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【事例付き】おすすめアクセス解析ツールでサイト改善する方法教えます

更新日:2023.1.25 公開日:2018.01.25

Webサイトの改善やSEO対策で圧倒的に集客を伸ばすためには、アクセス解析が欠かせません。 「もっと多くの人にサイトを見てほしい!」 「問い合わせの数がなかなか上がらない!」 という人向けに、3つのおすすめアクセス解析ツールを紹介します。 ツールを使った具体的なサイト改善方法も大公開します! <目次> 【初心者向け】“Googleアナリティクス” 【初心者向け】“Googleサーチコンソール” 【中級者向け】“ヒートマップ”

【初心者向け】“Googleアナリティクス” (アクセス解析の第一歩)

Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供しているWebページのアクセス解析ツールです。現在使用されているアクセス解析ツールの内、約9割はGoogleアナリティクスが占めており(2019年7月3日時点)、最もポピュラーなアクセス解析ツールと言えるでしょう。 出展:https://datasign.jp/blog/datasign-report-docodoco-20190527/   サイトへのアクセスに関して、Googleアナリティクスで以下のようなことが分かります。

・サイト(各ページ)への訪問者数 ・ユーザーの属性(年齢・性別・国・地域) ・ユーザーがサイト内でどのように行動しているか ・訪問者の検索キーワード etc.

自社サイトのユーザーからの見られ方を数字で確認できるため、簡単にサイト改善のための施策が立てられます。 Ex.) ・「女性によく読まれている」 ➡「見た目や記事の内容を女性寄りにしてみよう」 ・「PCよりもモバイルからの流入が多い」 ➡「モバイルサイトを強化すべきだ」

【初心者向け】“Googleサーチコンソール” | 順位変動を分析

Googleサーチコンソールは、Googleアナリティクスと同様、無料で使えるアクセス解析ツールです。   サイトへのアクセスに関して、Googleサーチコンソールでは以下のようなことが分かります。

・ページのクリック数 ・クリック率 ・掲載順位 ・流入キーワード etc.

自分のサイトがGoogleから現状どのように評価されているのか分かるため、強化すべきキーワードやコンテンツを明確にできます。 Ex.) ・「検索結果で上位表示されているのに平均よりクリック率が低い!」 ➡「タイトルをより魅力的にしてユーザーをもっと取り込もう」 ・「たいして狙っていなかったキーワードで上位表示されている!」 ➡「そのキーワードでは競合が少ないため、流入獲得のチャンス」

【中級者向け】“ヒートマップ” | ユーザーの行動を見える化

「Googleアナリティクス、サーチコンソールは知っている」という人におすすめなのがヒートマップツールです。 ヒートマップツールは、ページを訪問したユーザーの行動・ニーズを、ひと目で理解・分析できるツールを指します。 Googleアナリティクス、サーチコンソールを使うと、ページの滞在時間・流入キーワード、クリック率などの数値が分かります。一方で、ユーザーがページのどの部分に注目しているか、どの部分で離脱しているか、は分かりません。 ヒートマップツールを使えば ”よく読まれている箇所”、”離脱している場所”が感覚的に分かるので、以下のようなサイト改善が可能です。 Ex.) ・「ユーザーに読まれていない場所に問い合わせフォームを設置していた!」 ➡「よく読み込まれている場所の下に問い合わせフォームを移そう」 ・「ページの冒頭で8割の人が離脱していた!」 ➡「リード文をもっと魅力的に書きかえよう」

事例で解説!ヒートマップによる改善方法と結果

ヒートマップを使いサイト改善を成功させた弊社のお客様の事例を紹介します。キューサイ株式会社様が運営する大人のスキンケア教室にて、キーワード「かっさ 使い方」(月間検索数3000)で上位表示を狙った記事の改善事例です。 ※ちなみに刮痧(かっさ)とは、肌を擦り、リンパや血液の流れを促進させることで老廃物を流しとり、痛みなどの不調を和らげる中国の民間療法です。 参照:https://otona-skincare.com/aging-care/cassa/ ユーザーの行動をヒートマップを使い見える化し、サイトを改善することで検索順位が20位から9位まで上昇。現在は5位となっています。(2019年7月現在)   <ヒートマップによる改善方法> ヒートマップの3つの機能の一つ、アテンションヒートマップ ではユーザーがページのどこを熟読したかがわかります。サイト画像が赤くなるほど、ユーザーによく読まれている箇所となります。ご覧の通り、改善前のコンテンツは、冒頭の「かっさとは何か」を書いていた箇所が真っ白になっています。「かっさ 効果」、「かっさ 使い方」で検索してくる人はかっさがどういったものかは理解しているため、読み飛ばされていたのです。また図解がある箇所に注意が集中しており、ユーザーの興味関心が高い場所だと分かります。 ヒートマップによる分析を踏まえて改善したコンテンツの構成がこちらです。「かっさとは?」というウンチク部分の内容を削り、最下部へと移動。また画像に注意が集中していたことを踏まえ、【図解付き】で分かりやすく解説していることをタイトルに付け足しました。   <改善の効果> その結果、スクロール率は16%から28%へと大きく改善!冒頭から離脱率を下げ、読み込んでもらえるようになりました。 そして読了率も4%から16%へと大きく改善!きちんと最後まで読んでもらい、サイト内の回遊率の向上にも繋がりました。   そしてコンテンツ改善の10日後には検索順位も3位まで順調に上がり、集客・流入数でも成果を出せました。 更に、冒頭の構成を入れ替えただけで全体的に熟読エリアが増加し・・・ 改善後は1分10秒から3分11秒に滞在時間が大幅にアップ!現在のGoogleは、ユーザーを満足させるコンテンツであるほど高いランキングをつける傾向にあります。コンテンツの滞在時間も伸び、満足度の高いコンテンツになったことで順位も上昇していった良い例と言えるでしょう。 この事例のポイントは、分析コストをかけずに簡単にサイト改善ができたという点です。コンテンツの構成を入れ替えるだけ、タイトルを変えるだけでこれだけの成果を生み出せました。 アクセス解析ではGoogleアナリティクスとサーチコンソールの利用は基本ですが、さらにヒートマップも併用してアクセス解析することで、より速く・より大きな成果があげられるでしょう! また、以下のヒートマップツールは無料で使えるため、「ヒートマップを実際に触ってアクセス解析のイメージをつかみたい」というアクセス解析初心者にはおすすめのツールです。

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著者PROFILE

ミエルカ研究所 所長

ミエルカ研究所は、人工知能と言語処理の力で、「言葉」の持つ可能性を追及、研究していくための研究所です。
SEO&コンテンツマーケティング・オウンドメディア支援ツール「ミエルカ」を提供するFaber Companyが母体となってます。

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