【旅館予約が200%UP!】株式会社ドットコム・マーケティング様のサイト分析術
2020.09.09
株式会社ドットコム・マーケティング様は、Web制作やコンバージョン改善のための、深いWebサイトコンサルティングに強みを持つマーケティング企業です。
この度はミエルカヒートマップチームの安藤が、旅館サイトの宿泊予約を2倍にされた同社の大江様に、実際に行ったサイト分析方法とヒートマップ活用術をお聞きしました。
(※以下、敬称略)
導入理由:ドメインURL無制限が決め手に
安藤:大江様が現在担当されている業務をお教えください。
大江:Webのサイト運用に悩んでいるお客様の課題を日々解決しています。具体的には、営業・制作案件のディレクション・Web解析やプロモーションの企画提案を行っています。早いもので、Web解析歴はもう6年になります。
安藤:ヒートマップをご導入された経緯をお教えください。
大江:Googleアナリティクスでは取得できないページ内のユーザー行動解析を行うためにヒートマップを導入しました。現在は制作したクライアントのWebサイト評価にヒートマップを使っています。
以前は、他社のヒートマップを契約していましたが、登録するドメイン数が増えていくごとに、料金がかかる契約形態だったため、数多くのお客様とお取引をする弊社にとって、コストがかかりすぎる課題がありました。そんな折、登録できるドメインとURLに制限が無いヒートマップツールがあると知り、ミエルカ導入に至りました。
安藤:ミエルカで便利だと感じる機能はありますか?
大江:ヒートマップデータを取得するかどうかを、管理画面からボタン一つで切り替えられる機能が便利です。どのヒートマップでも1か月あたりの上限PV数が決まっていますが、サイトのPV数がリスティング広告の出稿で増えるとわかっていれば、一時的にデータを取得しないように設定することで、PV数のコントロールができるのもミエルカの大きな強みですね。
⬆ヒートマップデータの取得を簡単に自由に切り替えられる
安藤:ありがとうございます。クライアント様のサイト集客状況によりPVの制御ができるので費用対効果は高いと思います。
Google Analyticsではできないコンサルが可能になった!
安藤:大江様が普段行われている“サイト分析のフロー”をぜひお聞かせください!
大江:まずはGoogle Analyticsのデータを使い“ビジネスロードマップ”を作ります。ビジネスロードマップとは、ユーザーの各接触面から最終的なコンバージョンまでを以下の図のように書き出したものを指します。具体的には、Googleアナリティクス内の“行動フロー”や“ナビゲーションサマリー”、”参照元”など各種データを確認しながら書き出していきます。
※上図はイメージです
上図のように、サイト内におけるユーザーの動きを一連の流れとして捉えることで、改善すべき課題が見えてきます。例えば、ロードマップの始点でサイトへの流入数が少ないことがわかれば、4マス・インターネット広告、SNS、コンテンツSEOなどあらゆる集客チャネルを用いて流入数を改善します。
その一方で、ビジネスロードマップ内でたくさんのユーザーが離脱しているページを見つけた場合は、ヒートマップを使い詳細にそのページの離脱原因を分析していきます。ページ単位のユーザー行動を詳しくお客様に話せるようになったことで、弊社のWebコンサルティング力はより強固なものとなりました。
安藤:サイト内のユーザー行動を一度図式化してみると、テコ入れすべきポイントが明確になって良いですよね。 また、ヒートマップによりソリューションの幅が広がった様で大変うれしく思います!
旅館予約を200%改善したサイト分析術
安藤:旅館サイトからの予約を2倍にされたと伺いました。どのような分析を行ったのか、ぜひ詳しくお聞かせください。
大江:まず、旅館サイトのTopページをクリックヒートマップで分析したところ、宿泊プランページへのリンクがよく押されていました。他のページでも同様に、宿泊プランに関するところでアテンションヒートマップが暖色になるなど、想定より多くのユーザーが宿泊プランや料金に興味を示しているとわかりました。
安藤:以下の様に、宿泊プランや料金ページはよく熟読される傾向があります。コンバージョンにも繋がりやすい要素なので、プランや料金ページがユーザーフレンドリーになっているかを再度確認してみると新しい発見があるかも知れません。
※ミエルカヒートマップの料金ページ
大江:弊社でも、宿泊プランに関係するページのサイト導線を洗い出しました。具体的に行ったのは、旅館サイト内各所に配置されていた“宿泊プランへのリンク”から予約完了までの導線の見直しです。
改善前の導線
1:旅館サイトで“”宿泊プランへのリンク“を押す
2:外部予約サイトに移動する
3:プランや料金を確認して予約する
しかし改めて確認した所、外部予約サイトの宿泊プラン一覧ページにて多くのユーザーが離脱していることがわかりました。この結果を踏まえ、ユーザーの予約完了までのストレスが減るように、旅館サイト内に「料金別」「目的別」でわかりやすく閲覧できる宿泊プラン一覧ページを作ると同時に、料金表もわかりやすいものに改善しました。ユーザーにとってストレスの少ない導線を設計できたことで、コンバージョンの改善につながったと考えています。
安藤:圧巻の分析力ですね。ヒートマップを使い、ニーズの高い宿泊プランページにおいて課題となっていたレイアウトや表現をあぶり出し、またユーザーがしっかり閲覧している要素を研究する事でサイトの導線を改善し、よりわかりやすい宿泊プランページを作ることで予約数を上げたと。
まさに突き詰めたヒートマップ分析が大きな成果につながった、良い例だと思います。
チームレベルが向上|ヒートマップの見えない効果
安藤:最後にミエルカヒートマップにコメントをお願いします。
大江:Webサイトを作るときは、チームメンバー全員がWeb解析の視点を持つ必要があると私は考えています。旅館サイトの予約数向上につきましても、Web解析や課題解決思考ができるデザイナーと目的を共有して取り組めたからこそ、しっかりした改善効果を提供できたのだと考えています。Web解析や課題解決に慣れていないデザイナーやコーダーの場合、ページ内のユーザー行動を理解した最適なデザインやコーディングが出来ず、効果を出せないWebサイトを作ってしまいます。その意味でミエルカヒートマップは視覚的に課題を見つけやすく、Web解析に慣れていない社内のメンバーでも理解を深められるので非常に助かっています。
安藤:どうやらヒートマップにはチームレベルを高める効果もあるようですね。
本日は本当にたくさんの具体的なお話をありがとうございました。
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