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暗中模索状態だったGA4によるアクセス解析を促進! スムーズなメディア&広告運用を目指したGA4勉強会の軌跡

株式会社PLUS 2023.04.19 2023/4/21

  • 不明瞭だったGA4の活用方法がクリアになった
  • これまでよりも短時間で精度の高い分析が行えるようになった
  • 全容から詳細な分析まで、幅広い分析事例を知り、活用できるようになった

2023年7月1日をもって、サポートを終了することが発表されたGoogle Analytics「ユニバーサルアナリティクス(UA)」。メディアや広告運用などにおけるアクセス解析・分析ツールとして使用されていたサービスであり、多くの企業が新サービス「Google アナリティクス4 (以下、GA4)」や他ツールへの乗り換えにおける課題感を抱えている。

数多くのメディア運営や広告運用などを手掛ける株式会社PLUSは、そんな課題感を改善するためGA4の勉強会をFaber Companyに依頼した。

株式会社PLUSは現在、新規サービスとして転職口コミサービス「はたらくホンネ」を運営している。PLUSでは、転職を希望しているユーザーが会社の評判を確認するときに、給料や昇給制度、働きやすさなどの情報をもっとわかりやすく得られるサービスへと実現するため、より精度の高いアクセス解析を求めていた。勉強会の実施後は、不明瞭だったGA4でのアクセス解析・分析作業が一気に捗るようになったそうだ。

新しいツールを取り入れることへの不安はありましたが、今では不明点もなくなり、スムーズに事業運営を行えています」と語る同社に、勉強会実施までの軌跡を振り返ってもらった。

早急なGA4導入を求めてFaber Companyへ

Webメディア運営やWeb広告運用に携わる企業であれば、誰しもが活用しているGoogle Analytics(UA)。そんなUAのサポート終了が発表されたのは2022年3月。翌年2023年7月1日を境にサポートを終了することとなり、新しいツールとしてGA4の導入および検討を余儀なくされた企業も多いだろう。株式会社PLUSもその一つだった。

「最初はとにかく不安な気持ちでいっぱいでした。GA4を導入しなければならないということは理解しましたが、これまでずっとUAに頼りきりだったので、どこから手をつけたら良いのかすらわからなくて……。それに、GA4にまつわる情報も、当時は今ほど充実していなかったので参考事例も見つかっていなかったんです」(舟田氏)

しかしながら、サポート終了の日付が決まっている以上、ダラダラと移行を先延ばしにするわけにもいかない。そこで取り組んだのがFaber CompanyとのGA4勉強会の開催だった。株式会社PLUSの代表である今井氏から、Faber Companyへご相談をいただいたことがその始まりだ。

「GA4について学べる書籍や参考サイトを探したこともありますが、そういった情報も曖昧なものが多くピンとこなくて。そこで、Faber Companyさんに『なんとかならないでしょうか?』とお声がけをさせてもらいました。

弊社では以前から『ミエルカSEO』を使用していること、Faber Companyのご担当者さんが弊社の事業を深く理解してくださっていたことが、今回お声がけした大きな理由です」(舟田氏)

分析シーンに合わせてGA4活用法を細かく学んだ

勉強会は話を聞くだけのセミナー形式ではなく、参加者からの質問に対して応答する対話形式で実施された。刻一刻とアップデートされるGA4のトレンドを追いかけながらも、実際に使用する担当者のリアルな声を勉強会に反映するためだ。

PLUS様社内におけるGA4勉強会の様子
PLUS様社内におけるGA4勉強会の様子

講師として勉強会の対話を担当したのは、GA4に関する書籍出版も果たしているFaber Company CAO 小川卓。あらゆる質問が飛び交うなか、明瞭な回答が得られたと満足度も高い内容だったそうだ。

GA4第一人者である小川さんが担当してくださったので、私たちのほうにも『きちんと質問をしなければ……!』という良い意味での緊張感があったように思います(笑)。

弊社の事業内容はメディア運営を主とし、運用方法をわけており、各メディアや広告配信先ごとに運用目的が異なるため、GA4に求めることもそれぞれ異なります。

そういった細かい内容を含んだ質問に対しても鋭い視点で回答をいただけたので、勉強会の前後ではスッキリ感がまったく異なりました。これまでは仮説を立ててGA4を使っていましたが、その仮説の正誤を知れたことも嬉しかったですね。

こんなに不安が解消されるのであれば、もっと使い込んでから勉強会に臨めばさらに良い結果を得られたかもしれないと感じるほどでした」(舟田氏)

勉強会を開催したことで得られた成果は、単に不明点が解消されたことだけではない。これまで抱えていた漠然とした不安が取り除かれたことで、GA4へと移行するためのモチベーションがグッと向上したことも挙げられる。

「勉強会の実施前は、移行しなければと思いつつも、ついついUAを覗いちゃう……ということが珍しくありませんでした。ところが、しっかりと知識を得られたことでGA4に対する抵抗感がなくなったんです。チーム全体にGA4を習得しようという雰囲気ができていきました」(舟田氏)

探索レポートをカスタマイズ
勉強会後、探索レポートをカスタマイズして各メディアで必要な指標を作成できるようになったという。

GA4を通して見えるデータ分析の可能性

勉強会の開催後、GA4を使用した業務運営もスムーズに進んでいる同社。実業務を進めていくなかで感じるGA4導入のメリットもあるという。

「勉強会のときに教えていただいたことなんですが、広告運用の際にGoogle クリック ID(GCLID)を使用すると、UAを使用していたときよりも少ない工程で分析を進められるんです。そういった、業務をスムーズに進めるための機能やUAからの変更点についても教えていただけたので本当に助かっています。

また、これまでは業務に合わせて細分化した分析を行うためにアナリティクスを使用していましたが、GA4では分析できる内容も変化しているため『こんなことも分析できるかも』みたいな話がチームで出ることがあるんです。そういった新しい視点を与えてくれるのも、GA4の良いところなのかもしれません」(舟田氏)

同社ではUAのサポート終了を待たずに、準備ができ次第すべての分析をGA4によって進めていく方針を打ち出している。メディア運営や広告運用を助けるGA4を習得しつつある今、今後どのように事業を進めていくのか。最後に、事業の展望を尋ねた。

「現在、弊社はデジタルメディア事業を中心として様々な事業の展開をしております。今後は、人々のライフスタイルに関わる分野へもっと拡大していきたいと考えています。具体的には、未来がもっと良くなる質の高い情報発信を行うことで、弊社のミッションである“全てのユーザーへエキサイティングな体験を届ける!”を実現していきたいなと。

何か迷っていると思ったときに、弊社の運営するメディアを訪れて少しでも良いキッカケになれる世界を創りたいので、そのためにユーザーに対する理解をより深めていかなければなりません。だからこそGA4を通した分析は、そういった土壌作りに役立つものでもあると考えています。今回を機により一層力を入れて取り組んでいきたいと思っています」(舟田氏)

会議中の様子

企業プロフィール

  • 社名
    株式会社PLUS
  • 事業内容
    メディア広告・Web集客事業、マーケティング支援
  • サイト
    https://plus-company.jp/
  • 担当
    執行役員 / 舟田 香奈美さま

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