初は何もない「辺境」のようなところから、会社・社会の主流ではない人が「こうすれば面白いんじゃない?」と言い出したアイディアが実現したもの。株式会社Faber Companyでも、職人たちの斬新なアイデア、「辺境の知」を大事にしていきたいと考えています。

「マーケティングゼロ」は、マーケティングをやめようという意味ではなく、「価値のない仕事や情熱の向かないことに、時間やエネルギーを使うのをやめよう」という意味。例えば、「上司に言われたからとりあえず100万PVを目指したい」といったような顧客の要望が多い中で、常に問いを投げかける姿勢を忘れないことを大事にしています。

その未来を実現するために、まずは今後5年で日本一のマーケティングツール導入社数を実現することが目標です。

ミエルカSEOとは

Faber Companyが10年以上にわたる検索エンジンマーケティングの知見をもとに、人工知能(AI)を活用して開発したSEOプラットフォーム。(1)コンテンツ企画・制作・評価・改善に加え、競合サイトを含むSEOパフォーマンス計測ができるツール、(2)セミナーや動画など自律的に学べる学習コンテンツ、(3)個別コンサルティング の三位一体で、インハウス(導入企業内)でのSEO・コンテンツ施策を支援する。
2015年3月リリースし、現在の導入企業は累計1,700社を突破。(2022年12月現在)。開発メンバーには、ウェブアナリストで当社CAO(Chief Analytics Officer)・小川卓に加え、筑波大学ビジネスサイエンス系の吉田光男准教授、明治大学理工学部情報科学科・髙木友博教授ら、AIの権威が加わる。ソフトウェア特許取得済。

株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)とは

「日本の職人技と先端テクノロジーの融合」をコンセプトに、企業のWebマーケティングを支援。2005年の創業以来、クライアント企業のSEO施策、コンテンツ制作などの事業を展開。2013年からSEOプラットフォーム「ミエルカ」の自社開発を開始し、2015年リリース。国立大学法人豊橋技術科学大学との共同研究を皮切りに、明治大学などとも産学連携でWebマーケティング分野へのAIの応用研究に力を注いでいる。

会社名  :株式会社Faber Company
所在地  :〒105-6923 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー23F(受付)
代表取締役:稲次正樹、古澤暢央
資本金  :1億円
設立   :2005年10月24日
事業内容 :ミエルカ事業、コンサルティング事業、メディア事業、ミエルカコネクト(DX人材紹介)事業、デキルカ(オーダーメイドDX研修事業)事業

情報発信サイト

・SEOやWebマーケティングのノウハウなら「ミエルカマーケティングジャーナル」
 https://mieru-ca.com/blog/
 →SEOを学ぶなら:『SEO対策の最新情報』
  https://mieru-ca.com/blog/seo-measures/
・ デジタルマーケティング最新ノウハウなら「ミエルカチャンネル」(YouTube)
 https://www.youtube.com/channel/UCH5BvLPax_uthxOIjf3uNtg

関連サービス

「ミエルカSEO」:SEO・コンテンツマーケティング内製化ツール
 https://mieru-ca.com/
「ミエルカヒートマップ」:ユーザー行動分析・CVR改善ツール
 https://mieru-ca.com/heatmap/
「ミエルカコネクト」:即戦力マーケターの業務委託サービス
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「ローカルミエルカ」:Web上の店舗情報とGBPの一元管理ツール
 https://local-mieruca.com/
「デキルカ」:DX人材教育とリスキリングできる教育プラットフォーム
 https://dekiruca.com/
「コンバージョンミエルカ」:コンバージョン率アップを実現するWeb接客ツール
 https://mieru-ca.com/conversion/

本記事の著者
ミエルカ研究所所長
ミエルカ研究所所長
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