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サブディレクトリとは?サブドメインとの違いをSEO視点で解説

公開日:2026.04.08

ブログ・オウンドメディアを「サブディレクトリにしますか? サブドメインにしたほうが良いですか?」と制作会社に聞かれて困ったことはありませんか?

コンサルやSEO会社には「SEO的にはサブディレクトリが良い」と言われたものの、なぜそうなのかまでは理解できない方も多いでしょう。サブディレクトリとサブドメインの違いは、URLの見た目だけの問題ではありません。SEO評価や将来の運用にも関わる重要な選択です。

本記事では、まずサブディレクトリの基本やサブドメイン・別ドメインとの違いとSEOへの影響を分かりやすく解説します。

サブディレクトリとは

サブディレクトリとは、同じドメインの中でコンテンツを階層分けして管理するURL構造のこと。たとえば以下のURL例だとexample.comがメインで、その後ろに続く/blog/がサブディレクトリです。

(例)https://example.com/blog/

あなたが読んでいる、このミエルカマーケティングジャーナルも、メインサイトの配下に設置されたサブディレクトリ型のメディアです。

企業サイトではよく、次のような用途で使われます。

  • ブログ(/blog/)
  • オウンドメディア(/media/)
  • 採用サイト(/recruit/)

いずれも、別サイト(デザインなど構造の違う際を)を別のドメインに分けるのではなく、同じドメイン内でコンテンツを拡張していく構造がサブディレクトリです。

※関連記事:5分で理解!オウンドメディアとは? 意味やメリット、企業事例

サブディレクトリとサブドメイン・別ドメインの違い

サブドメインとは、メインのドメインをもとに作られる枝分かれしたドメインのことです。

例えば、blog.example.com のように、ドメインの前に文字列を付けて構成します。見た目は同じブランド内に見えますが、検索エンジン上では独立したサイトに近い扱いになることがあります。

一方、別ドメインは、example-blog.com のように、メインサイトとは異なる新しいドメインを取得して運用する形です。検索エンジンから見ても完全に別のサイトとなり、SEO評価もゼロから積み上げることになります。

サブディレクトリ サブドメイン別ドメイン
URLの例example.com/blog/blog.example.comexample-blog.com
ドメインの扱い同一ドメイン内独立に近い扱い完全に別サイト
SEO評価の
考え方
本体サイトの評価がページに反映されやすい、ページの評価がサイトにも反映されやすい原則として
評価は分かれる
評価は完全に独立
立ち上げた
初期のSEO
有利になりやすい評価が貯まるまで時間がかかることがあるゼロから評価を構築
ブランドの
一体感
強いやや分かれる分かれる
管理・運用一元管理しやすい環境が
分かれることがある
完全に別管理
主な用途例ブログ、
オウンドメディア
多言語、関連サービス、テーマの少し違うメディア独立事業、
新ブランド、
メディア

SEOの観点では、同一テーマで展開する場合はサブディレクトリの方が評価をまとめやすいと考えられています。

ただし、ドメインのテーマと大きく異なる内容を扱う場合は、サブディレクトリにしても大きなSEOメリットが出るとは限りません。評価は「ドメイン」だけでなく、「テーマの一貫性」にも左右されるためです。

また、管理を分けたい場合はサブドメインや別ドメインが選ばれることがありますが、サブディレクトリ配下に別CMSを設置することも可能です。

つまり、「管理を分けたい=ドメインを分ける必要がある」とは限りません。

構成は、SEOだけでなく、テーマの整合性や運用体制を含めて判断することが重要です。

Webサイト移転のドメイン構成でお悩みの場合はSEOコンサルタントに相談しましょう。テーマから最適なサイトマップ、ドメイン構成の設計が可能です。

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SEO視点とサブディレクトリ

サブディレクトリが「SEOに良い」と言われることがあります。それは何故なのか? どのように考えられているのかを整理していきます。

SEOの観点では、なぜサブディレクトリが勧められることが多いのか

サブディレクトリは同一ドメイン内でコンテンツを展開する構造のため、テーマに一貫性があれば、サイト全体の評価を積み上げやすく、その評価が各ページにも反映されやすいと考えられています。

とくに既存サイトと関連性の高い内容を追加する場合は、評価の相乗効果を期待しやすい構成です。

ただし近年では、ドメイン全体のテーマと大きく異なる内容を扱う場合、サブディレクトリにしても十分な恩恵が得られにくいとも言われています。SEOはドメイン単位だけでなく、テーマの整合性や専門性も重視されるためです。

Googleはサブディレクトリとサブドメインをどう見ているのか

Googleは公式に、サブディレクトリとサブドメインのどちらがSEOに有利ということはないと説明しています。どちらの構造でも適切にクロール・インデックスできるという立場です。

※参考:
Google Search Central Office Hours(John Mueller氏発言)
Google 検索セントラル ドキュメント

ただし実務では、サブドメインは独立したサイトに近い扱いになるケースもあり、評価や運用管理がわかれやすい点に注意が必要です。

構成選択では、テーマの一貫性や評価の蓄積、運用体制まで含めて判断することが重要です。

オウンドメディアはサブディレクトリとサブドメイン、どちらを選ぶべきか?

ドメインのテーマと近い内容ならサブディレクトリ、まったく異なるテーマならサブドメインや別ドメインを検討します。

例えば、企業サイトが「Webマーケティング支援」をテーマにしており、その延長でノウハウ記事を発信するのであれば、テーマの一貫性があるためサブディレクトリが適しています。評価も集まりやすく、ブランドの一体感も保ちやすい構成です。

一方で、既存ドメインと関連性が低いテーマ(例:まったく別の業界や新規事業、新規メディアなど)の場合は、サブドメインや別ドメインのほうが整理しやすいこともあります。無理に同一ドメインにまとめても、大きなSEOメリットが出るとは限りません。

また、Google Search Console(サーチコンソール)は必ずしも分けて登録しなければならないわけではありませんが、オウンドメディアを別軸で分析したい場合は、サブディレクトリ単位でプロパティを追加登録することが可能です。

これにより、メディア単体の検索パフォーマンスを把握しやすくなり、レポーティングもスムーズになります。

オウンドメディアをどこに置くかは、SEOだけでなく、テーマの整合性と分析・運用体制まで含めて判断しましょう。

※関連記事:
「コンテンツSEO」あるある!よくあるご相談・ご質問と回答集 より
 Q1.オウンドメディアは、サブディレクトリと別ドメインどっちがいい?


はじめての「Googleサーチコンソール」設定・使い方を画像付きで解説

有名オウンドメディアを大調査!
サブディレクトリ・サブドメインどっち?

実際のところ、他社はどうしているの?」構造を検討するうえで、これが一番気になるポイントではないでしょうか。

そこで今回は、有名企業のオウンドメディアを調査し、サービスドメインとメディアのURL構造を一覧にまとめました。サブディレクトリ型が多いのか、それともサブドメインや別ドメインが選ばれているのか、実例から傾向を整理してみましょう。

各社オウンドメディアのドメイン構造一覧

サービス名サービスドメインオウンドメディア名オウンドメディアURL構造
ferret Onehttps://ferret-one.com/ferret Mediahttps://ferret-plus.com別ドメイン
freee会計https://www.freee.co.jp経営ハッカーhttps://keiei.freee.co.jp/サブドメイン
Sansanhttps://jp.sansan.com営業DX Handbookhttps://jp.sansan.com/media/サブディレクトリ
LIGhttps://liginc.co.jpLIGブログhttps://liginc.co.jp/blog/サブディレクトリ
サイボウズhttps://cybozu.co.jpサイボウズ式https://cybozushiki.cybozu.co.jpサブドメイン
メルカリhttps://jp.mercari.com/メルカリエンジニアリングhttps://engineering.mercari.com/サブドメイン
ライオンhttps://www.lion.co.jp/Lideahttps://lidea.today/別ドメイン
カインズhttps://www.cainz.comとなりのカインズさんhttps://magazine.cainz.com/サブドメイン
トヨタ自動車https://toyota.jp/トヨタイムズhttps://toyotatimes.jp別ドメイン
北欧、暮らしの道具店https://hokuohkurashi.com読みものhttps://hokuohkurashi.com/note/サブディレクトリ

一覧を見ると、絶対的な正解があるわけではないことが分かります。サブディレクトリ・サブドメイン・別ドメインはいずれも実際に採用されており、企業ごとに戦略が異なります。

傾向としては、BtoC企業ではサブドメインや別ドメインを選ぶケースがやや多いように見受けられます。ブランドの世界観を切り分けたい、読み物として独立性を持たせたい、といった意図が背景にあると考えられます。

今回の事例では、本体ドメインとまったく異なるテーマをサブディレクトリで展開しているケースは見当たりませんでした。

他社を参考にしながら、ドメイン構造の選択は、自社メディアの目的や位置づけを整理したうえで、検討しましょう。

※関連記事:サブドメインはSEO評価に影響する?

既存ブログ・メディアをサブディレクトリに移行するときの注意点

既存メディアをサブディレクトリへ移行することは、サイト移転に近い扱いになるため、慎重な対応が必要です。

一度移行すると、元に戻すのは簡単ではありません。だからこそ、「SEOに良さそう」という理由で安易に決定せず、目的と影響を整理したうえで判断しましょう。

URL変更に伴うSEOリスク

サブドメインや別ドメインからサブディレクトリへ移す場合、URLはすべて変更されます。検索エンジンにとっては実質的な「サイト移転」となり、一時的に順位や流入が落ちる可能性があります。

適切にリダイレクトを設定しても、評価の引き継ぎには時間がかかります。

また、ドメインのテーマと大きく異なるブログをサブディレクトリへ移行した結果、かえって流入が減少したケースもあります。テーマの一貫性が弱まることで、評価がうまく作用しないことがあるためです。

「まとめればSEOに強くなる」とは限りません。SEOリスクを理解したうえで、テーマの整合性と移行計画を慎重に検討することが重要です。

リダイレクト設定の重要性

URLを変更する場合は、必ず旧URLと新URLを1:1で対応させたリダイレクト(301リダイレクト)を設定することが重要です。

トップページやカテゴリ単位にまとめて転送するのではなく、ページごとに個別で対応させることが原則です。1:1で設定しない場合、評価が正しく引き継がれず、検索順位が大きく下落する可能性が高いです。

  • 旧:blog.example.com/article-a
  • 新:example.com/blog/article-a

上記のように、ページ単位で正確に紐づけましょう。

※関連記事:
301リダイレクトとは?必要性・設定法・確認法【現役SEOコンサルタント監修】

移行前に整理しておくべきポイント

現在のサイト運営システムやCMSがでサブディレクトリ運用可能かどうかを確認しましょう。ドメインによってサーバー環境が異なり、制約があって想定どおりに構築・運用できないこともあります。

制作会社やSEO会社との役割分担を明確にすることも重要です。リダイレクト設定や計測環境の変更など、誰がどこまで対応するのかを事前に整理しておくことで、移行時のトラブルを防げます。

サブディレクトリへの移行は、URL変更・リダイレクト設計・評価引き継ぎなど、専門的な判断が求められる作業です。小さな設定ミスが、流入減少につながることもあります。

「本当に今、移行すべきか」「どう設計すればリスクを最小化できるか」を見極めるためにも、SEOコンサルタントなどの専門家を交えて進めることをおすすめします。ご心配な方は、下記より気軽にご相談ください。

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本記事の著者
竹村 数輝
竹村 数輝
Faber Company SEOコンサルタント
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