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明治大学理工学部で当社エンジニア3名が出張講義「検索マーケティングと人工知能」

公開日:2018.07.02

2018年6月19日、明治大学理工学部情報科学科・高木友博教授の「ワールドワイドウェブ」の授業にて、Faber Companyの3名が計90分、ビジネスの現場における人工知能の活用について講義をさせていただきました。

お伺いしたのは緑豊かな明治大学の生田キャンパス。教室には情報系の学生さん約120人が待ってくださっていました。

検索エンジンの成長過程とSEOが果たしてきた役割

前半60分は取締役CRO・副島啓一が、近年までの検索エンジンの成長やSEO・コンテンツマーケティング手法の変遷についてお話ししました。

近年はWeb検索から見つけたコンテンツ(記事)がユーザーとサービスの架け橋となって市場が展開しています。副島はその中で、これまで検索マーケティング、検索エンジンが成長してきた過程とSEOの果たしてきた役割も解説しました。
また、過去にはさまざまな手法を用いて検索順位を上げようとする“スパム”が横行していましたが、それを防ぐ検索エンジン側のアルゴリズムの変更についてもご紹介。近年はユーザーの意図をより的確につかみ、最適な検索結果を提供するために、機械学習や人工知能を用いた手法が取り入れられています。


副島が国の統計をもとに「日本人の賃金水準は今後下がっていく」とご紹介したところ、学生さんたちに緊張が走り、真剣に話を聞いてくださいました。「自らの手で稼ぐ」一つの手段としてWebマーケティングの将来性について触れた60分。副島は「情報系、機械学習に興味を持つ学生が増えるとうれしいです。と同時に、ビジネスと研究の架け橋ができる人も増えれば」と語っていました。

人工知能の開発現場とそこで働くエンジニアたち

次に登壇したのは、SEOプラットフォーム「MIERUCA(ミエルカ)」の開発を担当するエンジニアチームの2名です。青柳悠太はこれまでにミエルカ開発においてぶつかってきた壁(セキュリティなど)をどのように解決したか、またミエルカに自動テストを導入した事例などを挙げ、当社エンジニアがどのような開発をしているのかをご紹介しました。

また新卒エンジニア・内野良一は、大企業ではなくベンチャー企業を選ぶメリット/デメリット、エンジニアの就職活動で重要な点など、学生に近い立場からお話させていただきました。
続いて、当社で自身が取り組んでいる研究開発内容もご紹介。人工知能と自然言語処理を組み合わせた類似語の提案などの例をあげ、エンジニアにとって重要な思想や考え方についても解説しました。

 
高木教授の普段の講義ともつながりが強い分野だったため、皆さん興味津々で聞いてくださっていました。以下、アンケートでいただいたご意見をご紹介します。

学生さんからいただいた感想

(アンケートより抜粋、一部改編)

  • 実際の現場での具体的な検索技術や自然言語処理技術の活用を知ることができてよかった。
  • 今後の情報系業界の職種について、方向性や研究内容の参考にさせてもらいたい。
  • 大手の企業だけではなく、ベンチャー企業も就職先の選択肢に含めようと思った。
  • 実際に情報系の企業に就職した場合のイメージがついたような気がする。大学にいるうちにもっと勉強しておきたい。

 
企業で働くエンジニアから直接話を聞くことで、実際のマーケティング市場でのSEOの重要性が理解しやすかったとのコメントを多数いただくことができました。大学の講義ではなかなかフォローしにくい「実践」に特化した講義が、少しでも将来設計の参考になれば幸いです。

学生向けのエンジニアインターンも紹介

Faber Companyで展開しているAI技術メディア「ミエルカAIブログ」や短期インターンシップについて(前回の「人工知能インターン」※募集終了)。短期の「人工知能インターン」については、冒頭に高木教授から「3日で10万円稼げるインターンもあるみたいで…」という説明があり、会場がざわざわ…。講義後のアンケートではAI技術メディア、夏の短期インターンシップに特に興味を持つ学生が多いことがわかり、長期の開発インターンにも参加したいと回答してくださった方もいました。

明治大学理工学部・高木友博教授

エンジニアインターンの選考担当でもある青柳は「高木先生のご厚意で、学生のみならず我々にも実りある交流ができたと思います。アンケートによると当社でのインターンシップに興味があると半数ほどの学生さんが答えてくださいました。どのような方々が応募してくれるのか楽しみです」と語っていました。
 
また、内野にとっても100人超の大学生の前で講義をさせていただくことは大変貴重な経験になったようです。「伝えたいことは伝えられたと思います。ただ、講演のビデオを見返してみると緊張のためか、あまりアイコンタクトができていませんでした…。今後このような機会があるのであれば、受講者とのやりとりを増やし、より双方向的な講義にして内容の定着度を高めたいと思います」と、次回に向けて目標ができたようです。
高木先生、ご参加の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。
「明治大学理工学部情報科学科 高木研究室」公式サイト http://takagiken.com/

著者PROFILE

金子 冴(かねこ さい)

国立豊橋技術科学大学 情報知能工学課程修了。自然言語処理、人工知能に興味を持ち、2018年6月Faber Company入社。AIエンジニアとして「MIERUCA(ミエルカ)」の機能開発に携わる。

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