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(Day1) 北米最大級のSEOカンファレンス「Pubcon Austin 2023」参加レポート

更新日:2023.5.27 公開日:2023.03.09

北米最大級のSEOカンファレンスPubcon Austin 2023に弊社取締役員の鈴木謙一と弊社開発チームPMの市川莉緒が参加してきました。
本記事では、2023年2月27日に行われた1日目の様子をお伝えします。

鈴木謙一が登壇した2日目の様子はこちら!

PUBCONって?オースティンってどんな場所?

今回PUBCONの開催地となったのは、テキサス州オースティン。
オースティンには数多くのテック企業が集まる地でもあります。
そのため、有名なランドマークがあるような観光地ではなく、どちらかというとビジネスや居住目的で人が集まっている印象でした。

大きな企業ビルが集めるオースティンの中心地を橋から見た図大きな企業ビルが集めるオースティンの中心地を橋から見た図

それもあってか、中心地にはバーやカフェはもちろん、レストランも多く、川沿いには大きな公園があり、休日を満喫している家族連れも多くいました。

オースティンの川沿いにあるButler Metro Parkビルが立ち並ぶ川沿いの反対側には大きな公園がある

レストランやカフェ、ショップが並ぶ道レストランやカフェ、ショップが並ぶ道。筆者の大好きなアメリカンメキシカンのChipotleも

オースティンの中心街。大きいビルも並びレストランも多い。

PUBCONの会場はオースティン大学の近くにあるAT&Tカンファレンスセンターという場所で、ホテルも併設されており、大学の講義室が沢山あるような大きな会場でした。

カンファレンス会場「AT&Tカンファレンスセンター」の正面入り口カンファレンス会場「AT&Tカンファレンスセンター」の正面入り口

まずは着いたらチェックインをして名札とパンフレットやグッズをもらいます。

PUBCONの受付

配られた弊社市川莉緒の名札

去年のBrighton SEOに参加したときは、Tシャツやマグカップも貰えたりとグッズの種類や質もかなり高く、今回もそれを若干期待していたのですが、貰ったのはメモ帳とペンくらい… 笑
え?これだけ?と思ったのはここだけの話ですが、どうやら主催側も色々あるみたい…

PUBCONでもらったグッズ。メモ帳2つ

謎にメモ帳を2種類(笑)ありがたい限り(笑)

カンファレンス恒例のパンフレットを貰ったのですが、中に書いてあるタイムテーブルを見ると大量のミスプリントが… (笑)同じセッションタイトルがいくつも並んでいます。

パンフレットくらいちゃんとしてよ〜と思いつつ、なんか欧米っぽさもあるなと笑っちゃいました。

Pubconのタイムテーブルが記載されたパンフレット

グッズはちょっと残念でしたが、朝ご飯をしっかり用意してくれているのは嬉しい!
りんご丸かじりと、オートミールは欧米ならではって感じですよね。
と言いつつも、ホテルの朝食をしっかり食べた筆者は何も食べられなかったのですが(泣)

朝ご飯のフルーツが並ぶ朝ご飯のクロワッサンやカップケーキが並ぶ

本日のセッションのタイムテーブルも

1日目のセッションタイムテーブル

さて、カンファレンスとはいえセッションの聴講だけではありません。スポンサー企業によるブース出展もあります。
SEOコンサルティングやリンク獲得などの支援をしているどちらかというと代理店側の企業が多かった印象ですが、中にはキーワードリサーチや、レポーティングができるSEOツールもありました。

展示企業のブース

 

トップバッターはGoogle社員によるGoogleとAIのお話

1日目の最初の講演はGoogleのGary Illyes氏によるAIのお話です。
これはPUBCON名物ですね。噂によるとPUBCON側がGaryの予定に開催を合わせにきているのだとか。

結論、既にGoogleが発表している内容以外に特に新しい発表はなかったのですが、直接質問ができるので皆興味津々です。

PUBCONでのGoogle社員Garyのセッションの様子

ただ非公開の情報もまだまだ多いので、口を滑らさないようにと資料にはWikipediaやGoogle公式記事の引用を用いているんだと言っていました。

余談ですが、カンファレンスに参加後、会社(Google)から何を話したかの聞き取り調査があるらしいです。私たちは少しでも新しい情報を仕入れようとワクワクしながら参加していますが、情報を出す側、求められる側からするとストレスフルなところもあるのかなあ。

Garyへの質疑応答の内容はこちらのページが詳しくまとめてくれています(英語)。

1つ取り上げると、著者情報のSEOへの影響について話していました。

Gary曰く「著者情報が直接的にSEOにいい影響を与えるわけではない」とのこと。
有名な人が書いたからといって必ずしも上位表示に優位に作用するわけではなく、コンテンツの中身の方がより重要だそうです。

つまり、例えばどんなにメディア露出が多く有名な医者であっても、「この薬を飲んだら痩せます!」といった誤情報や、中身の薄いコンテンツを書いていたらそれはユーザーの役に立っているとは言えず、上位表示されないということなのでしょう

あくまでも中身ありきの著者情報ということですね。

ちなみに今回Garyにミエルカチャンネル独占インタビューを敢行してきました。
主にBARDをはじめ、AIのことをあれこれ直球質問したのですが、もちろん答えにくいことも多いようで困った様子を見せる場面も… 笑

弊社取締役鈴木謙一、GoogleのGary Illyes氏、弊社市川莉緒の3ショット左から弊社取締役鈴木謙一、GoogleのGary Illyes氏、弊社市川莉緒

ABテストやCROのセッションも少し

SEOに関するセッションがメインですが、PUBCONも「フルスタックマーケティングカンファレンス」と言っているだけあり、SEO以外のセッションもいくつかあります。

ユーザー行動を計測できるMicrosoft ClarityのPdM、Sharon Peng氏によるコンバージョン改善の事例のお話もそのうちの一つです。
その内容についてはミエルカ君公式Twitterでお送りしています。

その他にABテストのセッションも。ABテストの概念から事例まで紹介してくれました。
こちらもミエルカ君公式Twitterでお送りしています。

特に今回は具体的な事例を紹介しているセッションが少なかったので、こういう話は特に興味深かったです。

AIによって我々の仕事は奪われていくのか?

午後の最初のキーノートはPUBCONの主催者Brett Tabke氏によるAIのお話です。
セッションを通してBrettは、AIによって我々の仕事が奪われていくのではなく、AIを使いこなす人によって奪われていくのだと主張していました。

確かに今のAIでできることからするとそうですよね、便利なAIツールが既に沢山ありますが、どのように業務に活用するのか分かっていなかったらただのツールに過ぎません。

そのためこのセッションでは会話型のAIに焦点を当てて、どのように使いこなすのかの具体的な解説をしていました。

ChatGPTなど会話型のAIにプロンプト(生成指示)するコツは、以下の内容を指定することだそう。

  • Voice: 誰としての発言か
  • Audience: 誰向けの内容か
  • Writing Style: 口調
  • Context: 文脈や前提条件
  • Instructuons: 明確な指示
  • Format: 出力形式

詳しい解説と具体例はこちらのTwitterのスレッドに記載しています。

VAWCIF覚えておきましょう!

というわけで1日目のレポートは以上です!

PUBCON2日目は弊社の鈴木謙一が登壇しました。その様子はこちら!

著者PROFILE

Web/ソフトウェア開発PM 市川 莉緒 (いちかわ りお)

株式会社Faber Companyに新卒入社後、クライアントのCROコンサルティングに従事。その後自社のWebサイトのディレクションを担当し、1.5倍のCVR改善に成功。現在は自社ソフトウェアの開発マネジメントまで幅広く担う。2023年海外カンファレンス初登壇。Twitterはこちら

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