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Webマーケティングの外注の費用相場と内製化の基準や注意点、メリットを解説

更新日:2024.10.23 公開日:2023.01.18

Webマーケティングの外注の費用相場と内製化の基準や注意点、メリットを解説

Webマーケティングを外注してもいいものなのか?悩みますよね。Webマーケティングは専門性の高いスキルが必要なため、自社で人材を採用したり教育したりするには時間がかかります。

本記事では、Webマーケティングを外注するメリット・デメリットや外注するときの流れについて解説します。Webマーケティングのフリーランス活用についても紹介しているため、あわせてご検討ください。Webマーケティングを外注するべきかどうかを判断し、集客を成功させましょう。

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Webマーケティングの外注にかかる費用相場

まず前提として、Webマーケティングの外注の費用相場は依頼する業務によっても違います。「Webマーケティング」にはSEOやSNS、LP、ウェビナー、広告など様々な分野が内包されており、その業務によっても見積もりが変わるためです。

Webマーケティングの外注にかかる費用相場

なお「Webマーケティング」の定義や内訳、それぞれの業務の詳細などはこちらの記事を参考にしてください。

では早速、業務ごとの外注の費用相場を見ていきましょう

Web広告:広告費の20%前後

Web広告の場合、広告費に対して20%前後の手数料を取るのが主流です。たとえば月に運用するリスティング広告の広告費が300万円であれば、60万円の手数料をリスティング広告を担当する代理店やフリーランスに支払うことになります。なお企業への委託は基本この形ですが、依頼するフリーランスによっては月額固定などの形をとる方もいます。

SEOコンサルティング:20〜50万円/月

SEOコンサルティングはサイトの規模感やKPIの難易度などにもよりますが、20〜50万円/月が相場です。目標PVを達成するためのロードマップや具体的なシミュレーションの策定、また「サイトの中で低品質なページが検索エンジンにインデックスされていないか」などインデックス品質のチェックと最適化などが主に実行されることが多いです。

サイト設計(SEO):30〜100万円程度

上の「インデックス品質のチェック」などがより発展すると、具体的なサイト設計の見直しなども発生します。またそもそも「新しいサイト」を立ち上げる場合は、ゼロイチでサイト設計を行います。単価は30万円程度~、大規模サイトで100万円程度が目安です。
余談ですが筆者が過去に途中から担当したとある教育関連のサイトでは、立ち上げ段階でのサイト設計が失敗。「塾の名称」で上位を狙いたいはずが「〇〇塾 〇〇校」ごとに個別にページを作った結果、重複コンテンツ扱いのページが大量発生していました。
こうした場合の打ち手の1つはページの統合ですが、そもそも設計を綺麗に行えば「ページ統合」の手間が発生しなくなるので、サイト設計は慎重に行うことをおすすめします。

コンテンツ制作(SEO):1本5~20万円前後

SEOでのサイトの流入シミュレーションを立てたら、多くの場合、実際のコンテンツ制作が必要となります。しかし社内でコンテンツ制作部門を設けていない企業も多いものです。そうした際のコンテンツ制作の代行・外注は1本5~20万円前後が相場の目安です。

SNS運用代行:20〜50万円/月

SNS運用代行は、どのSNSをどの程度の更新ペースで運用するかによって見積もりが大きく変わります。たとえばショート動画の制作などが発生する場合は見積もりは高くなり、また運用代行費に加えて動画制作費が別項目として計上されることも。
一方で更新頻度が低い場合は、10万円程度の月額でまとまることもあります。

戦略設計:150~300万円

戦略設計は単なるWebマーケティングのコンサルティングの枠を超え、ITコンサルティングや企業のDX化まで踏み込んだ提案と設計が必要となることがあります。この場合は、上の金額はあくまで一例で工数によってかなりの変動があります。

Webマーケティングの外注をするならマーケ専門の業務委託マッチング『ミエルカコネクト』にご相談ください。料金やサービス内容の詳細は、こちらから資料をダウンロードいただけます。

Webマーケティングを外注するメリット

Webマーケティングを外注するメリットは、主に2つあります。

・専門性の高い企業・人材に業務を任せられる
・社内リソースの確保でコア業務に時間を充てられる

メリットを知れば、外注することが選択肢に入ってきます。詳しく確認しましょう。

専門性の高い企業・人材に業務を任せられる

Webマーケティングの外注は、専門性の高い企業や人材に業務を任せられるため、成果が期待できます。WebマーケティングにはWebサイトやLPの制作・運用だけでなく、SNSや広告の運用など業務が多岐に渡ります。もちろん、それぞれ集客できるコンテンツを作らなければなりません。

自社内でWebマーケティングをしようと思うと、勉強から始めなければならず成果を出すまでに時間がかかってしまいます。目標達成のために専門性の高いWebマーケターたちがスキルやノウハウを提供してくれるため、自社に最適なコンテンツの作成・運営ができるようになるでしょう。

社内リソースの確保でコア業務に時間を充てられる

Webマーケティングを外注することで、社内のリソース不足を解消できます。結果的にコア業務に集中でき、生産性や収益性が向上できるでしょう。

Webマーケティングには情報収集・検索、Webサイト構築、広告運用など、さまざまなスキルが必要です。それらを全て社内で行うためには新しく正社員を採用したり教育したりしなければなりません。営業活動や経営戦略の立案、サービス・商品の企画など、直接企業の利益に寄与するコア業務に専念するために、Webマーケティングを外注することは費用対効果を考えても良い選択だと言えます。

Webマーケティングを外注するデメリット

Webマーケティングを外注する前にデメリットも理解しておきましょう。外注のデメリットは、主に2つあります。

・外部依存が強まって社内にリソースが溜まりにくい
・依頼する企業・担当者によっては成果が出ないことがある

メリット・デメリットの両面を確認した上で、外注するかどうかを決定しましょう。

外部依存が強まって社内にノウハウが溜まりにくい

社内でWebマーケティングを行わないことで、社内にノウハウが溜まりにくくなるため、社内で再現することが難しくなります。社内での再現性がなければ、外部委託を続けなければならずコストがかさむ原因になるでしょう。

すべての業務を丸投げするのではなく、定期的に会議を行いながら課題解決に向けたアプローチを一緒にしていく姿勢が大切です。ただし、企業やフリーランスによってはノウハウが溜まりやすいように対応してくれることもあるため、依頼前に相談しておきましょう。

依頼する企業・担当者によっては成果が出ないことがある

依頼する企業や担当者によって、経験年数や得意な業界、業務は異なるため、求めていた成果が出ない場合があります。実際、Webマーケティングにおいて担当が変わったことで成果も変わったというケースは珍しくありません。しかし、契約時に企業の担当者を指名することは難しいです。

どのような担当者がつくか分からない点も、Webマーケティングを外注するデメリットと言えます。その点、フリーランスであれば実績・経験を確認したうえで依頼できるため、期待値をすり合わせやすいでしょう。

Webマーケティングの外注・内製化の判断ポイント

Webマーケティングを外注すべきか内製すべきか、悩む企業は少なくありません。ここでは、Webマーケティングの外注・内製の判断ポイントについて解説します。

外注:専門性・最新情報のキャッチアップが必要な業務

専門性・最新情報のキャッチアップが必要な業務内容は、外注することをおすすめします。制作・広告・デザインなどは、付け焼き刃では成果は出にくいでしょう。専門性の高いスキルが必要なことはもちろん、マーケットのトレンドを知っていなければ多くの人に支持されるものを作り上げることはできません。

外注:知識・経験が重要な戦略設計(上流工程)

Webマーケティングの知識や経験が必要な戦略設計も外注することをおすすめします。施策の実行、検証・分析には一定の時間がかかるため、一度誤った設計をすると成果が出るまでに大幅な遅れが出るからです。

とくに、Webサイトへのアクセス数は伸びているものの売り上げに繋がらないといった悩みは多くの企業が抱えています。どのように収益化するかといった部分を外部にコンサルティングしてもらうことで、依頼費用以上の効果が見込めるでしょう。

内製:体制は整っており、部分的な支援を求めている場合

すでにWebマーケティングの体制が整っていて、部分的な支援が必要な場合は内製で十分です。部分的なアドバイスを受けられれば社内で運用できるフェーズまできているのであれば、ノウハウを社内に蓄積するためにも内製することをおすすめします。

ただし、一定期間内製で対応しても成果が出ない、下がったといった場合、外部からのコンサルティングを受け、戦略設計をし直すことも検討しましょう。

Webマーケティングの外注の手順・進め方

Webマーケティングの外注の手順・進め方

1.Webマーケティングの依頼範囲を決める

まずはWebマーケティングの依頼範囲を定めましょう。たとえばWebマーケティングの中でも「広告運用を外注したいのか」「SEOを外注したいのか」などによって、選ぶべき外注先は大きく変わるためです。

2.外注先を選定

続いて外注先を選定します。「そもそもどのように外注先を選べばいいか分からない」場合は、弊社が運営する「ミエルカコネクト」にご相談ください。
Web支援歴18年の知見をもとに、SEO、広告、SNSなど、それぞれの施策のプロフェッショナル1,000名の中から、自社に合った外部パートナーの選び方からアドバイスさせていただきます。

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3.目標やサイトの現状を共有し、提案をもらう

目標やサイトの現状を、選定した外注先に共有し、具体的な改善提案やアドバイスも事前になるべく貰いましょう。その改善方針や外注先のスキルセット、信頼性などに納得感を持つことができたら契約締結に進むと良いでしょう。

4.契約締結

ここまでの内容に沿って外注先を選定し、その外注先の品質に納得感を持つことが出来たら契約締結をしましょう。なお外注の費用は「変動費」に計上され、固定費には計上されないことも大きなメリットです。

Webマーケティングの外注先を選ぶ際のポイント

提案される業務内容や改善策が明確である

繰り返しですが、提案される業務内容や改善策が明確であるかをしっかりチェックしましょう。事前のミーティングや面談で、相手方が自社の業務などについて「あいまいな理解しかしていない」「相手方が提案する改善策が不明瞭」な場合、実際に業務が始まっても改善が進まないものです。

自社サービスへの関心度が高く、現場に併走する意識を持っているか

外注先の中には「自社の利益を優先し、クライアントに寄り添う姿勢が稀薄である」会社なども存在するものです。
一方で自社サービスへの関心度が高く、併走する意識を持つ外注先であれば、立場としては外注先であってもまるで社員の1人であるかのように寄り添ってくれます。仲間意識も芽生えやすく、良好な関係を築くことができます。外注先との関係性や絆も大切にするならば、併走する意識を持ってくれる相手を選びましょう。

Webマーケティングの外注ならフリーランス活用がおすすめ

Webマーケティングの外注を検討しているのであれば、フリーランス活用も選択肢の1つとして検討しましょう。フリーランス活用がおすすめの理由は、主に3つあります。

・低コストで即戦力人材を活用できる
・専門性の高い人材を変動費で活用できる
・フェーズに応じてフリーランスの変更ができる

積極的にフリーランス活用を視野に入れましょう。

低コストで即戦力人材を活用できる

低コストで即戦力人材を活用できることは大きなメリットです。業務範囲や専門性の高さによって金額は変わるものの、企業に発注するよりも低予算で依頼できます。なぜなら、フリーランスの場合、最低発注金額などを設定しない方も多く、クライアントの予算にあわせて業務・支援を調整してくれるケースがあります。

なかにはスキルアップのために案件を引き受けており、収入を重視していない副業人材や、フリーランスも存在します。そのため企業では引き受けてもらえない低予算でも依頼できる可能性が高いです。一度相談をしてみることをおすすめします。

専門性の高い人材を変動費で活用できる

人件費は固定費のなかで大きな割合を占めていますが、フリーランスに外注すれば固定費を変動費化できます。正社員を雇うときには給与だけでなく社会保険料や福利厚生費も合わせて固定費が発生します。また、企業にWebマーケティングを依頼すると多くの場合数ヶ月以上(月額)の依頼になり、まとまったコストがかかってきます。

一方で、フリーランスなら必要なときに必要な分だけ発注すれば良いため業務量に合わせて報酬を変動させられます。もし、自社で対応できる業務が多いなら、リソース・ノウハウが不足している部分だけをフリーランスに外注することも可能です。

フェーズに応じてフリーランスの変更ができる

企業の取り組むフェーズによって、行うべきWebマーケティング施策は異なります。フェーズに応じて依頼するフリーランスを変更することで、それぞれの施策のプロによる最適なWebマーケティングを行えます。

▼フェーズ例
第1フェーズ:広告配信・運用
第2フェース:コンテンツマーケティング
第3フェーズ:CVR改善

例えば、広告配信・運用に強いWebマーケティング会社が必ずしもCVR改善にも強いとは限りません。マーケティング施策ごと企業と契約を結んでいくのは工数面・コスト面ともに大変ですが、フリーランス活用であれば案件(施策)ごとに契約を交わすことができるのでおすすめです。

弊社Webマーケターマッチングサービスの『ミエルカコネクト』では、打つべき施策が変わるごとに最適なフリーランスをご紹介しています。今のフェーズの課題にあわせたマーケターをご紹介できるので、ぜひご相談ください。

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Webマーケティングを外注することで、社内で足りないノウハウ・スピード部分を補い、素早く成果につなげることが可能です。空いたリソースでコア業務に集中できるため、企業全体の生産性が向上することも期待できます。

もし、外注するのであればフリーランスの活用も検討しましょう。フリーランスであればコストを抑えられるうえに、自社のフェーズに合わせて都度最適なフリーランスと契約することが可能です。

ミエルカコネクトなら、御社にぴったりなWebマーケターをご紹介します。まずは実現したい成果や任せたい業務など、お気軽にご相談ください。

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著者PROFILE

酒井 啓太(さかい けいた)

コネクトマーケター/酒井 啓太(さかい けいた)

SEO歴5年。サイト設計からコンテンツマーケティング、CVR改善まで一貫して行う。2022年より法人化し、さまざまな業種のSEO・広告運用などを支援している。

編集者PROFILE

関 和音(せき かずと)

コネクトマーケター/関 和音(せき かずと)

音楽ライターを経て、プログラミングスクールのオウンドメディアのSEOを担当。月間20万PVのサイトを月間100万PVにグロースさせた後、月間300万PVの女性向けキュレーションサイトのマネージャーを担当。独立後はフリーランスとして多くのクライアントのコンテンツマーケティングを行う。SEOはコンテンツマーケティング・DB型SEOの経験が豊富。他、広告運用、MA、サイト売買の知見や、趣味のプログラミングでSEOツールをPythonを使い自作するなど、エンジニア系集客や技術的知見が必要なものも執筆可能。

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