Googlebot は Google のウェブクローラーで、新しいウェブページを見つけるために、また誰かのページの更新をチェックするためにインターネット全体を定期的にクロール(巡回・インデックス)します。
Googlebot がウェブサイトをクロールしてインデックスに登録することで、Google検索の結果としてそのサイトが表示されるようになります。このプロセスがSEO(検索エンジン最適化)と直接関連しています。
・Googlebotとは?
GoogleのWebクロール用のロボットのことです。“クローラー” “ロボット”“スパイダー”と呼ばれることもあります。Googlebotの役目は、新しく作成されたページや、更新されたページの情報を取得(クロール)し、その内容をGoogleの検索エンジンデータベースに格納する(インデックスする)ことです。
GooglebotによってWebページの更新内容がインデックスされることで、その更新内容が検索結果に反映されます。Google独自のアルゴリズムに従って、世界中のサイトから毎日数十億ものページの情報を自動で取得しています。 PC用サイトの情報取得用の他に、携帯電話用サイトの情報を取得する”Googlebot-Mobile”や画像用、動画用のクローラーも存在します。
・「Googlebot」をGoogleで調べるユーザーの検索意図とは?
Webマーケティングツール「MIERUCA(ミエルカ)」を使用して、「Googlebot」のGoogle検索の傾向を分析しました。 調査方法 : ミエルカの機能の一つ「サジェストキーワードネットワーク(以下、SKN)」を使って調査。 SKNは、「Google検索した人の多さ」や「検索した意図」を自動で色分けして可視化できる機能。
Googlebotと同時に”jp”検索されていることが分かります。これは、「Googlebotの自サイトへのアクセスを、IPアドレスによって確認したい」という検索意図があるとうかがえます。また“javascript”も同時に検索されています。以前は、サイトの表示にJavaScriptを使用しているサイトを正確に読み込むことはできませんでしたが、最近ではGooglebotの性能が上がり、JavaScriptを適切に処理できるようになっています。
つまり、私たちユーザーがサイトを見るのと同じように、Googlebotもサイトを見ています。そうした背景から、「GooglebotがJavaScriptを適切にクロールしてくれているか知りたい」という検索意図がありそうです。
“ua”も同時に検索されています。UA(ユーザーエージェント)の変更・更新があったときに、「GooglebotのUAの変更点を知りたい」という検索意図があると考えられます。 また“はこのページの一部の…は次のとおりです”という長文も検索されています。
この長文はGooglebotがCSSやJavaScriptのファイルにアクセスできず、適切な評価をできないことを知らせるためのものです。このメッセージを見たユーザーが、どういう意味なのか知りたいという意図で検索していることが分かります。