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検索トラフィックが少ないページを削除すべきか【SEO初級者によくある質問】

更新日:2024.7.16 公開日:2022.02.22

ミエルカの鈴木謙一

この記事では、SEO 初級者からよく聞かれる質問についてアドバイスします。今回取り上げる質問はこちらです。

検索結果の 3 ページ目や 4 ページ目に表示されている、検索からのアクセスがほとんどない古いページはSEOにマイナスでしょうか? 削除もしくは noindex にすべきでしょうか? 

ただし、誤った情報を書いている記事ではありません。

検索トラフィックが少ないページの扱いがテーマです。

検索トラフィックが少ない理由を分けて対処策を考えていきましょう。

検索数が少なくなったためにアクセスがなくなった場合

検索するユーザーが減ったために検索トラフィックが減少することは珍しくありません。特に、時事的なトピックのコンテンツです。

たとえば、2021 年には夏季オリンピックが東京で、2022 年には冬季オリンピックが北京で開催されました。オリンピック開催日が迫るにつれてオリンピック関連の検索が増えるでしょう。期間中にピークを迎え、終了後は徐々に減少し、1 年後、2 年後にはかなり少なくなっているはずです。

GoogleTrends
Google トレンドで見た夏季オリンピック関連の検索需要の推移。
開催期間中に検索ボリュームが突出している。

検索する人が少なくなったことが主要な理由で検索トラフィックが減ったのであれば、あえて削除したり noindex を設定したりする必要はありません。たとえ古い情報であっても、何かの調査を目的として調べる人がいるかもしれません(たとえば、大学のレポートのために過去 50 年の日本の金メダル取得数の推移を調べる学生)。そういう人にとっては依然として有益な情報です。

むしろ、古いからといってむやみに削除してしまうのは、有益な情報をウェブから消滅させてしまう残念な行為だと筆者は感じます。

十分な水準の品質を備えているコンテンツであるかぎりは、検索トラフィックが減ったことだけを理由に削除する必要はありません。もちろん、最新の情報に内容を更新できるのであればそうするに越したことはありません(でも、Tokyo 2020 について書いた記事を、4 年後に最新に更新することはできませんよね)。

低品質が理由でアクセスが少ない場合

一方で、品質が低いことが理由で検索トラフィックが少ないと判断できるコンテンツは対処を検討すべきです。

ただし、品質が低いかどうかの切り分けは簡単ではないことが多いでしょう。品質の良し悪しは主観的な判断になるからです。絶対的な基準が存在しません(コア アップデート対応で、品質を高めることが一筋縄ではいかない理由でもある)。

高品質コンテンツの判断についてはここでは深堀りしません。Google が提供している「質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス」が参考になるでしょう。レビューコンテンツなら、質の高い商品レビューを書くためのガイドラインも役立ちます。そのページのトピックに詳しくない人に、「このキーワードで検索した人にこの記事を読ませたら納得してもらえると思うか?」と尋ねるのも品質判断に役立ちます。

もっとも、SEOのためだけに作ったページはえてして品質が低いと言えます。たとえば、次のようなページです。

  • 検索流入が増えることを期待して作った用語集
  • 地名(都市名や地域名)だけを変えてそのほかのコンテンツが同じページの量産(いわゆる誘導ページ
  • アフィリエイトを目的とした、実施的に中身がないページ
  • ツールを使って自動生成したページ(自動翻訳を含む)
  • 他のサイトからコピーしたコンテンツ

こうした、楽して検索トラフィックを稼ごうとしたためにアクセスが少ないページは、放置せずにどうにかすることを勧めます。

理想は改善

品質が低いために検索トラフィックが少ないページの最も理想的な対処は品質改善です。

削除するよりも、残しておいて質を高める行動が望まれます。低品質コンテンツの品質改善は Googleが推奨する対処策でもあります。

可能なかぎり、本当にユーザーの役に立てるような内容に改修したいところです。改善により高品質コンテンツが増えれば今度はサイト全体の評価も上がっていくことでしょう。

次善の策は削除かnoindex

改善が困難な場合は、削除するか noindex を設定してインデックスから除外する方法を検討します。

数が多すぎて対処しきれないとか、自動生成なので改善しようがないといった理由の場合です。自分でも価値がないことを認識している、いわば “ゴミページ” ですね。ウェブから消滅しても誰も困らないコンテンツは削除しても問題ありません。

改善は可能だが完了するには時間がかかるという場合は、一時的に noindex にしておいて改善できたページから noindex を外すという手法も取れます。

低品質なページが少しくらいあるからといって、サイト全体の評価に悪影響が出ることは通常はありません。しかしながら、サイトを構成する大多数のページの品質が低い場合は、普通なら問題にならなそうなページや新たに公開したページの評価が上がりにくくなるかもしれません。低品質ページばかりのサイトは、たとえ高品質なコンテンツを公開しても相応に評価されないことがあります。サイト全体の品質も Google は見ているからです。

このサイトは常に役に立たない記事ばかり公開しているから、今日発見したページも同じようにつまらない内容だろうと、ひょっとしたらGoogle は先回りして考えてしまうかもしれません。

検索アクセスが少ないページの対処まとめ

この記事で解説した検索エンジンからのトラフィックが少ないページの対処をまとめます。

  • 検索数が減ったためにアクセスが減った ⇒ 特別な対処不要。更新できるトピックなら更新する
  • 品質が低いためにアクセスが減った ⇒ 最善は改善。次善は削除またはnoindex

著者PROFILE

鈴木謙一
鈴木謙一(すずき けんいち)

株式会社 Faber Company 取締役 Search Advocate(サーチ・アドボケイト)。「海外SEO情報ブログ」の運営者。正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうことをミッションに掲げている。検索関連のカンファレンス/イベントの取材やセミナーでの講師が Faber Company での主な役割。最近では、海外カンファレンスでの登壇も経験している。海外SEO情報ブログは、日本では、最も有名な SEO をテーマにしたブログの1つ。Google 公式ヘルプコミュニティのプロダクトエキスパートとして認定を受けており、Google 社員とのつながりも深い。

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