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「RankBrainとAMPを知る」 ミエルカ導入企業様向けに鈴木謙一が講演|セミナーレポート

更新日:2022.5.23 公開日:2016.11.04

Faber Companyは2016年10月14日、MIERUCA(ミエルカ)導入企業様を対象にしたセミナーを開催いたしました。テーマは「RankBrainとAMPを知る」。海外カンファレンス「SMX Munich 2016」と「SMX Advanced 2016 」にて鈴木謙一が得た知見を元に、機会学習をベースにしたアルゴリズム「RankBrain」とモバイルウェブを高速化する「AMP」について講演しました。

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講師を担当したのは、当社取締役Independent Contributor鈴木謙一。海外発の検索エンジン最新情報を配信する海外SEO情報ブログを10年、さらにWeb担当者Forumにて「海外&国内SEO情報ウォッチ」を6年執筆しています。またGoogleの公式のウェブマスター向けヘルプフォーラムと検索ヘルプフォーラムのトップレベルユーザーでもあります(ヘルプフォーラムのトップレベルユーザーについてはこちらを参照)。
「RankBrainのために最適化する必要があるのか​​」「AMPはすぐにでも導入するべきなのか」など、最新のSEO情報をセミナーでは解説しました。

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本セミナーは「RankBrain」と「AMP」について2部構成で行われました

まず第1部はRankBrainから。
鈴木は先に結論から入りました。
PP-1

RankBrainは最適化の必要はないそうです!
それでは、RankBrainとは何なのでしょうか。
PP-2

RankBrainのベースは、機械学習にあります。
機械学習では、ヒトには処理しきれない大量のデータを蓄積.分類し、その規則性や法則を見出します。まさにヒトのように「学習」し、予測するのです。
本セミナーでは犬と猫の写真を例に機械学習の事例について紹介。
PP-4

たとえば、Googleのフォトの検索には機械学習の技術が用いられています。「犬」や「猫」を写真で検索すると、犬や猫の写真が出てきます。写真には文字情報が含まれていないはずなのに、どうしてこんなことが可能なのでしょうか?
それは、機械学習が、大量の「犬」・「猫」の画像データからそのパターンを学習し、画像内の対象がなんであるかを判別しているからなのです。
それでは、機械学習をベースとしたアルゴリズム「RankBrain」は何をやっているのでしょうか?
PP-5

GoogleはRankBrainについて詳しく解説しておりません。
鈴木の推測では
1.(検索)クエリを解釈し、
2.(なぜそれを検索したのか)意図まで理解し
3.そして最適な検索結果を出すためのランキングシグナルを決定
するのではないかとのこと。
冒頭で最適化の必要なし。とありましたがその真意とは、

「RankBrain」は検索ユーザーにとってより最適な答えを導き出すためのアルゴリズム
これからも検索ユーザーの意図に答えるコンテンツ作りが求められます

となります。

※RankBrainの詳しい説明はこちら
<海外SEO情報ブログ>
AI ベースの新アルゴリズム「RankBrain」をグーグルが導入済み、SEOはどう対応すべきか?
https://www.suzukikenichi.com/blog/rankbrain-its-ai-based-new-google-search-algorithm/

続いて第2部「AMP」です。

PP-6

「AMP」とは、GoogleとTwitterが中心となって協同して策定したモバイルウェブ高速化を目的としたプロジェクトです。

冒頭では、モバイルの表示スピードとユーザーの行動との関連性について解説しました。

PP-7

つまり、モバイルユーザーは”速い”サイトを求めているのです。しかも単に速いだけではなく、”超”速いサイトです。
そこで誕生したのがAccelerated Mobile Pages Project(AMP)です。
現在、AMPプロジェクトが発表されてから1年が経過しました。同プロジェクトが公表した実績データには以下のようなものがあります。
”・AMPを使ったページは、通常のページと比べて4倍高速。”
”・今までAMP対応されたページは、6億ページ。”
”・AMP対応されたドメインは、70万ドメイン。”
”・AMPを導入したことによって検索からくるリピーターが23%増えた。”
”・帯域幅(ネットワークの消費量)が1月10日に。”
”・検索からくるユニークユーザーが77%増えた。”

(参考元)https://goo.gl/XRh9fx

ここで鈴木から、AMPに適していると考えられるコンテンツを紹介。
それは、静的で更新しないコンテンツです。例えば、
・ニュース記事
・ブログの投稿
・レシピ
・商品一覧
・旅行ガイド
以下のように、基本的にテキストベースでユーザーのアクションによって変化しないページでの対応を推奨しています。
しかし、ログインが必要な購読制のサイトや購入が伴うECサイトなどへの対応も着々と進んでいます。
さらには、AMPの実装や検証に関する技術的な話を解説するとともに、具体的な実装事例も紹介しました。
※AMPについて詳しい説明はこちら
<海外SEO情報ブログ>
モバイルウェブが爆速に!GoogleがAMP(Accelerated Mobile Pages)を立ち上げ
https://www.suzukikenichi.com/blog/accelerated-mobile-pages-amp/
※その他AMP関連コンテンツもあわせてご覧ください。
————————————————-
セミナー終了後の質疑応答では
「過去の膨大な記事までAMP対応させるべきですか?」
「AMP化設定のコツってありますか?」
など、具体的なご質問を数多くいただき、RankBrainだけでなくAMPなど最新のSEO情報への関心の高さがうかがえました。
セミナーレポートは以上です。

Faber Companyでは、ミエルカ導入企業さま向けに、今回のような最新情報をお届けするセミナーを毎月お届けしています。また導入企業のご担当者様から、SEOやコンテンツ制作の現場で、実際に効果の高かったミエルカ活用術を共有いただく勉強会も実施。導入企業様の施策をサポートしております。
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著者PROFILE

ミエルカ研究所 所長

ミエルカ研究所は、人工知能と言語処理の力で、「言葉」の持つ可能性を追及、研究していくための研究所です。
SEO&コンテンツマーケティング・オウンドメディア支援ツール「ミエルカ」を提供するFaber Companyが母体となってます。

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