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【初心者向け】ディスプレイ広告とは?可能なターゲティングからメリット、運用方法まで徹底解説!

公開日:2024.10.31
【初心者向け】ディスプレイ広告とは?可能なターゲティングからメリット、運用方法まで徹底解説!

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上に表示される、テキストや画像、動画を使った広告のことです。この記事ではディスプレイ広告を配信するメリットやターゲティングの種類、実際の表示のされ方や運用の始め方などについてまるっと解説していきます。

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ディスプレイ広告とは?

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上に表示される、テキストや画像、動画を使った広告のことです。バナー形式で表示されることが多く、バナー広告と呼ばれることもあります。

リスティング広告、リターゲティング広告との違い

ディスプレイ広告と似た広告に、リスティング広告やリターゲティング広告があります。それぞれの違いを簡単に説明します。

リスティング広告との違いは「表示形式」と「掲載場所」

リスティング広告は、検索結果の上部に掲載されるテキスト型の広告です。検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーが検索したキーワードと関連性の高い広告が表示されます。

リスティング広告とディスプレイ広告の違いの1つ目は、「テキストのみか、画像・動画等も表示できるか」という、表示形式の違いです。

リスティング広告は、検索結果画面に掲載される広告なので、広告の表示形式がテキストに限られます。一方ディスプレイ広告は、テキスト以外にも、画像や動画などの表示形式で広告を配信することが可能です。ビジュアルで訴えかけることができるので、目に留まりやすいと言えるでしょう。

違いの2つ目は、広告の掲載場所です。前述した通り、リスティング広告は検索結果画面にのみ表示されますが、ディスプレイ広告はWebページやアプリ内など、様々な場所に掲載することができます。リスティング広告に比べて、幅広い属性のユーザーに訴求できたり、潜在ユーザーに訴求できる点が特徴であると言えるでしょう。

リターゲティング広告との違いは「配信目的」

リターゲティング広告は、一度サイトに訪れたことがあるユーザーに、再度関連する商品やサービスの広告を表示させる広告手法です。

リターゲティング広告とディスプレイ広告の違いは、配信目的にあります。リターゲティング広告の目的は、一度サイトに訪れたことがあるユーザー、つまりコンバージョンに近い見込み客に対して、確実にコンバージョンさせることにあります。一方ディスプレイ広告は、様々な場所に幅広く掲載されるため、コンバージョンではなく、認知の拡大を目的と掲げて配信されることがほとんどです。

ただし、広告管理プラットフォームによっては、ディスプレイ広告の中でも、リターゲティングの設定を行うことができます。表示形式や訴求したい層、目的などを考慮して、どんな形式で配信するかを考えると良いでしょう。

広告を配信するに当たって、どの広告を選べば良いのか悩まれている方は、自社の商品・サービスの内容と相性が良く、目的を達成しやすい広告を選ぶことをおすすめします。

一般的な媒体はGDN(Googleディスプレイ広告)とYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)

ディスプレイ広告を配信できる媒体は数多くありますが、中でも代表的なものがGoogleディスプレイ広告(GDN)とYahoo!ディスプレイ広告(YDA)です。

Googleディスプレイ広告(GDN)は、Googleが提供するディスプレイ広告ネットワークです。ウェブサイトの他、YouTube、Gmailなど、Googleが運営するアプリなどにも広告を掲載することができ、非常にリーチが広い点が特徴です。

Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)は、Yahoo! JAPANが提供するディスプレイ広告ネットワークです。Yahoo! JAPANの各サービスや、「ネットワークパートナー」と呼ばれる提携サイトに広告を掲載することができます。

ディスプレイ広告を配信するメリット

ディスプレイ広告を配信するメリットは、大きく分けて以下の3つです。

出稿できる掲載場所の幅が広く、効率的に広告を配信できる

ディスプレイ広告は掲載場所の幅が広いため、自社のターゲットユーザーが多く利用する媒体を選んで広告を掲載すれば、効率的に広告を配信することができます。

潜在ユーザーにアプローチでき、新規顧客獲得につながる

ディスプレイ広告は、様々な場所に掲載させることができるため、まだ自社の商品やサービスを知らない潜在ユーザーにもアプローチすることができるので、新規顧客の獲得に繋がります。

広告費が比較的安価

ディスプレイ広告は、他の広告手法と比較して広告費が比較的安価に設定されている場合が多いです。そのため、予算を抑えながら広告を配信することができます。もちろん、配信するキーワードなどによって、ディスプレイ広告のほうが広告費が高くなることもあるので、どんな配信設定が予算を抑えられるのか、事前に調査してみてもいいでしょう。

ディスプレイ広告はどこに表示される?~Googleディスプレイ広告の場合~

Googleディスプレイ広告(GDN)は、Google検索やGoogleマップなどのGoogleサービス上だけでなく、Webサイトやアプリにも配信されます。この章では、それぞれの掲載場所について、具体的にどんな形で掲載されるのか解説していきます。

YouTube

YouTubeで動画を再生する際に以下のような画面を見たことがあるのではないでしょうか?メインの動画の前後や動画の間にコマーシャルのような形で流れるのが、YouTubeでのディスプレイ広告になります。

YouTube広告コマーシャル

出典:YouTube画面より引用 https://www.youtube.com/

また動画の中だけでなく、以下のように検索候補の中にバナーとして広告を挿入することもできます。他にもYouTubeでのディスプレイ広告には様々な種類がありますので気になる方はチェックしてみてくださいね。

YouTube広告検索候補

出典:YouTube画面より引用 https://www.youtube.com

Google Map

GoogleMap上でユーザーが特定のキーワードで検索をしたり、特定のエリアを見ている時に以下のように関連性の高い広告を出すことができます。以下が実際の画面になるので確認してみてくださいね。

GoogleMap広告

出典:Google Map検索画面より引用 https://www.google.co.jp/maps/?hl=jahttps://www.google.co.jp/maps/?hl=ja

Gmail

Gmailでは以下の画像のように通常のメールと同じような形でテキストベースの広告を打ち出せます。メールの中身に関してはテキストだけでなく画像も挿入することができるので、いつもGmailで作成しているメールと同じ要領で広告を作れます。

Gmail広告

出典:Gmail画面より引用 https://mail.google.com/mail/u/0/#inboxhttps://mail.google.com/mail/u/0/#inbox

Webサイト

Googleディスプレイ広告(GDN)は、企業のWebサイトや個人のブログなど、様々なWebサイトに掲載されます。

アプリ

Googleディスプレイ広告(GDN)は、ゲームアプリやニュースアプリなど、様々なアプリに掲載されます。

ディスプレイ広告のターゲティングの種類

ディスプレイ広告では、特定のユーザー層に広告を配信するためのターゲティング設定が可能です。主なターゲティングの種類は以下の2つです。

コンテンツターゲティング~「どこ」にフォーカスするか~

コンテンツターゲティングとは、広告を掲載するWebサイトのコンテンツに基づいて、ユーザーに広告を配信する方法です。例えば、旅行に関するWebサイトにアクセスしているユーザーには、旅行関連の広告を配信することができます。

キーワードターゲティング

キーワードターゲティングは、広告を表示するページに含まれるキーワードに基づいて、関連性の高い広告を配信する手法です。例えば、「旅行」というキーワードが含まれるページには、旅行関連の広告が表示されます。

プレースメントターゲティング

プレースメントターゲティングは、広告を掲載したいWebサイトやアプリを指定して広告を配信する方法です。例えば、特定のニュースサイトに広告を掲載したい場合は、プレースメントターゲティングを利用します。

オーディエンスターゲティング~「だれ」にフォーカスするか~

オーディエンスターゲティングとは、ユーザーの属性や興味関心などに基づいて、広告を配信する方法です。

リマーケティング

リマーケティングとは、過去に自社のWebサイトやアプリにアクセスしたことがあるユーザーに、再度広告を配信する方法です。一度興味関心を示したユーザーにアプローチできるため、コンバージョン率の向上が見込めます。

類似ユーザーターゲティング

類似ユーザーターゲティングとは、既存顧客の属性や興味関心に類似したユーザーに広告を配信する方法です。新規顧客の獲得に効果が期待できます。

デモグラフィックターゲティング

デモグラフィックターゲティングとは、年齢や性別、居住地などのユーザー属性に基づいて広告を配信する方法です。

興味・関心ターゲティング

興味・関心ターゲティングとは、ユーザーの興味関心に基づいて広告を配信する方法です。

ディスプレイ広告の配信にかかる費用

一般的にディスプレイ広告は、「最大いくらかけられるか」という「予算」を広告管理画面で設定し、一定の課金ルールに沿って、その予算を消化していく形になります。この記事では、その予算の相場と、実際にどんな課金ルールで予算が消化されていくのかを解説します。

ディスプレイ広告の費用相場は?広告予算はどれくらいあればいいの?

結論から言ってしまえば、ディスプレイ広告の費用に、相場というものはありません。ディスプレイ広告の費用は、以下にあげたような様々な要因によって大きく変化するためです。

・業界

・扱う商品・サービスの種類

・Webサイトのトラフィック量

・ターゲット

・広告配信プラットフォームの種類

また、「事業の観点から広告に注力することになり、広告にかける費用が増えた」ということもよくあるため、必ずしも一定の予算が継続的に必要になるというわけでもありません。

ディスプレイ広告の費用のかかり方と課金の仕組み

前述したように、ディスプレイ広告の費用は、一定の基準に沿った料金体系があるわけではありません。

しかし、広告にはいくつかの決まった課金方法があり、その課金方法から、ある程度の費用を予想することができます。この記事では、最も有名な「クリック課金」と「インプレッション課金」について解説します。

クリック課金について

広告がクリックされた回数に応じて予算が消化されていく、という課金ルールです。1クリックに対する単価は、業界や出稿している広告主の数などによって大きく変化しますが、一般的には、1クリックあたり数十円から数百円だと言われています。

リスティング広告やSNS広告でもよく使われる課金方法で、広告LPの閲覧やCV達成を重視する場合に有効だと言えるでしょう。

インプレッション課金(CPM課金)について

広告が表示された回数に応じて広告予算が消化されていく、という課金ルールです。「CPM課金(Cost Per Mille)」と言われることもあります。

多くの広告配信プラットフォームでは、「1,000回の表示で〇〇円」という形で、1,000回単位での単価が決まっており、表示回数が多くなればなるほど費用も高くなっていきます。一般的な相場としては、1,000インプレッションあたり数十円から数百円前後ですが、広告プラットフォームによっては1,000円近くなることもあるようです。

表示回数に対する課金なので、認知拡大や、ユーザーとの接触回数を基準とした費用対効果は高くなると言えるでしょう。その一方で、広告が必ずクリックされるとは限らないため、CV数を基準とした費用対効果は可能性は高くなりにくいことが予想されます。

ディスプレイ広告の始め方

Googleディスプレイ広告を始めるには、大きく分けて3つの段階を踏む必要があります。

アカウントの設定

まずは、Google広告アカウントを作成します。Googleアカウントがすでにある場合は、それを利用してGoogle広告にログインすることもできます。

Google広告 アカウント作成

出典:Google広告画面より引用 https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/

広告キャンペーンの作成

Google広告アカウントを作成したら、次に広告キャンペーンを作成します。広告キャンペーンの作成とは、広告を配信する上で必要な様々な設定を行うことです。具体的には、広告の目的の設定や、予算の入力、ターゲットや掲載期間などの指定などがあります。

広告の作成と最適化

広告キャンペーンを作成したら、次に表示させる広告を作成・アップロードします。広告の表示形式によって設定するものは異なりますが、広告文、画像、リンク先URLなどを設定していきます。

ディスプレイ広告で配信できる画像サイズはどれくらい?~Googleディスプレイ広告(GDN)の場合~

Googleディスプレイ広告(GDN)では、様々なサイズの画像を広告として配信できますが、それぞれ推奨サイズが指定されています。画像を作成する際には、必ず確認するようにしましょう。

通常バナーの場合

通常バナーの場合の推奨サイズは以下の通りです。バナーを作成する際には、このサイズに準拠して作成するようにしましょう。

横向きの画像(1.91:1)

  • 推奨サイズ: 1200 × 628
  • 最小サイズ: 600 × 314

スクエア(1:1)

  • 推奨サイズ: 1200 × 1200
  • 最小サイズ: 300 × 300

縦向き(9:16)

  • 推奨サイズ: 900 × 1600
  • 最小サイズ: 600 × 1067

参照:ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド – Google 広告 ヘルプ

レスポンシブディスプレイ広告の場合

レスポンシブディスプレイ広告は、表示される広告枠のサイズに合わせて自動的にサイズが調整される広告なので、画像のサイズは特に決まりはありません。しかし、推奨される縦横の比率があるので、画像を作る際にはそれに準拠すると良いでしょう。

横長の場合:1.91 : 1

正方形の場合:1 : 1

縦長の場合:9 : 16

まとめ:広告運用ならミエルカ

この記事では、ディスプレイ広告の概要、メリット、配信先、ターゲティングの種類、始め方、配信できる画像サイズについて解説しました。

ディスプレイ広告は、幅広いユーザーにアプローチできる上、画像や動画といった様々な表示形式を選べるのが特徴です。商品やサービスの認知拡大を狙っている方や、ビジュアルに訴えかける広告を出稿したいと考えている方は、ぜひディスプレイ広告に挑戦してみてください。

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#ディスプレイ広告 #GDN #Googleディスプレイ広告

本記事の著者
高田 愛
高田 愛
Web/ソフトウェア開発ディレクター
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