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Googleはクリックデータをランキングに使っているのか?今でもリンクはトップ3のランキング要因なのか? #Pubcon

更新日:2023.11.24 公開日:2023.11.17

※この記事は、筆者の個人ブログ(海外SEO情報ブログ)とのクロスポストです。

9 月 20 日 〜 21 日に米オースティンで開催された Pubcon Pro 2023 に参加しました(現地参加レポートはこちら)。この記事では、Google の Gary Illyes(ゲイリー・イリース)に Google 検索についてなんでも質問する AMA (Ask Me Anything) セッションでの Q&A を共有します。

Googleはクリックデータをランキングに使っているのか?今でもリンクはトップ3のランキング要因なのか?

Google ゲイリーになんでも聞いてみよう!

Q: Google は、ランキングに個々のユーザーのクリックデータを使用していますか?

A: ランキングに個々のユーザーデータを Google は使用していない。検索結果とユーザーのやり取りを理解するために、集約された過去の検索データを使用している。

Q: ランキング要因 (ranking factor) とランキングシグナル (ranking signal) の違いは何ですか? 同じものですか、それとも言語が違うだけですか?

A: ランキングシグナルとは、ランキングシステムに入力される要素のことで、より複雑で時間の経過とともに安定している。シグナルは頻繁に変化することがあるが、システムは頻繁には変わらない。

Q: Google が検索やインデックス化できないウェブページの割合はどのくらいですか?

A: 約 200 兆ページを知っていると推定しているが、そのうち少なくとも 100 兆ページはログインページの背後やその他の方法でアクセスできない状態になっている。数千億ページ程度が合理的にインデックス化可能だと思う。

Q: AI 生成コンテンツ、あるいは少なくとも低品質な AI 生成コンテンツを検出する仕組みを Google は持っていますか?

A: Google は、コンテンツの質を重視しており、生成方法にはこだわっていない。AI は、うまく使用すれば高品質なコンテンツを生成することができる。

Q: 大学が AI を使ってコンテンツを生成した場合は開示すべきですか? 人間の著者と同じように AI にクレジットを与えるべきですか?

A: AI を使ってコンテンツを生成した場合は開示すべきだが、最も重要なのは品質。

Q: アップデートでマイナスの影響を受けた場合、回復するために次のアップデートを待つ必要がありますか?それとも問題を修正すればすぐに回復できますか?

A: あるアップデートで前回のアップデートを逆転させることは期待できない。他のシグナルの改善に取り組み、次のアップデートを待つ。ランキングには多くの要因が関係している。

Q: Google が音声検索結果で構造化データを使用する例を挙げてください。

A: 音声検索で構造化データを使用する具体的な例が必要。それを抽出して使用するためのエンジニアリング作業を正当化するため。データがあるからといって Google がそれを使用すると仮定してはいけない。

Q: ドメイン名が期限切れになり、再登録された場合、以前のシグナルを取り戻すことはできますか?

A: ドメイン名が期限切れになり再登録された場合、元のシグナルは引き継がれない。元のサイトを再現しても、過去のシグナルを取り戻すことはできない。

Q: 最近のアップデート以降、Google が発見したスパムコンテンツの量はどのくらい増えましたか?

A: Googleは、インデックス化する前にスパムを検出するのに優れている。アップデート後にスパムが指数関数的に増えたとは思わない。

Q: 現在、見出しタグはどれくらい重要ですか? SEO のために使うべきですか?

A: アクセシビリティのために適切な場所で見出しタグを使用する。SEO のために h タグの階層に頼らなくていい。しかし、見出しタグはタイトルを抽出したり、構造を付け加えたりするのに役立つ。

Q: リンクはトップ 3 のランキング要因の一つであると言われてるのは有名です。今ではどれくらい重要ですか?

A: リンクは重要だが、過大評価されている。コンテンツは最も重要な要因であり、場合によってはリンクなしでも上位表示できる。しかし、多くのシグナルが重要。

以上です。
役立つ情報はあったでしょうか?

著者PROFILE

鈴木謙一
鈴木謙一(すずき けんいち)

株式会社 Faber Company 取締役 Search Advocate(サーチ・アドボケイト)。「海外SEO情報ブログ」の運営者。正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうことをミッションに掲げている。検索関連のカンファレンス/イベントの取材やセミナーでの講師が Faber Company での主な役割。最近では、海外カンファレンスでの登壇も経験している。海外SEO情報ブログは、日本では、最も有名な SEO をテーマにしたブログの1つ。Google 公式ヘルプコミュニティのプロダクトエキスパートとして認定を受けており、Google 社員とのつながりも深い。

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