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2026/10/19【SEO Weekly Update】【順位計測に異変】Googleの検索結果がツールと実際で違う?

公開日:2026.10.20

2026年10月第3週のSEOトピックを3つ取り上げ、Faber Company執行役員(Search Advocate)、「海外SEO情報ブログ」を運営している鈴木謙一(Kenichi Suzuki)が解説します。

このコラムは、こちらの動画の内容をまとめたものになります。

その順位下落、本当? Googleが返す「ニセの検索結果」と計測への影響

NozzleやDemandSphereなどが、順位チェックツールの取得する検索結果に、通常とは異なる結果が混ざる現象を報告しています。

アクセスの遮断やCAPTCHA(キャプチャ)だけでなく、正常に取得できたように見えて、順位チェックツール用の結果を返しており、順位が下落したと誤認するおそれがある点が厄介です。

Googleによる自動取得対策の影響が疑われていますが、Googleからの公式な説明はなく、目的や背景は推測です。ツールの数値だけで、アルゴリズムの変動や自社サイトの評価低下と判断することは避ける必要があります。

鈴木謙一は、Search Consoleの表示回数にも、ツールからの自動取得の減少による影響が出る可能性を指摘しています。

順位や表示回数だけでなく、クリック数や実際の流入も照合し、計測の異常と本当の変化を切り分けて、社内や顧客へ報告することが重要です。

AI検索からのクリックが増える? GoogleがAIモード・AI概要のリンク表示を強化

Googleが、AIモードとAI Overviewsからウェブサイトへ移動しやすくする5つの改良を発表しました。

【Googleが実行・計画している5の改良】

  1. インラインクリックを上の方に表示
  2. 公式ページを回答の上部で案内するテキスト
  3. AI Overviewsの中にトップニュースが挿入
  4. 関連記事へのリンクを目立たせる
  5. 検索プロフィール機能

回答中のインラインリンクを増やして上部にも表示するほか、回答末尾の関連記事リンクも、画像付きでクリックしやすいデザインにします。

公式ページを回答上部の専用セクションで案内する表示や、動画の作成者名から検索プロフィールへ移動する機能はテスト中です。また、ニュース記事のカルーセルは対象地域・言語を拡大し、利用者の優先ソースも反映します。

鈴木謙一は、AI検索からの流入が増える可能性を前向きに捉えています。ただし、すべての改良が日本で提供されていると確認できたわけではなく、流入増加もまだ保証されません。展開状況と実際のクリックを見ながら、引き続き良いコンテンツを作ることが大切です。

※関連記事:
・Google検索「AI Overviews」とは?機能や影響
・Google検索「AIモード」の機能・使い方・消し方、SEOへの影響

その資料、PDFのままで大丈夫? Googleが語るAI検索での扱いと注意点

Googleの公式ポッドキャストで、PDFは内部でHTMLに変換して処理され、通常検索だけでなくAI OverviewsやAIモードでも参照対象になることが説明されました。PDF形式だからAI検索に表示されない、というわけではありません。

ただし、文字を含めて画像化(ラスタライズ)したPDFは内容を認識しづらく、更新後の再クロールや再インデックスにも時間がかかる場合があります。

文字を選択・コピーできる形式にし、頻繁に更新する情報やスマートフォンで読む情報には、HTMLでの公開も検討しましょう。鈴木謙一は、同じ内容のPDF版とHTML版を提供し、検索結果にはHTML版を出したい場合の方法も紹介しています。

PDFのHTTPレスポンスヘッダーでcanonicalを指定し、HTML版を正規URLとして伝えられます。運用目的に合わせて形式を使い分けることが重要です。

順位の数字をうのみにせず、情報の届け方と成果を見直そう

10月第3週は、順位計測に混ざる異常な検索結果、AI検索のリンク表示の改良、PDFの処理と運用上の注意点を取り上げました。検索の見え方だけでなく、データの読み方や情報の届け方も見直すタイミングです。

ツール上の順位下落や表示回数の減少が、そのまま利用者への露出減少を意味するとは限りません。クリック数や流入も合わせて確認し、計測側の問題とサイト側の変化を切り分けましょう。

AI検索のリンク強化は期待できる動きですが、流入増加を前提にせず、実際の成果を確認することが大切です。公開形式も、PDFかHTMLかを一律に決めず、更新頻度や読みやすさを踏まえて選び、役立つ情報を届け続けましょう。


■参考
順位計測データの異常に関する報告(DemandSphere)
https://www.demandsphere.com/blog/spurious-data-google-serps/

Poisoned Google SERPs(Nozzle)
https://nozzle.io/research/poisoned-google-serps/

順位チェックツールの数字がおかしい? Googleが返す「ニセの検索結果」の影響(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/rank-tracker-numbers-look-wrong-how-googles-fake-search-results-affect-them/

AIモードとAI Overviewsのリンク表示の更新(Google公式ブログ)
https://blog.google/products-and-platforms/products/search/updates-ai-mode-overviews-explore-web/

AI回答からサイトに移動しやすくするGoogleの更新(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-updates-ai-mode-and-ai-overviews-making-it-easier-to-visit-sites-from-ai-answers/

PDFs in Search: Indexing, AI & Pitfalls(Search Off the Record)
https://search-off-the-record.libsyn.com/pdfs-in-search-indexing-ai-pitfalls

PDFもAI検索に表示される? Googleが語るPDFの扱いと運用のポイント(海外SEO情報ブログ)
https://www.suzukikenichi.com/blog/can-pdfs-appear-in-ai-search-google-explains-how-it-handles-pdfs-and-what-to-watch-for/

鈴木 謙一
株式会社Faber Company 執行役員(Search Advocate)鈴木 謙一Google 公式の検索セントラル ヘルプ コミュニティのダイヤモンド プロダクト エキスパート(アジア太平洋で初)。
新潟県上越市出身。新潟大学教育学部英語科卒業後、就職のため上京。ITトレーナーや情報システム管理者、ヒューマンスキル系社内講師などの会社員を経て独立。2007年に開設した「海外SEO情報ブログ」は、SEOに特化したブログとしては国内で最も多い記事数とアクセス数を誇る。2008年、当社入社。最新SEOの情報収集・情報発信、セミナー講師・イベントスピーカーが主たる職務。講演・寄稿実績多数。

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