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【座談会】ミエルカユーザーさんたちと2021年をゆるく振り返ってみた

更新日:2023.3.17 公開日:2021.12.27

2021年を表す漢字は「金」でした。「金」(かね)といえばCV(コンバージョン)、CVといえばWebマーケですね!(雑)

皆さんこんにちは、ミエルカの清水です。突然ですが、みなさんの2021年のWebマーケティングはいかがだったでしょうか。私は、普段ミエルカユーザーさまに伴走し、Webマーケティングを成功に導くべく奮闘しています。今年は激動の一年で、良かったことも悪かったこともたくさんありました。施策をどう振り返るか悩んでいたのですが「ユーザーさんにも話を聞きたい!」ということで、5人のミエルカユーザーさんをお招きして一緒に振り返ってもらいました!

今回お集まりいただいたユーザーの皆様

今回お集まりいただいたのはコチラの方々。

プロフィール(左から)

株式会社IDOM:村田 創(むらた はじめ)さん

IDOM ガリバー・マーケティングチーム デジタルマーケセクションWebマスター。5年間の新車ディーラー勤務後、ガリバーインターナショナル(現IDOM)に入社。車検一括見積もりサイトの運営や新規業態チャネルの立ち上げを経て2014年秋よりデジタルマーケティングの世界へ。

株式会社カオナビ:渡辺 佳彦(わたなべ よしひこ)さん

新卒で経営コンサルティング会社に入社。1年未満で退社したのち、7~8年間、個人事業として海外輸入品のECショップ・個人メディアの運営を行う。その後、コンテンツマーケティング支援、自社メディア運営を行う企業を経て、2016年12月に株式会社カオナビに入社。

インターノウス株式会社:平尾 美絵(ひらお みえ)さん

2017年からインターノウス株式会社に参画し、WEBマーケティングディレクターとして入社。現在5自社メディアサイト運営を統括。現職と並行して地元川崎市の地域活性化・地方創生プロジェクトに複数参画中。 You Tube:https://youtu.be/4Lbzw4mN0vs

株式会社ラクーンコマース:後藤 由希(ごとう ゆき)さん

2004年から卸仕入れサイト「スーパーデリバリー」に携わり、アパレル雑貨メーカーのEC参入のサポートを経て、サイト販促やPRに従事。事業主の立場で応援・支援できるコンテンツ配信を心がけている。 Twitter:@apa_zakka_shop、You Tube:https://youtu.be/n16CMjT9CgE

ベリーベスト法律事務所:檀上 貴司(だんじょう たかし)さん

新卒では業界新聞の記者職として従事。その後、外資系総合人材サービス会社にてWebマーケティングの実務を経て、マーケティングマネジャーを務める。2018年ベリーベスト法律事務所へ入社。コンテンツマーケティング部門をリードしている。

2021年はどんな一年でしたか?

ーー本日はありがとうございます!2021年は激動の1年だったと思うのですが、今年のWebマーケティングはいかがでしたか?

檀上さん:これ最初に答えるのすごい嫌だな。(笑)

渡辺さん:ガッツリ話聞きに来てますね、何も準備してないけど大丈夫ですか?(笑)

清水:全然大丈夫です。村田さんから伺わせてください!

村田さん:え?私から?そうだなぁ…。マーケティング組織では成功、自分の領域では失敗だったと思います。会社が「IDOM(挑む)」なので、チャレンジが前提。飛躍の角度が急ではないと成功とはなりにくいんです。自分の組織では10%台の飛躍(あらゆるKGI含めて)だったのですが、それだと成功とは言われない…。ただ隣の部署含めると成功だったかなと思います。

渡辺さん:私も村田さんとかなり近いですね。マーケティングとしては成功と言えます。2020年が比較対象にならないので2019年と比較すると、今年は順調に成長できたと思います。新しい施策に挑戦できなかった等の反省はあるのですが、数字は伸びたので最低限のことはできたかな、と思う2021年でした。

檀上さん:弊社もまずまずの成功だったかなと思います。コンテンツマーケティング分野では、前年比較すると持続的に成長しましたね。法律業界もコンテンツマーケティングの領域が盛んになっているので、熾烈な争いが続きそう…汗。2021年は部としてマンガ動画の取り組みもチャレンジしていますが、今後もいろいろと考えていかなくてはと思ってます。

平尾さん:皆さん、うまくいってらっしゃるんですね。うらやましい…!
弊社の場合は、複数のメディアサイトを運用しているため、成功したメディアもあれば、課題が残るサイトもあるといった2021年でした。というのも、全メディアを私が担当しているがゆえに、全てのサイトに注力することができませんでした。成長させられなかったサイトもあるので、来年こそは全てのサイトを成長させることができるようチーム作りを強化したいですね!今年は「ミエルカコネクト」を使って、マーケの組織を大きく改善することができたので、そこは大きな成果でした。

(※インターノウス様はWebマーケティング人材マッチングサービス「ミエルカコネクト」を導入してCV4倍を実現しました!事例詳細

後藤さん:私も平尾さんと同じで、山あり谷ありでした。
そもそも弊社は事業者専用のECなので2020年はマスクやアルコール除菌液などを求める方も多くブログもかなり追い風でした。(笑)その影響もあり、2020年は攻めの年でした。一方、2021年は全体的に守りの一年でした。メンバーの育成やバズコンテンツ作成などを行い、来年の土台作りができたかなと思います。

皆さんが口にされていたのは「成長」という言葉。程度の違いはあれど、前年よりも確実に前進したとの声がほとんどでした。デジタル化が一気に加速したことでユーザーが増えたことや、新たな施策を行ったことなど成長要因は様々。一体どんなことをしてきたのか、取り組みの内容について詳しく伺っていきました!

勉強会、夏期講習、オンライン相談会‥。マネジメントに変化が。

ーー2021年はリモートワークを導入した企業が多かったです。リモートワークが増えたことで変化はありましたか?

檀上さん:メンバーのスキルアップとリモートワークの定着によるマネジメント方法を考えた一年でした。初めて緊急事態宣言が発出された昨年、今後メンバーのスキルをどのように伸ばしていけばよいのかと悩みました。そこで、オンラインでも取り組めるような研修プログラムを作り、勉強会を実施しました。その研修の効果もあってか、今年はメンバーが各自で課題を見つけ自ら改善活動をできた一年だったように思います。

実施した勉強会は、SEOやアクセス解析、マーケティングROIの考え方など24項目で、主にマーケティングスキルを磨くためのものでした。勉強会ではミエルカも活用させていただいて、ツールというハード面だけでなく、弊社のソフト面にも貢献していただいています。
もともと弊社では、Webメディアや紙媒体出身の編集者など文章力に優れている方を採用していたんですが、「文章編集スキルはあるが、マーケティングスキルが足りない」という状態を改善するために企画しました。自分がコンテンツマーケティングをやるうえでマーケティング活動のどんなポジションにいるのか、知ってもらうことができたと思いますし、研修を通じて各自が問題点に気づき、改善していくことのできる状態が少しはできたような気がします。

 

ーーやはり皆さんはマネジメントをする側にいるので、マネジメント面での変化が大きかったんでしょうか。後藤さんはいかがですか?

後藤さん:私も月に1回は勉強会を行なっていました。ただ、壇上さんとは反対で、はじめて記事を書くというメンバーが多かったんです。ミエルカを使う以前に、文章の書き方のいろはを徹底的に夏期講習しました。(笑)

清水:後藤さん、さすがです。先生みたいだ…!

後藤さん:本当に大変でしたよ。(笑)でも、その分やってよかったこともあります。
例えば、各人の適正が見えてきただけでなく、文章力もアップして、誤字脱字の修正だけで済むくらいに成長してくれる人も出てきました。

清水:渡辺さんはマネジメント面で何か力を入れていましたか?

渡辺さん:私もメンバーのオンボーディングという面では同じように力を入れましたね。教育というよりも、どちらかと言えば環境を整えるという方が大きかったかもしれません。この1年で新しく入ってきたメンバーも多かったので、質問や意見をしやすい環境作りを心がけました。

オフラインとチャットツールでは質問するハードルが変わってくると思うので、Slackのハドルミーティングを毎日特定の時間に立ち上げて相談しやすいようにしています。オンラインでの相談や雑談のハードルが下がって有益そうなので、これからも続けていくつもりです。

平尾さん:私も渡辺さんと似ていて、オフラインのようなオンライン環境作りを意識していました。Discordを使用して、なるべくオフライン感覚でいつでも気軽に話せるコミュニケーション作りを心がけてましたね。私からもSlackでいつも返信するのではなく、積極的に「Discordで話しましょうか?」と気軽な対話を増やしました。また、この1年はホラクラシーを意識してメンバーも自分の役割の中で意思決定ができる機会を増やすことや、ストレスを感じるタスクよりも、得意なタスクを極力割り当て、適材適所なチーム編成にも取り組みました。メンバーが苦手だなと感じる作業を、それを得意とするパートタイムの方に割り当てることで、チームパフォーマンスを強化し、かつソフト面でも達成感を得られるチーム作りを常に意識しています。

勉強会の実施によるメンバー育成や相談しあえる環境作りなど、マネジメントで工夫しているのが見受けられました。ここには書ききれませんでしたが、皆さんからメンバーに対する熱い想いが垣間見える瞬間も。こうした工夫や施策が成果に結びつく要因になっているのかもしれません。

「爆速」「見やすくなった」「これ一つでいい」…。ミエルカの2021年アップデートは高評価!

ーー2021年はミエルカで様々な新機能を実装してきました。ぜひ新機能についての感想を教えてください!

村田さん:ぶっちゃけこれまで他のSEOツールも併用してきました。でも、「競合流入調査」が新しく実装されたおかげでミエルカ1つで十分になり、非常にありがたいです。やはりコンテンツ改善ではマストなツールですね。

(ミエルカ新機能「競合流入調査」。クリックで詳細へ)

また、弊社ではローカルミエルカも導入しているのですが、デザイン(UI/UX)が変更されたおかげで、現場でもかなり使いやすくなって活用がだいぶ進みました!

渡辺さん:ミエルカのUIも変わりましたよね?新しいミエルカのUIは、見やすいし使いやすいです!
そのおかげで調査結果が出るのも早くなった気がします。(笑)
どうなんですか、月岡さん。

月岡:渡辺さんの仰る通り、とある機能の調査結果が出るまでのスピードは改善をしまして、爆速になりました。UI変更は関係ないんですけど(笑)UI改善や使い勝手の向上にも少しずつ取り組んでいます。これからも新機能を実装する予定ですので、ぜひご期待ください!

(ミエルカの新機能などについて語る、弊社月岡)

平尾さん:新機能や速度アップで、メンバーがより活用しやすくなったかなと思います。特に「サジェスト自動グルーピング」ができたことによって、メンバーの作業時間が大幅に短縮されました。今まで自分たちでキーワードを分類していたものを自動で分類してくれるなんて…。メンバーの方たちは愛用していて、非常に助かっています!

(新機能「サジェスト自動グルーピング」。クリックで詳細へ)

後藤さん:SEOレポートダウンロード機能」は毎月活用しています。全体感を説明するときに楽ですね。機能のアップデートによって、以前よりも体現的に分かるようになった。メンバーへ伝わりやすくなったなと感じています。

(ミエルカ新機能「SEOレポートダウンロード機能」。クリックで詳細へ)

檀上さん:あとは、デモグラフィックデータやジオグラフィックデータが重ねて出てくる機能があると、最高だなと思います…!!

渡辺さん:調査データの一括DLも欲しいです。

月岡:いやー改善アイディアがいっぱいで嬉しいです!早速、実装を検討しますね!!

今後も新機能の実装やUIの改善など、皆さんからいただいたご意見も参考にしながらミエルカをバージョンアップしていきますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願いします!

2022年の展望や目標は?

平尾さん:在宅勤務でもこれだけパフォーマンスが出るんだ、というケーススタディを作って示していきたい!自由に働かせてもらっている分、リモートならではの成果の出し方や役割を自分たちの部署がモデルとなって、社内でも広められるようにしていきたいなと思っています。
また、マネージャークラスでなくても小さな意思決定ができる、役割に対する責任を強化した人材育成とその環境作りができたらと思っています。そうするとことでメンバーの自走力も強化されますので!

檀上さん:法的支援が必要な方が、より気軽にリーガルサービスを利用できるような社会になるよう、コンテンツマーケを推進していきたいと思っています。
法曹界には二割司法という言葉あります。これは法律トラブルに見舞われた方のうち、その二割しか弁護士への相談に至らないという状態のことなんですが、ある調査によるとその要因は、法律相談に対する経済的・心理的なイメージがハードルになっているようです。
法律相談を躊躇(ちゅうちょ)している8割の層にリーガルサービスを認知してもらい、気軽に利用できるようなコンテンツを考え、推進していきたいと思っています。

後藤さん:弊社では女性スタッフが多くなってきており、皆さんがそれぞれキャリアパスを描けるような道筋を作っていきたいなと思っています。そうしたキャリアパスを築けるようにするためにも、まずは自分が女性メンバーたちを次々と吸い上げられるように、社内を引っ張っていけたらうれしいです。

村田さん:会社としてはずばり、マーケティングのDXとOMOに対して積極的に取組むことが展望ですね。人としては新しい分野の開拓やサイトのリニューアルなど自分にしかできていない仕事をどんどん譲っていきたい。何でも自分に聞けばよいという状態にせず、自由なところへ行くぞと思っています。(笑)

渡辺さん:難しいと思いますが、新しい分野の発掘にチャレンジしていきたいですね。また村田さんとも似ていますが、次のマネジメント人材の育成もしていく必要があります。会社のバリューを体現してくれる人がマネージャーとしてはありがたい。上司がやってほしいと思うことを
先回りして考えられる、やれるようになってくると権限移譲が進みやすいんじゃないかと思います。

ーー皆さん、ありがとうございました!

【まとめ】

今回は2021年のWebマーケティングを振り返るだけでなく、ミエルカのアップデートに関する感想などもお伺いすることができ、非常に有意義な機会となりました。お話をお伺いさせていただいた皆様、ありがとうございました。
今年は昨年同様、ユーザー様と直接お会いする機会が少なく物寂しい1年でした。ただそのおかげで、ユーザー会をはじめとしたイベントやユーザー様とのMTGでもオンラインやチャット上で常にコミュニケーションを取ることができ、ミエルカのコミュニティをどのように盛り上げていくか、見つめ直す良いきっかけとなりました。個人的には2社の事例作成にも携わらせていただき、ユーザー様の施策による成果をより肌で感じることができた1年でした。

オンライン・オフライン問わず、よりユーザー様と密にコミュニケーションを取り、伴走をしていきたいです。来年が一体どうなるか分かりませんが、ユーザー様と一緒にミエルカのコミュニティをさらに盛り上げていきたく思っています!2022年もミエルカをどうぞよろしくお願いいたします!

おわり

著者PROFILE

清水綾乃
清水 綾乃(しみず あやの)

大学卒業後、2019年に新卒第5期として入社。
カスタマーサクセスとして約70社ほどの施策支援を経て、主にウェビナー・イベントの企画実行に従事。顧客満足度向上のために日々奮闘している。
趣味は旅行、コスメ、音楽鑑賞。

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