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【動画解説】Do・Know・Go・Buyクエリとは?検索クエリの違いと意味を分かりやすく解説

更新日:2023.2.2 公開日:2020.10.27

Googleが提唱する4つの検索意図(Do・Know・Go・Buyクエリ)の定義やビジネス(集客)に大事なのはどれなのかを、SEO初心者向けにそれぞれの違いや意味を分かりやすく解説しました。

Googleが提唱する4つの検索意図「Do・Know・Go・Buyクエリ」って何?

スズキ:これは、どういう意図どういう目的で検索するのかっていう検索意図を種類分けしたもの。この検索意図によって作るコンテンツも変わってくるし、コンバージョンのしやすさ、成約の結びつきやすさにも繋がってくる部分です。

Doクエリとは?

アヤカ:では、Doクエリとはなんですか?

スズキ:Doクエリは、するという意味で、何かをしたいっていう意図が含まれている。例えばどんなものがあると思う?

アヤカ:「スマホのアプリをダウンロードしたい」とか?

スズキ:いいですね。では、「LINEダウンロード」で検索したら、LINEをダウンロードするという意図がありますよね。これがDoクエリです。他には「新しいマフラーを買う」とか「会員サイトに登録する」とか何かアクションに繋がるクエリのことをDoクエリと言います。

でも、DoはGoogleが作った言葉で、元々は「Transactinalクエリ(取引型)」なんて呼んでいました。要は、何かを買う、ダウンロードする、会員登録する、資料請求するとか。アクションに結びつくものがDoクエリです。

Knowクエリとは?

アヤカ:なるほど。ではKnowクエリとは、何ですか?

スズキ:Knowクエリは、知りたいというクエリ。元々は「Informationalクエリ(情報収集型)」と呼んでいました。何か分からない言葉が出てきてその意味を知りたいとか。要は、情報を知りたい、問題を解決したいっていうクエリのこと

Goクエリとは?

アヤカ:Goというクエリはどういう意味ですか?

スズキ:行くということで、物理的な場所というよりも「特定のサイトに行きたい」ときのクエリだね。例えば、YouTubeって検索したらYouTubeサイトに行きたいよね?ミエルカって検索したら、ミエルカのサイトに行きたいよね?

アヤカ:それがGoクエリですか?

スズキ:そう。元々は、「Navigationalクエリ(案内型)」と呼ばれていました。インターネット上のどこどこに案内したい。例えば、ミエルカって検索したときにミエルカのページが検索結果1ページ目に出なかったらおしまいだよね?っていう話。

だから、基本的にGoクエリは何か特殊なテクニックは必要としないはず。もし必要とするならそれはおかしい。なので、逆に言ったらありがちな名前。例えば、「株式会社ミカン」で調べたらその会社が1位に出てこないよね?

アヤカ:普通の果物のみかんが出てきそうですね。

スズキ:だから、やっぱりビジネスにつける名前はこだわった方が良いと思う。

アヤカ:服のワンピースなのか、漫画のワンピースなのかっていうことですよね?

スズキ:その通り。プラスして言ったらそのGoクエリは、自社サイト、自社のFacebookページ、自社のTwitterアカウントっていう感じで必ず1ページ目の面を占領したいですよね?だからオフィシャルサイトにプラスして別チャンネルの上位表示もしっかりできているか確認はした方が良いです。

Buyクエリとは?

アヤカ:では、Buyクエリは何ですか?

スズキ:Buyクエリは、Doクエリの中に含まれる。要は「買いたい、購入したい」という特定に絞ったものをBuyクエリと言います。だから、まず「Do・Know・Go」があってDoの中の一つのカテゴリーとしてBuyがある。

4つの検索意図の図

ビジネス(集客的)に大事なものはどれ?

アヤカ:ビジネス的(集客的)に大事なものは「Do・Know・Go・Buy」の中のどれでしょう?

スズキ:全てのクエリが大切なんだけれども、例えばDoクエリは「ダウンロードした、購入したい」だからコンバージョンに一番近い単語だよね。でも、そのぶん競合が多いし、広告がたくさん出ていると思う。特にBuyクエリなんて広告だらけ。

なので、コンバージョン・成約に一番結びつきやすいのは、「DoクエリとBuyクエリ」。もうコンバージョンに直結しているよね。だけど、競合が多いし広告も多いので、基本的にはSEOで上位表示を狙うのはなかなか厳しいです。でも狙えたらすごく良いと思う。だってみんな狙っているから。

でも、すごく長い時間もかかると思う。コンテンツも充実させて被リンクもいっぱい集めないとならないから、なかなか上位表示できないと思う。売上に直結するけど、Doクエリに関してはおそらく広告の方が手っ取り早いかな。広告ももちろん競争は激しいけど、広告として上位表示させて、コンバージョンさせた方が早い。

アヤカ:なるほど。

スズキ:これに対して、Knowクエリは一番クエリのボリュームが多い。いろんな検索キーワードがある。具体的な数字はわからないけど、日々新しいクエリがGoogleで入力されている。8割、9割くらいは「何かを知りたい、問題を解決したい」っていうクエリがほとんど。

で、Knowクエリはコンバージョンになかなか繋がらない。収益という点で考えたらおいしくはない。でも、検索ボリュームが多いからアクセスを集めるっていう観点で言ったらものすごく狙い目

ただ、直結しないからと言って、それを無視して良いかといえばそんなことはなくて、ボリュームが多い=それだけ接触点が多いということだよね。いざ何かを買おうと思ったときに「全く知らないサイト」と「何度も何度もお世話になったサイト」どっちが信頼できるか、どっちから買いたいと思う?

アヤカ:馴染みがある方のサイトです。

スズキ:だから、接点を増やすということだから、ブランディング。例えば、SEOのことを検索すると、何を検索するにしても「海外SEO情報ブログ」が出てくることが多い。

この人詳しいなと思ってもらい、何かのタイミングで鈴木謙一がセミナーをやります。一回のセミナー5万円か…高いな。でもこの人すごく詳しいから頑張って行くか。というようになるわけ。

だから間接的にビジネスに直結することもあるし、何よりも接触点を増やす、ブランディングって意味合いからするとKnowクエリも重要だね。で、これらの検索意図を正しく認識した上でその検索意図に沿ったコンテンツを提供することが僕たちにとって重要なんです。

アヤカ:勉強になりました!ありがとうございました。

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おわり

著者PROFILE

中山 順司(なかやま じゅんじ)

コンテンツ制作が三度の飯より好きな Faber Company のコンテンツ・エヴァンジェリスト。freeeのオウンドメディア『経営ハッカー 』 元編集長。2005年からブログを始め、会社員の傍らロードバイクメディアを運営中。趣味の自転車を中心に、エンタメ、育児、教育、ガジェット、ディープ過ぎる取材等、さまざまなwebメディアで企画・執筆に携わる。 2013年にITmediaに寄稿した「キモいお父さん」記事がネットをざわつかせ、それがキッカケで書籍出版を果たす。「お父さん キモい」で検索するとSERPsを自分が(ほぼ)独占してしまうのが目下の悩み。

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