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Google Analytics 4(GA4)とは?小川卓が基本を分かりやすく解説

更新日:2022.7.21 公開日:2021.01.13

2020年10月に新しい「Google Analytics 4 (以下、「GA4」)」が正式リリースされました。そもそも「Google Analytics(以下、「GA」)」とは、2005年にリリースされたGoogle社が提供する無料アクセス解析ツールのことです。(GA4はGAのアップデート版)また、2023年7月には現行GA(UA)は計測終了、使えなくなるという発表もありました。。
関連記事:Googleアナリティクス4(GA4)への移行どうする?

GA4を活用することで、今まで見えづらかったユーザー行動が把握可能になりました。設定初期は学習コストがかかりますが、ぜひ導入してWebサイト運用に活用してみましょう。

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なぜGoogle Analytics4へのアップデートを行ったのか

アヤカ:そもそも、なぜGoogleは今回のGA4へのアップデートを行ったんですか?

オガワ:Google Analyticsは2005年からあったんですが、今回のリリースに伴い、計測の考え方やレポート画面が大きく変化しました。今まではのGoogle Analyticsは、ページを軸に「直帰率」「平均閲覧ページ数」「ユーザーの滞在時間などの指標」が存在しましたが、ここ数年で「ページ」という単位で計測するのってどうなの?という話が出てきました。

GA4の画面
GA4の画面

アヤカ:ほうほう。つまりどういうことですか?

オガワ:例えば、アプリは「ページ」という概念がそもそも存在しませんし、動画などの「ページ」内で完結するもの(例えば1分の視聴と30分の視聴が同じ1ページビュー扱いになる)もあります。ただ、ユーザーが取っている行動は実際違っていてサイトに対する理解度合いもかなり違うと思っています。

適切なユーザー行動の理解

アヤカ:たしかに。

オガワ:そう考えると、2005年当時はその考え方でもよかったんですが、今はページという考え方で計測するのはどうなの?ということで、ページではなく、ユーザーが行動した全データをちゃんと取りましょう、というところが彼ら(Google)が変えたかった背景だと思っています。動画やアプリの普及により、ユーザー行動も変化しているため、ユーザー行動が分かる形に進化したのでしょうね。

GA4に切り替えることのメリットは?

アヤカ:では、アップデートしたことでどういうメリットがあるんですか?

オガワ:データをより簡単に取れるようになったことが一番のメリットです。今まではコードを手動で書いたり設定しないと取れないデータがたくさんありました。例えば、「ページのスクロール」「ファイルのダウンロード」「動画の視聴」など。

ユーザー行動を簡単に取得

こういうものは今までは頑張ってコードを書かないとデータ取得が難しかったんです。だたGA4では管理画面からON OFFスイッチの切り替えだけで設定可能になりました。よりユーザー行動をわかりやすく簡単に取得できるようになったところが、2つの大きな変化だと思っています。

測定機能の強化

デメリットは学習コストがかかること

アヤカ:GAよりも便利になった方なんですね。逆にデメリットはないんですか?

オガワ:やはり、今までとデータ取得方法が違うので、運用開始直後は学習コストはかかります。今までのレポートの見方が変わっていますし、まだ一部機能が実装されていない部分もあります。

旧Google Analytics画面
GAのホーム画面

Google Analytics4画面
GA4のホーム画面

毎週新しい機能や新しい設定がリリースされている状態なので、今までのバージョンは当面は使えると思いますが、いずれはGoogleとしてはGA4を使って欲しいと思っているはずなので、最終的にはアップデートせざるを得ないのかなと思っています。

今までは本やセミナーがたくさんあったのですが、2020年12月現在では、まだWeb上での解説記事は少なく、書籍も刊行されていないので、今なら自分で頑張って覚えなくてはいけませんね。

アヤカ:学習コストは避けられそうにないですね。では、すぐに移行しなくても大丈夫ということですか?

オガワ:実は両方並行で計測もできます。つまり今までのデータを取得しながらGA4の新しい設定画面で設定すると両方とも取れます。両方とも取っておけば、いざ来年使おうとなった時に今使っておけば今年のデータも入っているわけですよね。要は、今使っておかないと過去のデータがないのでデータ収集はなるべく早く始めた方が良いかもしれませんね。

アヤカ:ということは、GAのデータをGA4に移行することはできないんですか?

オガワ:できないんです。今回はデータ計測の仕方からかなりガラッと変わってしまったので、移行という機能が用意されていないのです。おそらく今後も用意されないと思います。だからやはり今までのデータは残しておいた方が良いです。去年や一昨年の数値を見たいのであれば、GAは残しつつ新しいものはGA4で合わせて計測する形が良いかと。

新規サイトはGA4で計測した方が良い?

アヤカ:では、新規サイトに関してはGA4で計測した方が良いということですか?

オガワ:そこ、悩ましいですよね。今の状態で言うと、どちら使うのかを選択できますし、両方とも選択することも可能です。なので、理想は新旧両方の設定を行った方が良いと思いますよ。

ただ、前述したようにどう操作、設定すれば良いのかという情報はまた少ないので、LP(ランディングページ)を作るくらいのレベルであれば、GAだけでも十分だと思います。

アヤカ:SEO初心者であれば、GAの計測だけでも十分なんですか?

オガワ:今だとGoogle Search Consoleというツールありますよね。GAの方はそれと連携ができました。

Google Search Consoleのデータ連携
Google Search Console

で、レポート内でGoogle Search Consoleのデータが見れたんですが、GA4はそれに対応していないんです。SEOの観点だけで言えば、GAだけでも今は問題ないと思います。ただユーザー行動の細かなデータも取ってみたい場合はGA4の方が取得しやすいので、GA4を使うのもアリだと思います。とりあえずGA4にもデータ計測は行っておくと良いかと(本格的に移行する際に過去データがあると便利なので)

アヤカ:やはり一番理想的な使い方は、GAとGA4の両方を並行で計測することなんですね。

オガワ:2020年12月現時点では、その方が良いと思います。

アヤカ:分かりやすい説明ありがとうございました!

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動画出演者PROFILE

小川卓
株式会社Faber Company 社外取締役CAO(チーフ・アナリティクス・オフィサー)
小川 卓(おがわ たく)

University College London (英国) 卒業・早稲田大学大学院理工学研究科 卒業 Webアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンなどで勤務後、独立。KPI設計、分析、改善を得意とする。全国各地での講演は500回を突破。複数社の社外取締役、大学院の客員教授などを通じてWeb解析の啓発・浸透に従事。株式会社HAPPY ANALYTICS代表取締役。
主な著書に『ウェブ分析論』『ウェブ分析レポーティング講座』『マンガでわかるウェブ分析』『Webサイト分析・改善の教科書』『あなたのアクセスはいつも誰かに見られている』『「やりたいこと」からパッと引ける Google アナリティクス 分析・改善のすべてがわかる本』など。

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