ミエルカTOP ミエルカジャーナル ニュース 【brightonSEO2025春】現地レポート1日目ー海外SEOの熱狂、初体感してきましたー
ニュース

【brightonSEO2025春】現地レポート1日目ー海外SEOの熱狂、初体感してきましたー

公開日:2025.04.28

 

SEO担当者なら、一度は聞いたことがある海外カンファレンス。今回、ついにその舞台に足を運ぶことができました。

2025年4月10日、11日の2日間、イギリスで開催された「brigtonSEO」に、当社の執行役員の鈴木謙一と営業部2年目の川名麻央(筆者)が参加して来ました。

生まれて初めての海外カンファレンス。飛び交う英語、熱気に満ちた会場、そして最先端のSEOプレゼン…!非常に刺激的でアドレナリンが出っぱなしの2日間でした。

この記事では、そんなbrightonSEOの様子を、海外カンファレンス”初参加”の私のリアルな目線でお届けします。

海外カンファレンスってどんな感じ?」「英語が不安だけど、参加してみたい…!」

そんな風に思っている皆様に、現地の様子、みどころ、参加のコツまで余すところなくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

そもそもbrigtonSEOとは?

まずは、brightonSEOについて簡単に紹介します。

brightonSEOの開催概要

brightonSEOは2010年にスタートした、ヨーロッパ最大級のSEOカンファレンスです。イギリスのブライトンで年2回開催、現在ではアメリカのサンディエゴでも年に一度開催されています。(2025年は9月開催予定)

世界各国から、業界の著名人や海外のツールベンダーなど、「Search Marketer(サーチマーケター)」が一堂に会する場です。今回も数千人規模の参加者が集まったのではないでしょうか。

なぜこんなにも多くの人が毎年参加するのか?

それは、「SEOの”最新”かつ”ホット”な話題を、どこよりも早くキャッチアップできる」から!

brightonSEOの最大の魅力は、各国のスピーカーによるセッション(プレゼン)です。選ばれたスピーカーが、マーケティングやビジネスに関する最新の発見、研究、ノウハウを持ち寄り、発表します。

(brightonSEO 2025 Aprilのスピーカーの一部)

今でこそSEO×AIが話題の中心ですが、SEOに限らず、データツールの効果的な使用方法やチームマネジメントなどトピックは多岐にわたります。

ブライトンの街並みと会場

ブライトンはイギリスの南部に位置し、ロンドンから電車でおよそ1時間の場所にある、海に面した美しい都市です。

こちらが会場の「Brighton Center(ブライトンセンター)」!開催前日に下見に行ったところ、すでに巨大な窓文字が装飾されていました。かなり目立っています。

会場の目の前には青い海が広がり、周辺や市街地にはレストランや雑貨屋さんがたくさん。

海の街なので、海鮮料理がとっても美味しいんです!

この日の夕方に食べに行った海鮮リゾットと、本場のフィッシュアンドチップスは最高でした!

1日目の記録

さて、いよいよカンファレンス当日(1日目)の様子をレポートしていきます。

会場入りから熱気がすごい

初回のセッションは9:30開始ですが、1時間前にはすでに長蛇の列!
事前にバッジを印刷しておいた方がスムーズに入場できます。

入り口で、おなじみahrefsのバッジホルダーゲット!(これずっと欲しかったんです!笑)。

展示会ブースでコーヒー片手に交流

入場してすぐの一階の会場では、brightonSEOのスポンサーである各国のSEOツールやエージェンシーが展示会ブースを出展しています。

私もモーニングコーヒーを求めてSEMRUSHのコーヒーブースへ。

かなりの行列でしたが、並んでいる間に近くの人と会話を交わしました。

「君の会社はどんな会社?」
「今日は何を目的にきたの?」
「そんなことよりこの列進んでる!?」

金融会社のコンテンツ担当を務める南アフリカ人の女性と、イギリス人の男性起業家と早速友達に。

今日のためにLinkedinを登録しておいたのですが、早速コネクションができました!

こうして無事コーヒーもゲットし、セッションに向かいます。

マスタークラス(AI)でまさかの…

まずは「超初心者向け」と記載のあったAIのマスタークラスに参加しました。

brightonSEOのセッションは各テーマごとに5つのステージで同時進行します。スケジュールは事前にホームページで公開されているため、興味のあるテーマのステージを事前に確認しておくと良いでしょう。

Master Class(マスタークラス)は、特定の分野のスキル向上を目的とした60~70分の集中講義です。その分野に精通したスピーカーが、クイズやワークショップ形式で講義を行います。

私もAIに詳しいわけではありませんが、内容は基礎的なもので、NLPなどの専門用語や知識のクイズがありました。ほとんど知っている内容だったので、英語慣れのつもりで参加しました。

最後に「AIを使って、ビーガンスナックの新しいブランドを作ろう!」というワークショップがありました。

すると、なんと…

「あなた、発表してくれる?」

突然指名をくらい、30人くらいの前で私の作った「SNACKTOCTOPUS」というブランドのひよこ豆スナックが晒されることに…。

もっとちゃんと作っておけばよかった…。

ブライトンなので海をイメージしてくれ、とプロンプトを書いたところ、なぜかタコになっただけなんですけどね。

いい思い出です。

コンテンツ系セッションで学ぶ

その後も午前中はセッションを回りました。

一番大きなステージであるAuditorium1ではコンテンツストラテジーに関するセッションが開催されていました。

Whitepress社Sarah氏の、マインドセットベースドマーケティングの話。

人には「Fixed Mindset(固定志向)」と「Growth Mindset(成長志向)」の2種類があり、「顧客のマインドセットのタイプによってコンテンツの訴求内容を変えると良い」という内容で、非常に細かい分析が印象的でした。

ブランド別にみると、Amazonは「Fixed Mindset(固定志向)」向け、Nikeは「Growth Mindset(成長志向)」だそうです。

続いて、Reflect Digital社Carl氏による「コンテンツクラスター(=トピッククラスター)戦略」に関するプレゼン。


トピッククラスターは「即座には勝てないが、歴史を繰り返し大きな勝利をおさめた戦略」と語っており、改めて納得。

また、コンテンツを考える際のペルソナ設定について、見た目と年齢が似た2人の著名人を用いて、「デモグラフィック的な要素(年齢や特徴)だけを考えがちだが、大切なのはユーザーのInterests(興味)など内面を考えること」という主張をしていました。

お昼は日本人メンバーと交流

午前のセッションを終え、お昼はブライトンの市街地へ足を伸ばし、ハンバーガーを食べにいきました。

サイバーエージェントの木村さん、楽天の近谷さん、石川さんとFaberでの日本人ランチです。

こうして、同じフィールドで活躍する日本人メンバーと話ができることも、海外カンファレンスならではの魅力ですね。

(日本では珍しいラム肉のバーガー)

夜は参加者とトルコディナー会

午後はセッションをいくつか周り、業界の著名人へインタビューなどをしました。

これにてbrightonSEO1日目が終了。

夜はDEMANDSPHERE社のRay氏にお招きいただき、参加者30人近くでトルコ料理店にてディナー会。

同じテーブルでSitebulb社のメンバーと仲良くなりました。
Sitebulbはいつもリモートワークで、brightonSEOなどのイベントでしかチームメンバーと顔を合わせないそうです。(その割には皆さんとても仲良しに見えたのですが…)

あまり馴染みのないトルコ料理でしたが、一通りコースを食べ尽くしお腹いっぱいになったところに、メインのBBQが登場。

しかもすごい量。これで4人前ですよ?

しかしこのラムチョップが美味しくて、夜中食べるようにお持ち帰りしました笑
こうして1日目を終えてホテルへ帰宅。

1日目の感想とまとめ

ホテルに着くなりベッドへダイブ!

久しぶりのオールイングリッシュな環境と、怒涛のような出会いの連続に、心も体もフル回転だった1日目。目まぐるしいけれど、最高に刺激的な体験でした!

brightonSEOで1日を過ごしてみて感じたのは、「選択と集中が成功のカギ」ということ。

セッションも展示会も、想像をはるかに超える規模で、あれもこれもと欲張ると、情報過多で溺れてしまいます。

だからこそ「今日はこのセッションを聞く!」「このブースを回る!」と事前に決めておくのが重要。タイムスケジュールを組んで、自分の目的に集中することで、学びを最大化できるのだと思います。

今回のレポートでは、私が体験したセッションや出会った人々のごく一部しかお伝え出来ませんでしたが、brightonSEOの熱狂は少しでも伝わったでしょうか?

では、ブライトンの美しいサンセットを添えて、1日目のレポートはここまで。

翌日2日目のレポートでは、さらにディープなセッションやの内容や、個性豊かな展示ブースの様子をたっぷりお伝えしていきます!

2日目現地レポート「凄腕スピーカーに心ときめく!?」

本記事の著者
Mao Kawana
Mao Kawana
この著者の記事をもっとみるarrow-right

関連記事