2026年8月第4週のSEOトピックを3つ取り上げ、Faber Company執行役員Search Advocateで「海外SEO情報ブログ」を運営している鈴木 謙一(Kenichi Suzuki)が解説します。
このコラムは、こちらの動画の内容をまとめたものになります。
Google検索のリンクが「google.com/goto」経由に変更、
順位チェックツールはどうなる

Google検索結果から外部サイトへ移動する際、いったんGoogle内のURL(google.com/goto?〜)を経由するリダイレクト方式に変わりました。6月下旬から小規模なテストが始まり、8月第1週に大きく展開、日本でもすでに適用が確認されています。
Googleは「進化し続けるさまざまな不正利用に対して技術的な対策を講じてきた長い歴史があり、サービスとユーザーを保護するための措置を定期的に実施している」とコメントしており、検索結果のスクレイピング対策の一環と見られます。
これまで順位チェックツールは検索結果のHTML内にある対象サイトのURLを取得していましたが、今後は上位ページがすべてgoto経由のURLになるため、そのままでは順位を取得できません。リダイレクトを追跡する仕組みを追加すれば技術的には対応可能ですが、アクセスが1回増える分のコストがかかります。すでに対応済みを表明したツールもあるため、利用中のツールベンダーに確認しておくと安心です。
AIモードにトップニュースカルーセルを導入、
優先ソースが先頭に表示される

米国版のAIモードに、トップニュース(英語ではTop Stories)のカルーセルが差し込まれるようになりました。AI Overviewsには2か月ほど前から導入されており、テストではなく正式導入だったことが今回判明。それがAIモードにも広がった形です。
日本ではAI Overviews・AIモードのいずれでもトップニュース枠はまだ確認できていません。注目したいのは「優先ソース(Preferred Sources)」との連動です。優先ソースに登録されたニュースサイトは、カルーセル内で優先的に先頭へ表示されます。鈴木も実際に検証し、表示順が変わることを確認しています。
AI OverviewsやAIモードでは記事の一部だけが引用されアクセスが奪われがちですが、トップニュース枠であればサムネイル・スニペット・媒体名が並ぶため、流入が期待できます。先週は優先ソースへの登録ボタンを設置する仕組みも公開されました。日本での導入に備え、今から準備しておくとよいでしょう。
ChatGPT検索が検索先・鮮度・回答形式を
使い分けている可能性

ChatGPTが検索する際に裏側でどんなやり取りをしているのかを、Suganthan Mohanadasan氏がキャプチャして分析しました。
個人アカウントでの少数事例のため断定はできませんが、従来のJSON形式から「fast|クエリ|30|example.com」のようなパイプ区切りの独自形式に変わっていたとのことです。1行が1回の検索にあたり、呼び出しの種別・クエリ・日数・対象ドメインが指定されます。日数は情報の鮮度ウィンドウとみられ、株価は2日、スポーツは7日、商品比較は30日、企業の決算は90日、Redditは365日以上と、情報の種類によって変わります。
検索自体も一般Web・商品・ローカル店舗・画像などに分かれていました。あらかじめ引用先のサイトを決め打ちする仕組みは継続しており、リブランドでドメインが変わった場合などに誤ったサイトを参照する懸念もあります。商品ページは30日以内を目安に更新し、ショッピングフィードやローカル情報も最新に保っておきたいところです。
仕組みの変化を追いつつ、ユーザーに役立つサイト作りを
8月第4週は、Google検索結果のリンクがgoto経由に変わった件、AIモードでのニュースリンクの見せ方、そしてChatGPTの検索方法という3つの変化を取り上げました。
1つ目は順位計測という実務に直結する話、2つ目と3つ目はAI検索での見え方が変わっていく話です。
鈴木は「ChatGPTも仕組みがコロコロ変わるので、流行っているからとGEOやLLMOに焦って飛びつかず、素直にユーザーにとって役に立つコンテンツとサイト作りをしていくことが重要」と締めくくっています。まずは順位取得ツールが正しく動いているかを確認しつつ、商品ページやローカル情報など基本的な情報を最新に保つところから始めてみてください。
■参考
動画:
https://www.youtube.com/watch?v=I6-BzzjBIME
①海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-search-result-links-now-route-through-google-com-goto-an-anti-scraping-measure/
②海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-adds-a-top-news-carousel-to-ai-mode-featuring-preferred-sources/
③Suganthan Mohanadasan
https://suganthan.com/blog/chatgpt-new-search-language/
海外SEO情報ブログ – SuzukiKenichi.COM: 海外SEO
▶︎https://www.suzukikenichi.com/blog/
Web担当者フォーラム執筆記事
▶︎https://webtan.impress.co.jp/user/1730/articles
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※鈴木謙一 監修記事:SEOとは?AI時代にも効くSEOの基本・対策をわかりやすく解説







