1人体制で競合比2倍超えの「ファインダビリティスコア」実現。AI×人間の分担で挑んだ、ペッツファーストのSEO改革
ペッツファースト株式会社 2026.02.27
- 1人チームでWebサイトのオーガニック流入改善。ミエルカSEOを選んだ決め手は“AI機能の充実”と“伴走力の高さ”
- 「AIと人間」のハイブリッドで始まったサイト改善の全容
- 新規記事の9割が検索上位表示。「ファインダビリティスコア」も他社を圧倒
- AI時代だからこそ、嘘のない情報を届けることにこだわる余裕をもてた
「Pets always come first(ペット最優先)」の企業理念を掲げ、ペットショップをはじめとするペット関連事業を展開するペッツファースト株式会社。同社が運営するWebサイトは、2024年後半からオーガニック流入減少という課題に直面していた。
課題解決に取り組んだ岩本力彦氏(セールスプロモーション部)は、ミエルカSEOのAIライティング機能を駆使したリライトと、Faber Companyの記事制作支援によるコンテンツ拡充を選択。主要記事の検索上位表示と検索流入増加を達成し、WebサイトパフォーマンスをV字回復させた経緯について伺った。
1人チームのサイト改善。
ミエルカSEOを選んだ決め手は“AI機能の充実”と“伴走力の高さ”
岩本氏がペッツファーストに入社したのは2024年11月。入社直後、Webサイトのパフォーマンスを分析してみると、2024年8月頃からオーガニック検索の流入数が徐々に低下していることに気づいたという。
「当社では、主に前任者が中心となってSEO施策に取り組んでいました。「特定の品種+性格」など主要キーワードで上位表示されていたものの、体系的な戦略設計や改善サイクルが十分とは言えず、読み物コンテンツの更新も滞りがちでした。他社のコンテンツが検索上位をキープしている中で、ペッツファーストの存在感はデジタル上で薄れつつあるのではないかという危機感がありました」(岩本氏)

岩本氏は前任者の業務を引き継ぎ、1人でこの課題に取り組むことに。しかし、Webサイトにはすでに多くの記事があり、どこから手をつけるべきかの判断も難しい状態だった。
加えて、ペッツファーストにとってSEOは、単に検索順位を上げて商品を売るための手段ではない。ペットを迎えようとしている人に、「ペット最優先」という同社のポリシーと取り組みを知ってもらい、「ここなら安心して家族を迎えられる」と信頼してもらうための入口。そんな役割が、Webサイトにはある。そのパフォーマンスの低下は、ペッツファーストの想いが“未来の飼い主”に届かなくなる可能性があると、岩本氏は懸念していた。
SEO施策を前に進めるため、岩本氏は複数のツールや支援会社を比較検討することに。そこで思い至ったのが、ミエルカSEOだった。
「各社のツールを比較した際、真っ先に注目したのがAI機能です。ミエルカSEOのAI機能は生成される記事の質が高く、機能がコンテンツ制作の上流から下流まで網羅的に設けられている。加えて、制作可能な記事テンプレートのバリエーションが豊富でありながら、自身でもプロンプトを設計できる柔軟さも素晴らしいと感じました。レポーティングのわかりやすさやカスタマーサクセスの伴走体制、学習コンテンツの豊富さなども決め手となり、導入を決定しました」(岩本氏)
また岩本氏は、弊社が提供する「コンテンツ制作支援サービス」を通じて、新規コンテンツの制作を進めることにした。
「当初はミエルカSEOのAI機能を活用して、リライトも新規コンテンツ制作も1人でカバーできるのではと考えました。しかし、Faber Companyから記事制作支援について詳細なプランを提案され、考えが変わりました。リライトは私がやり、新規記事制作はFaber Companyと協力して進めるという二人三脚の体制で進めようと考えたのです」(岩本氏)
「AIと人」のハイブリッドで始まったサイト改善の全容
新規コンテンツ制作では、「月3本」の記事制作をすることに。ここで課題となったのが「どのようなキーワードを狙うか」という戦略設計だった。
「ワンちゃんやネコちゃんに関するキーワードは膨大にあります。しかし、すでにペットをお迎えした後の方々に向けたキーワードを対策しても、ペッツファースト様がサイトで実現したいことには直接つながらないと考えていました。例えば、「犬 お手 教え方」「ケージ 噛む」といった、ペットとの生活の中で課題となるキーワードがそれに該当します。まだペットをお迎えしておらず、迷っている。そんな『準顕在層=お迎え検討層』の方が抱える方々の悩みにアプローチするキーワードを探すのに、最初の1ヶ月は特に苦労しました」(Faber Company・山田)

両社は定例会で膝を突き合わせて議論を重ね、準顕在層にアプローチするために共働きや一人暮らしなどの生活スタイル、志向や性格を想定しながら関連するキーワードを検討。その共通項として、「飼いやすい」というキーワードに大きな可能性があると考えた。そこから発想を広げ、「吠えない」「毛が抜けにくい」といったキーワードをもとに、記事の制作に取り組んでいったという。

記事制作では、獣医師や専門家からの情報提供と監修をもとに、正しい情報の提供を徹底。その上で、ペッツファーストが抱く「ペットたちへの想い」を大切にした表現を意識したという。
「ペッツファーストでは、犬は『ワンちゃん』、猫は『ネコちゃん』と表現しています。同様に、餌も『ご飯』という言葉を使うようにしています。SEOのセオリーで言えば、検索ボリュームの多い言葉を使うのが正解でしょう。しかしペットたちは、お客様にとってかけがえのない家族の一員です。記事制作ではスタッフにも目を通してもらいながら、“ペッツファーストらしさ”が表現されているかをチェックして、Faber Companyにフィードバックをしていました」(岩本氏)
医学的・生物学的な正しさと温かみ。両者のバランスを取りつつ制作された27本の新規記事は、2025年12月時点で約9割が検索結果の1ページ目に表示され、そのうち半数以上が1位〜3位にランクイン。「犬 飼うメリット」や「おとなしい 飼いやすい 犬」といった記事で検索上位を獲得し、狙い通りお迎え検討層へのアプローチに成功した。
その間、岩本氏はミエルカSEOのAI機能を駆使したリライト施策にも着手した。ターゲットにしたのは、順位が下落傾向にあった「犬種×性格」などの記事群だ。岩本氏は、単にAIに丸投げするのではなく、リライト専用のプロンプトを作り込んでいった。そして、アウトプットの校正も自ら行い、記事の品質向上に努めたという。

「最初はAIの出力が安定せず、意図しない文章が生成されることもありました。深水さんに相談しつつ、『既存記事の良い部分は残す』『不足している情報だけを補足する』『箇条書きの多用を禁止する』といった細かい条件をプロンプトに組み込んでいきました。
最初の記事で何度もテストを行い、生成される記事の質が安定したところで、他の記事へとプロンプトを横展開しました。この型ができたおかげで、AIライティング支援によってリライト作業の工数が大幅に削減されました。一つひとつのアウトプットを、丁寧に校正して原稿を完成させる時間も確保できるようになり、1人でもPDCAを回すスピードを劇的に向上させることができました」(岩本氏)
「岩本さんは本当に貪欲で、コミュニケーションツールのやり取りでも『今こう動いていますが、どう思いますか?』と頻繁に相談をいただきました。特にリライトのプロンプト作成では、単にツールを使うだけでなく、『検索上位記事にあって自社に足りない要素は何か』をご自身で深く分析し、それをプロンプトに落とし込もうとされていました。私たちはその壁打ち相手として、客観的なデータや他社事例を用いてサポートさせていただきました」(Faber Company・深水)

さらに2025年10月からは、内部SEOの改善にも取り組み始めた。コンテンツの中身は良くなっているはずなのに、一部の記事で思うように順位が上がらず、サイトのパフォーマンスがコンテンツ対応だけでは回復しなかったからだ。専門家の観点から、内部SEOが十分に対策されているかを見てほしいという意図でFaber Companyに支援を依頼。インデックスの改善やサイトマップの改善などを行い、サイト全体で成果を出しやすい状態をつくることができたと岩本氏は語った。
新規記事の9割が検索上位表示。
「ファインダビリティスコア」も他社を圧倒
3つの施策の実施により、Webサイト全体のパフォーマンスが改善傾向に転じた。
コンテンツ制作では、12月時点で公開した27記事のうち、約9割が検索結果の1ページ目に表示され、そのうち半数以上が1〜3位にランクインしている。またリライトを実施したキーワード群(65キーワード)の検索では、施策が本格化した昨年9月以降に「ファインダビリティスコア」が急上昇した。たった4ヶ月で500から850前後へ、約70%も向上したのがわかる。

※関連記事:ファインダビリティスコアとは?SEOのKPIとしてモニタリング&Webサイトを改善
支援を開始した2025年2月時点と比較すると、1年間でスコアは右肩上がりに成長し、2026年1月には5,000ポイント近くまで到達。「猫種×性格」においては、2位の競合サイトに2倍以上のスコア差をつけるに至った。競合他社のスコアが横ばいで推移する中、ペッツファーストだけがシェアを拡大し、2位以下を大きく引き離す独走体制を築き上げることに成功した。

さらに、内部施策を通じてWeb検索からの流入数にもよい変化が生まれている。2026年1月時点のデータでは、Web検索からの流入数が前年と同程度まで回復。内部施策開始前と比較して1日当たり約2,500セッション、月間換算で約75,000セッションの増加を達成した。
AI時代だからこそ、嘘のない情報を届けることにこだわりたい
孤軍奮闘の形でスタートしたプロジェクトは、1年ほどで大きな成果を生んだ。今後のコンテンツ制作において、岩本氏は数字だけでなく「情報の正しさ」にもこだわっていきたいと語る
「AI Overviewsをはじめ、AIの影響でSEOを取り巻く環境は激変しています。AIが回答を生成する時代だからこそ、その元となる一次情報を発信する私たちの責任はより重くなっています。
リライトに取り組んでいる最中、さまざまな情報に触れて焦っていた私に、山田さんは『地道に良いコンテンツを書いていくことが一番の近道です』と諭してくれました。AIが誤った情報を発信してしまうように、ネット上には不正確な情報があふれています。だからこそ、私たちは『命を預かるプロ』として、誠実に情報を発信し続けなければならないと考えています。」(岩本氏)
そんな発信活動に対して、岩本氏は「職人集団として頼れるパートナーでいてほしい」と弊社への期待を語ってくれた。
「ミエルカSEOの機能進化のスピードにはいつも驚かされますし、最新の海外情報を共有してくれる学習コンテンツも非常に役立っています。カスタマーサクセスの方々からの提案や定例ミーティングを通じて、自社だけでは気づけなかった改善の視点を継続的に得られていることも心強いです。
当社は今後も、ペッツファーストを知っていただき、信頼してもらい、安心して選んでいただくための情報発信をさらに磨いていくつもりです。その先に、より多くの方の幸せなペットライフにつながっていく状態を目指していきます。Faber Companyには、これからもAIという最新の武器を提供しつつ、SEOの職人集団として、私たちの想いを届ける手助けをしてほしいと思います」

AIによる検索体験が広がる現代において、「嘘のない情報発信」の重要性はますます高まっている。AIによる効率化と人による品質向上を両立させ、成果へとつなげたペッツファーストの取り組み。Faber Companyはこれからも、ツールと人の両面から、動物たちと飼い主の幸せを紡ぐその活動を全力で支援していく。
企業プロフィール
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- 社名
- ペッツファースト株式会社
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- 事業内容
- 全国的に80店舗以上を展開する、子犬・子猫専門ペットショップ「P's-first」の運営。そのほか、動物病院、トリミングサロン、ペットホテルの運営。独自のアフターサポート「ほっとサポート」による、ワクチン接種や手術保障の提供。保護犬猫の譲渡活動、高齢ペットのケアなどを行うペットの総合企業
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- 導入時期
- 2025年2月
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- 担当
- 岩本力彦 様
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- 体制
- 1人



