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【研究】ARG 第7回Webインテリジェンスとインタラクション研究会の聴講

更新日:2023.2.27 公開日:2015.11.29

WEBページの評価手法についての研究として、「ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会」の聴講にいってきました。(2015年11月29日(リクルート本社にて) 20151129_143734 ■参加した雑感と、WEBページ情報の信頼性に関する最新研究 「レビュー自体の評価方法に関する研究」や「twitter位置データを用いた観光地の評価手法」などの発表が有りました。 特に、興味を引いた話しとしては、 「信頼性」の評価(=例えば、CGM系のレビュー内容、企業HPの内容)に関する点です。 例)ebayであれば「trust rate」(他でいえば、確率的近似法等が近い)などの手法を利用し、出品者と買い手のレビュー評価を実施することで、安心して利用者(出品者/買い手)が出来るよう、サービスの促進を行っている事例があるようです。 ■人間が、オンライン情報をどのように信頼し評価しているか? 現実世界で、レストランを調べることを思い返してみてください。 「このレビューは本当に正しいの?」という疑問が、頭の片隅にある状態で、 予約した経験をお持ちの方もいらっしゃるのでしょうか? 発表で出てきた面白い一例ですが、 amazonの高評価レビューがよくついている、「1億2千万円のロボット」の例が挙げられてました。 kuratasu kuratasu-2
さて果たして、このレビューに価値はあるのか?信頼性に値するのでしょうか? 「オンライン上の評判」だけでの情報の信頼度を図ると、 予期しない情報やノイズデータを含み、実態(≒現実世界)との乖離が起きる可能性があります。 確かに、我々自身もレビューの中身を元だけで、信頼するいうわけではなく、 <仮、レストランの場合であれば> ・対象となるレビューの「お店の格や料理内容」から、そのレビューは本当かどうか?を個人の経験から推定 ・対象となるレビューと“類似するレストラン(同地域の他のレストランとの比較)”との比較 ・(そもそも)その情報に詳しそうな知り合いに聞いて、確証を得る。 等のプロセスを踏んでいるでしょう。 逆説的ですが、各自の行動や経験値から、「その情報が信頼に足る」かどうか?を決めているものと考えます。 ■ソーシャルスコアが高さ=信頼性のある情報なのか? 先日のパリのテロがありましたが、 同時にtwitterで以下情報が拡散されていたことをご存知でしょうか? “報復のため難民キャンプが燃やされた” 20151130 実は、本情報は完全なるデマだったようで、 日本人のソーシャル上では波及しましたが、実態と完全に異なる情報だったようです。 もちろん、ソーシャルスコアは、波及力を図る意味では一つの指標になりますが、 「情報の信頼度がある」とみなしづらいと考えます。 ■まずは、情報の信頼度という視点も併せて、コンテンツマーケティングの第一歩を考えよう 「情報の信頼性」はこれからのビッグデータ時代に、「重要なWeb評価の一つ」になってくるものと考えます。 昨今のコンテンツマーケティングの文脈では、 「記事を増やしましょう」を見ましょうという、数のアプローチが主眼となっておりますが、 基本的な「情報の信頼性があるかないか?」という視点を前提に施策を検討していく必要かと考えます。 その新しく作った記事は、そもそも「よく読み込まれ、ユーザーになんらかのアクション」を促せているでしょうか? また、ユーザーの検索行動の「流れに着目」し、適切にこたえているでしょうか? Mierucaでは、検索ユーザーの行動に着目し、 『ユーザーの気になる』に、適切に答えるという為のコンテンツ検討、及びPDCAの検証が可能です。 ■ユーザーの検索行動マップ(ニキビの例) ニキビの芯を「どうすればよいか?」を知りたい(≒ソリューションを知りたい) 20151130-1 ■滞在時間が長く、ユーザー回遊を促しているコンテンツページの特定 ※閲覧力スコア × 誘導力スコアから、ユーザー行動を促しているページを抽出。 chart ミエルカチームでは、引き続き『言葉に着目し、分析手法のR&D』を進めていきます。 (無料トライアルはこちらから:https://mieru-ca.com/) 補足)「オンライン評価」と「現実の評価」の架け橋を作るのが現在のWEBのトレンドでありGoogleもユーザー行動の実態をつかもうと色々試みている。その流れは引き続き、強いトレンドになっていくだろうと強く感じました。

著者PROFILE

ミエルカ研究所 所長

ミエルカ研究所は、人工知能と言語処理の力で、「言葉」の持つ可能性を追及、研究していくための研究所です。
SEO&コンテンツマーケティング・オウンドメディア支援ツール「ミエルカ」を提供するFaber Companyが母体となってます。

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