離脱率を劇的に改善する6つの方法!原因と対策をわかりやすく解説 川名 麻央 2023.06.07 2024/8/23 CROUI/UX CVR改善UIサイト改善ヒートマップ 1.なぜ”離脱率”を下げることが重要なのか?2.離脱率を高めている4つの原因3.離脱率を下げるための6つの改善方法4.サイトを改善して離脱率を下げよう! サイト改善の重要な指標、”離脱率”。 ”離脱率”とは、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を指します。引用:アナリティクスヘルプ 本記事では、サイトの”離脱率”を改善する方法を事例を交えて徹底解説します。今すぐに訪問したユーザーがページのどのエリアで離脱したかを知りたいときは、無料のヒートマップツールでユーザー行動を分析することをオススメします。 ヒートマップ無料トライアルはこちらから 1.なぜ”離脱率”を下げることが重要なのか? 結論からいうと、離脱率を下げることでサイトの目的達成が近づくからです。 サイト運営の目的のひとつとして「コンバージョン(商品の購入やサービスの申し込み)」が挙げられます。コンバージョン率を上げるには、商品購入ページやお申し込みフォームなどユーザーの最終アクションをゴールに導線を設計します。したがって、それらのページにたどり着くまでにユーザーが離脱しないようにする必要があります。 これは「情報提供」を目的とするサイトでも同様で、ユーザーに届けたい情報を十分に提供するために、途中の離脱を防ぐことが重要です。 このように、離脱率を下げることでサイトの目的達成に大きく近づけます。では、一体何がユーザーの離脱率を高めているのでしょうか? 離脱率を高めている主な原因を4つ説明します。 2.離脱率を高める4つの原因 離脱率を高める主な原因として、以下4つが挙げられます。 1.ユーザーの期待に応えられていない ユーザーが期待しているものと、実際のコンテンツに乖離がある場合です。ユーザーは「〇〇を知りたい!」「△△を買いたい!」というニーズを持ってサイトを訪れます。そのため、サイトがそのニーズを満たせていないと判断すると離脱してしまいます。 2.次に行うアクションがわからない ユーザーが必要な情報を得たあとに、次の行動を促す必要があります。たとえば、ECサイトには、欲しい商品を見つけたらすぐに購入できるよう、カートボタンが目立つように設置されています。サイト内に関連性の高い別ページへの遷移ボタンがなければ、ユーザーはページを離れてしまいます。 3.外部サイトに誘導している 外部リンクが適切に設置されていない場合です。”外部リンク”とは、自社サイト以外のページに遷移させるリンクのことです。一度外部サイトに移動すると再度元のサイトに戻ってくるには手間がかかるため、明確な目的がなければ設置はおすすめしません。設置する際は、本当にそのリンクを設置する必要があるか考えましょう。 4.読み込みに時間がかかりストレスになっている なかなかページが表示されず待ちくたびれて離脱したことはありませんか?たとえばページ内で使われる画像や動画の量が増えると、読み込みに時間がかかりページの表示速度が遅くなります。その結果、ユーザーは待つことにストレスを感じ離脱してしまいます。 以上のように、離脱率が高まる原因は様々です。ではこれらの対策として何をすべきでしょうか?離脱率を下げるための改善方法を、いくつかの事例を合わせて6つ紹介します! 3.離脱率を下げるための6つの改善方法 1.タイトルとページ内容を一致させる タイトルやディスクリプションが適切であるかを見直すことでユーザーの離脱を防ぐことができます。 ユーザーはサイトを選ぶ際に、検索結果に表示されているタイトルやディスクリプションを見てクリックするかどうかを決定します。そのためタイトルに書かれていることが内容に適切に反映されていないと、ユーザーの期待を裏切ることとなり、離脱が発生します。たとえば、より多くのユーザーに訪問してもらうために「初心者向け」というキーワードをタイトルに取り入れても、実際の内容が初心者が理解できないような複雑なものであれば、ユーザーはすぐにページを離れてしまいます。 ページに書いてある内容がユーザーに受け入れられているかをヒートマップツールで分析することもオススメできます。該当箇所の熟読率と離脱率がひと目でわかるので、離脱率を改善するためのコンテンツ改修のヒントになります。 ヒートマップ無料トライアルはこちらから 2.ユーザーが満足するコンテンツを作る ユーザーのニーズに応え、満足感を与えるサイト作りを行いましょう。ユーザーは自分の求めているものがサイトにないと判断すると離脱します。ユーザー行動を分析して、求めている情報を明らかにし、より詳細に情報を提供することで、コンテンツ内容が充実していきます。 ここで、株式会社キャンバス様の改善に成功した事例をみてみましょう。 この事例では、ヒートマップを活用したユーザー行動分析結果をもとに、「ユーザーが料金プランの内容をより詳しく知りたがっている」という仮説を立て、該当箇所のコンテンツやデザインを改修しました。その結果、料金表の熟読率は更に上がり、コンバージョン率も250%向上しました。 ▼事例を詳しく見る【B2B事例】ヒートマップ初導入でCV250%増&CPA50%削減できた株式会社キャンバス様の運用の秘訣とは? 3.内部リンクを設置する 内部リンクの最適化は、回遊率の増加につながります。内部リンクとは、自社サイト内の関連記事など、他のページに遷移させるためのリンクのことです。内部リンクを設置することで、ユーザーに次に行うべき行動を提案できます。たとえば、「おすすめのデートプラン」について調べたユーザーに、「デート向きレストラン」の一覧ページを案内するなど、ユーザーが次にどのような行動を起こすか予想して先回りすることが重要です。 4.ポップアップを表示する サイトに”ポップアップ”を表示する方法もあります。ポップアップ(ポップアップウィンドウ)とは、サイトを閲覧する際に最前面に飛び出すように表示されるウィンドウのことです。”ここまで読み進めたら”など表示条件を設定することで、任意のタイミングでユーザーに情報を見てもらえます。その一方で、ポップアップをむやみに使用するとネガティブなイメージを持たれてしまうため、訪問ユーザーの状況に応じて適切な内容を表示させる必要があります。 5.CTAボタンを設置する CTAボタンを適切に設置することで、離脱防止とコンバージョン率の向上につながります。CTA(Call To Action)ボタンとは、サイト上でユーザーにクリックを促し、コンバージョンへ導くボタンのことです。サイトのゴール(目的)によって様々な種類がありますが、イメージしやすい身近なものには「資料請求はコチラ!」「お問い合わせ」などが挙げられます。その一方で、大量に設置すれば良いわけではなく、適切な設置場所を見極めたり、ユーザーが視認しやすいデザインにすることが重要です。 ここで株式会社鈴木ハーブ研究所様のCTAボタンのデザイン改善による成功事例を紹介します。 こちらの事例では、抽象的だったCTAボタンの文言を、今すぐ申し込むべき具体的なメリットに変更したことでクリック率が4倍に改善しました。文言ひとつでここまで効果がでるなんて驚きですね。 ▼事例を詳しく見るクリック率が4倍に! LP分析改善の基盤づくりが成功した秘訣とは? – ミエルカヒートマップ活用事例 6.改善のPDCAを継続する 最も重要なことは、”改善のPDCAを継続する”ことです。ここまで多くの改善方法を述べてきましたが、いずれも一度の施策で成功するとは限りません。なぜなら、ユーザー行動やニーズは常に変わり続けるからです。重要なのは、テストを繰り返し、常にユーザーにとって最適な状態をキープすることです。 また、テストを繰り返すためにはアクセス解析ツールの数字だけではなく、ページに訪問したユーザー行動をもとにした改修もオススメです。ユーザー行動を把握するためには無料のヒートマップツールが役に立つので、ヒートマップを活用したPDCAサイクルの運用にもチャレンジしてみてください。 ヒートマップ無料トライアルはこちらから 4.サイトを改善して離脱率を下げよう! いかがでしたか?ここまでサイトの離脱率が高くなる原因と改善方法について具体的に解説しました。 実際にこれらの方法を実践し、コンバージョンをアップさせたサイトも数多くあります。ぜひ参考にしてみてください! また、これらの対策をさらに効果的にするためには、コンテンツを読み進めたユーザーがどの段階で離脱したのかを知ることが重要です。 ミエルカヒートマップを活用することで、ページ内のユーザーの行動を数字や色で可視化し、ユーザーが途中離脱した場所をピンポイントで特定できます。 1URLならずっと無料で使えるので、ぜひ活用してみてください!! ヒートマップ無料トライアルはこちらから 編集者情報 川名 麻央 早稲田大学商学部4年生。 8か月のカナダ留学を経たのち、選択肢の広い働き方を実現できる環境に魅力を感じFaber Companyに新卒入社を決める。現在内定者インターン中。 趣味は筋トレと美味しいものを食べる事。 この記事をシェアする