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SNSコンサルとは?運用代行との違いや業務内容・費用相場・選ぶポイントも解説

更新日:2024.1.12 公開日:2023.01.19

SNSコンサルとは?運用代行との違いや業務内容・費用相場・選ぶポイントも解説

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SNSコンサルとは?

SNSコンサルとは、企業のSNSアカウント運用における戦略立案や計画策定、場合によってはその後の運用代行などのSNSマーケティングを支援する業務を行う人や企業のことを指します。

SNSが世の中に広く普及したことに合わせて、企業の多くが自社ブランドの認知拡大などのためにSNSマーケティングを行うようになりました。
しかし、SNSといってもTwitterやFacebook、Instagramなど様々な種類があり、それぞれの媒体ごとに利用している層や媒体の特性、仕様も異なります。そのため、どのような内容の投稿をすれば良いか、投稿頻度はどれくらいで行うべきか、そもそもどの媒体を使った方が良いのかなど、わからないことも多いと思います。

SNSの運用のノウハウがわからないままとりあえず投稿をしてしまうと、望んだ効果が得られず時間が無駄になってしまうだけでなく、最悪の場合、投稿が炎上してしまい企業のイメージが悪くなるなどの悪影響が及ぶ場合があります。したがって、SNSの運用を行いたいけれどもSNSを運用した経験がないという方は、SNSコンサルを利用することをおすすめします。

以下では、SNSコンサルの業務内容や、SNSコンサルを選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきます。

SNS運用代行との違い

SNSコンサルと似たサービスにSNS運用代行があります。この両者には明確な違いはありませんが、あえて違いを伝えると以下のような形です。

SNSコンサル 運用方針の策定、SNS施策の提案、マーケティング・リサーチやレポーティングなどの、SNS運用の戦略や方針に関する支援業務を行ってくれる
SNS運用代行 SNS投稿コンテンツの作成や投稿作業、ユーザーとのコミュニケーションなどSNS運用の実務を行ってくれる

実際は、SNSコンサルでもSNSの実務を行ってくれたり、SNS運用代行でも月次レポートなどのSNSコンサル的な業務を行ってくれたりする場合もあります。そのため、実際にSNSコンサルやSNS運用代行サービスを利用する場合には、対応可能な業務範囲を確認するとよいでしょう。

SNSコンサルの業務

SNS運用の目的の設定

SNS運用は、自社の事業課題や今後どのように事業を展開していきたいかという方針をもとに行っていきます。そのため、事業としてSNS運用を行う目的を設定することが重要です。
しかし、SNSに関する知識がないと、SNS運用がどのように課題解決に繋がるかがわからないことが多いでしょう。例えば、SNSは数ヶ月〜数年単位で効果がでてくる場合が多いので、今月から売上を上げたいというような目的であれば、そもそもSNSは最適な手段とは言えません。

そのため、SNS運用が自社にとって良いかもしれないと思った初期段階から、各SNSの特徴やトレンドを熟知し、他社のSNS運用経験のあるSNSコンサルタントによる専門的なアドバイスを受けると良いでしょう。

アカウントコンセプトや戦略の立案

SNS運用の目的が決まったら、具体的にはどのような方針でSNS運用を行うかという中長期的な戦略を立てます。自社の商品・サービスがどのような特徴を持つのか、ユーザーのニーズはどのようなものか、各SNSごとの特徴など様々な要素を踏まえて、運用スケジュールの作成や、KPIの設定などを行います。

特に大切なのはSNSアカウントのコンセプトを決めることです。アカウントがユーザーにどんな独自の価値を提供するのかを、競合を分析した上で決定していきます。「どうやったら自社のアカウントを見たいと思ってもらえるのか?フォローしてもらえるのか?」を考えなければ、すでに複数のアカウントがある中でユーザーから選ばれなくなってしまいます。

SNSコンサルによっては初期費用や最低契約期間を設けている場合もありますが、それはこのコンセプトや戦略の立案が難しく、プロでも時間がかかることが理由である場合が多いです。

投稿方針の提案

コンセプトや戦略が決まったら、具体的なSNSの投稿方針を決めるのが次のステップです。どのような内容の投稿をしていくか、ユーザーとのコミュニケーションをどのようにとっていくかといったことを具体的に決めていきます。

投稿内容やコミュニケーションの方法は利用するSNS媒体の特性によって適したものが異なりますし、ブランドイメージや商品やサービスの内容、顧客のニーズによっても運用の方針が異なってきます。そのため、自社の商品やブランドイメージや顧客ニーズに適したSNSの運用方針を決めることが必要です。

SNSマーケティング施策の実行

そして実際の施策の実行です。SNSで投稿する文章の作成、デザイン、撮影など行うべきことは多岐にわたります。場合によってユーザーにギフティングを行ったり、インフルエンサーをキャスティングしたり、キャンペーンなどを行ったりもします。

具体的にはユーザーニーズを捉えたテーマを考え、それを実際に文章にして、写真素材を集め、最終的にデザインに落としていきます。最近はショート動画のフォーマットがよく見られる傾向にあるので、その際は台本作成や撮影などと業務も多岐に渡ります。先にも述べたように、SNSコンサル会社によっては施策の実行が含まれてない場合もあったり、同じ会社の中でも運用を依頼できるプランとできないプランがあったりします。依頼をする際に注意が必要な点の一つです。

レポーティング

どのような運用を行って、どのような結果が得られたのか、また、SNSのインサイトやアナリティクスの分析結果などを報告してくれます。

各SNSや運用フェーズによっても重要となるKPIも異なってきます。Instagramを例にあげると、初期はリーチ数、その後はエンゲージメント率、その後はフォロー転換率などと重要となるKPIを変えて行きます。そのような数値に沿ってレポーティングを行い、今後の改善点や運用方針の修正などを行います。会社やプランにもよりますが、レポーティングは月に一回程度行われることが多いです。

SNSコンサルを選ぶ際の6つのチェックポイント

SNSのコンサル先を選ぶ際は、以下6つのポイントを確認してみてください。

1. コンサルに依頼する目的を明確にできているか
2. SNSコンサル業務の相場にあった予算を確保できているか
3. 類似の実績があるか
4. 明確なKPIと達成する基準値をしっかり設定しているか
5. コンプライアンスを遵守しているか
6. 成果がすぐに出るような発言をしていないか

1.コンサルに依頼する目的を明確にできているか

まずは、SNSコンサルに依頼する目的を明確にできているかということを確認しましょう。

具体的には、

・SNSをこれから運用していくにあたって専門的なアドバイスがほしいのか
・すでにアカウントを運用しているけれど効果が出ていないから戦略の見直しをお願いしたいのか
・投稿するコンテンツはどういったものがいいか

などのような目的を設定することをおすすめします。この部分が明確になっていなければ、SNSコンサルとのミスマッチが発生してしまい期待した効果が得られない可能性があります。

もちろん目的が明確になっているほうがベターですが、設定できているか不安な場合でも、売上目標や現状のマーケティング状況などを伝えることで、そもそもSNSではなくて他の手段を活用すべきかどうかなども相談にのってくれるSNSコンサルもいます。お問い合わせをするときに目的から相談したい点も伝えるとよいでしょう。

2.SNSコンサル業務の相場にあった予算を確保できているか

SNSコンサルと言っても業務範囲は様々です。各SNSコンサルによっても料金に幅はありますが、一般的な相場は以下の通りです。

業務範囲 月額費用
主に投稿のみ 5~8万円
主にコンサルティングのみ 5~10万円
コンサルティング+運用代行 15~25万円
SNS業務すべて 30万円以上

企業として支援しているコンサル会社もあれば、フリーランスとして支援している人もいます。自社にノウハウがあれば投稿のみ外注する方法もありますが、そうではない場合は戦略立案から、運用代行、レポーティングを一気通貫でやってくれるコンサルに依頼するのが心強いでしょう。

もし自社にSNS運用のリソースがあるのであれば、コンサルティングのみ発注することもおすすめです。中にはSNS運用を内製化するためのコンサルティングプランを行っているSNSコンサルもいます。そのため、依頼したい内容にあった予算を組み、依頼内容にあった相場のコンサルタントを選ぶことがポイントです。

3.類似の実績があるか

SNS運用において類似の実績があるかということも確認しましょう。
SNSコンサルには特に必要な資格はないため、誰でもSNSコンサルを名乗ることができます。そのため、特に運用の実績も経験もノウハウも持っていない自称SNSコンサルが一定数いることも事実です。

そのため、依頼する際には過去のSNS運用の実績があるかどうかを確認するようにしましょう。実際に運用したアカウントを見せてもらったり、過去の月次レポートなどを見せてもらったりなどすると安心です。SNSのノウハウがなくてもフォロワー数や、有名サービスやブランドを手掛けている点を確認すれば問題ありません。また、SNSコンサルの中でもInstagramが強い会社、TikTokが強い会社などがあります。もし自社で運用したいSNSが決まっているのなら、それに強い会社を探すとよいでしょう。

4.明確なKPIと達成する基準値をしっかり設定しているか

SNSの運用にもKPIと達成する基準値の設定が必要不可欠になります。これらを明確に設定して運用してくれるかどうかを確認しておくことがポイントです。過去の運用の実績を確認する際には、どのようなKPIを設定して、具体的にどのような結果や示唆を得ることができたのかをしっかりと教えてもらってください。

さらに、KPIの設定をどの程度まで細かく行っているかも確認するのがおすすめです。例えば投稿に対するいいねの数や保存数、インプレッション数などで細かく設定を区切り、それぞれに対してどのようなアプローチを行ったかを確認します。SNSの運用にはKPIと達成する基準値の設定が非常に大切になります。KPIをしっかりと設定しているSNSコンサルを選ぶようにしましょう。

5.コンプライアンスを遵守しているか

コンプライアンスを遵守しているかという点も確認しましょう。SNSにおいて不適切な投稿をしてしまうとすぐに炎上してしまい、その結果企業のブランドイメージを損なってしまうという事態になりかねません。

そのため、SNSコンサルを選ぶ際は、コンプライアンスを遵守しているかという観点もしっかりとチェックする必要があります。SNSコンサルに直接ヒアリングしても芯を食った回答が得られないので、実際に運用しているアカウントを見せてもらって、グレーな投稿をしてないか確認するほうが確実です。

6.成果がすぐに出るような発言をしていないか

「すぐに成果をあげることができる」や「絶対に成果を出せる」などといった売り出し文句を使っている人には注意が必要になります。

SNSは多様な価値観を持った様々な人が利用しており、また流行やトレンド、SNS媒体の仕様などの移り変わりが激しいという特徴があります。このように不確実性が高いのがSNSの特徴であるために、成果をすぐにあげることや絶対に成果を出せると断言することは正直難しいです。過剰な宣伝を鵜呑みにせず、過去の実績に基づいたノウハウを豊富に持つSNSコンサルかどうかを見極めて依頼するようにしましょう。

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ここまで、SNSコンサルの業務内容や選ぶ際のポイントなどを解説しました。SNSマーケティングで行う業務の範囲は広く、求められる業務範囲も多岐に渡ります。
また、SNS運用のトレンドの変化は速いため、自社でノウハウがない場合にSNSで成果を創出するためには、いまも最前線でSNSの業務を行っていてトレンドを理解しているコンサル会社やフリーランスに依頼することが一番の近道です。

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著者PROFILE

塩原 正隆(しおばら まさたか)

コネクトマーケター/塩原 正隆(しおばら まさたか)

WEBマーケティング歴7年。SEO・広告などのマーケティング施策はもちろん、事業戦略レベルからの伴走が強み。年間売上20〜30億円の事業の副部長として、WEBマーケティングや事業開発領域を統括。現在は株式会社wellyの取締役として、戦略立案、SEOメディア運営、SNS運用、EC事業の推進などに取り組む。

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