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優秀なライターさんの探し方!【文例付き】スカウトするときに見極めるべきポイント

更新日: 2024.11.12   公開日:2021.11.08

コンテンツマーケティング担当者やオウンドメディア編集者、ディクレターの方は、 Webコンテンツをつくるための「優秀なライターさんがいない!」と一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?

そんな悩みに対してYouTube「ミエルカチャンネル」では、Webマーケティングのシニアコンサルタント/白砂ゆき子 氏が、優秀なライターさんを探すコツは、自身の「スカウト力」を高めることと応えています。
見極めるべきポイントはどこなのか?、白砂氏の解答をご覧ください。

▼YouTube「ミエルカチャンネル」▼

白砂ゆき子

解説者:Webマーケティング シニアコンサルタント/白砂ゆき子コンテンツプロバイダー、化粧品メーカーでのマーケティング担当(主にSEO、CRM)を経て2014年Faber Companyに入社。20社以上のコンテンツマーケティング支援を担当。検索クエリなどのデータからユーザーの意図を読み取り、クライアント企業のサービスへと繋げるコンテンツ企画を得意とする。

白砂ゆき子

質問者:インターン/中山彩歌(アヤカ)株式会社Faber Company のインターンで東洋大学3年。専攻はマーケティング。YouTube「ミエルカチャンネル」を2020年4月に開設し、撮影・編集を一手に担当している。趣味はロードバイクでサイクリングすること。2019年7月から個人YouTube「サイクルガジェットTV」も運営中。

普段どのようにライターを探してる?

アヤカ:白砂さんは、どうやってライターさんを探しているんですか?

白砂:クラウドソーシングで募集という形はできるだけとらずに、私は「スカウトするという方法を選んでいます。クラウドソーシング上でスカウトすることもありますが、Web検索やSNS検索から該当者を探してアタックすることが多いです。

アヤカ:クラウドソーシングを使わない理由って、なんでしょう?

白砂:絶対使わないという訳ではないです。
ただ、難易度や専門性が高い記事はライター(執筆者)として、名前を出して活動している方を探します。
クラウドソーシングは、無記名ライティング(いわゆるゴーストライター)の方が多いですよね。そういう方々より単価は上がるかもしれないけど、署名記事を出している方のほうが専門性の高い記事をつくれる可能性が高いからです。

検索で探すときはどんなキーワードで探す?

アヤカ:そういう専門性の高いライターさんを見つけるときは、どんなキーワードで探すんですか?

1.資格名+ライターで検索をかける

白砂:検索窓に資格名を入れてライターさんを探します。
例えば、〝ファイナンシャルプランナー  ライター〟とかですかね。

資格名+ライターで検索

2.自分が扱っているテーマで複数検索をかける

白砂:自分が取り扱うテーマの中で、狙いたいキーワードがいくつかありますよね。
そういうキーワードをGoogleで検索し、上位表示しているコンテンツを見に行き、ライター名をチェックすることもありますね。
そして、そのライター名で検索して、SNSでお人柄や実績を見るという方法もおすすめですよ。

テーマで複数検索

見つけたライターさんの、どの部分を見る?

アヤカ:そういう方の記事を見つけたら、どんな部分を見ているんですか?

白砂:記事が分かりやすいかどうか。そして、プロフィールを確認しますね。
よく知られているメディアで書いているか、などの実績を見ます。
ただ書籍を出しているなど有名過ぎると単価が高くなるので、そこまでではないけど…くらいの方が良いかもしれませんね。そこは予算との折り合いをつけます。知識はあるけど、そこまで高くない方がありがたいです。

アヤカ:プロフィールを見るんですね!

白砂:面白いことに、著者プロフィールが充実している方って優秀なライターさんが多いんですよ!
自分が書ける分野とかを公開できていて、読み手に分かりやすくアピールできる方は、記事を書く能力も高い傾向にあります。
自分が、他人からどう見られるかイメージできるから、プロフィールを充実させられるのかもしれないですね。
そういう能力と、検索クエリに対応した記事を作る能力は似ていると思うんです。

アヤカ:確かに! そういう方は、ユーザー目線でも書けそうですもんね。
このようなライターさんの探し方であれば、良いライターさんに出逢える確率は高いですか?

白砂:高いですね。私の中では90%を超えます。クラウドソーシングで一般募集をかけるとたくさんの応募がくるので選定が大変です。でも、このスカウト方法をとれば、ピンポイントで「この人だ!」という方に出逢えます。
募集で人材を待つよりも、自分の「探す」能力を上げた方が効率が良いと私は考えます。

アヤカ:それが、スカウト力なのですね。

白砂:はい。良いなと思った方は、候補としてリストアップしておくことが大事です。
そして、良いなと思った順に公式サイトやSNSを探してダイレクトメッセージを送ります。

見つけたライターさんへのアプローチ方法は?

アヤカ:どうメッセージを送れば良いでしょうか?

白砂:単価を伺ったり、こちらがお願いしたい仕事の詳細を送ります。
作業量単価を明確にしてお知らせすることが重要ですね。

「私たちは、こんな構成案を作っています」と、構成案を送るのも良いです。ライターさんも作業量を見積もりやすくなるでしょう。目安となる文字数イメージもお伝えした上で、1本の記事報酬を提示していますね。

それでダメだったら、他の方をあたるしかないです。興味を持ってもらえなかったら、いつまでも待っているわけにはいかないので期限も書くと良いでしょう。

「○月○日までにお返事いただけない場合は、他の方もあたろうと思っております」と記述して、先方へ送ります。

メールの具体的な文面例(ダウンロードもできます)

白砂:メール(ダイレクトメッセージ)の書き方は気をつけた方が良いので、メール例をご紹介しますね。

メール文例

▶︎word版をダウンロードする:「ライターさんにアプローチする際のメール例」(無料)

ライターさんに依頼するときの注意点は?

アヤカ:最後に、発注する際の注意点を教えてください。

白砂:発注時に構成案を送るときは、書き方に注意します。構成案とは検索ユーザーのことを第一に考えて作りますが、執筆するライターさんのことも考えて作ります。

例えば、構成案の横に「発注者からの指示コメント」を入れるとライティングイメージが湧きますよね。
「ココはこういうことを語ってください」「この章は短く、3行程度でお願いします」と入れれば親切です。

ペルソナも、できるだけ詳しく書いて渡します。
人物像や検索の背景をしっかり伝えれば、誰向けのコンテンツかイメージしながら書けるのでブレない記事が出来上がるんですよ。

一方で、内容は決め過ぎないようにしています。肉付けは、ライターさんにお任せした方が書きやすいのではないでしょうか。

アヤカ:書く内容は裁量権をお渡しして、ペルソナだけはがっちり固めておくということですね!

白砂さん、ありがとうございました!!

本記事の著者
前田絵理
前田絵理
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