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IT企業で“出稽古”⁉ ぐるなび様と「知の交流」を図った2日間

更新日:2023.2.20 公開日:2019.10.11

皆さんは、「出稽古」という言葉をご存知でしょうか。 大辞林で調べてみると、①芸事などの師匠が先方に出張して教えること②相撲で、よその部屋に出かけて稽古すること、とありました。 「出稽古」と言えば、②から相撲をイメージされる方が多いかもしれません。 そんなことはありません! 相撲だけではなく、IT企業でもやっています! 弊社でも「出稽古ウェルカム制度」を始めました。 オウンドメディアのご担当者を数日間お迎えし、弊社メディア部のメンバーと机を並べて働く「出稽古ウェルカム制度」。お互いに交流を深め、SEOやオウンドメディアへの知見を高めていく「知の交流」を目的とし、2019年8月下旬に初めて開催いたしました。 初回には、株式会社ぐるなび様から、訪日外国人向け観光情報サイト「LIVE JAPAN」の編集担当・AさんとBさん、食のセンスが磨けるグルメメディア「dressing」編集担当の道岡さんがご参加されました。

2日間行われた「出稽古ウェルカム制度」の様子を、弊社メディア部で転職とキャリアを考える20代向けメディア「キャリアの海」を運営している志賀がレポートします。

「ペルソナを再設定する際に気をつけるべき点は?」「記事を上位表示する最新のコツはありますか?」(1日目)

初日は、主にSEOメディアを長年運営してきた弊社取締役の山田明裕から講義形式で、各メディアの悩みや疑問点についてお答えしました。 事前にそれぞれ課題や、質問などを送っていただき、弊社メディア部内で議論。 その結果を踏まえた上で、山田なりの説明を追加してお伝えしていきました。 全てをここに書くことは残念ながらできません。非常に残念です…。 ですが!一部抜粋して、当日の内容をお伝えします。  

<「dressing」編集担当・道岡さんの場合>

道岡さん:「メディアは成長しているのですが、よりエッジィなメディアとして立ち位置を確立していきたい。そのためにペルソナを再設定し、より濃い内容を発信していければと考えています。その際に気をつけるべきことはありますか」 山田:「届けたい人は誰なのか?メディアとして誰とつながりたいか?という話です。ペルソナについて簡単には答えが出ません。そもそも道岡さん、今メディアを運営していて楽しいですか?」 道岡さん:「色んなお店に取材できるのは楽しいですね」 山田:「それをもっとオウンドメディアに出せるといいですよね。先ほどもお話しましたが、ペルソナについて簡単に答えは出ません。そればかり追いかけていると担当者は段々と疲弊してきてしまいます。ペルソナを考えつつ、自分の熱量を上げられる部分・好きな部分を行ったり来たりしながら模索するうちに、段々とペルソナ像が見えてくるはずです。まず、自分が熱狂しないと楽しくないじゃないですか?(笑)自分が好きなもの・やっていて楽しいことを大切にした方が良いですよ」 道岡さん:「なるほど…その考え方はありませんでした。『ペルソナ』という言葉に縛られすぎていました。『こんなことをやりたい』という漠然とした思いがあるので、それを実現できるようにしてみます」 山田:「他のメディアと差別化するために、道岡さんの好きなことや嫌いなことを突き詰めていって、それを読者に伝えるべきです。運営者の『世界観』が出ているようなメディアの方が面白いですし、読者にとってもそちらの方が面白いと思います」 道岡さん:「運営しているメディアの具体的な記事についても伺いたいです。店のチョイスはいいのに、『出し方がもったいない』という声をもらうことがありました。どうしていったらいいでしょうか」 山田:「うーん…、まず写真があんまり美味しそうに見えないですよね(笑)食欲をそそられないというか…。例えば、このページを見てください…」 といった形で、1時間ほどかけて、悩みや質問をぶつけていただき、山田がホワイトボードを使いながら解説していきました。

(時には、弊社社員の力を借りながら解決を目指しました)

 

<「LIVE JAPAN」編集担当AさんとBさんの場合>

Aさん:「日本語だけでなく、外国語でも狙ったキーワードでさらに上位表示させていきたいのですが、“規定演技”とされる従来のSEO対策は、他言語でも有効ですか? どのようなことから始めていくべきですか?」 山田:「差別化するしかありません。他メディアで書いていないことを書いてあげれば、Googleは順位を上げるしかないですから」 ―中略―(山田と一緒に改めてSEOにおいての王道の施策についておさらいをする) Bさん:「Googleのアルゴリズムの変動に影響されないサイトを目指していきたいのですが、どうしたらいいと思いますか?」 山田:「いい質問ですね。アルゴリズムの変動に強いと思うサイトは僕が分析していて、3つの要素があると思っています…」(ここまでしか書けません、申し訳ないです…) 記事の制作フローなど、SEOに関する話を中心に、対話形式で知見を深めていただきました。

(弊社メディア部メンバーと一緒にランチを食べ、交流を深めました)

SNSコンサルティングにも同席(2日目)

2日目は、弊社内にあるマニュアル動画を見ていただくことからスタート。 その後、弊社メディア部のメンバーが月に1度、外部講師を呼んで受講している「SNSコンサルティング」を共に受けました。 SNSやSEOについてのコンサルティングを行う有名マーケター(Twitterのフォロワー数2万人超え)の方を講師にお迎えしています。

(SNSコンサルの様子)

弊社メディア部では現在、オウンドメディアとSNSの連携を進めており、そのコンサルティングを外部にお願いしております。その会議に出席して、SNSについての知見を深めました。 こちらも全てを書くことはできませんが、一部抜粋してお伝えします。 出席した弊社メンバーから、「アカウントのフォロワーが増えない」「Twitterで、自分のアカウントのペルソナはどうやって決めたらいい?」「KPIはどこに置くべき?」等の質問があがり、それぞれ外部講師にお答えいただきました。   また、弊社メディア部では、毎日30分間のミーティングを行い、1日の仕事を終えます。 ミーティングは、各自が一つの問いを持ち寄って、答えを考えるという形式を取っており、こちらにも両日にわたって、ぐるなびの3名の方にご参加いただきました。

(終礼の様子)

この日の終礼では、「メディアを運営する熱量はどうやって生まれるのか?また、それを維持する方法は何か?」という問いを立て、答えを導きました。

「メディアを運営するモヤモヤを解消できた。他メディアの方にもおすすめしたい」。参加者の声

2日間を終えて、参加されたぐるなびの方々3名にそれぞれ感想を伺いました。

「dressing」編集担当・道岡さん

「『メディアの方向性』という大きい概念だけでなく、SNSやSEOに関するテクニックも学ぶことができ、大変有意義でした。また、企業文化の違いを非常に感じた2日間で、交換留学のようにお互い行ったり来たりできればもっと面白くなる気がしました。勉強になることばかりなので、是非他のメディアの方にもおすすめしたいですね」

「LIVE JAPAN」編集担当・Aさん

「今後、サイトを拡大するにあたって、どのような視点が必要なのか別の角度でも気づくことが出来ました。我々と視点が違ったので、非常に面白い2日間でした」

「LIVE JAPAN」編集担当・Bさん

「1つ1つのコンテンツだけではなく、もっと大きな視点でメディアを見ることが大切だと学ぶことができました。機会があればまた参加したいです」

  ぐるなびの方々だけでなく、参加した弊社メンバーも、「メディアを運営するにあたって同じような悩みを持たれていることが分かった。外部の方と話をすることで、新たな視点を提供してもらえた」と高評価でした。 以上のように、「出稽古ウェルカム制度第1回」は無事終了しました。   私は、今回のイベントは双方にメリットがあったと感じています。 ぐるなびの方々には、弊社のオウンドメディアに関する知見を提供し、SEOに関する知識などを深めていただきました。 一方の弊社側は、オウンドメディアに関する新たな横のつながりができました。 オウンドメディアをご担当されている方は、「孤独」を感じた経験はないでしょうか? 私は、オウンドメディアを担当する際に「孤独」というものを非常に感じます。 悩みや今後の方向性などの話をお互いにすることで、孤独感が和らいだと感じ、参加された道岡さんとは「もっと話したいですね。今度飲みに行きましょう」と盛り上がり、新たなつながりを生まれました。   今後も参加企業様を募集しております。 ぜひお気軽にお問い合わせください。(お問い合わせは、info@fabercompany.co.jpまで)   おわり  

著者PROFILE

志賀 友樹(しが ゆうき)

平成4年生まれ。大学卒業後、全国紙記者を経て、Faber Companyへ入社。4月よりメディア部に配属され、転職メディアの立ち上げに日々奮闘している。最近のマイブームは甘酒。キャリアの海編集長

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