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ポップアップとは?種類やメリット、効果を高める方法・活用事例を紹介

公開日:2026.09.28
ポップアップとは

ポップアップ(pop-up)とは、Webサイトやアプリの画面上に表示されるウインドウのことです。キャンペーンの告知や資料ダウンロード、問い合わせへの誘導、離脱防止など、ユーザーに情報を届けて行動を促すために活用されています。

適切に活用することでコンバージョンの促進が期待できる一方、表示するタイミングや頻度によってはユーザー体験を損なう可能性もあるため、適切な設計が重要です。

本記事では、ポップアップの意味や種類、主な用途・メリットから、効果を高める方法、実際にコンバージョン率を改善した事例までわかりやすく紹介します。

※関連記事:コンバージョン率(CVR)とは?業界ごとの平均や改善方法、事例

ポップアップ(pop-up)とは

ポップアップ(pop-up)とは、ユーザーがWebサイトやアプリを利用している際に、画面上に重ねて表示される小窓(ウインドウ)のことです。ページを開いてから一定時間が経過したときや、特定の位置までスクロールしたとき、ボタンをクリックしたときなど、あらかじめ設定した条件に応じて表示されます。 


マーケティングではキャンペーンの告知や会員登録、資料ダウンロード、問い合わせへの誘導、サイトからの離脱防止など、ユーザーに情報を届けて次の行動を促す目的で活用されています。ユーザーの行動や閲覧しているページに応じて表示内容やタイミングを変えられるため、適切に活用することでコンバージョンの促進やサイト内の回遊につなげることができます。 

また、ログイン時にIDやパスワードを入力させるための別ウインドウとしても用いられています。

上記画像のうち、赤枠で囲まれた部分がポップアップです。

ポップアップ・モーダル・ダイアログの違い

ポップアップと似た仕組みに「モーダル」や「ダイアログ」があります。それぞれ表示される目的や、表示中にユーザーができる操作が異なります。

種類 特徴 主な用途
ポップアップ 画面上に情報を表示し、
ユーザーの注意を引いたり行動を促したりする
キャンペーン告知、
資料ダウンロード、
会員登録、離脱防止など
モーダル 表示中は背後にある画面を操作できず、ユーザーに何らかの操作を求める ログイン、同意確認、
重要事項の確認など
ダイアログ メッセージを表示し、
確認や選択などの応答を求める
エラー表示、確認メッセージ、
操作の選択など

モーダルとは、ある特定の機能のみを使用できる状態に制限されている状態です。もしくは、制限された状態を実現する仕組みを意味します。

この仕組みが組み込まれたウインドウを「モーダルウインドウ」と呼びます。モーダルウインドウを開くと、そのウインドウの操作(リンクや×ボタンのクリックなど)が完了するまで、元々閲覧していた画面の操作が不可能となります。

一方、ダイアログとは、ユーザーに情報を伝えたり、確認や選択などの操作を求めたりするために表示されるウインドウです。エラーメッセージの表示や、操作を実行するかどうかの確認などに利用されます。 

つまり、ポップアップ・モーダル・ダイアログでは、ウインドウに対する着眼点が異なります。ポップアップは画面上に表示されるウインドウ、モーダルは「他の操作が制限される」という状態、ダイアログは「ユーザーとのやり取りを行う」という役割を表します。

なお、モーダル型のポップアップや、モーダル形式のダイアログなど、それぞれの仕組みを組み合わせて使用することも可能です。

ポップアップの種類

背景の扱いや表示方法、表示条件により、ポップアップはさまざまな種類に分けられます。

背景の扱い

主に以下の2種類に分けられます。

  • モーダル型:背景の操作を無効にした上で表示
  • ノンモーダル型:背景の操作を可能な状態のまま表示

表示方法

ポップアップの表示法は、主に以下の5種類が用いられています。

※表は左右にスクロールできます。

種類 特徴 主な用途 注意点
ライト
ボックス
背景を暗くしたり半透明にしたりして、画面中央に表示する キャンペーン告知、
会員登録、
資料ダウンロード
視認性が高い一方、閲覧を妨げやすいため表示頻度に注意する
スライドイン 画面の端からスライドするように表示する 関連記事、
資料、
キャンペーン、
問い合わせへの誘導
コンテンツに重ならない位置やサイズを意識する
フローティングバー 画面の上部または下部にバー状で固定表示する キャンペーン、
クーポン、
問い合わせなど継続的に見せたい情報
常に表示されるため、画面を占有しすぎないようにする
フル
スクリーン
Webページの大部分または画面全体を覆って表示する 重要な告知、
キャンペーン、
初回訪問者への案内
ユーザーの閲覧を大きく妨げる可能性があるため、タイミングや頻度に注意する
チャット型 画面の端などにチャット形式で表示する FAQ、
問い合わせ、
商品・サービスの案内
自動表示する場合は、ユーザーの閲覧を邪魔しないサイズやタイミングにする

表示条件

主に以下の2種類に分けられます。

  • ポップアップウインドウ:一定時間の経過などにより、ウインドウが自動的に表示
  •  ポップアップメニュー:クリックやマウスを重ねるタイミングなど、特定の動作後に表示

これらの観点を組み合わせること(モーダル型×ライトボックスなど)でポップアップが活用されます。

ポップアップの主な用途・メリット

ポップアップは、ユーザーに情報を届けるだけでなく、商品購入や問い合わせなどの行動を促したり、サイトからの離脱を防いだりする目的でも活用されています。

通常のバナーやページ内のコンテンツよりもユーザーの目に入りやすく、表示するユーザーやタイミング、内容を調整できるため、適切に活用することでサイト内の回遊やコンバージョンの促進につなげられます。

ここでは、ポップアップの主な用途と、それぞれのメリットや運用する際の注意点を紹介します。

キャンペーンや商品・サービスの告知

セールやキャンペーン、新商品・新サービスなど、ユーザーに注目してほしい情報をポップアップで表示できます。通常のバナーやページ内のコンテンツよりもユーザーの目に入りやすいため、期間限定キャンペーンやクーポンなど、特に訴求したい情報を届けやすい点がメリットです。また、ランディングページや商品・サービスページへの誘導にも活用できます。

一方で、サイトを訪問するたびに同じ内容を表示するなど、表示頻度が高すぎるとユーザーに煩わしさを感じさせる可能性があります。訪問回数や閲覧ページなどに応じて、表示対象や頻度を調整することが重要です。

会員登録や資料ダウンロードの促進

メールマガジンや会員への登録、ホワイトペーパーやサービス資料のダウンロードなどをポップアップから案内できます。関連するページを閲覧したユーザーや一定時間サイトに滞在しているユーザーなど、興味・関心が高まったタイミングで訴求できるため、見込み顧客の獲得やコンバージョンの促進につなげられます。

ただし、ユーザーの関心と関係のない資料やフォームを表示しても、期待する成果につながりにくくなります。閲覧しているページやユーザーの行動に合わせて、訴求内容を出し分けることがポイントです。

サイトからの離脱防止

ユーザーがサイトから離れようとするタイミングで、関連コンテンツやキャンペーン、クーポンなどを表示できます。このような手法は「エグジットポップアップ」とも呼ばれます。

そのまま離脱していたユーザーに別の選択肢を提示できるため、サイト内の回遊や商品購入、資料ダウンロードなどにつなげられる可能性があります。

一方で、すでに離脱を決めているユーザーに対して強く引き止めると、かえってストレスを与えることがあります。単に離脱を阻止するのではなく、ユーザーにとって価値のある情報や選択肢を提示することが重要です。

問い合わせやユーザーサポート

FAQやチャット、問い合わせフォームなどをポップアップで表示し、ユーザーの疑問や悩みの解消をサポートできます。

たとえば、料金ページやサービスページを一定時間閲覧しているユーザーに問い合わせやチャットを案内することで、ユーザーが自分で情報を探す負担を減らし、問い合わせや申し込みにつなげることができます。

ただし、ユーザーが情報を読んでいる途中で大きなポップアップを表示すると、閲覧を妨げる可能性があります。サポート用途では、画面の端に小さく表示するなど、コンテンツ閲覧を邪魔しない設計も重要です。

重要な情報や注意事項の通知

システムメンテナンスやサービス内容の変更、エラー、重要な注意事項など、ユーザーに確認してほしい情報をポップアップで通知できます。通常のコンテンツよりも目立つ位置に表示できるため、見落としてほしくない情報をユーザーに認識してもらいやすい点がメリットです。

一方で、重要度の低い情報までポップアップで表示すると、本当に重要な通知が埋もれてしまいます。ポップアップで伝える必要がある情報かを判断し、重要度に応じて通常のお知らせやバナーなどと使い分けることが大切です。

なお、ポップアップはユーザーの意図にかかわらず表示されることがあるため、使い方によっては「邪魔」「しつこい」と感じられ、ユーザー体験を損なう可能性があります。また、多くのWebブラウザにはポップアップブロック機能が搭載されており、表示方法によってはユーザーに届かない場合もあります。

そのため、ポップアップを活用する際は、表示するタイミングや頻度、サイズ、閉じやすさなどUI・UXに配慮し、ユーザーにとって必要な情報を適切なタイミングで届けることが重要です。

ポップアップ広告とは

ポップアップ広告(Popup advertising)とは、Webサイトの閲覧中にポップアップ形式で表示される広告のことです。ECサイトやサービスサイトなどで、キャンペーンやクーポンの告知、商品・サービスの紹介、会員登録やメールマガジンへの誘導などに活用されています。 

通常のバナー広告などと比べてユーザーの目に入りやすく、閲覧しているページやユーザーの行動に応じて表示内容やタイミングを変えられる点が特徴です。たとえば、商品ページを一定時間閲覧しているユーザーにクーポンを表示したり、サイトから離脱しようとしているユーザーにキャンペーンを案内したりすることができます。

一方で、ユーザーの意図に反して表示されることもあるため、頻繁に表示したり、画面の大部分を覆ったりすると、ユーザー体験を損なう可能性があります。そのため、ポップアップ広告では、誰に・何を・どのタイミングで表示するかを設計することが重要です。

なお、従来は新しいブラウザウインドウを自動的に開く形式のポップアップ広告も多く利用されていましたが、現在はWebページ上に重ねて表示する形式など、サイト内でユーザーの行動に合わせて情報を提示する方法も広く活用されています。

※関連記事:
・Webマーケティングとは?種類と始め方を具体例
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・プロが紹介! マーケティング会社一覧[戦略立案・施策実行・リサーチ分析]計24社

ポップアップはどのようにして作られる?

通常、WebサイトのHTMLにJavaScriptコードを埋め込む方法で作成します。クリックなどの「操作」や一定位置までのスクロール等の「条件」を満たすことで、表示されるように設計されます。

ポップアップの効果を高める方法は?

ポップアップは、表示すれば必ず成果につながるわけではありません。ユーザーの状況に合わない内容を表示したり、何度も表示したりすると、かえってサイトからの離脱につながる可能性があります。

効果を高めるには、「誰に」「いつ」「何を」表示するかを設計し、ユーザー体験に配慮しながら継続的に改善することが重要です。

ユーザーに合わせて表示内容を出し分ける

すべてのユーザーに同じポップアップを表示するのではなく、閲覧しているページや行動などに応じて内容を出し分けます。

たとえば、商品ページを閲覧しているユーザーにはキャンペーンやクーポン、料金ページを閲覧しているユーザーには問い合わせや資料ダウンロードを案内するなど、ユーザーの興味・関心に合わせた訴求ができます。

訪問回数や過去の行動なども活用しながら、ユーザーの状況に合った情報を提示することが重要です。

適切なタイミングで表示する

ページを開いた直後にポップアップを表示すると、ユーザーが目的の情報を確認する前に閲覧を妨げてしまうことがあります。

一定時間滞在したとき、特定の位置までスクロールしたとき、特定のページを閲覧したとき、サイトから離脱しようとしたときなど、ユーザーの行動に合わせて表示するタイミングを設定しましょう。

たとえば、記事をある程度読み進めたユーザーに関連資料を案内したり、商品ページを一定時間閲覧したユーザーにクーポンを表示したりする方法があります。

表示頻度を調整する

同じポップアップを何度も表示すると、ユーザーに「しつこい」と感じられ、サイトの利用を妨げる可能性があります。

一度閉じたポップアップは一定期間表示しない、1回の訪問で表示する回数に上限を設けるなど、表示頻度を調整することが重要です。

特に再訪ユーザーに対しては、すでに確認した内容を繰り返し表示しないように設定すると、ユーザー体験を損ないにくくなります。

CTAとメッセージをわかりやすくする

ポップアップを見たユーザーが「何の案内なのか」「何をすればよいのか」をすぐに理解できるようにします。

情報を詰め込みすぎず、「資料をダウンロード」「クーポンを受け取る」「無料で相談する」など、ユーザーに求める行動を明確にすることがポイントです。

また、ユーザーにとってどのようなメリットがあるのかを簡潔に伝え、CTAにつながる情報を優先して掲載します。

閉じやすく、閲覧を妨げないデザインにする

ポップアップは目立たせることだけでなく、ユーザーが不要だと判断した場合に簡単に閉じられることも重要です。

「×」や「閉じる」ボタンをわかりやすい位置に配置し、特にスマートフォンでは画面の大部分を必要以上に覆わないようにします。

ユーザーが読みたいコンテンツへすぐに戻れるようにすることで、ポップアップによるストレスを抑えられます。

SEOへの影響にも配慮する

ポップアップを設置する際は、SEOへの影響にも注意が必要です。Googleは、ユーザーが検索結果からページを訪れた際に、メインコンテンツを覆って閲覧しにくくする「煩わしいインタースティシャル」の使用を避けるよう案内しています。

たとえば、ページを開いた直後に画面全体を覆うポップアップを表示したり、閉じるまでメインコンテンツを確認できない状態にしたりするケースには注意が必要です。特にスマートフォンでは画面の占有率が高くなりやすいため、影響が大きくなります。

SEOとユーザー体験の両面を考慮し、画面の一部に表示するバナーを活用するなど、メインコンテンツの閲覧を妨げない設計を心がけましょう。

A/Bテストで継続的に改善する

ポップアップの効果は、訴求内容やデザイン、CTA、表示するタイミングなどによって変わります。そのため、一度設置して終わりにせず、複数のパターンを比較して改善を続けます。

たとえば、「表示するタイミング」「キャッチコピー」「CTAの文言」「クリエイティブ」「表示位置」などを変更し、どのパターンが成果につながるかを検証します。

クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)、コンバージョン数などを確認しながらA/Bテストを行うことで、感覚ではなくデータに基づいてポップアップを改善できます。

ポップアップをブロックする方法・許可する方法

ポップアップブロックとは、クリック操作などを行わずに自動的に開かれるウインドウをブロックする機能です。この機能をオンにすると、ユーザーの意図に反してポップアップが自動的に開かれることがなくなります。基本的には、すべてのポップアップをブロックする仕様ですが、一部のWebブラウザでは設定によってブロックするWebサイトを指定できるようになっています。

ポップアップをブロックする方法・許可する方法

ポップアップブロックにより、ユーザーは不要な広告や通知に煩わされる心配がなくなります。また、ポップアップから悪意のあるWebサイトにアクセスし、コンピューターウイルスの感染や情報漏えいにつながるリスクも軽減されます。

事業者視点で見ると、ブロック機能をオンにしているユーザーに対しては、広告やお得情報などを届けにくくなります。ポップアップブロック機能の普及に伴い、事業者側では別のアプローチ手段を用いる、もしくはポップアップ表示を許可してもらえるような工夫を行う動きが広まっています。

反対に、ブロックされているポップアップを表示させることを「ポップアップの許可」と呼びます。ポップアップの許可方法はブラウザによって異なるものの、基本的には「ポップアップがブロックされているWebページに移動」→「特定のポップアップまたは対象サイト全体で表示を許可する」という流れです。たとえばログイン情報の入力フォームなど、ユーザーにとって必要なポップアップを表示させたい場合に許可が必要です。

ポップアップブロックの設定に関しては、以下の記事も参考となります。

※参考:[iPhone/iPad]ポップアップブロックとはなんですか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク

ポップアップ活用でコンバージョンがアップした当社の事例

ポップアップ活用の成功事例として、当メディア「ミエルカマーケティングジャーナル」のケースを紹介します。

ポップアップの複数表示で遷移率が上昇、ウェビナー申し込み数157%向上

ウェビナー告知のポップアップを複数表示したところ、前後比較でウェビナー申し込み数が157%向上しました。本施策では、ウェビナーをポップアップ内に複数表示するなどし、クリエイティブを工夫しました。

離脱防止ポップアップ表示でCV率が65%上昇、リード獲得数10件以上増加

試験的にユーザーが離脱するタイミングでウェビナー案内のポップアップを表示する施策を行いました。その結果、コンバージョン率が65%上昇し、リード獲得件数が10件以上増加しました。

本事例のように、ポップアップのクリエイティブや出すタイミングの改善のように少ない工数でも、成果が出る場合があります。A/Bテストや前後比較など定量的に結果が分かる仕組みを取り入れ、PDCAを回していくことで、継続的なCVR改善に取り組むことができます。

※参考記事:
・Web接客ツール比較12選!導入メリットや業界別活用シナリオと成功事例も紹介
・コンバージョン率(CVR)とは?業界ごとの平均や改善方法、事例

まとめ

ポップアップは、キャンペーンの告知や資料ダウンロード、問い合わせへの誘導、離脱防止など、ユーザーに適切な情報を届けて行動を促すために活用できます。

一方で、表示するタイミングや頻度、内容によってはユーザー体験を損なう可能性があります。「誰に・いつ・何を表示するか」を設計し、閲覧を妨げないサイズやデザインを意識することが重要です。

また、設置して終わりにするのではなく、クリック率やコンバージョン率などを確認しながら、表示条件やクリエイティブのA/Bテストを行い、継続的に改善していきましょう。

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本記事の著者
清重 愛一郎
清重 愛一郎
シン・マーケ株式会社 代表マーケター
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監修者
岡 章浩
岡 章浩
Faber Company SEOコンサルタント
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