社内のマーケター不足にお困りの方はいませんか?
自社コンテンツやSNSの運用など、特にデジタルマーケティング人材の需要が高まり続ける一方、どの業界でもマーケターが不足している実情があります。
そこで、マーケティング人材が不足している原因を追求し、マーケティング人材を確保する解決策について紹介しています。また、効率よくマーケティング人材を確保する具体的な方法についても紹介しています。
この記事を読めば、マーケティング人材不足を解決することができるようになりますよ!
目次
マーケティング人材は本当に不足しているの?
まず前提として、そもそもマーケティング人材は本当に不足しているのでしょうか?結論から言えば、過半数以上の企業でマーケターは不足しています。
弊社Faber Companyが行った『マーケティングの取り組みに関する実態調査【2023年版】』では、マーケティング人材について3社に1社が「かなり足りていない」と回答。「やや足りていない」も合計すると76.83%もの企業が人材不足を感じていることが明らかになりました。
多くの企業がマーケティング活動を拡充したい一方、人材不足の現実によりマーケティング活動そのものも教育も推し進められないジレンマを抱えていると考えられます。
つまり優秀な人材の採用・育成は「急務」と言えるでしょう。
マーケティング部門で今、足りない人材とは?『マーケティングの取り組みに関する実態調査【2023年版】』
【おさらい】そもそもマーケティングとは?
マーケティング人材が不足している背景を理解するには、そもそも「マーケティング」の定義についても前知識として触れておく必要があるでしょう。
おさらいとして、そもそもマーケティングとは何か振り返りましょう。
マーケティングとは企業に利益をもたらす仕組みをつくること
著書『マネジメント』で有名な経済学者、ピーター・ドラッカーによると、マーケティングとは、「組織をして成果を上げさせるための道具・機能・機関」であり、「マーケティングの狙いは、顧客というものをよく理解し、製品が顧客にぴったりと合って、ひとりでに売れてしまうようにすること」であるとしています。
ここで重要なのは、最後の「ひとりでに売れてしまうようにすること」という一節です。
よく、マーケティングは販売(営業活動)と同一視されがちですが、実はむしろ真逆で、販売がなくとも企業に利益をもたらす活動こそが、マーケティングの本質です。例えば、顧客吸引力の高い販促キャンペーンを行ったとしても、リピーターを獲得できなければ、ただ一度きりの売上増で終わってしまいます。
そこで、継続的に企業に利益をもたらすマーケティング戦略が重要となってくるのです。
伝統的なマーケティング手法には、市場を分割し、さらに市場の中から特定の顧客層を抽出し、そのうえで自社の立ち位置を決定するSTP法などがあります。
このような従来のマーケティングは、企業対市場(大衆)という、マスマーケティングが一般的でした。
デジタルマーケティングの重要性はますます高くなっている
従来のマーケティング手法は、マスメディアの衰退およびインターネットの普及により、大幅に効果が薄れてしまいました。そこに代わって登場したのが、デジタルマーケティングです。
デジタルマーケティングとは、インターネットなどのIT技術を活かしたマーケティングのことで、企業が直接個人に対峙できる点に特徴があります。
もっとも、近年ではスマートフォン(やアプリ)が普及し、リアルからビッグデータが収集できるようになるなど、マーケティング戦略の基盤にも変化が起きています。もはや今日では、「ひとりでに売れてしまうようにする」状態をつくり出すにあたって、デジタルマーケティングの存在は無視できないレベルに達しているのです。
なぜマーケティング人材が不足しているの?4つの理由を解説!
日に日に重要性が増しているデジタルマーケティングですが、その戦略を組み立てることができるマーケティング人材が不足していると言われています。そこでまずは、どうしてこのような事態が起きているのか、その原因を探っていきましょう。
1. 育成するのに時間とノウハウが必要だから
2. プレイヤーが少ないから
3. 人材市場に出てこないから
4. どのような人材を確保すればいいのか分からないから
それでは、以下から順に説明します。
1.育成するのに時間とノウハウが必要だから
第一に、マーケティング人材の育成には、長い時間と、専門的なノウハウが必要である点があげられます。
これは、日本企業が伝統的にマーケティングよりも販売活動を重視してきたことや、日本にマーケティングを専門的に学べる学校がまだ少ないことも影響しています。そのため、マーケティングに精通した人材のニーズが高まっているにも関わらず、自社での育成ができずに困っている企業が多いのです。
2.プレイヤーが少ないから
国内に人材が不足していることは上に述べた通りですが、海外に目を向けると、専門的知識を有したマーケティング人材が多く存在します。しかし残念ながら、こうした海外人材を国内でのマーケティングに活用することはとても困難です。
有効的なマーケティングを行うためには国内の市場に精通している必要がありますし、何より、言葉の壁が高くたちはだかるためです。この点は、気軽に海外人材に外注できるシステムエンジニアとは大きく異なります。
3.人材市場に出てこないから
もっとも、日本国内にもプロフェッショナルなマーケティング人材は多く存在しています。しかし、こうした人材は転職市場などに出てくることはあまりありません。
特出したスキルをもっているマーケターの多くは、コンサルティング会社などに勤めながら副業で仕事を受任していたり、フリーランサーとして活躍しているためです。そのため、いくら求人広告を出しても、マーケティング人材がなかなか見つからないのです。
4.どのような人材を確保すればいいのか分からないから
実は、マーケティング人材が見つからない最も大きな要因は、人材を探している企業の側にあります。それは、「どのような人材を確保すればいいのか分からない」という点です。
マーケティングと一口に言っても様々であり、例えばBtoBの手法とBtoCの手法では全く異なることは想像に難くないと思います。そのため、本来は求人をする企業の側で「ブランディングのためにSNSマーケティングを行うプロが欲しい」と人材の定義を明確にする必要があります。
そうはいっても、企業の側でそのような明確な定義をすることもまた困難です。それは、「そもそも自社にどのようなマーケティングが必要なのか分からない」からです。
何となくマーケティングの重要性は理解しているし、そのための人材が必要なのも分かっている。しかし、どこから手を付けたらいいのか分からないというのが、多くの企業が抱えている悩みではないでしょうか。
マーケティング人材を確保できないとどうなる?確保の重要性
マーケティング人材が不足する中、人材が確保できないとCPA(顧客獲得単価)の上昇やDX化への対応の遅れのリスクが高まります。
マーケティング部門の役割が広がっている
マーケティングとは「売れるしくみ」を作ることですが、実際に現場でマーケティング部門にヒアリングを行うと施策が「単なる広告出稿」に偏っていることが多いです。
しかし、まずたとえばマス広告やセグメントしていないメールマガジンなどで画一的な内容をプロモーションしても広告効果は限定的で、コンバージョン数も伸びづらいものです。
またそもそも売り込む「製品」自体を磨き込まなくては、広告をどれだけ行ってもモノが魅力的に見えないということもあります。つまり「Product:製品・サービス」や「Price:価格」などを見直すのも立派なマーケティング活動。
このようにマーケティングとは単なる「広告」ではなく細部にまで渡った総力戦であり、それらを担当できる人材が社内にいなければ、CPA(顧客獲得単価)は右肩上がりに高くなりやすいでしょう。
これらを総合的に担える人材の重要性は高く、マーケティング人材の不足は企業の経営課題でもあるといえます。
DX推進
従来はデジタル化が進んでいなかった企業の間でも、マーケティングプロセス全体をデータとデジタル技術を用いて見直す動きは進み始めています。
しかしDX化を推し進めようとしても、現場のオペレーションに落とし込めなかったり、社員のマインドが追い付かずに失敗する企業は無数に存在します。ですが、DX化に失敗したまま足踏みを続けるとマーケティングプロセスのデジタル化は進まないものです。
適切なデジタルマーケティングの知識を持った人材が現場に参画し、マーケティング業務を少しずつでも推し進めることで会社全体がDX化していくきっかけを掴みやすくはなるでしょう。
マーケター不足を解消するための3つの方法
ここまでは、マーケティングの基礎知識や、マーケティング人材が不足している原因について紹介してきました。では以下からは、マーケターを確保するために実施すべき具体的な方法について解説していきます。
1. 自社で育成する
2. マーケティングツールを活用する
3. 外注・業務委託する
以下からは、具体的な方法について解説していきます。
1.自社で育成する
最も簡潔な方法が、自社でのマーケター育成です。
上述の通り、マーケターの育成には時間と費用の両面でコストがかかりますが、自社で育てたマーケターであれば自社の市場に特化した人材を育成することが可能です。もっとも、そのためには既に社内にマーケターが存在し、そのスキルとノウハウを適切に教授する体制が整っている必要があります。
2.マーケティングツールを活用する
マーケティングツールを活用することで、マーケターを育成することなくマーケティング業務を効率化することが可能です。
マーケティングツールには、マーケティングの段階に応じていくつかの種類があり、例えば過去の取引履歴を管理・分析するABMツールなどがあります。しかし、これらのツールを使いこなすためにはマーケティングの知識が必要となるため、そもそも社内にマーケターがいない場合には、ツールの導入や運用をすることができません。
3.外注・業務委託する
フリーランスで活躍しているマーケターを活用するために、雇用ではなく業務委託として外注するという方法があります。
外注であれば、マーケティングのプロセスごとに、能力と経験のあるマーケターを随時活用することができ、コストを抑えつつ精度の高い結果を期待することができます。そうは言っても、そもそも自社がどのようなマーケティングを行うべきなのかや、どのようなマーケターに依頼すべきかの判断が難しいことは、先ほど紹介した通りです。
そこで、マーケターを紹介している仲介業者に依頼するという方法があります。
弊社が運営している人材マッチングサービス『ミエルカコネクト』では、プロが厳選した即戦力マーケターのご紹介を行っています。
そもそもどのようなマーケターが必要なのか分からない!という場合でも、長年ウェブマーケティング企業として培ってきた経験をもとに、専属スタッフがハイスキルなマーケターとのマッチングをサポートします。ミエルカコネクトでは、新卒社員と同程度のコストで導入できる即戦力人材を、最短1日でご紹介できることから、95.9%もの案件継続率を記録しています。
マーケティング人材の確保にお困りの方は、以下のリンクからお気軽にお問合せください。
マーケティング人材を育成することは難しい
残念ながら「社内にマーケティング人材が不足している」状況で、マーケティング人材を社内で育成するのは極めて困難であるのも現実です。
なぜならばマーケティング人材の育成には、カリキュラムの整備やドキュメント整備、ナレッジベースの準備、上級者によるサポートなどは欠かせません。
しかしゼロからそれらを準備し、なおかつ社内の貴重なマーケターのリソースを育成に割くことができる会社は多くは無いでしょう。
また育成を行っても、育成の効果が結実するのは数年後というのも珍しくは無いものです。足元のマーケ人材不足を解消するには、外注を行う方が現実的でしょう。
マーケティング外注サービスの種類
マーケティングの外注サービスは大きく4種類に分けることができます。
・Webマーケティングコンサル会社、広告代理店
・オンラインのアウトソーシングサービス
・人材派遣
・フリーランス/副業人材の活用
Webマーケティング会社や広告代理店への外注は、多くの担当者の方が真っ先に思いつく方法ではないでしょうか。しかし代理店などへの外注は「完全な外注」に近く、社内に知見が蓄積されづらいデメリットもあります。つまり小さな単位での外注よりは、社外の力を借りる必然性が高い「大規模プロジェクト」に向いています。
アウトソーシングサービスや人材派遣の場合は、業務を切り出し、小さな単位での外注が可能です。一方で外注先の人材のスキルにバラツキがあるため、自身でしっかりと確認する必要があります。
そこでいま、マーケティングの外注先として注目されているのが、即戦力人材である「フリーランス/副業人材の活用」であると言えます。
マーケティング人材の外注を成功させるためのポイント4つ
マーケティングの外注をするにあたっては、以下の4つのポイントに注意するようにしましょう。
1. ハイスキルな人材を探す
2. 実績のある人材を探す
3. 人材の要件定義をしっかりと決める
4. エージェントに依頼する
これらのポイントはいずれも重要なので、外注時にかならずチェックするようにしてください。それでは以下から詳しく紹介していきます。
1.ハイスキルな人材を探す
前提として、特定のマーケティング分野に特化したプロフェッショナルを探す必要があります。もっとも、資格試験などの客観的な資料でマーケティングの能力を測ることはできないため、面談などを通じてしっかりと能力を見極める必要があります。
2.実績のある人材を探す
マーケティング能力を測るひとつの手段として、過去にどのような実績を積んでいるのかを開示してもらう方法があります。面談に際しては、前もってポートフォリオなどを提出してもらい、自社の求めているサービスを提供できるマーケティング人材なのかどうかを判断するようにしましょう。
3.人材の要件定義をしっかりと決める
外注をする前に、どのようなマーケティングをするべきなのか、そして、そのためにどのようなスキルをもったマーケティング人材が必要なのかを明確にしておきましょう。
例えば、単に「ウェブマーケティングがしたい」とした漠然としたイメージではなく、「若年層の新規顧客を獲得するために、類似サービスのInstagramアカウントの立ち上げ・運用の実績のあるマーケターを探している」といった感じです。
このように明確な人材要件を定義することによって、適材適所なマーケティング人材を探すことができるようになります。
4.エージェントに依頼する
ここまで紹介してきたポイントは、無理に自社で練り上げる必要はありません。
例えば『ミエルカコネクト』の場合、弊社役員がマーケター全員と面談をしているため、人材それぞれがどのようなスキル・経験・マインドをもっているのか、明確に把握しています。そして、専属スタッフがクライアントをヒアリングし、どのような課題があるのかを明らかにしたうえで、人材の要件定義からご紹介までを一貫して行うことができます。
このように、専門業者ならではの強みを活かして、クライアントの課題解決に向けてスピーディーなお手伝いをすることが可能です。
実際にマーケティング人材を外注した事例
それでは最後に、この『ミエルカコネクト』を活用して課題を解決した導入例を2つご紹介します。以下のようなお悩みを抱えている企業の方は、ぜひご参考にしてみてください!
SNS運用を外注してフォロワーが4倍に!
茨城県にある化粧品EC運営会社である株式会社鈴木ハーブ研究所様では、運用していたTwitterアカウントのフォロワーが4000人ほどで頭打ちとなっていました。
ミエルカコネクトはその原因が①SNS運用の専任スタッフがいないこと、②地方であるゆえに人材確保が困難であることにあると考え、SNS運用のプロをマッチングしました。当初はリモートでの業務に不安を覚えていたそうですが、多角的なSNS運用により1年後にはフォロワーが4倍(1万6千人)を突破し、エンゲージメント率も3倍にまで高まりました。
このように、人材確保が特に難しい地方企業の場合、マーケターを外注するメリットは特に高いといえます。
化粧品ブランドがSNS活用でファン獲得4倍! 地方での専門人材確保・戦略の秘訣とは?
マーケティングチーム自体の構成を依頼しノウハウ獲得
人材紹介やシステム構築などを手がけるインターノウス株式会社様は、WebサイトのPV急落やウェブマーケティング体制の不備といった課題を抱えていました。
特に当時、マーケティングチームのメンバーが離脱したことにより人材リソース不足が顕在化し、チームの立て直しを迫られていました。急遽1か月以内に採用との目安で人材確保に走りましたが、条件に見合う人材はなかなか見つかりませんでした。
そこでミエルカコネクトに相談したところ、条件以上の人材がすぐに見つかり、PV数は1年で約2倍(下落ピーク時の約4倍)、CVも約4倍にまで増加しました。また、外部人材のノウハウを取り入れたことにより、社内で自立できるチームを構成できるようになりました。
“正社員”でなく“外部マーケター”の参画で、マーケチームの立て直しに成功!CVは約4倍に
マーケティングの人材不足にお困りなら「ミネルカコネクト」
今回のテーマであるマーケティング人材についてをまとめると、次のようになります。
・マーケティング人材の需要は高まり続けているが、圧倒的に供給が足りていない
・マーケティング人材はフリーランスが多く確保が難しい
・スキルと経験の豊富なマーケターは外注で依頼するのがおすすめ
今回は、マーケティング人材が不足している原因や、その対応策について紹介してきました。あらためて解説するまでもなく、企業活動にとってマーケティングは不可欠であり、今日では特にデジタルマーケティングの必要性が高まっています。
弊社サービス『ミエルカコネクト』では、Webマーケティングに特化して、即戦力のプロフェッショナル人材をご紹介しています。 約750名の即戦力マーケターの中から、貴社のマーケティング課題・体制・事業フェーズなどに合わせて、ぴったりのマーケターをマッチングできます。中途採用市場には出てこない、優秀なマーケティングの外部人材が沢山在籍しているため、もしリソース不足・採用に苦戦などの課題があれば、ミエルカコネクトにも是非ご相談ください。 最短1日で、御社の課題とご予算に合わせた適切なWebマーケターをご紹介いたします!