ミエルカTOP ミエルカジャーナル SEO 【被リンクの重要性】数を集めればGoogleに評価されるものなのか
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【被リンクの重要性】数を集めればGoogleに評価されるものなのか

更新日:2023.6.28 公開日:2021.01.19

被リンクは、Googleが公式にSEOの評価項目として認めているもので、良質な被リンクを獲得しているサイトは検索上位に表示されやすいです。では、被リンクは数を集めればそれだけで良いのでしょうか。また、SNSによるSEO効果として、拡散されることよって被リンクの量が増加するは事実です。では、SNSからの被リンクは評価対象なのでしょうか。

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被リンクはなぜSEOで重視されているのか

スズキ:これは完全にランキング要因なんです。検索結果に影響を及ぼす要素の一つです。リンクをたくさん他のページから集めているページは上位表示しやすくなるんですよ。どういうコンセプトから来ているかというと、技術的な用語で「Page Rank」っていうアルゴリズムがあります。
被リンクはなぜSEOで重視されているのか
これは、すごく細かい話をすると、学術論文からヒントを得たんですね。論文っていうのは、完全に100%自分で書くってわけじゃなくて、他の学術論文を参考にしつつ自分で論文をだいたい書き上げますよね?で、他の論文から色々と参照されいる論文はそれだけ価値がある、重要な情報を提供しているっていう考え方に基づいているんですね。ここで言う「参照は」ウェブで言う「リンク」な訳ですよ。で、Googleは検索アルゴリズムの要因の一つに組み込んだんです。

Googleはリンクの質を判断できているのか

アヤカ:リンクの質はGoogleは判断できるんですか?

スズキ:元々のPage Rankアルゴリズムは単にリンクを集めさえすればよかったんですが、今のPage Rankは色々改良されていて、それこそリンク元のサイト品質や関連性、リンクの形態など総合的に加味した上で評価しています。ただ単純にリンクの数が多ければ良いと言うわけではありません。でも今のPage Rankがどのような情報をもとに評価しているのかっていうのは、公開されていないです。

Googleはリンクの質を判断できているのか

一昔前に、自作自演のリンクや有料リンクで外部サイトからリンクを集めるという行為が横行してしまったんです。でもなかなかうまく対応できない時代が続いたんですけど、それをアルゴリズムだったり手動対策でGoogleのスパムチームが目視でもって不自然なリンクや人工的なリンクはかなり高い精度で排除されるようになってきました。程度が悪すぎるものには手動対策として順位を下げられたり、検索結果から消されることもあり得ます。
あるいは、ライバルサイトが意図的に特定のサイトの順位を落とそうとして悪質なリンクを貼ると言ったネガティブSEOなんてものが存在するんですね。Googleはそういうリンクをうまく対処していると言っているんですが、やられたという話も聞いたことがあります。ただ、最近はそういった話はほとんど聞かないのでそこらへんはGoogleが上手に処理しているんだと思います。

SNSからの被リンクは評価対象になるのか

アヤカ:SNSからの被リンクはは評価対象になるの?

スズキ:基本的には評価されません。なぜかというと、通常のソーシャルメディアのリンクには「nofollow」属性といったHTMLの属性が裏側のコードを見ると記述されています。この「nofollow」属性をGoogleが検出すると、評価対象としては無視されるようなシグナルになっているんです。で、人間にとってはブラウザで表示されるものなので見た目的には何も変わりはないです。ソーシャルメディアのサービス会社は自動的に「nofollow」を挿入する仕組みになっています。

なぜ、SNSからの被リンクは評価されないのか

アヤカ:どうしてSNSからの被リンクは評価されないの?

SNSからの被リンクは評価対象になるのか

スズキ:そう、SNSだと簡単にリンクを作れますよね?例えばフォロワーにお願いしてそれこそ、フォロワーが多い人なら1,000、2,000っていうリンクを一気に集めることができるんですよ。要は、スパムに悪用されやすいんですよ。あるいは、ブログの投稿欄(コメント欄)に自分のリンクを貼ることもできてしまう。そう言ったスパム行為が横行したので、今はブログのコメント欄に貼られたリンクも「nofollow」が挿入されるようになっています。(基本的に第三者が書き込める状態のリンクのほとんどは「nofollow」が設定されている)だから、リンクとしては価値がないです。ただ、「nofollow」を間違って使う人も増えてきて今のGoogleはたとえ「nofollow」が付いていたとしても自分たちが適切と判断したらランキング要因、クロール対象として使う可能性もあり得ます。

アヤカ:そのパターンは例外なんですね。

スズキ:で、実際にこういうパターンで使っているという情報も公開していませんね。

アヤカ:結論としては、良質なコンテンツを作って自発的に被リンクをもらうことが理想なんですね。

スズキ:その通りです。

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「SEO初心者、Webマーケティング担当者、コンテンツマーケティングに取り組んでいる人、オウンドメディアを運営している人」向けにSEOの具体的な手順や手法の解説、Googleが発信した情報やガイドラインの解説、アルゴリズム変動速報を発信しています。

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動画出演者PROFILE

鈴木謙一
鈴木謙一(すずき けんいち)

株式会社 Faber Company 取締役 Search Advocate(サーチ・アドボケイト)。「海外SEO情報ブログ」の運営者。正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうことをミッションに掲げている。検索関連のカンファレンス/イベントの取材やセミナーでの講師が Faber Company での主な役割。最近では、海外カンファレンスでの登壇も経験している。海外SEO情報ブログは、日本では、最も有名な SEO をテーマにしたブログの1つ。Google 公式ヘルプコミュニティのプロダクトエキスパートとして認定を受けており、Google 社員とのつながりも深い。

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