オウンドメディアやコンテンツマーケティングに関するノウハウは、調べればたくさんあるものの、やはり一番気になるのは「実際にどうなの?」という運用している担当者さんの本音。そこで今回は、実際にオウンドメディアを担当している3名の方にインタビューしちゃいました。
実際のオウンドメディアのKPI設計のやり方を知りたい方はこちらをどうぞ
インタビューにご協力いただいたオウンドメディア運用担当者さんたち
RareJob English Lab( https://www.rarejob.com/englishlab/ )ご担当
アキチャン( https://www.akippa.com/akichan/ )ご担当
自社商品のブランドサイトとコンテンツ管理のご担当
オウンドメディアの運用体制は?
はじめに、運用体制について聞いてみましょう。
3人とも外部リソースも上手く利用しつつ、社内でも執筆しているのですね。また、コンテンツの信頼性を高めるためにも、専門家の支援も外せないです。オウンドメディアの運営においては、1~2人でやってるところがほとんどで、リソースは工夫しないとメディア更新もままならないかも。。
オウンドメディアの運用目的は??
では続いて、各社でどのようにオウンドメディアの目的を設定して運営されているかお聞きしたいと思います。
レアジョブさんは直接の収益貢献だけではなくて、ユーザーの夢というか、ありたい姿までコンセプトに据えていらっしゃって素晴らしいですね。ほかのお二人もかなりユーザー目線で、ユーザーのココロを動かすことを意識されてるのだと思いました。
やっぱり気になる、オウンドメディアのKPI
上記のような目的の中、各メディアは何を指標として運用しているのか、そのKPIも教えてもらいましょう。
各社とも定量的な数値を設定されて運営されていますね。コンテンツ単位で見るべき指標を変える、というのは当社の提唱する「4つのチカラ」に通じる考え方だなと思いました。
社内でのプレゼンス。オウンドメディアは評価されているのか?
各社様々な想いで運営されているのですが、直接コンバージョンや売上に寄与しない分、社内で理解を得るのが中々難しいというお話も聞きます。みなさんの会社の中ではどう位置づけられていますでしょうか?
とはいえ、オウンドメディアにおける課題ってありますよね?
運用をもう少し掘り下げてお聞きしたいのですが、実際やっていて大変なことや課題などはありますか?
結構オウンドメディアは作りっぱなしになっているところも多いと思うのですが、各社とも「振り返り」と「改善」に課題がありそうですね。また社内体制構築(インハウス化)のご相談も多くいただくのですが、1人の編集長に依存しすぎるのもリスクだとすると、後継者や担当者の育成が課題にもなりそうです。
当社ではMIERUCAをベースとした、コンテンツ制作体制構築の支援もしておりますのでご相談くださいませ(宣伝)
―――Mさん、Yさん、Aさん、オウンドメディア運営の現状について色々お聞かせいただいてありがとうございましたm(_ _)m
オウンドメディア運用のリアルをまとめると…
・意外と少人数(~3名)で運営している
・定量的な目標(PV、CVなど)と定性的(「好きになった」などの態度変容)な目標
・時間と工数が少なくてPDCAを回すところに課題あり
というところでしょうか。
コンテンツやオウンドメディアの役割は、企業の業種・業態によってさまざまです。当然ながら追うKPIや、抱えている課題も異なります。とはいえ、共通で悩まれるようなことも多いと思いますので、他社での取組事例を自社に取り込めるかどうか、取り込むならどう工夫するかを考えるキッカケになったなら嬉しいです。
最後になりましたが、ご協力いただきましたMさん、Yさん、Aさんに(心の中で)拍手をお願いします!!
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著者PROFILE
SFA導入コンサルからCRMベンダーのセールスに転身し、営業マネージャーに。その後Faber Company営業部長を経て、マーケティングを担うIMC部を設立。現在は執行役員として、ミエルカのプロダクトマネージャーやセミナー登壇などの活動をメインに行っている。
■ 講演実績:マーケティングアジェンダ/日経クロストレンドForum 他■Twitter:@tsuuky09