最高の顧客体験を目指した各社の取り組みとは?!急成長する3社のノウハウを公開! 【ミエルカユーザー会をバーチャル会場で初開催】
更新日:2024.11.12 公開日:2021.10.13コロナ禍による緊急事態宣言が続く2021年9月16日、「ミエルカユーザー会」をオンラインで開催しました。
例年はユーザー様同士が対面で交流する場として好評なイベントですが、今年は初のバーチャル会場を使った開催となりました。
オンラインで実施したことで全国から参加いただくこともでき、1to1のコミュニケーションが活発になった気がします!ユーザー会は盛り上がりを見せ、情報収集や交流の場としてお役立ていただきました!
今回ご登壇いただいたのは、株式会社MOTA 柳澤様、インターノウス株式会社 平尾様、 株式会社ラクーンコマース 後藤様です。お三方には最高の顧客体験を目指してどのような取り組みをしているのか、お話いただきました。
それぞれのセッションの様子をリポートします!
コンテンツからECサイトへの流入が昨対比247%!企画量産の秘訣と課題解決力|ラクーンコマース 後藤 様
まず登壇いただいたのは、ラクーンコマース株式会社 後藤 さま。
読者に読んでよかったと思われる記事作成を目指して、ミエルカを導入してから変わったメディア運営体制についてお話しいただきました。
プロフィール
事業主の立場に立って、応援支援できるコンテンツ配信を心がけています。
Twitter:@apa_zakka_shop
ミエルカ(MIERUCA)を導入してから変わったこと
- ① 人化した記事の分析手法が解消され、一定した記事品質を実現
- ② 定期的なミエルカCSとの打合せにより、改善策の壁打ち相手が出来た
- ③ コンテンツ作成ノウハウを使って他チャンネルにも横展開へ
ミエルカを導入する前は、1人で運営していたこともあり、キーワード分析などに時間がかかり、個人の主観が入るため偏ったものになっていたそうです。
ご導入後は、分析にかかる時間が削減されただけでなく、カスタマーサクセスとの定例MTGにより、自社メディアの改善策について、外部からの客観的なアドバイスをもらえることになったことに価値を感じていただいています。
またミエルカで効率化したノウハウをつかって、SEO以外の他チャンネルへ横展開するチャレンジをする余裕が生まれたそうです。
スーパーデリバリーのコンテンツ企画の進め方
ラクーンコマース社が運営する「スーパーデリバリー」のコンテンツ企画方針として、事業主と出展企業などを繋ぐ企画やライブコマースを通じて、楽しいと思ってもらえることをチーム内でも大切にしていると言います。
また、ノウハウ系のコンテンツであってもリアルな声を添えるようにして、読者に共感してもらうことを心がけているそうです。
社内への施策結果の報告もミエルカで効率化!
後藤さまは、これまで実施してきた施策を定期的に社内共有することも大切と言います。
ミエルカのSEOレポートダウンロード機能を使って、結果進捗はもちろん課題や不足していることを添えて毎月発信し続けています。これらの積み重ねにより、社内からコンテンツの企画案件の相談などが新たに舞い込むようになったそうです。
1人担当からメディア運営を始めて、現在はチームとして運用できるようになったとのこと。
メンバーに自社メディアとして大切にしたいポイントを伝えた後は、ミエルカの学習コンテンツやカスタマーサクセスからの支援を通じて、チームとしてコンテンツ作成スキルの底上げに取り組んでいただいています。
読者と繋がる楽しいコンテンツがさらに拡がっていくことを楽しみにしています!
PVがV字回復!外部マーケターの即戦力 x リモートワークで実現するトライブ型チームの作り方|インターノウス株式会社 平尾 様
次にご登壇いただいのは、インターノウス株式会社平尾さま。
外部人材を活用について、5月のユーザー会にご登壇内容のアップデート版として、トライブ型チームの作り方についてお話いただきました。
プロフィール
トライブ型チームとは?その特徴やメリット
元ヤフーの副社長であるSeth Godin氏が提唱した「トライブ」を元に、流動的にメンバーが繋がり、指揮命令系統も対等で縦横無尽になされている状態を目指すための組織づくりをご紹介いただきました。
平尾さんがハブとなり、インハウスメンバーが自由に外部のライターやマーケターと連絡ができるようにしているそうです。そこで見つけた課題と、それに対する施策提案や意思決定も自立して行えるような環境整備を心がけています。
トライブ化したことによるメリットを3つ上げていただきました。
- ① 日常の業務に没頭せず、創造的な活動が自由におこなえて支持される
- ② 外部との情報交換で得た知見をナレッジとして自社に取り込むことが可能
- ③ 上級管理者の成功体験ベースの施策ではなく、ファクトに基いた意思決定の実施
メディア運営のリソース確保するために行った採用活用
平尾様には、新たな人材獲得の手段として、ミエルカコネクトに登録しているマーケター採用を推進していただきました。
ミエルカコネクトでは、専任のコンサルタントによるヒアリングを元に複数の候補者との面談をご案内していますが、平尾さんが面談時に以下項目を必ず聞いていると言います。
- ① 業務範囲を柔軟に相談できることが可能か
- ② 自社のカルチャーにマーケターさんがマッチするか
- ③ 課題提案を積極的にしてくれるタイプか
- ④ 自分との相性
- ⑤ チームメンバーとの相性
- ⑥ 業界経験があるか
業務開始後に面談時には想定していなかったスキルを持っていた場合、契約内容を更新して新たな業務を請け負うことが可能か?など、即戦力人材となるため、与えられたタスクをこなすだけでなく、能動的に課題提案をもらえるかどうかを確認しているそうです。
また、カルチャーマッチを重要視しており、会社だけでなくチームメンバーや組織づくりを推進している平尾様ご自身との相性がいいかも判断ポイントとのこと。
新しい施策をすぐ実行したいと思っても、社内リソースを確保できなかったり、スキルが足りなかったりなど、多くのお悩みを聞きます。ミエルカコネクトでは、SEO・コンテンツマーケティングに限らず、多種多様の得意領域をもつマーケターをご紹介できます。
気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
(ミエルカコネクトのお問い合わせはこちら)
4年間で7倍のUUにした動的ページのSEO対策|株式会社MOTA 柳澤 様
最後にご登壇いただいたのは、株式会社MOTAの柳澤 様。
車に関連するメディアなので「車種名+中古車」や「都道府県名+中古車」といったキーワードが重要になります。
これらのキーワードは1車種だけだと検索ボリュームも少ないですが、無数にある車種をまとめて最適化すると、大きな改善インパクトを生みます。
動的ページを最適化する取り組みをお話しいただきました。
プロフィール
Twitter:@YanagisawaYuta
個人ブログ:もうSEOなんて大嫌いだ
データ提供元とユーザーが検索するキーワードをチェック
まずは、車の情報を提供してくれるデータ提供元のデータベースと自社のサイトに含まれていないものを確認して、データ提供の交渉などをして追加します。
また、ページに反映する際は専門用語ではなくユーザーが検索しているキーワードかミエルカのサジェストキーワード調査などでチェックして分かりやすい表現に変えるなどの微調整を行っているとのこと。
例えば、中古車部品のエアロパーツやローダウンなどカスタムの定義となる条件が選択された場合は、「カスタム」がタイトル・ディスクリプションに含まれるように調整し、MOTA内で価格の安さを定義した上で、「激安」というキーワードも追加します。
その他、ユーザーへの利便性を上げるために、識別しやすいシンプルなURLへ変更したり、リンク導線の見直し、サイトのアクセス状況によって、ランキングの作成やユーザーへレコメンドされる仕組みなどを作って、MOTAでしか提供できないオリジナルなユーザー体験を提供するよう工夫されています。
Googleコアアルゴリズムアップデートの対策
2021年6月のアップデートにより、サイトアクセス数の影響が出たそうなのですが、改善施策の一部も紹介いただきました。
- MOTA(ブランド)認知施策
- 車種系のクチコミ
柳澤様による今回のアルゴリズムの傾向分析によると、検索順位が上昇しているサイトの傾向として、指名検索が増えていたり、クチコミを多く獲得しているサイトの検索順位が上昇しているとのこと。
サイトのオーガニック流入比率が大きいこともあり、今後はSEOだけに依存しない、「MOTA」を認知してもらえるブランディングの施策や、クチコミ投稿のハードルを下げることによりクチコミ獲得などを現在計画中とのことです。
最後に
今回は、バーチャル上でリアルな体験が出来る配信プラットフォーム「oVice」を使用してユーザー会を実施しました。オンラインで一方的に放送するのでなく、バーチャル会場内で参加者自身のアバターを動かしてコミュニケーションを取ることできたので、普段とは違ったイベントになりました。
ご参加いただいたユーザー様からは、「バーチャル空間でのコミュニケーションが面白かった/有意義だった」「今までのイベントと違って面白かった」などのコメントを数多くいただき、運営メンバー一同大変ホッとしています。
ご登壇いただいた皆様やご視聴いただいた多くのユーザー様に、改めて御礼申し上げます。
今後も、より一層皆様のお役に立てるようなイベントを開催していきます。